新盆法要など
2005年1月から始めて、昨年12月には100万アクセスを越えたこのブログですが、今年に入って7ヶ月半で20記事しか書いておりません。
しかもそのうち5回は、サロン・コンサートの案内告知です。
以前から書いているように、即時性の高いFacebookを始めて2年以上。記録性の高いブログの必要性が減少している事は事実なのですが、一番大きいのは両親の他界だと思っています。以前は、いちいち電話や手紙を送らなくても、ブログを更新すれば、横浜に住む親も私が今何をして何を考えているかが大体わかるという「消息案内」的な意味もあったのですが、伝える必要のある人が居なくなってしまったことは、ブログに向かうモチベーションに影響しました。
この夏は、二親とも新盆で、先週8/5(月)を休診にして、横浜は戸塚の下倉田町にある永勝寺さんでの法要に出向いて参りました。
鎌倉時代、横浜は小さな漁村に過ぎず、幕府の庇護の元鎌倉五山などの仏教文化の栄えた鎌倉は今の戸塚あたりまで広がっていたようです。
両親ともに宮崎県の生まれ。転勤族として福岡ー倉敷ー高松ー仙台、そして横浜と転居して終の住処となった横浜市戸塚区。菩提寺のなかった両親ですが、東戸塚近くに墓地を買い求めていたので、自宅から遠くないところで父方の宗派であった浄土真宗のお寺さんを探した結果、鎌倉時代に親鸞上人が立ち寄ったという言い伝えがある永勝寺さんに父の四十九日法要、母の通夜、告別式の読経、母の四十九日と父の百箇日と併せて行った納骨の読経と法要を永勝寺さんにお願いし、檀家としてのお付き合いをお願いして参りました。
永勝寺は立派なお寺で、檀家も多く、今年の夏に新盆を迎える檀家をまとめて合同で新盆法要を8/5(月)に行うという案内を頂き参加して来た訳です。
境内には、親鸞上人が水を汲んだという言い伝えのある井戸などもあり、法要の後、檀家の皆さんは境内内のお墓参りをされていました。
父が生前買い求めていた墓地は、JR東戸塚駅から徒歩圏内。実家から車で15分程度の場所にあり、有名な戸塚カントリークラブなども近い無宗派の霊園という形です。
新盆法要の後、妹および妹の長女である姪と私の三人でお墓参りをしてきました。
他の家族は今回いろいろと予定が合わず法要の参加を見送りましたが、9月22日の父の一周忌、11月8日の母の一周忌(法要は4日の予定)に皆集まる事になっています。
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法要と墓参りを終え、妹達と昼食を共にし、後は酒田に帰るだけですが帰路の飛行機は羽田発20:20とたっぷり時間があるので、銀座に出ました。
銀座ヤマハの地下2階で開催されているフォルテピアノの展示とミニコンサートを聴きに行くため、まずはヤマハの真向かいにある銀座立田野へ。
窓際の席で独り美味しいかき氷を頂いて一休み。
「むかしむかしの素敵なピアノ展」。展示されているのは、ピアノの祖とされるクリストーフォリのレプリカ、フォルテピアノの量産を始めたイギリスのブロードウッド(写真)、モーツァルトやベートーヴェンが愛したウィーンのワルター、シューベルトのサロンで弾かれたであろうグラーフ、ダブル・エスケープメント機構を採用して素早い繰り返し打鍵を可能にしてリストなどヴィルトゥオーソに愛されたパリのエラール、ピアノが市民階級に普及する役目を果たしたイギリス製のスクエアピアノの6台が展示され、1日に3回、フォルテピアノ奏者によって解説と演奏が行われています。
詳細は、こちらをご参照ください。
これらのフォルテピアノ、ピアノは浜松の楽器博物館の協力で開催されています。2009年9月のシルバーウィークに旅行した際のブログ記事は、「銀週間旅日記第三日(9/22)、その2」をご覧下さい。
ということで、最初で最後の両親の新盆法要を終え、夏真っ盛りです。
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