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2012年3月

2012.03.30

サロン・コンサートのチケット発売開始しています

4/15(日)の原田哲男チェロリサイタルまであと2週間とちょっと。

今週初めからようやくチケットも印刷して前売りを始めています。
Photoいつも通り、balaine手作りのチケットです。Powerpointだけで作っているのでイマイチ細かい芸がありませんが、チケットとしては十分だと思っています。なにより制作費が紙代とプリンターインク代だけで済みます。

3/9の鶴岡の山響庄内定期、3/18の酒フィルのオペラ「蝶々夫人」、3/28の希望ホールでの「後藤泉コンサート」にチラシを挟ませて頂きました。その他は、希望ホールと響ホールのチラシ陳列所に置かせて頂いています。

それでも、「こんなコンサート、いつからやってたんですか?」「しらなかったです。もっと速く知っていれば来たかったのに、、、」と仰って下さる方が、毎回数名はいらっしゃいます。テレビで宣伝するとかなかなか大掛かりな広告も出来ないので、すこしずつ庄内、山形に「酒田のくろき脳神経クリニックで年4、5回コンサートをやってるらしい」というのが広まればいいなあと思っています。

Sc19Sc19_2マスコミの中で無料でインフォメーションを載せてくれるのは、左の庄内小僧と右の「コミュニティしんぶん」のインフォメーションの欄。
ここはなるべく欠かさずに情報を載せる様にしています。「コミしん」を見て、初めてジョンダーノ・ホールでのサロン・コンサートを知ったという方もいらっしゃいました。


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2012.03.28

「アドリブに挑戦」に参加する

3/18のオペラ「蝶々夫人」が終わってからややフルートの練習がだれていることは否めません。
実は4月にkanonの通う新潟のチェンバロ教室の発表会にフルートで参加させて頂くことが決まっていてその練習はオペラ練習中にも取り入れたのですが、今週末からは来シーズンに向けての市民オケの練習も始まりますので、そろそろ全曲譜読みを終わらせておかなければ、、、という段階。
しかし、今年秋の定期演奏会はメインがマーラーの交響曲第1番「巨人」。有名な曲ですが、旋律が複数のパートにまたがっていたりすので、個人練習がなかなか進まない印象を受けます。

そんな中、昨晩ですが、楽しい経験をしました。
Photo3/27(火)、希望ホール「小ホール」で、『アドリブに挑戦』というワークショップが開催され、夫婦で受講する機会に恵まれました。
19時開始だったので、18時までの診療をぎりぎりで終え、片付けをして希望ホールに急いで向かいました。

Photo_2何をどうするのか、まったく聞いていなかったので、ただ楽器を持って行って言われたことをするのかなぁなんて思っていました。
管楽器班はフルートのbalaine以外には、中学生のクラが2名、アルトサックスが2名、小学生のピアニカが1名、社会人のオカリナ3名、トロンボーン1名、そしてテナーサックス2名。年齢も、レベルもかなりの幅のある参加者で、指導してくださったベースの日下部さんも苦心されたのではないでしょうか。
2階の練習室2に移動して、ホワイトボードに「ブルース」のキーノートを書いて基本的なことを教えて頂きました。そして日下部さんのギター演奏とともに各人がAのキーで「Cジャム・ブルース」を演奏。しだいに皆気持ちもほぐれて自然にアドリブが飛び出します。


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2012.03.26

日東道と温海温泉巫女舞&雛流し(写真たくさん)

325昨日3/25(日)の山形新聞の1面トップ記事。
『日東道』(日本海東北自動車道)の鶴岡JCTから温海IC間が3/24(土)開通したというニュースです。
日本海沿岸東北自動車道(日沿道)と呼ばれてきましたが、今回の区間の開通に合わせて正式名称が変わりました。
これで山形県内では北は酒田みなとICから南は温海ICまで54kmが繋がった訳です。
あとは、秋田県との県境(遊佐(酒田みなとIC以北)からにかほまでの区間)と、新潟県との県境(温海ICから朝日まほろばICの区間)が繋がれば、日本海側の高速道路網が活きてきます(逆に言うと、この2つの県境が繋がらなければ、片足をもがれた様な状態)。


