徳尼公のこと
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急ですが、山形放送YBCのラジオ番組に出演致します。
来週4/30(月)から5/4(金)の平日毎日、朝の6:30から15分と、昼に再放送があり12:40から15分です。
山形県医師会の協力で、県内の医師が週に一人、その専門領域の話や自分の趣味のことなどをお話しする『ドクターアドバイスできょうも元気!』という番組です。
以前は、『朝だ!元気だ!6時半!』というタイトルでしたが、昼にも放送することになってタイトルが変わったそうです。4年前の7月に出演した際は、直前の6月にYBCのメディアタワーで収録しました。
当ブログの過去記事「YBCで、、、」とくろき脳神経クリニック院長ブログの「院長ラヂオ出演!」をご参照ください。
昨日4/26(木)、半ドンの診療を終わらせ、昼食後にササッと日和山公園の桜を愛でてから山形市のYBCを目指しました。
16:20頃から19:20頃まで、雑談や休憩を入れて5日分の放送を収録してきました。今回のお相手は、元YBCの看板アナ佐藤幸子さん、ディレクターは4年間と同じ加藤ディレクターでした。
一週間を通して「脳ドックで分かる病気について」というタイトルで、脳ドックとは何か?どこで受けられるのか?どんな検査をするのか?普通の受診と何が違うの?MRIやMRAのこと、病気が見つかった場合はどうするか、特に異常がなかった場合でもフォローアップは必要なのか、などなどについてお話ししてきました。
一回の放送が15分で、正味10分ちょっと、そのうち3分くらい音楽を流し、3〜4分は医師の人となりや趣味についての話があるので、医療の話は実質4分程度しかありません。時間が限られているのでいい足りないこと、うまく表現できなかったことなどもどかしい面もありますが、興味ある方は是非お聴き頂ければと思います。
来週の月曜から金曜、朝の6:30から15分と、昼に再放送があり12:40から15分です。
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balaineの本業は医師です。
趣味で音楽をやっています。主に市民オケやアンサンブルでフルートを吹いて楽しんでいます。プロ、アマを問わず、いい音楽を聴くのも大好きです。クラシックに限らず、ジャズでも、邦楽でも、音楽が好きです。
それが嵩じて(?)、クリニック併設リハビリ室「ジョンダーノ・ホール」で行っているサロン・コンサートも、開院の年の5月から始めて、次(6/30)で第20回を迎えます。細々とやっているにしても、各方面に宣伝告知をしなければ独りよがりになりますので、チラシを作って配布しています。
大学病院勤務時代に、全国学会を山形で主催するにあたり、教授以下の主要スタッフによるスタッフ会議でポスター図案を練って専門業者に製作を依頼した経験から、サロン・コンサートのチラシ作りも自分でやっています。印刷は専門業者に依頼しますが、図案はこれまで19回すべてbalaineが考えてきました。
サロン・コンサートによく来て下さるある方から、「高いお金を払ってチラシ製作を依頼してもなかなか満足のいくものが出来ないが、先生のチラシのデザインが素晴らしいのでお力をお借りできないか」という声掛けを頂きました。もとよりプロのデザイナーでも、チラシ製作家でもないので、たいしたものは出来ないがという前提でお手伝いしたのが、このチラシ。
