405年目の酒田まつり〜その3、本祭り
5月20日。
いよいよ創始405回目の山王例大祭「酒田まつり」の本祭り行列の日。月曜日なので12:30まで普通に診療を行い、午後を休診としてお祭りに出かけました。
下日枝神社の神宿のある清水屋デパート6階に展示されていた写真の一枚。明治時代の山王例大祭の巨大山鉾の写真です。
「雲をつく程の巨大な山鉾は酒田湊に停泊する船からも見えた」という噂は遠く京にまで伝わったと聞きます。
そして右は、kanonの父が集めている掛け軸の中にあったもので、明治35年の酒田まつりの山鉾を描いた絵です。左の写真とほぼ同時代の山鉾ということになります。実に興味深い(「ガリレオ」風に、笑)。
上日枝神社、下日枝神社の神宿の「くねり」に続き、酒田きやり保存会、獅の会、八波会と行列が続きます。
一番右の八波会の神輿には、今年もその名前の由来であるかなり前から都合がつく限り一緒に練り歩いて来られた(名前が同じなので関係がある様に見えますが実はたまたまだったという)タレント八波一起氏が参加されていました。
祭りの神輿、いいですねぇ。見ているこちらも血が騒ぎます。
右は大きな獅子の行列。この獅子頭の口の中に幼児をいれて、「パックンパックン」とやると元気に育つと言われています。
昼食は、中町の中央広場で開催されている「福幸市」へ。
東日本大震災の後、福島の復興を支援するというイベントの一環としてこの「福幸市」が必ず酒田まつりで開かれ、福島の食や伝統の名品が紹介されます。我々は喜多方ラーメンとカレー焼きそばを美味しく頂きました。
その後、中町の屋台をひやかし、清水屋デパートを回っているうちに、多彩な51団体の行列は2時間強で全部が出そろいました。あとは今回の祭りイベントの超目玉「ミッキーマウスとディズニーランドの仲間達のパレード」のスタートを待つのみ。
山茶花でお茶を飲みながら16:00からパレードを待っていると、お店の外はまさに「黒山の人だかり」。
酒田のどこからこんな人が集まったのでしょう。山茶花のドアを開けると、あとは一歩も前に進めない程のひと人ヒト。。。
まもなくパレードが始まりました。
酒田光陵高校の吹奏楽部のマーチングを先導に、Dream Cruiser II号というバスタイプのオープンカーにミッキーとミニー、そして後方のステップにグーフィー、ドナルド達が乗って、沿道に詰めかけた群衆にとてもハッピーなテンションで、踊り、手を振り、笑顔を(って着ぐるみですが)振りまいていました。
さすが!「夢と魔法の王国」から来た使者です。
酒田が一瞬とっても明るくなりました。
清水屋脇の広場から中町中心通り方向を見たところ。
まっすぐ前に進むのも困難な程の人。酒田以外からもたくさんの人が来たのでしょうが、月曜日という平日の午後です。酒田市内の小中高校などは午後休みだとしても大人達はどこからどうやって来たのでしょう。平日は仕方ないとして、土日や祝日にはこの1/100でいいので中町に人が流れる事を希望したいですね。
酒田が少しずつ前へ、明るく、進んで行ってほしいです。
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コメント
初めまして(八波会に在籍してます)。
時々このペ-ジを拝見しておりました。
一つ気になったのでコメントさせて下さい。
八波会と八波一起さんの繋がりはたまたま一緒だっただけで由来しておりません。
八人で何か出来ないか、波を起こそうぜと始め
た会なんです。 それが26年前でした。
何か生意気なコメントしている様ですみません。
投稿: 阿部 政文 | 2013.05.21 17:11
阿部様、そうだったのですか。
八波一起さんのサイトかなにかで、「酒田の人から出てくれと強く頼まれ、、、」というような表現があったように記憶しているものですから、勘違いしました。
ありがとうございました。本文修正しておきます。
投稿: balaine | 2013.05.21 17:21