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2012年5月

2012.05.30

サロン・コンサート第20回について

H20年3月の開院後、5月に行った第1回のサロン・コンサートから4年と1ヶ月程で次は「第20回」になります。一年に5回弱のペースで開催してきたことになります。
所属する市民オケ酒田フィルの秋の定期演奏会と春のファミリーコンサート(今年はオペラ「蝶々夫人」)などをやっていることを考えると、我ながら良くやってきたと感心します(自画自賛)。

Photoさて、来月末、6/30(土)の第20回は「フルートを楽しもう! in 酒田 Vol.5」。今回で5年連続5回目の登場の上坂学さんのフルート演奏と講習会などです。
ようやくチケットが出来ました。
昨年の演奏シーンの写真を背景にしたので少し煩いですが、こんな感じ。
料金体系は2種類で、前売りと当日があるので、全部で4種類の料金があります(一般/学生)。
1)第1部のコンサートだけの前売り(1500円/800円)と当日料金(2000円/1000円)
2)全イベント通し(2000円/1000円)と当日料金(2500円/1200円)
です。

フルートを持っていて、演奏する人たちは、ムラマツフルートの試奏会と無料楽器診断調整(要予約)が受けられて、上坂氏の演奏家として、そしてフルート教室の講師としての長年のノウハウを伝授してもらえる「フルートQ&A」に参加できる「全イベント通し」をご購入ください。


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2012.05.29

今年のガーデン作戦

季節はもう初夏と言っていいのでしょうか。暦の上では立夏と夏至の中間辺りですから。
今年は冬が長く、自宅の庭の雪もなかなか消えずに遅い春を迎えました。
4月の中下旬になって玄関先のチューリップが咲き、雪が消えて雑草とゴミ(枯れ葉、枯れ枝)に覆われた庭のアスパラガスを植えたところにも、いつの間にかスクスクとアスパラガスが育っていました。

Photoグリーンアスパラを何本か収穫し、細めのものを2本残しておいたところ、5月中旬以降の好天でグングン伸びてまるで木のように育ってきました。
この枝と花の蕾を付けたアスパラガスを育てることで、根っこに栄養を蓄え来年もアスパラガスの収穫を期待しています。

Photo_2Photo_318cmそして今年もホワイトアスパラガス作戦(というほどでもありませんが)。
グリーンアスパラを3本ほど収穫し、土の中に白いアスパラの芽が出ているのを確認。その上に10cmの高さで培養土&腐葉土&完熟牛糞堆肥を混ぜたものを盛り上げ、黒いプラスチックの鉢を逆さまにかぶせて「遮光」。
鉢の傍のグリーンアスパラガスが立派に育って収穫した3日後に被せた土をどけてみると真ん中の写真の様に、一本だけですが太いホワイトアスパラが育っていました。収穫すると長さ18cm。
美味しく頂きました。

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2012.05.27

再び、秋吉敏子ソロコンサート!

2012年5月25日(金)、19時から庄内町余目の響ホールで開催された「秋吉敏子アンコール・ソロ・ピアノコンサート」に行って来ました。

Photo_2平日なので診療は18時までですが、この日は鶴岡の天神祭(通称「お化けまつり」)。先日5/20の酒田まつりが晴天に恵まれたので、ジンクス通り天神祭は午後から雨になりました。夕方受診する患者さんも少なかったので時間通り終了出来、まっすぐ響ホールに向かって余裕で開演に間に合いました。

このコンサートに「アンコール」とついている理由は、2年前に響ホールでソロピアのコンサートをされているからです。こちら→「大御所であること」という拙ブログ記事をご覧下さい。

Photo_31929年生まれの御年満82才(ことし83才になられる)。
確かに下手ドアからピアノに向かう足取りはややおぼつかない感じ。プログラムは小さな紙にメモして持って来たらしく、それを見ながら(老眼で見にくそう)、マイクを持ってMCをされます。
米国暮らしが長いので日本語は怪しく、英語が含まれる度合いが多い上に英語だけは流暢な発音で日本人には聞き取りにくい感じ。その上、なかなか言葉が浮かばなかったり出て来なかったり。。。