教会でチャリティーでやる、ということなので「無料」で図案製作を行い、いつも使っているあるチラシ制作会社にネットを通して注文。まずまずのものが出来上がってきました。
往年のN響ファンには懐かしいかもしれません。N響や東京交響楽団で活躍されたホルン奏者宮田四郎氏が、新庄で6/23(土)、酒田で6/24(日)に演奏されるということです。ご興味のある方は、お近くの教会にお問い合わせください。
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さて、時間が前後しますが。
H24/4/21(土)は久しぶりに(今年初)、山形テルサに山響のコンサートを聴きに行きました。
スタッドレスからようやくノーマルタイヤに替えての月山越え。しばらくぶりの快適なドライブ。
霞城セントラルと山形駅西側。酒田から来ると「都会」に見えちゃいます。
山響創立40周年シーズンの開幕は、第220回定期。名誉指揮者の黒岩英臣氏の指揮で、ウェーバーとバーバーとチャイコフスキー。ソリストに、漆原啓子さん。
いわゆる「チャイ5」以外は、ライブの演奏で聴くのは初めての曲。
まずは、ウェーバー作曲歌劇「オイリアンテ」序曲 。2012年シーズンの華やかな幕開けに相応しい曲。コンサートマスターは高木和弘さん。これまでは「特別首席コンサートマスター」という名称でしたが、この4月1日付けで山響の「ソロ・コンサートマスター」となりました。弦は10-8-6-6-4の現代配置。
前半の2曲目はバーバー作曲ヴァイオリン協奏曲 作品14。漆原啓子さんは濃いめのブルーのドレス。テルサの1階席左前方で聴いたせいか、オケとのバランス的には難しい印象。第2楽章などはあの有名な「弦楽のためのアダージョ」を彷彿とさせるところがありましたが、Vn協奏曲にピアノが入っているところが新しさを感じさせます。結構オケが強奏してソロVnが埋もれる部分もありましたし、単純な協奏曲というよりは、ソリスティックなオケの演奏とVnソロが対抗するような感じの部分もありました。ソロもオケも指揮も難しそうでした。
後半は、チャイコフスキーの交響曲 第5番 ホ短調 作品64。
まあ、超有名曲。balaineも演奏したことあります。クラリネットが気持ち良さそうです。2楽章のホルン、八木さんのソロ、いつもながら素晴らしかった。第4楽章の進行、ああチャイコフスキー。精神を病んでいたのか。しつこい。重い。そして最終的には長調で大団円で終わります。
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年4、5回の予定で行っているジョンダーノ・ホールでのサロン・コンサートですが、今年は既に2月に山形Q、先日4/15に原田哲男さんのチェロリサイタルと2回行いました。
次は、
6/30(土)サロン・コンサート第20回、フルート・クライス上坂 学「フルートを楽しもう! in 酒田」です。
H20年の5月に始めて、丸4年で20回目の記念の会となります。しかも、初年度以降毎年続けて登場しているのは上坂氏だけで、今回で5回目になります。
東京や大阪ではそれぞれ13回、14回開催しているイベント「フルートを楽しもう!」。「上坂メソッド」を本人から直に学ぶことが出来る講習会は、東京より北は「酒田」だけですよ!
翌日7/1(日)には、予約者を対象に個人レッスンをジョンダーノ・ホールで行います。講習受講希望や興味のある方は、「フルート・クライス」へ。
そしてビッグニュース!
