第403回酒田まつり(山王例大祭)
今週は酒田まつりです。
3年前に「創始400年本年祭」と言っていたと思うので、たしか第403回でしょう。
今年のポスターには、「第何◯◯回」とか「平成24年」などの記載が全くないのですが、慶長14年(西暦1609年)から今日まで戦時中も一度も途絶えることなく毎年開催されています。
酒田の中心部の人、酒田生まれでない人には今一感心の薄い印象(そういう発言を聞く)なのですが、私の様に「ドンタク」と「山笠」の博多生まれにとって、街を挙げてのお祭りと聞けば心が躍ります。
元々は「陰暦」4月の中の申の日に山王社の例祭として行われていたものです。明治の神仏分離令により、上・下の山王社、山王權現社はそれぞれ上日枝神社、下日枝神社と呼ばれる様になりましたが、太陽暦の採用後は毎年5月20日の「山王例大祭」として市中心部のお祭りとして定着してきました。
昭和51年の酒田大火の翌年、昭和52年から、大火からの復興を祈願する市を挙げての行事として「酒田まつり」と呼ばれる様になったとのこと。
立て山鉾巡行は、明治39年に姿を消して以来H21年に復活103年振りに復活。その後昨年までは、清水屋前の通りや市役所駐車場にその偉容を誇っていました。
しかし、造るのも大変ですが高さ20mを超える山鉾を組み立て、さらにそれを動かすとなると非常な困難が伴うようです。電線、信号機などがその動きを遮るため、警察と毎年交渉が大変だったようです。
で、今年の立て山鉾は日和山公園内に設置されるという話。この2枚の写真は昨日木曜5/17の午後に様子を見に行った時のもの。ちょうどその直前に雷雨があり、ブルーシートが被せられていました。
これを今日あたりクレーン車で積み上げて立て山鉾を完成するのでしょう。
かつて、酒田まつりの立て山鉾と言えば、港に停泊する船からも見えた、対岸の宮浦からも見えたというほど大きなものだったそうです。ただし、昔は今の様な高い建物がないため、立て山鉾が動くのが見えたのでしょう。今年の実行委員会では立て山鉾が遠くから見えるというのを実現する為に、日和山公園に設置する事にしたようです。
こちらは、H21年、創始400年本年祭の時の本祭りの夜。
普通は夜は本祭り前日の「宵祭り」でいろいろな催し物をやるのですが、この時は400年記念と立て山鉾103年振りの復活という事で本祭りの夜に立て山鉾が動きました。
今年の「宵祭り」は明日の土曜日の17時から、「日和山公園」で行われるそうです。
(実は、明日の夜は、山形交響楽団の定期演奏会を聴きに、山形テルサに行くので、今年の「宵祭り」は楽しむことが出来ないのです。昨年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝したピアニスト/ダニール・トリフォノフ氏のチャイコのPコンとブラームスの交響曲第2番なのです)。
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こちらは、昨日5/17(木)にオープンしたマリーン5清水屋内の書店です。
本社は高松にある「宮脇書店」は全国に幅広く展開しており、山形市でもAZ七日町内に入っていますし、庄内では三川ジャスコに入っています。
一方、インターネットで本が簡単に取り寄せられる現代において、酒田市内の様な地方都市の書店は経営的にも困難があるようです。酒田で書店と言えば「青山堂」と誰もが答える様な本屋も3年前に閉店し、拙クリニックの近く曙町にある「READERS」位、あとは山形市に本店のある八文字屋がみづほに進出していました。
酒田市の中心街に本屋が出来るというだけでなく、清水屋内に書店があると学生や若者もデパートに来る様になります。街の活性化に繋がるといいのですが。
こちらは、その清水屋デパートの真向かいにある、何年もシャッターが下りたままの壁が赤煉瓦の建物。
その一階に「さかた街なかPR館」というのが出来ました。今は5/11〜24までの期間、酒田酒造協議会さんによる『地酒の試飲&即売会』を開催中。酒田周辺の酒蔵のお酒を、一杯100円からで試飲できるようです。
これは車を置いて出掛けなければ(笑)。
明日、明後日、お天気ももつようですし(日曜は最高気温29℃という予報!)、年に1回の大きなお祭りを楽しみたいですね。
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