しかし、そんなことは演奏とはほとんど関係なし。

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2012.05.26

ヴァイオリンとギターのデュオコンサート

2012/5/26(木)、希望ホール小ホールで19時から催された「伝田正秀&佐藤正隆デュオ・コンサート」に行って来ました。

Photoヴァイオリンの伝田さんは、昨年の大震災直後を除いて年に1回の酒田公演をしている仙台フィルのコンサートマスターを昨年までされていたので馴染みがあります。ギターの佐藤正隆さんは失礼ながら今回まで存じ上げませんでした。
仙台の出身で、コンサート中のMCで話されたのですが、伝田さんが仙台フィルに所属して居た時は「同じ町内会」でもあったそうです。仙台でギター教室を主宰し、宮城学院女子大学、常磐城学園、東方文化生活大学高校などでギターの指導をされながら、演奏活動をされています。庄内国際ギターフェスティバルにも参加されたことがあるようです。

フルート&ギターはよくある組み合わせですが、ヴァイオリンとギターという組み合わせはbalaineは初めてでした。
プログラムは、
1)バルトーク/ルーマニア舞曲
2、3)クライスラー/愛の喜び、美しきロスマリン
4)パガニーニ/カンタービレ
5)ルビーラ/禁じられた遊び
6)タレガ/アルハンブラ宮殿の想い出
7)ヴィターリ/シャコンヌ
8)ピアソラ/タンゴの歴史より1900
<休憩>
9)(ギターソロ)
10)(ヴァイオリンソロ)
11)アルベニス/タンゴ
12)見岳章/川の流れのように
13、14)サラサーテ/アンダルシアのロマンス、チゴイネルワイゼン

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2012.05.24

これからの演奏予定など

6/30のサロン・コンサート、「フルートを楽しもう! in 酒田 Vol.5」。

Photobalaineも2曲+アンコールで出演します。
チェンバロと一緒にコレッリのトリオソナタを演奏します。本来は通奏低音とヴァイオリン2本ですが、これをチェンバロとフルート2本で演奏します。
ピアノ伴奏では、チャイコフスキーの有名なバレエ音楽『くるみ割り人形』から「花のワルツ」をフルート2本で演奏します。さらにアンコールで「葦笛の踊り」もやる予定。

Photo_2kanonも2曲チェンバロで参加します。
1曲は、クープランの『王宮のコンセール』第4番 ホ短調。通奏低音に頭を悩ませているようです。もう1曲は、コレッリの12のトリオソナタより第6番ト長調 Op.6-no.3。上に書いたVn2本をフルート2本で上坂学氏とbalaineが演奏します。

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2012.05.22

第403回酒田まつりは晴天!

5/19(土)の宵祭りは、山響定期演奏会のため見れなかったので、5/20(日)の本まつりは、式台の儀開始12時より前、11時半に出掛けました。
しかし、市民会館や近隣の駐車場はどこも一杯。なかなか駐車も大変。

Photoまず向かったのは日和山公園。木曜日はまだクレーンで積み上げる前の立て山鉾が駐車場スペースなどに置いてあったのですが、このように立派な立て山鉾が設置されていました。しかし、昨晩(前日5/19)の宵祭りの熱気などはどこにもなく、なんとなく寂しそう?
西廻り航路を開拓した河村瑞軒が立て山鉾と日本海を眺めている感じ。

Photo_2日和山公園向かいの下日枝神社では、ちょうど12時出発の神輿が出るところでした。
宿屋(とや)とその町内会の男達、宮司などに続いてまず出てきたのは「獅の會」の御神輿。これを見ると祭りの気分が一気に盛り上がります。

Photo_3Photo_4御神輿と一緒に中町方面に下って行くと宿屋の男衆が羽織袴に裃と腰に刀という正装で先導していました。オペラ「蝶々夫人」でもお世話になり一緒に出演もしたS先生のご主人(もオペラにしゅつえんしたのでした)を見つけ、浴衣にカンカン帽という出で立ちのkanonが声をかけています。
神輿は練り歩きながら、ご祝儀を頂いたお店や施設の前に立ち止まり「一本締め」で威勢良く盛り上げます。