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このブログを書き始めて7年と3ヶ月とちょっと。
最初の記事から今日まで2600日近い期間に、1636件の記事を書いている。計算上は平均して3日に1回は書いていない訳だから、長く続けているとはいえあまり威張れたものではありませんね。
特に最近は、土日にほとんど記事が書けない。何もイベントがないのではなく、逆に忙しすぎるくらいイベントがあるのです。そしてFacebookにイベントなどをアップする事が多くなったので、わざわざまたブログにという気にならなくなり、ブログは大切な事やFB以外の一般の公開したい内容が(と言ってもくだらない事が多いのですが)中心になっています。
明日は山形テルサで山形交響楽団の第220回定期演奏会。
山響名誉指揮者の黒岩英臣氏の指揮で、
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲J.219
バーバー:ヴァイオリン協奏曲 作品14
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
というプログラム。
特に、コンツェルトは漆原啓子さん。
今年の秋の酒田フィルの定期のソリストです。先日、仙台フィルの酒田公演で神谷未穂さんが渾身の演奏をされたブルッフのVn協奏曲を予定しています。山響定期は土日の2回公演ですし、明日土曜日は酒田フィルの定時の練習日ですから、本当なら明日の夜は市民オケの練習に出て、日曜日に山形に聴きに行くべきですが、日曜に大切な用事があるのです。
kanonが毎月新潟まで電車で往復5時間以上かけて通い続けている、八百板正己氏の主催するチェンバロ教室の発表会が日曜日に新潟の長岡で開かれます。
kanonだけが出る場合、都合によってbalaineは聴きに行かなかったこともありますが、今回はbalaineも参加するのです。かねてから人前でちゃんと演奏したいと思い続けて練習をして来た、JSバッハのロ短調フルートソナタ。その第一楽章だけですが、レッスンも2回受けて、かなり自分でも演奏するのが楽しみな仕上がりになって来たと思っています。
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先週から怒濤の音楽会(土曜=仙台フィル酒田公演、日曜=サロン・コンサート第19回、今週末土日は山響定期)の中、H24/4/17(火)19時開演の「金子三勇士ピアノリサイタル」に行ってきました。
会場は、ようやく新会館建設が決まった鶴岡市文化会館。
なにせ古くて、観客席の椅子が酷いのと、楽屋、舞台裏が貧弱で野ざらしの様な会館です。
でもピアノはシュタインウェイのフルコン。これは石井理恵さんがガンガン鳴らしたピアノです。
プログラムは写真の通り。
ショパンとベートーヴェンが入っていますが、リスト音楽院卒で日本人とハンガリー人のハーフである三勇士氏らしく、リストとバルトークが中心です。
演奏は、、、
ただもう素晴らしかった。
これで若干22才?!
と言っても、リスト音楽院に入ったのが11才ですから本格的なピアノの勉強は12年やっている訳です。
すべてよかったけれど、balaine的にはバルトークが素晴らしかったと思います。
ハンガリー人の血が流れているんだなぁ、、、とそのテンポ、アゴーギグから普通の日本人には真似の出来ない何かがあります。おそらくマジャール語もしゃべるところから来ている「脳」の違いでしょう。
最後のリストのピアノソナタも圧巻でした。
やや難解で、耳障りの決して良い音ばかりではなく、激しさと切なさと哀愁と激昂の揺り返しの30分ですから、普段CDでもなかなか聴きませんし、生ではおそらく初めてかも知れません。
Bravo!でした。
アンコールの前に、自らお話がしたいとマイクを持ってステージへ。
昨年がリスト生誕200年で、それに合わせて本格的プロデビューを予定し準備していたところ、あの大震災。予定の演奏会を行うべきか悩んだとの事。
そして考えたのは、リストが生前宗教学者として慈善家としてチャリティコンサートも行っていたこと。もしリストが今生きていたら演奏活動をしたのではないかと考えて自分も演奏をしようと決めたという事。
そして、今回の鶴岡のプログラムは、昨年東京でのデビューリサイタルのプログラムと同じものを持って来たということでした。
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仙台フィルの希望ホールでのコンサート(4/14)の翌日の日曜日4月15日、午後3時からジョンダーノ・ホールでサロン・コンサートを開催しました。
こちらはプログラム。当日の朝になって完成すると言う泥縄。
実際は、一曲目にエルガーの「愛のあいさつ」から演奏を開始。「ごあいさつ」の意味と耳馴染みのある曲から始めることで、演奏する側も聞き手もリラックス出来るのではと言う狙いがあったと解説されていました。