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早速、3/25(日)、酒田から温海まで行ってきました。
これまでは鶴岡が近づいても、「山形自動車道」を月山道路方面に向かうだけでしたが、写真の様に鶴岡JCTという分岐部が出来ました。

Jct_4Jct_5Jct_6
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分岐部は「新潟方面に曲がる」のではなく、「日東道」を南へ直進する感じ。山形自動車道方面が「左に分岐する」形になりました。そしてまもなく鶴岡JCTの料金所があり、そこをすぎると「鶴岡西IC」があります。
山形市方面から鶴岡に向かってきた場合、温海、新潟方面に行くためにこの「日東道」を使うためには、鶴岡ICで一回高速を降りて、国道7号線を南進し、鶴岡西ICで高速に乗るというちょっと面倒な形になります。


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2012.03.23

庄内ひな街道〜酒田あいおい工藤美術館〜

2月末頃から庄内地方で始まっている、「庄内ひな街道」。ほとんどのところが旧暦の3月3日にあたる、4月3日頃まで開催されています。

特に、北廻り航路などに関係の深い酒田湊のある酒田とその周辺では、『酒田雛街道』というサイトを作ってアピールしています。
ただ、福島第一原発事故とその後の残留放射線などの問題で、東北一円への観光客の脚が鈍ったままで、酒田、庄内も例年の様な観光客の訪問はないようです。残念なことです。

先週日曜のオペラ公演を終え、3/20(火・春分の日)、午前中はゆっくり休んで午後から工藤幸治先生がやっておられる「酒田あいおい工藤美術館」にお雛様と傘福を観に行きました。

Photo原則写真禁なのですが、工藤先生の承諾を得てiPhone(フラッシュなし)で撮影しました。
こちらは目玉の一つ、江戸の名工によるお内裏様とお雛様。徳川家の御用職人であった方による人形のお面は、とても品があって美しい。

Photo_2人形の首に「御用職作所(ごようしょくつくりどころ)玉翁印」と記されていて、江戸時代の文化華開いた文政年間の作と言われています。
このお内裏様お雛様は昨年6月に鶴岡で発見され、公開されるのは今回初めてだそうです。

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2012.03.20

Opera"Madama Butterfly"終了しました!

オペラ『蝶々夫人』の希望ホールでの公演が終わって、すでに2日が経ちました。
写真の整理と3日間に及ぶ練習&毎晩の酒飲みの疲れもあって、なかなかブログ記事に出来ず、FBに写真アップしながら頭を整理していたらあっという間に2日も経った訳です。

Photo3月19日(月)の山形新聞で写真入りで詳しく紹介されました。山新の酒田の販売店さんが、「先生の出たオペラの記事が載っているから」とクリニックで1部購読しては居るのですが、「関係者にお上げください」と10部も置いて行ってくれました。酒フィルの演奏のことを「磨き上げられた」と、かなり好意的に高評価で書いてくださっています。
自分たち自身も、まずまず満足のいく演奏が出来たとは思っているのですが、やはり聴いた人がどう感じたかが大切な世界なので、この新聞記事や知人の「良かった〜」「感動した〜」という感想は正直に嬉しいです。

Photo_2この写真は山響FCの仲間のAS氏が2階席から撮ってくれたカーテンコールの一部。
通常はオペラのカーテンコールと言えば、ソリストが中心。そこに指揮者、演出家、舞台監督、総合監督、衣装監督などが呼ばれて出ることはあっても、オケ全員がステージに上がることは普通はありません。

Photo_3ソリストが中心にカーテンコールがあって、指揮のマエストロ中橋氏がプリマドンナ野田ヒロ子さんに手招きされてステージに呼び出され、オケがピットの中で起立してお客さんの拍手を浴びる、ここまでは通常通りでした。
しかし、ある程度予定していたことですが、マエストロに促される形でオケもステージに上がりました。この公演は第35回ファミリーコンサートとして酒田フィルの主催でもあるのです。