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2012.05.21

山響第221回定期演奏会(山形テルサ)を聴く

2012/5/19、酒田まつりの「宵祭り」と、酒田フィルの定時練習に多少後ろ髪を引かれながら、診療終了後すぐに昼食を摂り速攻で山形へ。

Photo第221回の山響定期演奏会。
今回の超目玉は何と言っても昨年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門の覇者、ダニール・トリフォノフ氏。「氏」と言っても若干21才なので「君」と呼びたくなる感じ。
そしてもう一つの目玉は、山響のコンポーザー・イン・レジデンス西村朗氏作曲の新作「弦楽のための悲のメディテーション」。山響創立40周年を記念して委嘱された曲なのです。
後半のメインはブラ2。ブラームスの4つの交響曲の中では、比較的明るく健康的な印象のある2番ですが、「これはブラームスの『田園』だ」と評されたこともある様に、牧歌的、アルプス的雰囲気も持つ美しい曲です。

Photo_2プレトークの冒頭、「山形代表」(サン&リブ)のエプロン姿の飯森さんは、山響とモンテディオ山形と「山形代表」のコラボのお話。会場で6本入り1300円のジュースを売っているので是非完売にしたい、とアナウンス。
続いて演奏の話(笑)。
1曲目が弦楽だけで、2曲目がピアノ協奏曲なので、1曲目のあとに2曲目と3曲目の話をするということで、1曲目の西村氏委嘱作品の話。5/18,19の2日間に渡ってのコンサートでしたが、西村朗さんは2日とも会場におられました。
ステージに招かれ二人でトーク。というより、曲の持つ意味、内容を穏やかにしかし熱く語る西村氏。「まるでN響アワーみたいですね」という飯森さんの発言に会場からも笑いが(好意的な)。
弦楽だけの名曲として、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」やチャイコフスキーの「弦セレ」が有名ですが、現代の音楽として特徴を持ちつつ19世紀〜20世紀前半の「人としてむしろ幸せだったかもしれない世紀」と今の「文明は発達したが人としてはたして幸せなのか」という時代の事などが作曲の着想の元になっているとのこと。
途中で非常に早いパッセージで複雑に絡み合う部分などは、高速に過ぎて行く現代の時間に人間がむしろ追い立てられている様を表現しているとの解説。簡単に演奏出来て、簡単に理解出来る様な曲は作らない、全てを解説しては味気なくなるので、あとは聞いた人が自分で感じて欲しいというようなことを言った様に思います。

演奏の解説、感想というのは個人の印象なのでこれから書く事は「balaineの遠吠え」とお心得下さい。

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2012.05.18

第403回酒田まつり(山王例大祭)

今週は酒田まつりです。
Photo3年前に「創始400年本年祭」と言っていたと思うので、たしか第403回でしょう。
今年のポスターには、「第何◯◯回」とか「平成24年」などの記載が全くないのですが、慶長14年(西暦1609年)から今日まで戦時中も一度も途絶えることなく毎年開催されています。
酒田の中心部の人、酒田生まれでない人には今一感心の薄い印象(そういう発言を聞く)なのですが、私の様に「ドンタク」と「山笠」の博多生まれにとって、街を挙げてのお祭りと聞けば心が躍ります。

元々は「陰暦」4月の中の申の日に山王社の例祭として行われていたものです。明治の神仏分離令により、上・下の山王社、山王權現社はそれぞれ上日枝神社、下日枝神社と呼ばれる様になりましたが、太陽暦の採用後は毎年5月20日の「山王例大祭」として市中心部のお祭りとして定着してきました。
昭和51年の酒田大火の翌年、昭和52年から、大火からの復興を祈願する市を挙げての行事として「酒田まつり」と呼ばれる様になったとのこと。

Photo_2立て山鉾巡行は、明治39年に姿を消して以来H21年に復活103年振りに復活。その後昨年までは、清水屋前の通りや市役所駐車場にその偉容を誇っていました。
しかし、造るのも大変ですが高さ20mを超える山鉾を組み立て、さらにそれを動かすとなると非常な困難が伴うようです。電線、信号機などがその動きを遮るため、警察と毎年交渉が大変だったようです。

Photo_3で、今年の立て山鉾は日和山公園内に設置されるという話。この2枚の写真は昨日木曜5/17の午後に様子を見に行った時のもの。ちょうどその直前に雷雨があり、ブルーシートが被せられていました。
これを今日あたりクレーン車で積み上げて立て山鉾を完成するのでしょう。


