« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

2012.01.31

真冬の玉簾の滝

平成24年になって1ヶ月。1年の12分の一が終わりました。
本当に早いものです。
このところの、毎日の降雪ももう少し我慢すれば春が来るのでしょうね。
そんな中、真冬の風物詩(?)となりつつある恒例の「玉簾の滝のライトアップ」に先日行ってきました。

Photo今年は1月27日(金)〜29日(日)の3日間、17:30~21:00の時間限定で行われていましたので、最終日の日曜の夜に行って来ました。
旧八幡町内は時折吹く風で車の前がホワイトアウト寸前の様な悪天候の中、自宅から車を走らせること約30分。玉簾の滝近くの駐車場には、真冬の夜、天気の悪い中、思ったよりも多くの車が停まっていて驚きました。

Photo_2駐車場から滝までの徒歩5分強の道には雪灯篭が創られ、蝋燭の灯りが雰囲気を盛り上げていましたが、あまりの雪で雪灯篭の多くは雪に埋もれてしまい、灯りも埋もれる寸前という状況。大きな灯籠は写真の様にしっかり灯りを照らしていましたが。

続きを読む "真冬の玉簾の滝"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.28

雪、ゆき、ユキ、Yuki、、、

本当に毎日降ります。
山形県内でも降雪量、積雪量ともにもっとも少ないはずの庄内ですが、毎日毎日降っては積もります。

Photo一日の始まりは、クリニックの駐車場の除雪から始まります。
balaineはやや遅刻気味ですが、kanonやスタッフは8:00過ぎから来た順に「除雪活動」に入ります。今日は積雪量は少なかったのですが、昨日の午後以降に積もった雪と、昨日までの凍った部分を除けるのがなかなか大変。写真のユキオスもフル活動。でも毎日毎日うんざりしますね。

Photo_2拙クリニックには、写真の様に玄関に車寄せがあり、花壇が4カ所あって、車止めもついていて、真っ平らではないので大型のブルドーザでガガガ〜っと除雪するのにあまり向いていないのです。普段は、人力で(ユキオスも参加)一生懸命除雪するのです。


続きを読む "雪、ゆき、ユキ、Yuki、、、"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.25

庄内の歴史のことを少し

大寒を過ぎ、立春までの今の時期が一年で一番寒い時期らしい。
今朝は出勤前の気温が「−4℃」で、道路がガリガリ、部分的にツルツルだった。

さて、久しぶりに庄内の歴史に関する話。
Photoこれは酒田市資料館に展示されている「庄内」の地形図。右側が北で、上方日本海が西になる。
画面左下の方になる村山地方(寒河江、山辺、そして山形市方面)との間には出羽三山が通行を阻む。
真ん中下の最上地方とは、最上川以外はやはり山に隔てられている。
左端の新潟方面には朝日山系が聳え、日本海に面した温海の狭いところを越えて行くしかない。
そして画面右側秋田との県境には独立峰としては東北一2236mの高さを誇る鳥海山が聳え立っている。
それらの山々と日本海に囲まれた地域の真ん中を、山形の母なる大河最上川が流れ貫き、そのやや南には月山から朝日山系から流れ下って集まった赤川が鶴岡から三川町を貫いて、最後は酒田市で日本海に注いでいる。

地形図を見るだけで、庄内地方がいかに肥沃な土地であるか想像に難くない。山、川、田畑、そして海とあらゆる幸に恵まれた、幸せな地域である。
今や毎年1000人以上人口が減り続けている、湊町酒田は地理的に見て庄内平野の海側の真ん中に位置する。鶴岡は湯野浜〜大山から一歩奥に位置して比較的山に近い。

酒井家が庄内を治める様になった時、酒田(亀が崎城)と鶴岡(鶴が岡城)の2台拠点があったのだが、鶴岡が武士中心の街となった理由としては、当時の酒田があまりにも栄えていたことが挙げられる。海運、舟運で物や人が大いに行き交い、活気のある街だったということは、遊興の面でも栄えていた訳で、花街も発達していたらしい。庄内藩としては、そんな酒田よりも山よりに少し引っ込んで静かな鶴岡を城下町とする方が家来達の日常生活の安全安定の面から好ましかったようである。徒歩であれば、鶴岡から酒田までは健脚でも6時間はかかる道のり。往復するだけで1日を費やすのであるから、そうそう容易に「酒田に遊びに」行くわけにはいかなかっただろう。