Photo_4292604_323964467663895_1000015103_2左は下手端に立っているbalaineなど木管群をアップにして頂いた写真。
一度引っ込んだソリスト達がまた出て来て、一列に並んでお辞儀した後、オケ団員を中に交えてごちゃごちゃな感じで拍手を受けると言う段取りでしたが、ほとんどオケ団員はなかなか前には出ず、下手端に居たbalaineはエキストラ出演のハープ奏者井上麗(うらら)さんとお手手繋いで最前列を出しゃばりました。

万雷の拍手を浴びるのは本当に気持ち良く、清々しさすら感じました。
1000人を超える人の拍手を一心に浴び、ブラボー、ブラヴァの掛け声をもらうプリマドンナは、経験したら止められないのではないでしょうか。喝采と脚光を浴びる音楽家の気持ちが少しわかる様な気がしました。

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2012.03.19

サロン・コンサート第19回のご案内

(コンサート終了までトップに表示します)

418050_294156230643973_107610732631くろき脳神経クリニックのサロン・コンサートは、今年に入って「鈴木秀美リサイタル」「山形弦楽四重奏団第5回庄内定期演奏会」とすでに2回開催しました。
次は、4月15日(日)です。
仙台フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者である、原田哲男さんにチェロ・リサイタルをお願いしています。3回続けて弦楽器演奏ということになります。

423803_294156313977298_107610732631原田さんとピアノの高橋麻子さんのプロフィールはこちらをご覧下さい。
そもそもこのコンサートは、昨年の4月に予定していたのですが、3・11の大震災で大打撃を受けた宮城県、仙台市に本拠地を置く仙台フィルもメインのコンサート会場がしばらく使用不能の状態になり、定期演奏会も中止となりました。ここ数年毎年4月に酒田公演を行っていて、昨年もその予定であり、酒田公演の翌日に「ジョンダーノ・ホール」で演奏させて欲しいと原田哲男さんから有り難い申し出があったので、こちらも喜んで準備をしていた(チラシもチケットも作成)のですが、そういう事情で中止となりました。

今回、1年振りに4月14日(土)に希望ホールで仙台フィルの酒田公演が開催されることになり、その翌日の15日(日)に原田さんが演奏をしてくださることになりました。

開場14時半、開演15時です。
たくさんの方のお出でをお待ちしております。


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2012.03.15

さあ、いよいよ明日から!

酒田フィルハーモニー管弦楽団第35回ファミリーコンサートであるオペラ『蝶々夫人』の公演も今週末に迫ってきました。
398623_293847044009156_206454402748いよいよ明日金曜の夜からは、希望ホール大ホールのオケピットでの最終リハーサルが始まります。
明日の午后からピット作り、そして夕方から練習開始。合唱団にソリストも加わっての音楽稽古となります。(写真は、4年前、オペラ『ラ・ボエーム』の時に撮影したもの)

昨年のファミリーコンサートは3/13(日)の予定していたのですが、大震災のため中止と鳴ってしまいました。酒フィルのファミリーコンサートとしては、2年振り。希望ホールでのオペラは昨年9月のバーデン市歌劇場の「カルメン」以来です。

全幕言語上演ですが、舞台両袖に電光掲示板で日本語による字幕が出るので、イタリア語が分からなくても大丈夫です。秋田から、kanonのご両親や親しい友人も観に来る予定。なにせ、ピットにもぐって見えないbalaineと違って、kanonは1幕で舞妓さん役なので鬘をかぶってぽっくりさんにお引きずりで歌いながら和傘をクルクル回すなんていう「演技」もあるそうですから。

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2012.03.12

蝶々夫人、初ソリスト合わせ

3/11(日)、当然「大震災」1周年ですが、あまりにも考えることは多く頭が整理されていないので、そのことについてはブログ記事には致しません。
オペラ本番を1週間後に控え、港南コミセンで朝10時からほぼ17時まで練習でした。
希望ホールは大ホールも小ホールもY社とK社の音楽教室発表会で使えず、合唱団だけでなく本番のソリストが4名もいらっしゃったのですが、コミセン(=公民館)での練習で申し訳ない、と言う感じ。

午前中はオケのみ。これまでの練習で「いけてない」部分をマエストロ中橋の指示で練習。多くの場所が、ピッコロのない部分、つまり優しく、柔らかい部分が多く、balaineはかなり暇でした。

