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2014.10.12

サロン・コンサート第39回【バロック音楽への誘い】、報告記。

あの夢のような時間から早くも一週間以上が過ぎてしまいました。感動が薄れないうちにブログ記事にしなければと夜中に書き書き。(^^;;;

2014/10/4(土)、著名なフラウト・トラベルソ奏者で、教育者である有田正広氏と、チェンバロ奏者の奥様有田千代子氏をお迎えして、サロン・コンサート第39回を開催しました。

Photo当日配布したプログラム。
有田正広氏直筆(インクは紺と黒で書かれたのですが、写真はモノクロ)のプログラムを事前に送って頂いたので、これを印刷してお客様にお渡しできました。
素敵なデザインで、プログラムを開いただけで美しい音楽が聴こえてきそうです。

Photo_2Photo_3Photo_4





Sc39mc2コンサートの最初に、来場者にフラウト・トラベルソの生の演奏を聞いた経験のある方が少なかったこともあり、モダーンフルート(ヘルムート・ハンミッヒ総銀製)とトラベルソ(GA Rottenburghモデル)の説明と吹き比べをされました。

Sc39mc事前に「吹き比べにはどんな曲がいいでしょうね?」と聞かれたので、「JS Bachの無伴奏パルティータはどうでしょうか」とお答えしたところ、私の所有の楽譜をお使い頂き最初の3段程を吹き比べれました。A=442Hzと415Hzでほぼ半音違うだけでなく、音色も響もまったく違うことがよく理解出来、プログラムの演奏に映りました。

Sc39演奏は、有田千代子氏のチェンバロソロも含めて、名曲のエッセンスを集めた贅沢なプログラム。現代ではソナタや交響曲などは「全楽章」通しての演奏が一般的ですが、かつては人気のある楽章や、その時のお客様や雰囲気に合わせて一つか二つ、というようなのが当たり前だったそうで、そのような趣向のプログラムは変化に富み飽きの来ない、肩の凝らない楽しいコンサートでした。

Sc39_2有田夫妻の演奏は本当に素晴らしく、ジョンダーノ・ホールが室内楽、殊にトラベルソとチェンバロの演奏にまさにうってつけのサイズと響きであることが再確認できました。
クリニックにある椅子をすべて並べても80名入るかどうかという小さなホールならではの間近で聴くトラベルソとチェンバロの演奏は、息づかいや細かなニュアンスが隅々まで伝わり、優しくあたたかな時間を皆様と共有できて主催者にとっても幸せ時間でした。

Photo_11少しだけ残念だったのは、イベントの多い時期(仙台では「せんくら」開催中)でもあり、これだけの名手の音楽を聞きに来られた方がやや少なめ(有料入場者32名)だったのが惜しまれます。でも、お客さんが少ないと響の吸収が適度で、結果的にトラベルソには最適に近い環境が提供できたのではないかと思います。
有田ご夫妻には、いつかまたお出でいただきたいと思っています。


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