続きを読む "庄内の歴史のことを少し"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012.01.23

「蝶々夫人」まで8週を切りました

1/21,22の2日間は、オペラ「蝶々夫人」の練習。
土曜日、kanonは午後4〜6時に合唱の立ち稽古。
入れ違いでbalaineは午後7時から9時まで、そして日曜は10時から16時までみっちり鍛えられました。

0121本番指揮の中橋健太郎佐衛門さんによる指揮者練習は今回で3回目。「蝶々夫人」の譜読み練習は昨年の5月に始めたのですが、11月の定期演奏会の練習が中心でしたから、オペラ練習に集中できる様になったのは昨年12月から。
今回は、本番でゲストコンミスとして加わって頂く物集女(もずめ)純子さんが初参加でした。
土曜はなんとか1幕を通し練習。

0122日曜日は、打楽器奏者も加わって、1幕の復習から始まり、休憩、昼食などを含めて16時まで、実質4時間半の練習。
特にp、ppなど弱音やdiminuendoにもっと気を配る様に、とても繊細なところでは集中して繊細に演奏する様に指導を受けました。
手前味噌ですが、オケも大分レベルアップして来たと思います(まだまだ譜面について行くのがやっとのところが多いのですが)。

続きを読む "「蝶々夫人」まで8週を切りました"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.20

大寒の鳥海山

今日は「大寒」。暦の上では一年で最も寒い頃。
だがあと14日もすれば、「立春」なのである。

東京や神奈川では一部で雪が降ったらしい。こういう時、「裏」日本は良い天気であることが多い。
01200120_2今朝出勤時の気温は確かに0〜1℃と暖かくはなかったが、朝早くから眩しい程に太陽が輝いていた。
今週火曜日辺りから雪は降らなくなり、水木と晴れ間が出て、昨日も眩しい程に太陽が出た。

01130119毎朝苦労していた除雪も、先週土曜に重機で除雪排雪に入ってもらったが、ここ数日の太陽の光による溶雪の方が変化は大きい。
左の写真は先週金曜、右の写真は昨日の昼頃。6日間でこんなに違う。
やはり太陽の力は今更ながらに偉大だと感じる。


続きを読む "大寒の鳥海山"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.19

サロン・コンサート第18回のご案内

(演奏会当日までトップに置きます)
2012年2月12日午後3時開演です。
山響弦楽器奏者4名で構成される「山形弦楽四重奏団」(山形Q)の5回目の登場となります。
Q2nd Vn.が今井東子(はるこ)さんに代わって2回目の庄内での演奏となります。
ベートーヴェンの「ラズモフスキー2番」にハイドンの「ご機嫌いかが?」、そして山形Qが精力的に演奏に取り組んでいる邦人作曲家の一曲として幸松肇の「弦楽四重奏団のための日本民謡第2番」。
昨年2月のサロン・コンサート第12回(山形Q庄内定期第3回)で「第1番」の演奏を聴きました。今回も楽しみです!
たくさんのお出でをお待ちしております。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.01.17

これからの演奏会予定

今日は、久しぶり(今年になって初めて?)に空に輝く太陽を拝みました。陽光が眩しかった。
さて、ちゃんと仕事もしているのだが(と断る必要はないのだけど)、また音楽の話題です。

Photo2月4日(土)に、酒田市総合文化センターホールにて、3/18のオペラ「蝶々夫人」(希望ホールで全幕言語上演字幕付き)に向けてのプレイベントが行われます。
音楽監督の三枝成彰氏がストーリーや見所を解説し、指揮の中橋健太郎佐衛門氏がコレペティトゥーアでピアノを弾いて「蝶々さん」役のソプラノ野田ヒロ子さんが歌います。さらに、演出の大島尚志氏を加えて4人でフリートークと盛りだくさんの内容で、なんと「入場無料」です。
ただし、入場整理券が必要ですので、市総合文化センターか酒田フィルにお問い合わせください。

Qつづいて2月12日(日)は、山形弦楽四重奏団の庄内定期演奏会、その第5回目になります。サロン・コンサートとして第18回ですから、ジョンダーノ・ホールのサロン・コンサートの4〜5回に1回は山形Qの演奏会ということになります。
今回も魅力的なプログラム。balaine的には幸松肇氏の「弦楽四重奏のための4つの日本民謡第2番」が大変興味があります。原曲を損なうことなく、弦楽四重奏ならでは緊張感と美しさを活かした幸松氏の作曲(本人は編曲と言われるとか)が素晴らしいのです。