Photo_4午後の練習開始前に、マエストロから大震災について、自分が音楽家として、一人の人間として何が出来るのかと自問自答して来た一年であったこと、今こうして皆と音楽が出来ることへの感謝の言葉があり、続いて長い黙祷を全員で捧げました。
そして、「蝶々夫人」2幕第1部の終わりの部分、「ハミングコーラス」を合唱団+ソリストで歌いながら心を込めて演奏し、しばし沈黙致しました。


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2012.03.11

3/18オペラ『蝶々夫人』酒田公演最終案内

あと1週間を切りましたので、公演終了までブログトップに置きます。
Photo_3平成24年3月18日(日)13:30開場、14:00開演、酒田市民会館希望ホールでオペラ『蝶々夫人』全幕原語上演(字幕あり)です。
酒田フィルの第35回ファミリーコンサートであり、トヨタ・コミュニティ・コンサート今年度唯一のA方式のコンサートです。
3/11時点の情報ではまだ50枚ほどチケットは残っているそうですので、いらっしゃる気持ちのある方はどうぞお早めにお求めください。ソリスト、皆さん本当に素晴らしいです!


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2012.03.08

弥生三月春近し?

Photo0308_2あれだけ毎日の様に降り、「もういい加減にしてくれ!」と雪かきに辟易していた2月。
月末頃から大分気温も上がって天気も緩んで来たようでしたが、まだまだ油断できない感じでした。
左は今朝の自宅玄関前。雪に埋もれていた植木もようやく陽の光を浴びる様になってきました。右はクリニックの駐車場ですが、あれだか毎日雪かき、そして排雪に苦労していたのが嘘の様に、歩道にわずかに名残がある程度でほとんど雪は消えてきました。

しかし、もう今後どっと雪の降ることはないんじゃないかと思える様な天気が続きます。
0308今日などは最低気温が1℃と氷点下の気温が見られなくなり、最高気温も8℃と2桁近くになって来ました。
でも週間天気予報では、また日曜から「雪マーク」。
しかし日中の気温が高いのでもうどっと積もることはなさそうです。

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2012.03.06

3月4月のコンサートなど

さて、今週金曜日3/9は鶴岡で山響庄内定期第18回鶴岡公演があります。
Photo翌日3/10(土)の山形県民会館での第219回定期と同じプログラム。
指揮は下野竜也氏、Vnソロは郷古 廉氏で、左の様なプログラム。下野氏の棒はテレビでも何度か拝見していますが、山響はおよそ3年振りの登場。とっても楽しみです!


Operachirasi1そして来週末3/18(日)はいよいよオペラ『蝶々夫人』。
来週末!ですよ!!!
今度の日曜3/11がソリスト合わせ。合唱とソリストが揃ってオケと練習するのは初めて。
そして、あとは3/16(金)から希望ホールのオケピットにもぐって本番さながらのリハとGPとなります。自分も演奏する上、kanonも出演(1幕の結婚披露宴での舞妓役と2幕のハミングコーラス)するのでこれまた楽しみ。

夫婦で市民オケに入っている人は全国にも結構居るでしょうけれど、片やオケ、片やステージ上でオペラに出演する夫婦なんてそうそういないのでは?しかも4年前のオペラ『ラ・ボエーム』(kanonは2幕のカルチェ・ラタンの群衆役と3幕冒頭のミミにお店を訪ねられるバーに勤める女性役)に続き、今回の『蝶々夫人』と2回もそういうチャンスに恵まれて、本当に幸せですね。

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2012.03.05

あと2週!

オペラ「蝶々夫人」酒田公演まで、いよいよ秒読み段階に入ってきました。
3/3,4の土日は、桃の節句だとか、拙クリニックの丸4周年だとか、関係なくみっちり練習です。

33まずは3/3(土)の夜の練習。
今回は本番のゲスト・コンミスである物集女(もずめ)純子さん始め、ほとんどのエキストラ出演者が参加してくださいました。
1st Vn.は初めて5プルト半、2nd Vn.も4プルト人が揃いました。