写真のように、原田哲男さんは背の高いイケメンで、アナウンサーの羽鳥慎一氏に似ていると言われているようです。
今回のサロン・コンサート、いろいろハプニングというかありまして、なぜ昼間のサロン・コンサートにこんな燕尾服(夜会用)を着ているのかという話しから。実は演奏出来るはずだったスーツを仙台の自宅に忘れて来たと言うお話。
さらにピアニストの高橋麻子さんが2月に右足を骨折してまだ松葉杖が取れない状態でコンサートに臨んだ点。ギプスは取れ、ペダルは大丈夫で、痛みもあまり感じないそう。
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いい演奏会でした。
以前、2年前、3年前に仙台フィルの酒田公演を聴いた時には、普段の演奏会場ではない「アウェー」なのでやりにくいのかな、とも思いましたが、なんとなく統一感の希薄なオケだなと感じたものです。
その原因ははっきりしませんが、個々の団員の問題よりも指揮者の問題なのかもしれないと思いました。
今回、4/14(土)のコンサートはなかなかにすばらしいものでした。
客演指揮の高関健さんが素晴らしい。棒が分かりやすいとか何とかよりも、オケをかなりまとめあげていた感じを受けました。それでもVnの中で、コンマスや指揮よりも先に動くというか音が出てくるプルトがあったり、あれ?というバランスのところも感じましたが、とにかく以前よりずっと良かった。
1曲目の弦セレ。
チャイコフスキー作曲セレナード ハ長調 作品48。少し前はTVCFで毎日の様に聴いていた冒頭の強奏。後半のメインのベト7のために「対向配置」になっていて、弦5部の動きが目でも楽しめ、音でも理解でき、特に内声部であるヴィオラや第2Vnの重要性がよく理解できました。
2曲目のブルッフ。
数あるヴァイオリン協奏曲の中でも上位5曲の中に入るでしょう。ソリストは仙台フィルのコンミス神谷未穂さん。4年前、希望ホールで酒田フィルのファミリーコンサートとして行ったオペラ『ラ・ボエーム』でゲストコンミスにお迎えした方です。
「私の東北オケコンマスデビューは酒田フィルです!」とその後言って下さっていてすごく親近感がわきます。新潟のもぎぎオケに出るときも、せんくらでソロ弾く時も都合が付いた時は応援に行きました。
そして、久しぶりに希望ホールで、コンツェルトのソリストということで、kanonと「ガン見席」をゲット。2列目の16,17番というソリストの立つど真ん前に席を取り、未穂さんがどんなドレスを着てくるのだろうと楽しみで待っていました。
「萌黄色」。
正に春!という素敵なドレスに身を包んで和やかな表情で登場した未穂さん。ところが曲が始まった途端、もう別人の様な、まるで鬼の形相で渾身の演奏です。息をするのを忘れてしまう程の気迫が伝わってきて、ダウンダウンで弓を強くこすりつけて演奏する時などこちらの体もまるで押される様な力強さ。第2楽章の昔を懐かしむ様な、夢見る様な旋律の弱奏では一転、甘い柔らかな音色を響かせ、楽章感の休みのないこの協奏曲では、一気に3楽章を疾走してフィニッシュ。
感動的な演奏でした。
弾ききった!という満足げな笑顔の未穂さんを見て隣のkanonは、その迫力と美しさに「演奏している時と全然違う顔」と口をぽかんと明けて圧倒されておりました。
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日本チェンバロ協会設立記念イベント「チェンバロの日」のレポートでは19枚もの写真を載せました。
と言う訳で、2つの記事に分けて、先週末の「上京」のもう一つのレポート。
研究会が開催され宿泊したのは、日本橋のロイヤルパークホテル。人形町通りに面しています。
研究会終了後の懇親会を失礼して、kanonとの待ち合わせ場所に向かいます。人形町通りはなんとなくまだ江戸情緒がそこここに残っている感じ。
この時計台?には「江戸の賑わい 人形町通り」と書いてあります。
人形町通りを北へ歩いて行くと、すぐ右手に水天宮があります。安産・子授かりの御宮さんですね。
水天宮前の通りは両側に桜が植えられていて、満開に近かったです。
少し歩くと「甘酒横町」。なんとも粋な名前の通り。江戸情緒豊かなお店がいろいろあるようですが、すでに夜。
向かったのは人形町の超有名店「玉ひで」。
一番右の写真がお目当ての「親子丼」。軍鶏肉が歯応えのある味の濃いお肉で、卵がフワトロでお出汁が凄く利いていて、薬研掘の七味と山椒をかけて頂きました。
(おっと、そう言えば近くまで行きながら、遊佐出身の佐藤藤佐の息子佐藤泰然が開祖である薬研掘の和田塾(後の順天堂)の発祥の地を見るのは次の楽しみに)
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いや〜お江戸は春でした!