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2012.05.15

先週末は横浜出張

PhotoGWに実家の戸塚に行ったばかりでしたが、5/11〜13にパシフィコ横浜で開催された日本脳神経得外科コングレスに参加してきました。
と言っても連休明けで患者さんも非常に多いので、休診はせず土曜の午後1時まで診療してそこから空路横浜へ。16時半には会場に座っていました。

Photo_6Photo_2日本脳神経外科学会総会と日本脳神経外科コングレス総会の脳外科領域での2大学会では、脳外科医が集まって出来たオーケストラの演奏をすることが慣例となっており、今回も日曜の朝8:30からメイン会場で演奏。私は予備練習に参加しなかったのと、6月の日独合同学会 in Leipzichにも参加しないので、今回は「運命」4楽章のピッコロだけでした。
「日独」はバッハ縁のライプチッヒが学会開催地ですので、参加したいところでしたが6/13〜16が学会開催日。日本脳ドック学会(広島)の6/15,16とばっちり重なってしまっている事もあり断念しました。
写真は脳外科オケを指導指揮されている早川正昭氏の指揮で、早川先生作曲の「バロック風 日本の四季」のリハ中。

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2012.05.11

週末は横浜(脳外オケ)

先週、GWに実家に帰ったばかりですが、今度はお仕事です。
今日5/11(金)から13(日)まで、パシフィコ横浜で「第32回日本脳神経外科コングレス総会」が開催されます。

2001年、今からもう11年も前の話になりますが、山形でこの大きな学会を開催したとき、balaineは医局長でしたので、学会準備に文字通り奔走しました。21世紀になって初めてのコングレス総会でしたし、宿泊設備の乏しい山形に2000人を越える参加者、3日で延べ6000人にも登る参会者がある学会を主催し切り盛りするのは、大変でした。

Photo今回は自分の発表はありませんので、明日土曜の診療が終わったら羽田に飛んで2日目の午後遅くからの参会。
そして、大きな役目はこの写真のごとく「日本脳神経外科学会オーケストラ団」の演奏に参加する事です。
明日土曜の夜、会員懇親会を欠席にして本番会場であるメインホールのステージ上で練習。そして明後日日曜の朝7:30に現地集合して、最終リハ、8:10から公開リハ。そして8:30から本番の演奏です。

酒田フィルの秋の定期演奏会に向けての練習も、仙台フィル酒田公演があったり、GW休みがあったりで、ようやく5回目を迎えますが今週もお休みさせて頂きます。


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2012.05.10

映画『テルマエ・ロマエ』を観る

封切りになってから観に行くのを楽しみにしていました。
GWは混むでしょうし、いろいろな予定があるのでそのうち、、、と思っていました。しかし、narkejpさんのブログで「映画テルマエ・ロマエを観る」の記事を読んで、なるべく速く行きたいとの気持ちが高まってしまいました。

Photo今週末は横浜で学会。今日木曜は半ドンなので、1510からの回を観に行くことに急遽決定。
イオンシネマ「三川」は久しぶりでしたが、平日の午後、人気映画ですがガラガラに近い状態でゆったり座って楽しめました。
ストーリーは原作がマンガなので荒唐無稽の一言。しかし、古代ローマの実在の皇帝ハドリアヌス帝やアントニヌス帝が出て来て、しかも主人公の大浴場設計技師ルシウス以下、「濃い顔」の日本人役者さんオンパレード。

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2012.05.09

「フルートを楽しもう! in 酒田」の今年のサイトが出来ました、他

6/30(土)にジョンダーノ・ホールで開催するサロン・コンサート&フルート講習会のサイトが出来ました。こちら↓です。
「フルート・クライス フルートを楽しもう! in 酒田 Vol.5」

Photoフルート・クライス代表の上坂学氏が自ら立ち上げているサイトです。
コンサートだけではなく、フルート講習会、無料楽器診断調整会(いつものように酒田市出身のムラマツフルート新宿店修理室長伊藤さんが来てくださいます)、フルート吹き比べ(18金、14金など憧れのムラマツフルートを自由に手にして吹くことが出来ます)に参加したい方は是非上記サイトからご予約をお願いします。
また翌日7/1(日)にジョンダーノ・ホールで上坂氏による「個人レッスン」も同サイトないから予約を受け付けます。講習の内容の理解の不十分な点や自分の疑問点を直接上坂氏にぶつけて指導を受けることもできますし、練習曲や何かの課題を見てもらうこともできます。

