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2011.08.26

JAO福岡大会〜その4:本番当日

8/21(日)本番当日です。
前日の夜に福岡に合流したkanonは、午前中は一人で博多観光。なんだか人力車さんを予約しているとか。
balaineは9:30から最終練習、10:40から11:30までシンフォニーホールでGP。
PhotoPhoto_2balaineはフルート1番正奏者なのでほぼオケ全体の真ん中に座っています。
右を向けば5名のフルートパートの仲間、左を向けばなんと8人のオーボエパート。
拍子が目まぐるしく変わる第1幕のあの場所は、いまだにしっくり来ない感じで、パート内でもパート間でもややズレを感じながら最終GPを迎えてしまいました。

でも、その他の部分はなかなかいい感じに仕上がって来たので、あとは楽譜と指揮を良く見て、周りの入りをあまり頼りにしないで、自分のカウントと指揮を信じて演奏するしかありません。

実は、balaineがまだ小学生だった頃に福岡で大変お世話になった方がいらしたのですが(大分前に他界されました)、西南学院大学で哲学を教えていたそのM教授の娘さんYさんが福岡に住んでおられるので連絡を取っておりました。Yさんは高校生の時に、昔の毎コンで全国大会3位になり、愛知県芸を卒業しているVn弾きでもあります。子供の頃、およそ40数年前のbalaineのことしか覚えがないというYさんと糖尿病が専門の医師のご主人と11:30過ぎに待ち合わせしていました。

出演者にはお弁当が配布されるのですが、一緒に待ち合わせをしていたkanonを含めて4人でアクロス福岡の地下2階にある「おすぎとピーコ」のおすぎが関係しているというイタリアンでお食事。子供の頃からの積もる話もあるのですが、balaineはタキシードに着替えて13時前には地下1階イベントホール前に集合しなければならず、慌ただしく失礼しました。

着替えてイベントホール前に行くと、皆準備万端で待っていました。
そこへ、「上海から参加しています」という可愛らしい女性二人が日本語の出来る別の中国人女性とbalaineの所に寄ってきて一緒に写真を撮ってほしい、というのです。何かと思ったら
「あなたの笛の音が素晴らしく、練習の度に聞き惚れていた。是非写真をお願いします。」
ということだそうで、嬉しいやら、少し気恥ずかしいやら、上海から参加されたVn奏者にそんな風に思ってもらえたなら幸せなことだなぁと思いながら写真に納まりました。

Aいざ、出陣!という社会人Aオケのフルートパート6名。
この期に及んでは集中していい演奏をするだけです。気持ちも盛り上がります。
13時からJAO福岡大会コンサートの開会式、続いて青少年オケによるハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。指揮は現田茂夫さんです。

社会人Aオケは、開会セレモニーも青少年オケも聴くことは出来ず、指示に従ってイベントホールからシンフォニーホール下手舞台袖近くの階段でステージに出て行く順に並んで待機。

13:25、現田さんが指揮を終えて下手バックステージに出てこられました。
いよいよです。
フルートパート6名で目を見合わせて、「頑張りましょう!楽しみましょう!」と誓い合ってステージへ。

もちろんドキドキはするのですが、なぜか比較的落ち着いていました。
やれるだけの練習は積んできたし、大ソロの部分は緊張するというよりは、30秒間のフルート一人旅をどうやって楽しもうかと考えていました。
マジシャンが群衆に魔法をかけるように笛を吹くシーンですので、balaineの笛の音で魔法がかけられればいいなぁなどと考えていました。

A_2演奏は始まってしまえば終わります。
大きなミスもなく(ピアノとフルートの掛け合い部分でちょっと緊張から指が滑らかに動かないところもありましたが)、難しいと思っていたところも出を失敗せず、最後まで吹ききりました。
おそらく本番がもっとも良い出来だったと思います。

A_3もしもあと1週間あったら、全体としてももっともっと締まった良い演奏が出来たでしょう。
マエストロ井崎のカーテンコール1回目で一番最初にフルートトップのbalaineが指名されて立って拍手に応えさせていただきました。幸せな時でした。
マエストロ井崎、一緒に演奏した仲間達、支えてくださった福岡市民オケの皆さん、その他大勢の方、そしてお客様に感謝感謝、ただ感謝です。


