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2011年12月

2011.12.31

良い年をお迎えください。。。

毎年、大晦日にもブログを書いてきました。
今年2011年は、日本にとって、関東東部と東北にとって、特に太平洋沿岸に暮らす東北の人と福島の人にとっては、深い悲しみと心の奥におしこめる事を余儀なくされた怒りと不満と今もまだ続く不自由を受け止めて乗り越えなければならない試練の年でした。
balaineのように同じ東北地方でも日本海側に暮らすものにとっては、2回の停電とガソリンを中心とする一時的な物流の不自由さ以外はほぼ平常通りの生活をしており、同じ東北の人間として今の状況をテレビなどで目にするたびに申し訳ない気持ちになります。

しかし、balaineにも生活があり、多額の借金によって立ち上げた個人立の診療所があります。そこで働くスタッフもbalaineが抱えている訳です。被災地に行くというような直接的な「行動」では何もしておりません。僅かばかりの義援金、寄付金を何回か行いましたが、そんなものは現場に直接行って支援活動を行っている人達に比べればまったく大した事はありません。

来る新たな年が本当の意味で復興、そしてさらなる発展への年となりますよう祈るのみです。
Photo拙クリニックは来る3月で開院して丸4年。3月3日でなんと「5年目」を迎えます。
怠惰ですぐに流されてしまうbalaineとしては「初心」を思い出し、開業医としての使命感を持って働いて行きたいと思っています。

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2011.12.29

H23年仕事納め

本日12/29(木)の正午で仕事納めとしました(市内の開業医さんの中では明日診療するところもあります)。

2011年、平成23年、卯年もあと2日となりました。

Photo来年は2012年。
平成24年、辰(龍)です。
ウサギでは飛び越えられなかった状況を、ググ〜ンと天にも駆け上る勢いで回復してくれる年になるでしょうか。


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2011.12.27

先週末は体調不良、今日は『第九』

しかし、18時過ぎまで診療のある身では山形テルサまで聴きに行けない。

何年前になるだろうか、県民会館で山響の「第九」を聴いて以来、生の「第九」は聴いていない。
クラシックは、交響曲は、そして「第九」は、どんなに素晴らしいステレオ装置で聴いても、生の演奏のあの迫力、あのダイナミックレンジの幅、そして人間の肉声が会場を震わせる活き活きとした音楽に敵うものではない。コンサート会場でしか、その音楽を真に味わうことは出来ない。

1225_21225このクリスマス寒波は酷いものだった。
今日も寒いけれど日中少し緩んだ。
写真は12/25の早朝の自宅周りの様子。朝が空けぬうちから、「地震か?!」というような激しい振動を家全体に響かせながら、市で出している除雪車が家の前の道路をガガガ〜と除雪して行った。

住民は、除雪車がかいた雪や氷の塊のために自宅から車が出せなくなるので、その後、スコップやスノーダンプを手に、自分の家の前の雪や氷を再び別の場所に寄せる作業を強いられる。そうしなければ車が出せない。

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2011.12.23

冬至を過ぎて真冬来る

天皇誕生日。
78才になられた陛下。体調もまずまず回復された由、慶ばしいこと。

予報通りの天気。
寒いです。日中の最高気温が1℃。
1223今週末はもちろん、来週前半まで寒い寒い日々が続きそう。年末には寒波もすこし緩むのでしょうか。
正月休みもゆっくりする暇はあまりなく、戸塚に住む年老いた両親を見舞う目的で車でトンボ帰りの予定。
(自宅の自分の部屋と院長室、片付けたいな、、、)

さて、寒い話ばかりではアレなので。
Photoこちらは、今日ランチをとった酒田市こがね町の「ナノカフェ」さんで、セットのデザートに出て来た可愛いサンタさん。
イチゴと生クリームだけでなので、もちろんパクッと食べられます。こういうちょっとしたサービスがいいですよね。


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2011.12.21

サロン・コンサート第17回「鈴木秀美リサイタルvol.2」のご案内

(本記事はリサイタル終了までトップに掲載します)

新年(2012年)1月15日(日)、午後3時開演です。
Hidemiaa鈴木秀美さんについては解説の要はないでしょう。今年4月2日に初めて「ジョンダーノ・ホール」にご登場頂き、バッハの無伴奏チェロ組曲から1番、3番、5番を演奏して頂きました。
通常は80名も入れば一杯のホールに、合計108名の方にお越しいただき(本来は大震災がなければ希望ホール「小ホール」での開催の予定でした)、最前列のお客さんなどは手を伸ばせば、秀美さんや楽器に触れそうなほど間近の、真にサロン的雰囲気の素晴らしいコンサートでした。