続きを読む "これからの演奏会予定"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.16

サロン・コンサート第17回「鈴木秀美リサイタル vol.2」、無事終了しました。

2012年1月15日(日)、あいにくの雪の中を熱心な音楽愛好家のお客様が集まってくださいました。
電話で予約はしていたものの、当日予定が出来たとか、雪だとか、いろいろな理由で来れなかった方が8名程いました。
主催者であるbalaine & kanoを合わせて65名程で、用意した椅子も10席程空いていました。

しかし、そんな中でも昨年4/2の鈴木秀美さんのリサイタルに、大震災直後で被災もしておられながら岩手県宮古から電車を乗り継いで聞きにこられた方が、今回もこの悪天候の中をいらしてくださいました。近くの方が10人来られたより、balaine的には嬉しく驚きでさえありました。

Photo15時少し過ぎて開演。
1曲目は、バッハ無伴奏チェロ組曲の第2番。ニ短調の物悲しく暗く問いかける様な上向系の旋律から始まります。暖房のせいで湿度が少し下がってしまってちょっと弾きにくそう?
しかし、組曲が進むに連れて音楽は熱を帯びて来ます。
(写真はお話中の秀美さん。演奏中はシャッター音がするため写真は撮っていません。)


Photo_2前半の2曲目は、第4番ホ長調。
アンドレア・アマティ作と言われるオリジナル楽器は、どちらかというと比較的明るく温かい音色で、2番よりも4番の方が調性上も合う様に思います。
また、ジョンダーノ・ホールはせいぜい7、80名が着席可能の広くない部屋である為、頑張って大きな音を出す必要はありません。現代チェロは金属弦を張ってテンションを強くかけた弓で力をいれて擦ると大きな音が出る訳で、1000名以上入る大ホールで「ソロ」コンサートをすることも可能です。しかし、「古楽」と言われるオリジナル楽器の時代、16〜18世紀は王宮、貴族の館などの響き良い、それほど巨大な部屋ではない、もしかすると王様とお妃そして親しい貴族と供の者達などせいぜい10人程度で音楽を楽しんだ時代なので、「囁く様な」「すぐ近くで会話をする様な」音量で十分。
ジョンダーノ・ホールのような広さで演奏することは、バッハやその前の時代の音楽にとってまさにちょうど良いものだと思っています。

続きを読む "サロン・コンサート第17回「鈴木秀美リサイタル vol.2」、無事終了しました。"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012.01.13

よぐふりますのぉ

最近毎日雪が降っています。
もうしばらく鳥海山の姿も見ていません。今年に入ってまだ一度も鳥海山の写真を撮っていません。

0113拙クリニックは院長のbalaine以外は全員女性スタッフなのですが、皆働き者で、朝はまずクリニック駐車場の雪かきから仕事が始まります。男のbalaineが一番働かないのですが、昨年雪かきをした後に激しく体調を崩して寝込んだりしたので、最近は控えめに働いています(院長が寝込んでしまったら診療はストップしますので)。
今朝も皆で雪かきしましたが、静かな雪が降り続けすぐに路面は白くなり、駐車枠の線は見えにくくなってしまいます。

Photo向かいのツルハドラッグさんは、拙クリニックの5倍はある駐車スペースを持ち、車止めなどもなく割とシンプルな長方形なので重機でガガガ〜っと除雪作業をしています。ちょっと羨ましいと思いながら眺めています。

明後日のサロン・コンサートに備えて、駐車場を確保しておかなければなりませんので、土曜の午後に重機を入れてキレイに除雪し、さらに溜まった雪を上の写真の様に残しておく訳には行きませんのでトラックで運んで行ってもらう「排雪」もお願いしています。


続きを読む "よぐふりますのぉ"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012.01.12

楽器演奏と湿度

楽器、ことにクラシック音楽に用いるアコースティックな楽器から音が出る構造は物理的には単純である。
弦を弾いて振動する(チェンバロ、ギター)、弦を叩いて振動する(ピアノ)、弦を擦って振動する(ヴァイオリンなどの弦楽器)、リードを震わせる(クラリネット、オーボエ、ファゴットなど)、唇を震わせる(トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバなど)、空気に渦を作って振動する(フルート、尺八、リコーダーなど)、と言う具合に、要するに何かが振動することでそこから音が出る。

