9月も末ですね
気がつけば今日は9/29。
明日で9月も終わるんですね。早いものです。
ここのところブログが滞りがちですが、忙しいだけではなく、1年以上前からやっているFacebookの情報更新などが楽しく、結構時間をとられている生でしょうか。
さて、一昨日9/27の希望ホールでの歌劇「カルメン」はいろんな意味で面白く楽しい公演でした。
左の写真は開演前にCanon EOSで撮影。
2008年3月のオペラ「ラ・ボエーム」で初めてこのオケピットに入りましたが、油圧でcm単位に上げ下げがコントロールできる本格的なピットです。来年3月にはまた「蝶々夫人」でここに入ります。
楽しみです。
この写真は3幕と4幕の間の舞台転換の間にiPhoneのカメラで撮影。
オペラそのものはストーリーもまずまず知っており、フランス語はほとんどわからなくても左右の電光掲示板で日本語歌詞が出てくるのでよく理解出来ます。
このオケ、どういうオケなのか、歌劇場専属などではなく日本公演用の臨時メンバーなのでしょうか。弦5部で11名という非常にこじんまりとした構成でしたが、一人一人が良く弾いているのでこの人数でも十分な響き。
打楽器は、ティンパニ奏者が足踏みシンバルを操ったり、小太鼓も叩いたりと、いくら陣容が少ないといっても、そこまでやりますか、、、という感じでした。
管楽器はフルート、クラはしっかりしていましたが、オーボエ、コールアングレは「?」という所や「残念!」という部分もありました。
歌劇においてオケは非常に重要な役割を果たしますが、主役はあくまで歌手達。
今回のカルメン役は堂々とした演技力とさすがの歌唱力でしたが、お相手のドン・ホセはちょっと苦しかった。全国20公演の折り返しを過ぎたところなので、ダブルキャストとはいえ最も疲労が大きいのかもしれません。高音で声を張るところはまだ良かったのですが、低音で豊やかに歌って欲しいところは声もややかすれ音程もちょっと不安定。「お疲れなんだろうな、、、」と考えて上げることにしました。
秀逸だったのはミカエラとメルセデス。
ミカエラ役は、その清楚で優しい感じが良く表現された美声でソロの後ではほとんどブラヴォー、ブラヴィが出ていました。
メルセデス役は、体型が太めなのに動きが軽やかで愛らしく、声は歌手達の中でももっとも響く輝かしいソプラノで素晴らしかった。
エスかミーリョも堂々として格好よかったですね。
途中までは、「オケが、、、」「ホセが、、、」とやや失望していたのですが、最終的には上記の素晴らしい歌手達がそんな不満も忘れさせてくれるぐらいで、終演後のカーテンコールでは観客も上記3名への拍手、ブラヴォ、ブラヴィの声も大きく、とても大きな拍手でした。
最後には、オケも盛んな拍手に嬉しかったようで、観客席に向かって手を振ってくれていました。
日本に居て、地元でフランス語原語上演の本格的オペラを楽しむ事が出来、チケット代に見合ったものだったな、と納得させられました。
新患も予約患者も18時前に診療が終わっていたので、18時ちょうどにクリニックを閉めてすぐに出発。
市役所の駐車場もちょうど最後の一台とタイミングよく駐車出来ました。何も食べる時間がなかったので、終演後向かったのは希望ホールから歩いて数分の「ラヴィ」(川辺の館の2階)。
予約していたので入れましたが、21:45という遅い時間でもほぼ満員のお客さん。半分はオペラを観て来た人達のようでした。
飲み物を頼み、スターターは旬の野菜のバーニャカウダ。野菜がとてもおいしい!
前菜には、オーストリア産スペックとイタリア産コッパ。ワインに凄く合います。
続いてバジルのリゾットを二人でシェア。
大宮町の「ラ・ルーチェ」のリゾットにも匹敵する様な、爽やかで美味しい本格的リゾットでした。
この上に、お魚は真鯛のポワレ(ほんとは真ゴチのポワレを食べたかったのですが売り切れ)をシェアしましたが、こちらも本格的フランス料理と言う感じで美味しかった。若いオーナーシェフの力量がよく表れていた一品でした。
シェフの奥さんでソムリエである女性も少ないスタッフ(全部で3人?)でたくさんのお客さんの注文をにこやかにさばきながらフロアサービスもステキで満足でした。
またいつかランチ、そして余裕のあるディナーに行きたいお店でした。
最後に今日の鳥海山。
9月末ともなると、鳥海山の頂上近くは秋色を帯びて来ています。
それと同時に、陽の光と地熱のせいか、1年を通して最も積雪の少ない時期でもあります。昨年9月の院長室から見える鳥海山には山肌にわずか積雪が見えましたが、今年は見える範囲には積雪はないようです。
さて、今年の初冠雪はいつでしょうね。
(ブログ記事を読み返すと、ここ数年で最も早かったのはH20年の9/28で、最も遅かったのは昨年H22年の10/26でした)
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