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2011.12.20

山響庄内定期第14回酒田公演ほか

12/18(日)は山形交響楽団庄内定期演奏会第14回酒田公演。

前日のサロン・コンサート第16回を、雪降る中にもかかわらず好評のうちに終えることが出来、夜は出演された八百板氏とMrBach1954さんこと、八百板氏の弟子Hさんとbalaineとkanonで酒田駅前の「庄内藩」へ。
ホテル駐車場に車を止め、シャッター街の駅前通りを渡り、店を目指すが、19時頃なのに人影がほとんど見られず、なんとも寂しい駅前。。。

と思いきや「庄内藩」は凄い賑わい。予約してなかったらまず入れなかったでしょう。「ここは別世界?」と戸惑いを覚えるほど、熱気にあふれて皆美味しいお酒や肴を楽しんでいました。我々も、熱燗から入り、冷や酒を2本空け(といってもたったの300ml瓶を2本と可愛いもの)、美味しいお魚やお肉や炭水化物をいただきました。

日曜、12/18の朝は、少しのんびり寝坊などしたいところですが、9時から八百板氏にレッスンを受けるため8時過ぎに起き出して準備。
バッハのロ短調フルートソナタの1楽章のレッスンをして頂きました。kanonのチェンバロともにパウエルの木製管モダンフルートで演奏しましたが、音楽の技巧よりも表現について、とてもたくさんのことを教えて頂きました。1時間ほどのレッスンでしたが、八百板氏が何十年かかけて学び自分の血や肉にして来た知識を教わるので、私にとっても何年分かのレッスンといえるほど内容の濃いものでした。
あとは、それを只飲み込むだけではなく、ちゃんと消化吸収して自分の血や肉に出来るか、です。
「頭」ではなんとなく理解しました。「心」ではまだ理解しきれていないと思います。それを表現する技術も未熟です。

ああ、いっぱいやることがあって、いいなぁ〜!

さて、午後はタイトルの山響酒田公演。
まずは12時にチラシを2部(計2000枚)、希望ホールに持参。1/15の鈴木秀美さんと2/12の山形Qの2つのジョンダーノ・ホールでのサロン・コンサートのチラシです。
ヴィヨンでいそいでランチをしてすぐに希望ホールに戻り、13時からみんなでチラシ挟みのヴォランティア。
いったん家に戻って着替え、15:15の開場を目指して再び希望ホールへ。

121815:20から木五のロビーコンサート。各首席(クラス)の5名で構成された、凄いレベルの木五でした。
ホルンの八木さんもMCは慣れた感じで、1曲目は「ルネ王の暖炉」。フランスの作曲家ミヨー(フルートのソナチネを吹いたことあり)の作品で木五の世界では有名な曲。抜粋で3曲演奏されました。
続いては、来年創立40周年を迎える山響とかけて、、、「ルパン三世のテーマ」木五版。「ルパン三世」は来年でアニメ化40年を迎えるのだそうです。ジャジーな編曲を5人のヴィルトォーソが難なくこなします。
最後に、時季的に、クリスマスソングメドレーで〆。とても楽しめました。しっかり「大震災被災地支援募金」もさせて頂きました。

1218_215:45頃から、音楽監督の飯森さんによるプレトーク。
balaineは、酒田公演実行委員の一人としてドア脇で開場案内をしたり、2階3階4階の下手側のドアをまわっていたりで、ろくに話は聞いていません。

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2011.12.19

サロン・コンサート第16回、無事終了!

前日からの雪は小振りになったものの、寒さ厳しい冬の中、土曜の午後遅くにも関わらず、ジョンダーノ・ホールには幸い53名のお客様を向かえる事ができました。
都合で予約をキャンセルした方が2名居たにも関わらず、当日券も出て、主催者側としては当初の予想(40名超えればいいな、、、)を大きく上回るお客様に気分も盛り上がります。

Photo「今から遡ること300年と少し、ピアノという楽器はまだ試作第1号機ができたか、という時代、ヨーロッパの宮殿や貴族の館では絢爛豪華な装飾を施されたチェンバロという楽器がこのような音楽を奏でていました。。。」
コンサートは八百板氏のこのようなナレーションによって紙芝居でも観る様に始まりました。

Photo_2演奏中の写真は残念ながらありません。
チェンバロは音量が大きくない楽器であり、デジイチではバカでかいシャッター音がするため、演奏の合間にしか写真を撮りませんでした。その代わり、ビデオから静止画像を取り込んでみましょう。

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2011.12.16

いよいよ明日!

