自宅の階段と千代丸
今の家は一軒家。
ここに引っ越して1年9ヶ月が過ぎました。
H19年5月に酒田に移住してしばらく借家暮らし。借家では庭も自由に変更や手入れも出来ず、たまに人に頼んで雑草刈りをするくらいだった。H21年秋に縁あって知己のない方が建てた家を中古として購入して移り住み、玄関ドアを換え、垣根を取り払って木の塀や外構、門を付け、庭を整備して植栽を入れた。
まだ手直ししたいところがいくつかあるが、今の家で最初から気に入っているのは玄関ホールから2階に上がる階段。
これも傷んでいた部分を塗り直したりしたのだが、そのスタイルがなんとなく「大正ロマン風」で気に入っている。
「酒田の大正ロマン」というブログ記事にも掲載した、酒田市資料館での展示のポスターに使われていた濃い茶色の木の階段にどことなく似ていると思った。
なかなか素敵な直線と曲線が織りなすラインが素敵だと思う。この家に決めようと直感した一番の理由はこの階段だったかもしれない。
階段を照らす、2階天井と同じ高さからぶら下がるこの電灯もなかなかにセンスが良く、前住者の趣味の良さを伺わせる。他人の建てた家だからいろいろ自分の趣味や趣向にあわない部分もあるけれど、多額の借金を抱えた新米開業医には自宅の新築など叶わぬ夢なので、そこそこに満足はしている。
千代丸もこの階段はお気に入りの場所の一つ。
上から見下ろせるのも猫のプライドをくすぐるのかもしれないが、我々が外出から戻ると、2階からとっとっと降りて来て階段の途中からお出迎えしてくれる。
風通しが良く、心地よい木の感触もいいのだろう。よく階段の途中に寝そべったりしている。
ちょうど90度に曲がる段の(つまり一番面積が広いステップ)の上にゴロリと転がっていたので写真を一枚。
「なんだよ〜、フラッシュ焚くの〜?眩しいのは苦手だな、、、」
「あれ?おじちゃん、フラッシュ炊かないでも写真撮れるの?」
「腕、少し上げたんじゃない?」
(千代丸君、失礼だな、君は)
「いや〜、だっておじちゃんは、僕に何するかわかんないんだもの。緊張しちゃうな〜。。。」
この階段はおじちゃんの家の中でも好きなところなんだから、君の好きにはさせられないんだよ、千代丸君!
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