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2012.02.05

「蝶々夫人」のプレイベントと指揮者練習

大雪の中、兼ねてよりご案内していたように、2/4(土)、酒田市総合文化センターホールで、3/18のオペラ「蝶々夫人」をより楽しむためにプレイベント(入場無料)が開催されました。
Photoこの数日降り続いた雪。ただでさえあまり広くない総合文化センターの駐車場は大変な状態。酒フィルの団員4名が寒い中駐車スペース案内、受付も酒フィル団員が行いました。

Photo_2入場整理券は500枚すべて出ていたのですが、やはりこの雪の中来場を諦めた方も多かったようで、お客さんは会場の8割入ったかどうかというところ。


Photo_3Photo_4Photo_5演出の大島尚志さんのお話で始まり、指揮者の中橋健太郎佐衛門さんが「蝶々夫人」の音楽を紹介します。
そして、この日のメインイベント、蝶々夫人役のプリマドンナ野田ヒロ子さんの登場。中橋さんのコレペティトゥーアであの有名な「ある晴れた日に」のアリアを熱唱。
盛んな喝采を浴びていました。本当に素晴らしい歌声、そして役に入った演技に思わず涙しそうになる程でした。


実は、今回の酒田フィルのファミリーコンサートはトヨタ・コミュニティ・コンサート(TCC)として開催されるものであり、TCC音楽監督の三枝成彰さんがプレイベントでストーリー解説やオペラの見所などについてお話をされる予定でした。

ところが、あいにくの悪天候。羽田を発った早朝の庄内空港行き1便は、庄内空港上空まで飛んで来ながら数回旋回して天候の回復を待ったものの羽田に引き返してしまったとのこと。羽田で第2便のキャンセル待ちをしたものの、結局満席で乗れず酒田に来れなかったのです。急遽、演出家大島氏がストーリーを解説し、指揮者中橋氏がストーリーの説明と音楽の説明をすることになりました。中橋氏は、「話の内容や台詞には日本人の男子としてまったく共感出来ない」と言明しながら、「しかし、プッチーニの音楽は美しい。指揮をしながらその音楽の素晴らしさには感動する。」と言う様なお話をされました。

Photo_6後半は、大島、中橋、野田三氏によるトーク。
大島さんの司会で、プリマの野田さんや指揮の中橋さんに、このオペラの難しさ、楽しさ、歌とオーケストラなどの話を聞き出す様なトークショー。

Photo_7その中で、野田さんが着物を来てオペラで歌い演じる大変さについて実演を交えて解説。
まず、帯が体中央よりやや上、ちょうど胸郭を広げる肋骨の下方の動きを強く制限しているため、深呼吸がやりにくい。そして着物を着て、大股を広げて立つわけにはいかず、足を閉じて動く大変さを解説。
西洋のオペラならば裾の長く広がったドレスを着て、足を大きく広げて大股で歩いても大丈夫な訳ですが、着物はそうはいかない。婚礼から最後まで蝶々さんはずっと着物を着て演技をする訳ですからその大変さは男でも想像出来ます。

Photo_8会場には、蝶々さんと「長崎式結婚」をする米国海軍士官ピンカートンとの間の生まれる子供を本番で演じるお子さんもいらしていて、ステージにあがってお披露目。母となる蝶々さんと初対面でした。
目のくりくりした可愛らしい女の子(実際の子供は男の子ですが)で、ハキハキと答えていて物怖じもせず立派でした。

さて、その夜は指揮者練習。
0205途中からは、野田ヒロ子さんも参加されて1幕のアリアを指揮&オケに合わせてくださいました。
その歌声には圧倒され、聞き惚れると共に、練習にもより力が入ると言うもの。
「ああ、そうか、ここでこういう風に歌が入っているんだな、、、」と、オケのみの練習と違って理解が深まります。何故そこでダイナミクスが変わるのか、歌が入るから、歌がないから、こういう展開だから、、、そういったことへの理解がより深まる訳です。

0205_2本日も午前10時から午後4時少し過ぎまで中橋さんによる指揮者練習でした。
昨日の1幕の復習、打楽器が加わっての細部の練習。次第に細かい練習になってきました。まだまだ団員によっては、指揮を良く見ていなかったり、他のパートをよく聴いていない状態で、オーケストラとしてのまとまりに欠けている点がたくさんあり、よく中橋氏は切れずに根気づよく我慢強く指導してくださっているものだ、と感心、なかば申し訳ない気持ちを持ちながら練習に参加しています。

Cb普段の練習にあまり参加率が良くないパートも指揮者練習には出て来ていますが、それでも出演する予定の団員が全員揃わないという状況。
特に弦楽器はエキストラの人がこの時期全員揃わないのは仕方ないとしても、団員が全員揃わないで細かい中橋さんの指示指導が徹底するのか心配になります。
写真は、普段あまり目にしない休憩中のコントラバス。フルートパートから観ると遠い端に位置することが多いCbですが、オケピットでは中央一番奥に位置することになるため、休憩中に置いてあるCbとその弓の置き方がbalaineにとっては新鮮でした。

0204写真は昨日朝の自宅周囲の雪の状況。
実は、昨日、プレイベントが終わって、夜のオケ練習まで時間があったので、クリニックに戻って自己練習をした後、自宅に戻ったのですが、除雪車が雪を掻いて行ったためカーポートの前にこんもりと雪の塊がありました。これを甘く見て、少しだけどけてバックでいれようとした車のお腹につっかえてしまい、車が前にも後ろにもまったく動かなくなり、一人で40分程色々やっていたところ、周りの家の方々大勢出て来てくださり(6人程居たと思います)、一緒に車のお腹のしたの雪(というより凍った塊)スコップで掘ってくれ、車を押して頂いてようやく動かすことが出来ました。
その後、カーポート入口付近の雪と氷を一人なるべく取り除いたりして、結局1時間半程雪と格闘し、ヘトヘトになりました。スコップを持っていた両手は指も前腕もパンパンになり、腰や膝が少々痛んで、とても練習どころではない感じなりました。
土曜夜の練習は休もうかと思ったのですが、ピッコロには代わりが居ませんので頑張って少し遅れて練習に参加したのでした。

充実、そして大変疲れた2日間でした。
オペラ本番まで、あと6週と迫ってきました。あっという間に本番になりそうですが、オケはまだまだこれから細部をきちんとして行かなければというところですね。


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