12161216_2昨夜からパラパラと降っていた雪。今朝は数cmですが酒田でも積雪。
左は自宅2階から家の前を見たところ。今年始めて車に積もった雪をかきました。
右は夕方のクリニック前、昼頃いったん消えた雪も、午後に降り積もりました。

予報どおりとはいえ、この週末は雪!
明日はサロン・コンサート第16回「八百板正己チェンバロ・リサイタル」です。八百板氏から演奏会に来られるお客様に挨拶文を頂いたので、プログラムに加えて変更し印刷しました。

Photo幸い、チケットを前売購入された方+電話での取り置き予約で50名弱。初めてのコンサートとしては十分な手応え。後は明日の天気で尻込みして直前キャンセルや、チケット買ったけど行くの止めようという人が出ないことを祈ります。

明日のコンサートから、1/15の鈴木秀美さんのリサイタルのチケットも発売を開始します。
2/12の山形弦楽四重奏団第5回庄内定期演奏会のチラシも明日届く予定です。

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2011.12.13

あと4日です!

今週末、12/17(土)のサロン・コンサート第16回まで、あと4日と迫ってきました。
16回の中で、初めての「チェンバロのみ」のコンサートになります。

Photoチェンバロも現代のコンサート業界で市民権を得て来ています。しかし、東京ならばチェンバロのみの演奏会もたくさんあるでしょうが、地方都市ではまだまだ珍しい楽器。
ここ庄内地方で、チェンバロだけのリサイタルはbalaineが知る限りにおいては初めてではないでしょうか(協奏曲やアンサンブルではこれまでにもあったようです)。間違っていたらどなたか教えてください。

Photo_2Photo_3いつものように手作りのプログラムを作りました。
プログラムは、八百板正己氏渾身の(?)内容です。
バッハのゴルトベルクも演奏しますが、「全曲」という分けにはいきません。アリアから第30変奏まで通して演奏すると、それだけで1時間20分近くかかりますので、聞く方にも体力が要ります。
今後、何回かに分けて、最終的にゴルトベルク変奏曲全曲をジョンダーノ・ホールで疲労して頂きたいと考えています。

その他の楽曲についても、時代背景やその当時の音楽の特色などの解説を加えながらの演奏ですので、チェンバロや、ルネッサンス期、バロック期の音楽に詳しくない方にもきっと楽しめる演奏になるでしょう。もちろん、すでに知識のある方や詳しい方はさらに楽しみが広がること請け合いです。

週末の天気は「曇り時々雪、気温1℃」などと予報されていて厳しそうですが、ジョンダーノ・ホールに温かい時間が流れることをbalaineも楽しみにしています。
翌日曜には、八百板先生にJSBachのフルートソナタを見て頂く予定にもしているので、そちらも大変楽しみです。


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2011.12.12

オペラ第2回指揮者練習

昨日12/11(日)は、来春のオペラ「蝶々夫人」の練習。
土曜の夜と2日続けてはやはりきつい。しかも今回は本番指揮のマエストロ、中橋健太郎佐衛門さんの2回目の指揮者練習。

Photo11/20の定期演奏会の練習のため、オペラの練習はどうしても制限され、指揮者練習はなんと8/27,28の第1回以来、3ヶ月半振り。
全然できない(一応弾いてはいる)我々を怒ることもなく、むしろ「うん、なかなか、、、」「いいですよ〜」とおだててくださり、今回は「細部は目をつぶって」「全体の把握」を目指して、懇切丁寧に指導してくださいました。

もっとも印象的だったのは、1幕の終わりや2幕2部最後のもっとも盛り上がり、感動的な部分で、歌いながら唸りながら棒を振りながら、「あ〜、なんか僕ひとりで盛り上がっちゃって、、、」「ここはもっと感情を出していただきたいのですが、、、皆さん、いまひとつおとなしいというか、、、」。
というようなことをおっしゃいました。

要するに、楽譜に書いてあることを音にするのに必死で、場面や歌を考えて感情表現をするレベルになっていないのですね、我々が。
マエストロ、ごめんなさい!
つぎはもっといい演奏をしたいと思います。。。