是非一度「酒田場所Vol.5」のサイトを覗いてみてください。


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2012.05.08

『エルミタージュ美術館展』ほか

2012/5/5、昨日記事にした「ブランデンブルク協奏曲」全曲演奏会に先立ち、六本木の国立新美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年」を観に行きました。

Hp「エルミタージュ」、隠れ家という名前を冠した美術館のことはつとに有名だが、私はまだロシアの地を踏んだこともなければ、ましてサンクトペテルブルクを訪れたこともない。夫であるピョートル一世を排除して女帝として権力を振るったエカテリーナ2世。ロシアの力を誇示するためにもヨーロッパ中から絵画や美術品を集めて「隠れ家」である宮殿内ギャラリーに展示したのが、現在の美術館の始まりらしい。

Photo4/25〜7/16の期間、国立新美術館、その後名古屋市、京都市を巡回する今回の美術館展。
300万点といわれる膨大なコレクションの中から、今回は世紀別に分けて展示し、16〜20世紀の「400年」というテーマで公開している。
それぞれの世紀のテーマは、16世紀=人間の世紀/17世紀=黄金の世紀/18世紀=革命の世紀/19世紀=進化する世紀/20世紀=アヴァンギャルドの世紀、というキーワードで紹介される。

Photo_2過日テレビ番組で紹介されるや、入場まで1時間半待ちという大人気となったことを聞いていたので、横浜は戸塚の実家を朝8時半に出て六本木を目指した。
地下鉄千代田線の乃木坂駅のほぼ真上に存在する美術館なので、田舎者が戸塚駅から新橋駅経由でメトロでたどり着くのに約1時間。乃木坂駅に着いてみれば、なんと駅構内(美術館との連絡通路)でチケットを販売していたので、心配したチケット購入もスムーズに行き、エスカレーターを上がって行くと、写真の様に行列なんかなくスムーズに開館時間の10時ちょっと過ぎに入場!

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2012.05.07

「ブランデンブルク協奏曲」全曲演奏会を聴く

5月の連休も終わり、通常の日々が始まりました。
さて、この「GW」と呼ばれる期間、いろいろなことをしましたが、まずは5/5(土)のコンサートの話。

Bfemposter上野の東京文化会館小ホールで開催された、松本バッハ祝祭アンサンブルによる「ブランデンブルク協奏曲」全曲演奏会に行ってきました。
「松本バッハ祝祭アンサンブル」(Bach Festival Ensemble Matsumoto)は、2010年の1月31日、小林道夫の人格と音楽性を深く敬愛する若手ピリオド楽器奏者たちが風光明媚な松本に集まり、厳しさと喜びの中で、バッハの《ブランデンブルク協奏曲》全曲を演奏した。その忘れがたい名演奏はCD化もされているが、もう一度あの体験をという願いから東京公演が企画されたことには、わが意を得た思いがする。小林の高い理念のもとに展開される潤いに満ちたバッハを、ぜひ多くの方とともに味わいたいと思う。(プログラムノートから、礒山雅氏)」
ということです。

Brandenprogramご覧の様なプログラム。楽器編成の関係から、なかなか全6曲を一つの演奏会で全部というのはないでしょう。
演奏曲順は番号順ではなく、祝祭的な色合いの最も濃い2番で最後を締めるという構成でしょうか。
18時の開演なのに、一時間も早く17時に開場するのは何か訳が?と思っていたら17:15から磯山雅氏によるプレトークがありました。これは、チケットを購入する段階では知らされていなかったので告知に問題がある様に思います。事実、お客さんの中には17:15からプレトークがあることなど知らずに来られた方々も結構いたようです(我々も含め)。

Photo_517時の開場とともに、すでに並んでいた300名程がだだだ〜っと入り、balaineとkanonはそれぞれ観たい、聴きたいポイントが違うので分かれて座りました。