人が増えるといろいろ問題が起きます。
エキストラの方は、プロやハイレベルなアマチュアの方で、酒フィルの定期やファミリーコンサートにお手伝いを頂いた経験のある方が殆どですが、これまでマエストロから出ていた細かい指示、特にダイナミクスの変化やアゴーギグ、フェルマータの伸び、ソリストが伸ばすところでの棒の動きなどに慣れていないので、飛び出したり遅れたりいろいろありました。
Vn.では「コル・レーニョ奏法」で弾くところが伝わっていなくて、一人だけppで弓でピッツィカートを弾いている人もいました。

また、当然全体の音量が増えますので、マエストロは左手で「抑えて」という指示を出す回数が多かったように思います。でも、全体に美しい響きが増して、ますます本番が楽しみです。

33_2土曜の夜の練習には、月曜に東京での本番を控えながら、しかも声の調子が万全でないにも関わらず、再び砂川直子さんがカバーで参加してくださいました。
実際に「蝶々夫人」がアリアを歌うところに歌が、しかも砂川さんの豊かで圧倒的な声量と、繊細で高いソプラノの声が入るとオケもより注意して演奏します。オケの中で「聴き合う」という、オケとしては当たり前だけれどなかなか出来ているとは言えない状況から、更に進んでソリストを聴きながら自分の出す音をコントロールするという要求の高いレベルになります。
砂川さんご自身も「オケの中で歌うのは勉強になります!」ということでしたが、我々も大変勉強になります。砂川直子さんには本当に感謝です。
いつか、酒フィルと本番の共演をお願いしたいものです。

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2012.03.03

上巳の祓;開院記念日

2012年3月3日(土)、新暦の「桃の節句」です。
4年前の今日、くろき脳神経クリニックは開院しました。
こちら→「桃の節句;初日です」をご参照ください。

Photoうちには立派なひな人形など持たないので、掛け軸を掛けました。
旧暦の桃の節句(新暦では4月3日頃)は、元々は「上巳の節句」と呼ばれていました。
古来中国では上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣(上巳の祓)がありました。これが平安時代に日本に取り入れられ、人々はこの日に野山に出て薬草を摘み、その薬草で体のけがれを祓って健康と厄除けを願いました。この行事が、後に宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、自分の災厄を代わりに引き受けさせた紙人形を川に流す「流し雛」へと発展してゆきます。室町時代になるとこの節句は(旧暦の)3月3日に定着し、宮中で豪華なお雛さまを飾って盛大にお祝いするようになりました。その行事が武家社会、さらに裕福な商家や名主の家庭へと広がり、今の雛祭りの原型となっていきました。
 
つまり、「桃の節句」(=上巳の祓)は身体の健康と厄除を願う日という事で、医院の開院に相応しい日なのでした。
2007年にあの悪名高き「姉歯事件」の影響で「改正建築基準法」が施行されたため、クリニックの建設着工は遅れ、開業すると決めた時に予想したよりもずっと遅く開院せざるを得なくなりました。しかし、そのおかげでずれにずれ込んだ開院日が「3月3日」になったのは天の采配のように感じました。

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2012.03.01

いよいよ3月!

と意気込む訳は、当然3/18(日)のオペラ『蝶々夫人』酒田公演が迫ってきたからです。
先週末から3週連続で指揮の中橋健太郎佐衛門の指導があります。今週はゲスト・コンミスの物集女さんが参加される上、多くのエキストラの皆さんも来られる予定ですし、合唱との合わせもはいるので気合いが入ります。

B昨日も鳥海山の写真を載せましたが、今日は久しぶりに「手蔵田地区」から田圃越しに望む鳥海山。
遮る物のほとんどない田園地帯から見る鳥海山は、より一層大きく美しく見えます。
昨日今日と2日続けて良いお天気で、日中の最高気温は一時的に10℃近くまで行ったのではないでしょうか。コートやマフラーが暑いくらいに感じました。

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今年は積雪が多くて、田圃で落ち穂拾いもままならないためか、酒田で白鳥を見る機会が少なかった様に思います。ようやく田圃の表面の雪も溶けて来て、旧平田地区など田園地帯にはたくさんの白鳥が舞い戻って来たようです。
これから越冬を終えて北に帰るまで、一生懸命食べて食べて栄養を付けることでしょう。


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