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2011.12.09

冬来たりなば、、、

と、毎年思います。
冬は、やはり好きではありません。

ぼんやり寒いよりは、キリッと寒い方がいいですが、balaineは宮崎県のDNAを受け継いでいる九州生まれの人間。自宅でも暖房の近くにいます。

12021202_2これは先週12/2、久しぶりに天気のよかった鳥海山の写真。左は朝、新雪が朝日を浴びて光り輝いていました。右は昼休みに撮った写真。
その後、またずっと曇り、雨の日が続いていて鳥海山の姿は見えません。


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2011.12.08

サロン・コンサート第18回の告知1

師走。
大雪も過ぎ、クリスマス、年末、正月に向かって、時間は無慈悲に動いて行きます。
いろいろやりたい事や考える事や、、、あるのですが、時間に追われます。
ブログも、そういうわけでやや滞りがち。

Q来年2月12日(日)に予定している、サロン・コンサート第18回「山形弦楽四重奏団第5回庄内定期演奏会」のチラシです。
12/18の山響庄内定期酒田公演でプログラムへのチラシ挟みに間に合わせるため、昨日の夜と今日の午後(木曜は半ドン)で作成しました。ベー様のラズモフスキーに、山形Qの定番となりつつある幸松氏の日本民謡を弦楽カルテット用に編曲(作曲)した第2番。そして弦楽四重奏の王道ハイドン先生です。

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2011.12.05

白鷹町「あゆーむ」でハーモニーコンサートを聴く

12/4(日)は、白鷹町文化交流センター「あゆーむ」で開催された、第15回ハーモニーコンサートを聴きに行ってきました。
出演は山響、指揮は工藤俊幸さん。

Photoこの「あゆーむ」は出来てまだ3年目の新しい多目的施設で、満席約200の小〜中型ホールといくつかのギャラリーや多目的な小部屋を備えています。
(写真は玄関へのアプローチ)
白鷹町の材木を中心に木の温もりの感じられる音響の良いホールとの噂を聞いていましたが、これまで訪れるチャンスがなかったのです。

Photo_2今回、久しぶりに夫婦揃って行事のない日曜日。久しぶりの山響のコンサート。指揮も顔見知りの工藤さん。プログラムもちょっとひねった感じで、これは是非行ってみたいと思いました。
ホールは、木製の椅子を並べて約200席。さらに後方の一段あがったスペースに追加で椅子を並べられるようになっています。
ステージは割と小さく、今回の山響さんは8−6−4−4−3(だったと思う)と小編成でしたが、ステージにはほとんど隙間がない状態。酒田の公益ホールのステージよりもやや小さい印象でした。

15名程度のアンサンブル、たとえばヴィヴァルディの四季なんてやるにはちょうどいいスペースではないかと思います。先日の樫本大進とBBSなんかにはピッタリのスペースと雰囲気だと思いました。

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2011.12.01

師走の始まり

12月。
今年もあと30日ですね。

最近ちょっと体調を崩し、ブログも滞りがち。以前にも書いたようにFacebookを活用している事もあり、不特定多数を対象に公開されるブログよりもFBの方がツイッター的に情報を掲載しやすいと言うこともあります。

Photo先日の酒田フィルの定期演奏会を終え、ちょっと一息と言う感じですが、次があります。
来年3月18日に希望ホールで「酒田フィルハーモニー管弦楽団ファミリーコンサート」として開催するオペラ「蝶々夫人」。
H20年3月に開催したオペラ「ラ・ボエーム」同様、トヨタ・コミュニティ・コンサート(TCC)の支援を受けて、音楽監督に三枝成彰さん、演出に大島尚志さんをお迎えしての全幕原語上演の本格的オペラです。

最近、NHKで宮﨑あおいさんを主演に「蝶々さん」というドラマ(前後編2話)が放送されましたが、フィクションとしてもなかなか味わい深いものでした。
さらにオペラ歌手岡本喬生さんがプロデュースした新しい脚本・演出のオペラ「蝶々夫人」のドキュメンタリー「”蝶々夫人”は悲劇ではない」というBSの番組も非常に面白かった。

開催が決定し楽譜が配布されてから、定期演奏会の前までに10回程練習を積み、本番指揮者の中橋健太郎佐衛門さんによる第1回指揮者練習も行っていますが、定期演奏会翌週の11/26(土)から本番へ向けての練習が始まっています。

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