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2011.09.12

ガット・サロン in 白寿

9/10(土)の東京都内での医学講演会出席を兼ねて、一泊で出張。
9/11(日)朝一番の庄内発の飛行機で上京したkanonと待ち合わせして、お昼過ぎに代々木(正確には渋谷区富ヶ谷)の白寿ホールへ(その前に、ホテルオークラ敷地内にある大倉集古館で大変興味深い展示を見たのですが、その話はまたの機会に)。

埼玉の市民オケで笛を吹いている通称「とにゃまま」さんとkanonが連絡を取り合って待ち合わせ。ホール近くの"iL CHIANTI"で昼食をご一緒しました。

Photo今年4/2にジョンダーノ・ホールにお出で頂いた日本を代表するチェロ奏者/指揮者の鈴木秀美さんが主催されている「ガット・サロン」第4回が、白寿ホールでありました。
特に今回はモーツァルトとハイドンのフルート四重奏曲ということで、笛吹きとしては聞き逃すことの出来ないコンサート。
写真は今回のプログラム表紙に出演者4人のサインを頂いたもの。

Cdこちらは会場でkanonが求めたOLC(オーケストラ・リベラ・クラシカ)のCPEバッハのVc協奏曲とハイドンの交響曲のCD。
今回の出演は、フラウト・トラベルソ菅きよみ、Vn若松夏美、Va成田寛、そしてVc鈴木秀美の4名。
OLCやバッハ・コレギウム・ジャパンでずっと一緒にやって来ている仲間同士。息の合った、気心の知れた演奏をしてくれるのは当然。

笛吹きでなくても良く聴く機会のある(BGMやテレビで)モーツァルトのフルート四重奏曲全4曲と、笛吹きでもほとんど知らないハイドン(または偽作?)のフルート四重奏曲。それらにどんな新しい息吹を吹き込んで魅力を再発見してくれるのか、楽しみにして出かけました。

Photo_2白寿ホールは東京メトロ千代田線の代々木公園駅から徒歩5分のビルの7階にあります。
白寿ホールの概要やギャラリー写真は、「こちら」のサイトをご覧ください。
満席300の美しい機能的音響学的デザイン。使われている木材もサクラの木ということで音響を考えられているようです(ギターに合うのかな?)。壁や天井などはコンクリートも使われているので、西洋ならば教会など石造りの建物に似た響きになるのでしょうか。

モーツァルトの4曲はやはりどれも魅力的。
個人的に大好きなイ長調は後半の2番目でしたが、やはりいい曲だなぁと思います。特に変奏部分では、フルートの旋律を受け継いで、まずはVnがソロを、ついでVaが、最後にVcがソロを取る様な感じになりますが、トラベルソの音色、音量と弦3人のバランスが絶妙で、トラベルソ→Vn→Va→Vcの受け渡しが非常に明瞭に演奏されました。これまでこのように明晰な解釈を絶妙のバランスで聴いたことはほとんどなく、これはやはりフラウト・トラベルソとガット弦の楽器による醍醐味なのだと思います。

プログラム最後の最も有名なニ長調では、有名な出だしが始まった途端、balaineの前に座っていた初老の紳士が思わず(?)「これは全然違う音楽だ!」と叫ぶようにつぶやいてしまい、周囲の失笑を買っていましたが、その驚きを得られたことはこのコンサートの意義のひとつに他ならず、それだけこれまでトラベルソの演奏を聴いたことの無い人が多い、モダーン・フルートと現代ピッチ&奏法による弦楽器の演奏しか知らない人が(東京ですら)多いのだということを証明した瞬間だと思い、balaineは個人的にはほくそ笑んで見ていました。

Photo_3盛んな盛んな温かい拍手を浴びて、アンコールはイ長調のメヌエット。本番が終わってホッとされたのかちょっとずっこけそうなご愛嬌の部分もありましたが、かえって笑顔で終演。
そして直ぐにホワイエでサイン会。
balaineはこの後、すぐVn若松夏美さんとの○十年振りの再会(中学卒業以来?)とトラベルソ菅きよみさんとの初対面のご挨拶をしたのでした。

モーツァルト以外のハイドンのフルート四重奏曲は前半の3曲目と後半の1曲目に、計2曲演奏されました。本当にハイドンの作かどうか疑わしいところもあるようですが、そんなこと関係なく愛らしい美しい曲です。ト長調の曲などは、こんど機会があれば酒フィルの仲間と演奏してみたいと思いました。

少し、おまけの写真を。
Photo_4白寿ホールは、「ヘルストロン」などを製造販売する(株)白寿生化学研究所内にあるのですが、表通りに面しているにもかかわらず、その建物がビジネスビルのような外観なためか、分かりにく所があるらしく、ホールのすぐ近くなのに「手書き」のどちらかと言えば拙い感じの案内板が3枚も出ていました。面白いので思わず撮ったのがこの写真。
左の白い建物が白寿ホールなんですけどね、、、目の前なのに更にもう一枚「←ここです」見たいな案内板があり笑ってしまいました。

Photo_5ホールはこの白い建物(白寿=99才、だから白いのでしょうね)の7階にあり、エレベーターで上がるのですがホール入り口前の階段から下を観ると、高所恐怖症のbalaineには数秒以上は正視出来ない景色なのでした(苦笑)。