Photo日曜日に鈴木秀美さんを迎えるにあたって、最近気をつけているのがジョンダーノ・ホールの室温と湿度。写真では、室温18℃、湿度50%を示している。
楽器がちゃんと振動していい音を安定して出す為には、振動体の長さや硬さが最適で一定である必要がある。そのためには温度と湿度が最適で一定である必要がある。

暦の上でも「小寒」を過ぎて「大寒」まであと一週間あまり。昨日今日は非常に寒く、日中の最高気温も外は0℃。自宅でもクリニックでも日中は持続的に暖房を入れている。
ジョンダーノ・ホールはリハビリ室でもあるので、ウォーターベッドによる治療を受ける患者さんの為に、エアコンと局所的には温熱ヒーターで暖房を入れている。すると部屋の湿度はどんどん下がり、何もしないでいると30%程度になってしまう。

続きを読む "楽器演奏と湿度"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.11

あと4日です!

1/15(日)の鈴木秀美さんのバッハ無伴奏チェロ組曲演奏会まで、あと4日と迫ってきました。

PhotoPhoto_2今回のプログラム用に新たに一文をお願いしたところ快く書いてくださったので、前回の昨年4/2のコンサートの模様の写真とともに掲載しました。
 昨年、第10回斎藤秀雄メモリアル基金賞を受賞されたのでプロフィールがはみ出しそうなくらい長くなりました。

あとは、お天気が心配です。


続きを読む "あと4日です!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.08

オケ活動始め!

今日は1月8日。
昭和64年1月7日、昭和天皇が崩御され、翌1月8日当時の小渕官房長官が「平成」という元号を掲げて23年。
酒田フィルハーモニー管弦楽団(たまにはフルネームで)は昨夜から「練習始め」です。

Photo_23/18(日)希望ホールでのオペラ「蝶々夫人」公演に向けて、2幕第2部から練習スタート。balaineは第3フルート&ピッコロ。休みがとても多くて、吹かずに待ってる(ただボーッとしている訳ではなく、休みの小節を数えながら、自分の出番の数小節前の他のパートを確認しながら、指揮を見ながらなので、結構これが疲れます)時間の方が長い様な気がします。
しかし、ピッコロはたった一本でもオケ全体の中ではっきり目立つパートなので、ミスが許されません。これも緊張するので結構疲れます。
と言うことで、練習でもかなり疲れるのです。

あと2ヶ月ちょっとで本番です。頑張りましょう!

続きを読む "オケ活動始め!"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012.01.06

ブログ開設して8年目

2005年1月6日にブログを始めました(「はじめました」を参照)。
今日で「8年目」を迎えることになります。

Photo時代は変遷し進んでいます。
ツイッターは理由もなく嫌いな私。mixiもやることなく過ごしてきましたが、一昨年の夏に山形で「アフィニス音楽祭」があったことを一つのきっかけにFacebookを始め、最近ではインターネット使用頻度の半分以上はFBに移行しています。

7そのため拙ブログも毎日は記事を書くことがなくなって来ており、「いつかブログも終了かな?」という考えもチラッと脳裏をかすめます。ただ、継続は力なりであり、サロン・コンサートの告知宣伝効果も期待してまだしばらくは続けるつもりであります。
(写真は、ココログのアクセス解析で直近の7日間のアクセス数のグラフです)

続きを読む "ブログ開設して8年目"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.01.05

謹賀新年

2012年も5日目、1月5日です。
拙クリニックは今日から仕事始め。

一週間も休診にすると、「ハワイでも行くんですか?」と聞く人もいますが、そんな余裕はありません。横浜に住む年老いた両親が二人ともいろいろ病気を抱えており、お正月くらい顔を出そうということで実家に帰っています。

病院勤務医時代はお正月を実家で過ごすなどということは皆無でした。唯一12/30の夜に帰って12/31が明けて、1/1に日付が変わってから1/1の朝8時までに山形に戻るという強行軍で年の瀬に実家に行ったことはあります。病院勤務の脳神経外科医なんて、科長クラスになって下っ端でなくなってもそんなもんでした。

PhotoPhoto_2Photo_3新年明けて、お雑煮を頂いてすぐに初詣に出かけました。
左から、拙クリニックの地鎮祭をお願いした八雲神社、酒田の鎮守様下日枝神社、そして日本国内に4つある南洲神社の一つで酒田の飯盛山の麓にある南洲神社。例年通り三社参りをしてから横浜戸塚の実家へ車で向かいました。

続きを読む "謹賀新年"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »