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2011.12.05

白鷹町「あゆーむ」でハーモニーコンサートを聴く

12/4(日)は、白鷹町文化交流センター「あゆーむ」で開催された、第15回ハーモニーコンサートを聴きに行ってきました。
出演は山響、指揮は工藤俊幸さん。

Photoこの「あゆーむ」は出来てまだ3年目の新しい多目的施設で、満席約200の小〜中型ホールといくつかのギャラリーや多目的な小部屋を備えています。
(写真は玄関へのアプローチ)
白鷹町の材木を中心に木の温もりの感じられる音響の良いホールとの噂を聞いていましたが、これまで訪れるチャンスがなかったのです。

Photo_2今回、久しぶりに夫婦揃って行事のない日曜日。久しぶりの山響のコンサート。指揮も顔見知りの工藤さん。プログラムもちょっとひねった感じで、これは是非行ってみたいと思いました。
ホールは、木製の椅子を並べて約200席。さらに後方の一段あがったスペースに追加で椅子を並べられるようになっています。
ステージは割と小さく、今回の山響さんは8−6−4−4−3(だったと思う)と小編成でしたが、ステージにはほとんど隙間がない状態。酒田の公益ホールのステージよりもやや小さい印象でした。

15名程度のアンサンブル、たとえばヴィヴァルディの四季なんてやるにはちょうどいいスペースではないかと思います。先日の樫本大進とBBSなんかにはピッタリのスペースと雰囲気だと思いました。

今回のプログラムの最初に、まずは3/11大震災の犠牲者追悼の音楽として、バーバーの弦楽の為のアダージョの演奏が捧げられ、拍手なしで数十秒の黙祷が行われました。山響の美しい弦の奏でる最初の数小節を聴いただけで涙が出そうでした。。。

続いて、前半はメンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」とディーリアスの「小オーケストラの為の2つの小品」。
「フィンガル、、、」は酒フィル定期の前プロの候補にも挙がったことがあったので音源を聴いたことがありますが、「難しそう、、、」というイメージで終わっていました。生で聴くと、神秘的な洞窟の美しさを描写的に音で描いた絵のような作品。洞窟の暗さ、寒さとその奇岩とも言える形状、静かな美しさ、洞窟内の深い水の不安な感じ、周囲の海の逆巻く波という映像が見えるようでした。

2曲目のディーリアス。この作曲家の名前は知ってはいても、曲名「小オーケストラの、、、」は知りませんでした。ところがその「2つ」の名前がそれぞれ「春初めてのカッコウの声を聴いて」と「川面の夏の夜」というタイトルだと聴いて、「あ、あの曲なんだ」と膝を打った次第。

今年7月にkanonのチェンバロとともに、ブランデンブルク協奏曲第5番1楽章で参加させて頂いた酒田中央高校音楽部の定期演奏会。ブログ記事「ブランデンブルク協奏曲第5番演奏しました」を参照ください。その演奏会のプログラムの一つがディーリアスの「春初めての、、、」だったのです。

「あゆーむ」の様な小さめのホールでは、山響の美しい弦の響きが、特にパートごとによく分離されて聴こえるので、ディーリアスの意図したであろうチェロと木管の繋がり等の効果がよく分かった様な気がしました。

後半は一曲。ベートーヴェンの交響曲第8番。
有名な「運命」「田園」「ベトしち」と「第九」の間に挟まれた曲ですが、久しぶりに聴くと実に良い曲だと思います。それほど難易度も高くなさそうだし(勘違い?)、酒フィルでも取り上げてみたいと思いました。上記の有名曲ほどに頭に残らないのは何故なのかは分からないのですが、最初の2小節を聴いただけで「ああ、ベートーヴェン」と思う、ベートーヴェンらしい曲想の連続。

Photo_4フルートはTさんが退団されてからオーディションを行っているものの、足達先生の隣に座る人がまだ決まっていません。今回は足達先生のお弟子さんでbalaineも足達先生のフルート教室の夏合宿の猪苗代湖畔の民宿で椅子取りならぬ座布団取りゲームで争った(?)N嬢でした。
(写真は「あゆーむ」の玄関ホール脇に鎮座ましましている真空管アンプにJBLのスピーカーなど、かなりマニアックなステレオ装置。希望者はCDやレコードを聴けるの様です)

アンコールは、「愛のあいさつ」オーケストラ版。
う〜〜〜ん、この曲はやっぱりチェロ一本とかの方がいいと思うなぁ。。。


今回のハーモニーコンサートの主催者の代表であるM氏に、「是非、終演後の交流会にもご参加ください」と誘われていたので、厚かましくも夫婦で参加。場所を移動してとは知らなかったので、打ち上げ会場を知らない我々をヴィオラのKさんご夫妻が先導してくださいました。感謝!

Photo_3打ち上げ会場に行ってみると、実行委員の方々と山響関係者以外は我々夫婦だけ。「場違いじゃなかったのかな?」という思いは少しあったものの、後はよくお顔を存じ上げている方々ばかりなので、すぐにいろいろ楽しいお話。
写真は、白鷹町の実行委員の方々手作りのクッキーやケーキの一つ。
ちゃんとこういうシールまでつくってあるところに、実行委員の方々のきめ細やかな心配りと準備にかける意気込みを感じました。この実行委員の方々がいつも温かく山響を歓待しておられるため、団員も演奏はもちろん演奏会後の交流も楽しみにされているようでした。

ちらっとだけ聞いた、白鷹町と被災地気仙沼の関係(白鷹の殿様が気仙沼に移ったらしい)などについてはまたの機会に。交流会でも「ソムリエ」と呼ばれていた日本酒通のN爺氏を中心に、気仙沼のお酒などで盛り上がっていたようです。
balaineは車ですのでウーロン茶で我慢。でも久しぶりにチェロのSさんともゆっくり話ができましたし、酒フィルを指導指揮してくださったこともある酒田出身のマエストロ工藤俊幸さんとも少しお話が出来ました。

雪の夜道の月山越えを予想して、交流会はまだつづいていましたが18時に失礼して、最上川沿いを白鷹ー朝日町ー大江町ー西川町と走って山形自動車道に入り、20時少し過ぎに酒田に到着しましたが、予想通り月山道は約5cmの積雪で、途中FR車のお尻を振り振りしながら(ESPというコントロール装置はついているのですが)帰ってきました。

まだ完全に風邪が治りきっていない中の強行軍ではありましたが、ステキな音楽とその後の楽しい交流会でいただいたパワーでなんとか今日も診療を乗り切りました。

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コメント

木島由美子さんの作品集の収録にも使用された「あゆーむ」での山響コンサートにいらっしゃたのですね。
ホールの「あゆーむ」も魅力ですが、バーバーの「アダージョ」と、何といっても「春初めてのカッコウを聞いて」(ディーリアス)が演奏されるということで、とっても行ってみたかったのですが、白鷹は何と言っても遠く(感じられ)、天候も気になり、とうとう行かずじまいに終わってしまいました。
それにしても、その行動力には敬服いたします。

投稿: nimod. | 2011.12.08 21:26

先ほどのコメント、名前に綴りミスがあったようです。
nimrod.に御訂正ください。

投稿: nimrod. | 2011.12.08 23:23

nimrodさん、ず〜っと日曜が自由になりませんでしたし、山響のコンサートもなんだかご無沙汰していたし、「あゆ〜む」に行った事がなかったので、少し無理をして行きました。「タダでは転ばぬ」性格なので、白鷹に行く前に山形市で2つ用事を済ませ(ひとつは家内の希望で、津波を生き抜いた着物という展示、kanonのブログ参照)、上山狸森の喫茶店で山響FCの麗しき女性二人と待ち合わせして、それからあゆ〜むに行きました。久しぶりに(オケの練習以外で)充実した日曜でした。

投稿: balaine | 2011.12.09 01:46

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