桜はほぼ満開。風はまだ冷たいものの、東北から上った人間には心地よい暖かさ。江戸の人がコートを着たり、マフラーを巻いたり、中には太陽が出てるのにダウンを着ている姿を信じられない思いで見ながら、コートは鞄の中にしまっておきました。
4/7(土)に都内で研究会があり、これ幸いと都内に一泊して4/8(日)のこのイベントに参加してきました。チェンバロ弾きのkanonの保護者ではなく、自分自身がチェンバロについて勉強するための参加です。
フルート吹きにとってチェンバロは、バロック時代を中心に数多くの素晴らしい音楽を楽しむためにとても大切なパートナーとも言うべき重要な楽器です。
世田谷区は二子玉川駅からタクシーで10分程、岡本二丁目にある「松本記念音楽迎賓館」。パイオニアの創業者にして篤志家であった故松本望氏の居宅として昭和48年に建築された建物を、「一般の方々に喜んで使って頂ける施設にしたい」というご夫妻の遺志により平成13年に広く一般人が利用できる記念館として開館。入口からとても雰囲気のある建物。
11時の開始まで少し時間があったので少し施設内をぐるぐると見学。1階の一番奥の部屋には、kanonのチェンバロの製作者久保田彰氏の1段鍵盤ルッカースモデル(装飾のない普及モデルで98万円)や2階にあがる階段の下にはこれも久保田彰氏作のスピネットが展示してありました(こちらも普及モデルで85万円)。
kanonは、チェンバロ奏者、チェンバロ教育に携わる人を中心にした「ラモーの音律 〜解釈と実践の試み」という講座を受講。
こちらには、写真の様な二段鍵盤フレンチスタイルのシノワズリ。
受講したkanonによると、講師の藤原一弘氏の話は目から鱗の素晴らしいお話だったようです。
balaineは一般サポーター向きの「フレンチとイタリアンタイプの楽器の違い、音色の違い 〜2台の楽器を使って」という講演。
右の写真は、講演中の足達正浩氏。名古屋で「クラヴサン工房アダチ」を主宰するチェンバロ製作家です。
楽器の違いは、文化の違いと言える程の差がありますが、大きく言えばアルプスの北か南かということ。よって使用する木も違い、そのため工法も違い、音色も違う。
イタリアンを演奏する小川絢子さん。
安達氏の解説と演奏、と言っても話の方が圧倒的に長いのですが(笑)、ファーナビー/オールド・スパニエッタ、ピッキ/パッサ エ メッツォ&サルタレッロ、フレスコバルディ/トッカータ第9番、D. スカルラッティ/ソナタK.193の順に演奏されました。
フレンチを演奏する大村千秋さん。
L. クープラン/プレリュード ハ長調、ダングルベール/アルミードのパッサカーユ、J. デュフリ/アルマンド ニ短調、J.S. バッハ/パルティータ第4番ニ長調 BWV828より序曲、を演奏されました。
安達氏のお話は、宮廷の文化、踊り、歩き方の話から騎士の嗜みまで幅広く、持っておられる豊富な知識を分かりやすく説明するには2時間という時間は短すぎた感がありました。
実際、演奏は小品を4曲ずつ聞けて、音色の違いも響きの違いも実感できましたが、正直なところ、もっと演奏を聴きたかったという感じです。
ジョンダーノ・ホールには、久保田彰さんのフレーミシュスタイル二段と、久保田さんのお弟子さんだった仙台の林裕希さんのフレーミッシュスタイル一段鍵盤がありますが、大きさ(長さと厚み)が違いますし、弦の長さ、組み合わせも違いますし、プレクトラムも前者はデルリン、後者は白鳥や烏などの羽の軸の一部を使っていて、音色も鍵盤のタッチも全然別の楽器です。