Photo_79階に上がると「スカイテラス」と呼ばれる屋上スペースがあります。
すぐ目の前の代々木公園や東京の建物が見晴らし良く見えます。
東の方向に建設中の「スカイツリー」が結構でっかく見えました。
きっと夜景も綺麗でしょうね。

Photo_8こちらは新宿副都心のビル群。
都庁、先日宿泊した京王ホテル、東京オペラシティの偉容が望めます。
空には、まるで絵に描いた様な、雲らしい形の雲がぽこぽこと見えて面白かった。

来年1/15にバッハ無伴奏チェロ組曲の残りの2、4、6番を演奏しに酒田に着て下さる約束になっている秀美さんとその前後のスケジュールやアシの話をしたり、山響首席Va奏者としての姿ではない成田さんのなんとなくリラックスした感じの、いつもより明るい(失礼!)表情を観て和やかにお話したり、一人で山形からこのコンサートを聴きに来た熱心な音楽ファンのアキラさん(会場で見つけてお互いに笑い合った)とお話をしたり、楽しい終演後の時間を過ごし、お世話になったOLC事務局長のMA氏にご挨拶して、夏美さん、きよみさんにもお礼を言って会場を気持ちよく後にしました。

20:15発の羽田ー庄内便には、まだ3時間以上あるので、さてどうしようか、、、と考え、まずは代々木公園駅から千代田線、丸の内線乗り換えで銀座へ。
歩行者天国の銀座をそぞろ歩いて、たまに見かける「綺麗なオネイサン」に目の保養をしつつ(目の保養を楽しんだのはbalaineばかりではなく、kanonnも)、目指したのは。

Photo_9Photo_10Photo_11銀座「立田野」です。銀座に来ると「立田野」率は非常に高く、90%を越えていると思います。
ここは釜飯も美味しいのですが、お昼を13時頃にたっぷりとったのでまだお腹はすいておらず、balaineは「宇治ミルク」、kanonは「宇治金時白玉」かき氷を楽しみました。

お店はちょうど「H&M」と新しくなったヤマハ銀座店の真ん前なので、この後YAMAHAでフルートグッズを購入後羽田へ。そして空路酒田に戻り自宅に着いたのは21:40頃。
ちょうど「なでしこジャパン」が中国を1-0で下す後半のロスタイムぐらいでテレビを観た、というタイミングでした。

白寿ホールは今回初めて行きましたが、室内楽、アコースティックなソロ演奏にはちょうど良いサイズと響き。環境も良くこういう所はさすが東京ですね。
「ガットサロン」は今後もいろいろな企画で続くので楽しみ。チャンスがあればまた来たいものです。

最後に、今回のモーツァルトフルート四重奏 by フラウト・トラベルソ&ガット弦は録音されて、来春頃に発売になる予定だそうです。楽しみですね!


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コメント

こんにちわ~
東京ではものすごーく充実した時をお過ごしだったのですね♪
せっかくカノン様からお誘いのメールを頂いたのにご一緒できず残念無念でございました。
Balaineさんご夫妻、そしてとにゃままさんにもお会いしたかった。。(TT)
これに懲りずにまたお誘いくださいませ。

白寿ホールはワタシは3回ほど行きました。
音響とデザインがとても素敵ですね。

あと、、
「立田野」。
ワタシも大、大好きですー(^^)/
古くは会社員時代取引先の旧丸ビルの地下の立田野で味をしめたのが始まりで、以来ココの黒蜜タップリのあんみつに魅了されています。
子供が出来てからは渋谷でのお買い物の時は東急東横店の立田野でとり釜飯+甘味で娘たちにもココの味を刷り込みましたー☆
ギンザのお店は行ったことが無いので、今度挑戦してみようっと!

すみません、、熱くなってしまいましたー。(^_^;)
先日お勧めいただいた、山響のきゅりあんでの演奏会のチケットを入手いたしました。次女と行く予定にしています♪
楽しみです!!

投稿: ゼラニウム | 2011.09.14 01:11

ゼラさん、今回は練習(本番?)だったとかでお会いできず残念でした。
立田野っていろいろあるんですね。銀座店に行ったら、是非2階の窓際がおすすめです。真向かいが「H&M」その隣がヤマハです。ホコ天を歩く人々をウォッチングしながら甘味を食べるのも楽しいですよ。
おお!山響のキュリアンコンサート行かれるんですね。夏の「さくらんぼコンサート」に加えて、今年から「ラ・フランスコンサート」を飯森さんのアイデアで始めることになったんです。たしか10分の1の確率(座席番号の抽選)でラ・フランスがもらえると思いますよ。お二人なら倍率5倍。あたることをお祈りしています。と、それより、山響の演奏、きっと「え?!」って驚かれると思いますよ。こんなにレベルが高いのかって。balaineも師事している首席フルートの足達さん(新宿のドルチェ楽器店長と桐朋音大同期)はマテキの18K。モーツァルト定期や古典ものの時は、パウエルの木管を吹かれます。楽しみですね!

投稿: balaine | 2011.09.14 09:16

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