Photobalaineは下手側で前方より。プレトークで磯山氏がこのスクリーンを使って、バッハの直筆譜をスライドで呈示しながら解説。バッハは、まず五線譜を書き、その中でも通奏低音であるチェンバロは一番下の段で少し五線の幅広く書いたものの、小節線は機械的に線を引いてから音符を書き込んだため、たとえば「歴史上初めてのチェンバロ協奏曲」と言われる5番の1楽章カデンツァ部分などでは、一つの小説に書ききれなくなったためオタマジャクシが次の小節にはみ出した部分や4番のソロヴァイオリンの超絶技巧のアルペジオの部分なども沢山のオタマジャクシがありすぎて潰れて見えにくかったり、やはり次の小節にまではみ出して書き込まれている部分などを呈示。
全体としては、まるで設計図の様に幾何学的に見ても美しい譜面というお話でした。

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2012.05.04

GW後半戦

月曜から今日の朝まで、5日間のYBCラジオ出演が無事終了しました。

Photo一週間以上経つと、何喋ったんだっけ?、と自分が話したこともうろ覚えでした。5日間放送におつき合い頂いた方々ありがとうございました。
写真は、拙クリニックから徒歩30秒のところにある、庄内交通のバス停です。市内循環のAとその反対周りのBの2つのコースともにクリニックの直ぐ近くで止まります(Bのバス停は道路を挟んでほぼ向かい側)

0503一昨日辺りからお天気は荒れています。今日は少し落ちつくのかな?
写真は昨日の玄関前。チューリップが咲いているのですが、風と雨で花びらが大分落ちましたし、赤いチューリップは紫色に変色しています。たった一株のピンクマーブルのバラの様なチューリップ(昨年は確か4、5カ所は植えたはず)のうち、一輪は花の重さ?で首が折れてしまい咲かないまま終わりそう。
花の命は短くて、、、です。


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2012.05.03

GWの狭間

5/1(火)、5/2(水)は普通通りの診療でした。
前後を連休に挟まれてるので、予約患者も多い上、「この時に!」とばかりに緊急性のない新患(頭痛が前からあるけど心配、去年の秋に頭部を打撲したのが影響していないか?など)がたくさんいらっしゃいました。
この2日は忙しいのは覚悟しましょう!と朝会でスタッフにも言っておりましたので、大きなストレスにはなりませんでした。

さて、明日から4連休です!
後半は予定が決まっているのですが、明日、明後日前半は未定。


先日告知した様に、今週は4/30(月)〜5/4(金)までの5日間、朝6:30から(昼再放送12:40から)15分間の、YBCラジオ番組『ドクターアドバイスで今日も元気!』にbalaineが出演しています。
「脳ドックで分かる病気」というテーマで、脳ドックやMRI検査その他のことをお話ししたり、音楽としては個人の演奏を披露し、酒田フィルのことやオケ、アンサンブル、ソロ活動のことなどもお話ししています。

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2012.05.01

サロン・コンサート第20回、第21回の御案内

チラシを早めに作ったので、ブログトップにアップします。

Photo第20回は、6/30(土)。今年で5回目のご登場、千代丸の元パパ、フルートの東京の師匠、上坂学氏。
サロン・コンサートの出演者中、H20年から毎年というは上坂さんだけです。
「フルート・クライス フルートを楽しもう! in 酒田 Vol.5」、第1部は、balaine, kanonも出演するコンサート、第2部は東京や大阪では10回以上開催しているフルート演奏の講習会。2大都市以外ではここ酒田だけです。ムラマツフルート試奏会、ムラマツ新宿店修理室長で酒田市出身の伊藤さんによる無料楽器診断・調整会も例年通り予定しています。翌日7/1(日)は予約制の個人レッスンも行います。

Photo_2第21回は、7/26(木)。「ジョンダーノ・ホール」でのサロン・コンサートとしては、初めて土日以外の平日開催となります。
山響ソロ・コンサートマスターの高木和弘氏、上山出身でフランス在住のピアニスト永田美穂さん、フランスのオケの首席チェロ奏者を務めている中木健二氏のお三方が、7/24(火)に山形テルサでコンサートをやることになったのですが、これだけのメンバーが揃うのにたった一回だけのコンサートは勿体ないという声が上がり、庄内の私に白羽の矢が立ってジョンダーノ・ホールで「フランスのエスプリ」と銘打ったコンサートを開催させて頂くことになりました。
チケット販売はまだ先の予定(5月末頃?)ですが、御興味のある方はご連絡くださいませ。


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