同じフレーミシュのルッカースモデルを元にした楽器でも大きく違うことを知っていたので、実際フレンチとイタリアンにかなりの音色の違いがあっても「当然かな」と驚くことはなく、その微妙な(というよりは歴然とした)響きの違いを楽しむことが出来ました。
講演と演奏が終わって人がいなくなってから部屋を見ると、後方にオルガンがありました。ベルギーのシューマッハー工房のパイプオルガンで、800本を超えるパイプ数の本格的なものです。
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しかし、昨夜から今日にかけての暴風雨はすごかったです。ほとんど台風に襲われることのない山形ですが、昨日の爆弾低気圧はまさに大型台風並みの風でした。
さて、新年度も生活に特に大きな変化はありません。日々の診療と音楽活動を続けるところです。
今週末、土曜日は東京で研究会があり久しぶりにお江戸に出張します。
夜までの会なので一泊し、よく日曜日は左のチラシのように『チェンバロの日』。昨年発足した「日本チェンバロ協会」の設立記念イベント。
チェンバロ弾きのkanonは個人サポーター会員、balaineが院長を務めるクリニックは法人サポーター会員となっています。とっても楽しみな内容です。
そして来週は、4/14土曜日が左の「仙台フィル酒田公演」です。前にも書いた通り、昨年の3.11大震災の影響で中止になった仙台フィルの酒田公演。よって2年振りのコンサートです。
メインは「のだめ」でも有名になった「ベトしち」(ベートーヴェン作曲交響曲第7番)。コンツェルトは、4年前の酒フィルのオペラ「ラ・ボエーム」でゲストコンミスで演奏して頂いた仙台フィルコンミスの神谷未穂さんがソリストでブルッフのヴァイオリン協奏曲(今年11月の酒フィル定期演奏会でも漆原啓子さんのVnでやります)。
翌日曜の4/15は右のチラシの、仙台フィル首席チェロ奏者原田哲男さんのジョンダーノ・ホールでのリサイタルです。
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4/1(日)、新潟県の見附市までフルートのレッスンに行ってきました(エイプリルフールではありません)。
酒田から見附まで、カーナビの最初の計算では4時間ほどかかることになっていましたが、先日温海温泉まで開通した日本海東北自動車道路(日東道)と、「朝日まほろばIC」まで無料供与で開通している新潟側の日東道が計算に入っていません。
写真は、新潟の見附に着いた時の写真。酒田を出て、休憩を入れずに3時間4分。別に無茶苦茶な飛ばし方はしていません。ちょっとだけ、周りの車の流れを乱さない程度にスピード出しましたが(苦笑)。
kanonのチェンバロの師匠、八百板正己氏は新潟県見附市にお住まいで、見附チェンバロスタジオと、新潟県長岡市、新潟市の3カ所で教室を開いています。
昨年12/19には、ジョンダーノ・ホールで演奏(「サロン・コンサート第16回、無事終了!」を参照)をして頂きました。
八百板氏のチェンバロ教室には、チェンバロを習う人はもちろん、古楽を楽しみたい人が集まっています。チェンバロ以外に、ブロックフレーテ(リコーダー)、フルート、声楽、アンサンブルを教わっている人たちが年に2回程度、「発表会」と称してお互いの演奏を楽しむ会が催されてきました(「八百板チェンバロ教室発表会〜その2」参照)。
今回、balaineのkanonの演奏を聴くだけではなく自分が参加させて頂くことになった訳です。
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