サロン・コンサート第20回レポート2「講習会&打ち上げ」
こちらは「プロムナード・コンサート」開演前の会場の様子。お客さんが結構入っているように見えますが、ジョンダーノ・ホールのキャパの7割程です。
コンサートだけお聴きになって帰られるお客様の方が多いので、第2部「フルートQ & A」に残られる方は少し寂しいのが「酒田場所」の課題です。
毎年、ムラマツフルート新宿店修理室長である酒田出身の伊藤史安さんのお計らいにより、ムラマツフルートが5、6本試奏用に準備されます。
総銀、銀にプラチナメッキのPTP、管体14金+キーメカ銀、管体14金+キーメカ9金、管体18金+キーメカ銀の5種類、すべてSRトーンホール。皆さんふだんそう簡単には触れない笛を思い思いに試奏します。
(写真は上坂学さんのブログから拝借しました)
講習の前にそれぞれの楽器を上坂さんが「英国ヴィクトリア朝のキッチン」による組曲より第5曲「Summer」で吹き比べを行います。ピアノ伴奏は美知子嬢。私のパウエル木製管や参加者の持参した三響の笛にも持ち替えて吹き比べ、みんなは聴き比べ。
私の木の楽器はやはり音が違います。
銀、金でもやはり音の抵抗というか、息の力を受け止める余力に違いがあるように感じますが、吹き手の個性が一番でどれがいいとか、悪いとかではなくそれぞれの個性が少しあるかな、という程度です。
さて、講習会、「フルートQ & A」です。
フルート歴の短い人も、そこそこに長い人も、先生にきちんと習ったことがある人も、ない人も、正しい笛の吹き方、正しい音の出し方を本当に知っているのかと問われれば、「知っていますとも!」と自信を持って答えられるでしょうか。
どんなベテランでも日々迷い、「もっといい音」「もっと美しい音」「もっと楽で正しい吹き方」を追い求めているものではないでしょうか。
この「フルートQ & A」が、ここに集った笛吹き仲間の明日からの練習に、演奏に、そしてこれからの生涯を通して音楽を楽しむ一助になれば「酒田場所」の場を提供したものとしても嬉しいです。
最後に、上坂先生の奥様でピアニストの近藤盟子さん編曲の「明日があるさ」Fl2本+Pf版を、集まった人達で「1番組」「2番組」に分かれて大合奏。ピアノ伴奏は上坂先生、チェロの山本純さんも即興で参加してくださいました。
充実の講習会は1時間半強で、最後全員合奏グランド・フィナーレで楽しく終わりました!
さて、、、、
コンサートとQ & A が終われば、そう、「あれ」です。
「乾杯」です。
満面の笑みです。
いえ、もちろんお酒は大切ですが、朝から診療、そしてイベントの準備、演奏、録画録音、その他大変お腹ペコペコなのでした。
甘エビ、お造り、岩牡蠣です。
甘エビにかかっているタレが絶品。お造りは、ワラサ、タイ、本カサゴ。そして今が旬の(やや小振りでしたが)濃厚な岩牡蠣。
今回は、酒田市中町の人気店「七つ半」で打ち上げです。
鯛のお造りを取った半身を塩焼きにしたものと蟹の炊き込みご飯、そして旬の月山筍の天ぷら。
参加したのは、上坂氏、balaine & kanon夫婦、ピアノの美知子嬢、チェロの山本純さん、ムラマツフルートの伊藤史安さん、チェンバロの調整調律に仙台から来て頂いた林チェンバロ工房の林裕希さん、そして第1回から5年連続参加して下さっている元クライス山形支部長にして、現クライス秋葉支部長の長南さん。
「七つ半」の、期待を裏切らない、あまりにも旨い食事、美味しいお酒にみんな大満足でお腹一杯。私は一日の疲れも出て来て、かな〜り眠くなってしまいました。
翌日(7/1)には個人レッスン、その後は酒田場所恒例のお楽しみ、excursionもあります。
そのお話はまた明日以降に続きます。
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おまけの写真。
2010年3月29日、東京の上坂氏のご自宅マンションベランダの段ボール箱のお家で産声を上げた千代丸。3ヶ月と少し、育てて頂き、トイレの躾などもきちんとして頂いて同年7月3日に飛行機に乗って酒田にやってきました。
それから2年。
やはり、猫、です。。。
お世話になった方のことはあまり覚えていない様で、近づくと普段見せない表情と声でシャ〜ッ!と威嚇したりします。上坂さんも時間をかけて千代丸の警戒心を解こうと、無理はせず、様子を見ていたのですが、30分足らずでは心を許さなかった千代丸。
そう、君は、猫、ですね。
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