ステージから下がり、次の社会人Bオケまで20分間の休憩があります。着替えていると間に合わないと思ったので、タキシードのままシンフォニーホールの客席へ。

どこに座ろうかとうろうろしてキョロキョロしていたら、balaineに手を振りながら笑っている女性がいました。読唇術では私のブログにコメントを寄せたらしい。「ん?もしかすると散蓮華さん?」と思って近づいて行ったらやはりそうでした。
そこでご挨拶(初対面です!)、そして並んでBオケのマーラー「大地の歌」を鑑賞しました。

ふと頭をあげると下手側の2階バルコニー席にkanonが座っていました。
「大地の歌」は二人の歌手の歌が中心になってしまいますが、大勢のオケが美しく抑制的に演奏されていました。オーボエトップとフルートトップの二人は素晴らしかった!

閉会セレモニーも終わって会場を出てちょっとキョロキョロすると、Facebookで交流のあるMさんとその息子さん(最近フルートを始めたらしい)と思われる人が椅子に座っていたので近づいて行くと、やはりそうでした。

まったく初対面の方々と、1800人以上はいる大きなホールの中や外で会えるなんて思っていなかったのでビックリ。でも万が一会えた時のためにとお土産を買ってきておいたので渡すことも出来ました。

着替える暇もなく解散式。
Photo_3なんと高円宮妃殿下もご参列。
3階席でコンサートを聴かれて、閉会セレモニー直後に退席され、観客からも拍手で送られた妃殿下。帰られたのかと思っていたらちゃんと解散式にまでご臨席賜るという喜び。昨年の JAO札幌大会が南アフリカでのサッカーワールドカップと重なってしまい、総裁なのに参加していただけなかったことを妃殿下自身が気にされていたのか、すべてのスケジュールにすべてご臨席賜るという幸せ。
ここでもまた素敵な、ウィットに富んだお話。そして美しいQueen's English。英語に少々自信のあるbalaineですが妃殿下の美しい英語の発音には聞き惚れるしかありません。

解散式後、一人男性着替え室に戻ると、なんと残っているのはbalaineの荷物ただ一つ。急いで着替え、荷物を詰め直し、1階で待つkanonと合流して博多駅へ。

長崎に向かう特急「かもめ」は、時間に余裕を見て解散式から1時間20分後の便にしていたので、一つ前の特急にも乗れそうでしたが、自由席は超満員。
夏休みの日曜日だものなぁ。

さっさと諦めて予定通り17:55発の「かもめ」に乗り込みました。
車内販売で駅弁を買ったのですが、balaineはコンサートの緊張と開放感と疲れで食欲がなくほとんど食べず。
長崎には予定通り到着しタクシーでホテルへ。
すぐそばの「グラバー園」からの夜景を楽しむため、すぐに出発。
長崎観光のことはまた明日以降に記事にします。

以上、本番当日のことでした。

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コメント

忙しいお仕事の合間をぬっての練習の成果、本番が1番の出来栄え、おめでとうございます。
音色がきれいで聴き惚れていた、なんて言われたら笛吹き冥利に尽きますね。
フルートトップで拍手を頂けたのが、生まれた地-福岡、感慨深いものがあり、忘れられない大会となったことでしょう。
短時間にいろんな方にお会いすることも出来て、大変充実した福岡でしたネ

投稿: yonemama | 2011.08.27 13:13

演奏会、成功、盛会おめでとうございます。

>もしもあと1週間あったら、

クレシェンドはその範囲が短いほうが効果的ですからね。長丁場のクレシェンドはなかなか難しいかも。

balaineさんはじめ本番に強いかたが集まったのでしょう。そういうときは一気に本番突入のほうがよいのかもしれませんよ。

投稿: Teddy | 2011.08.27 13:48

yonemamaさん、あなたもちょっとだけ通った千早小学校の写真を新しいブログ記事に載せましたよ。

投稿: balaine | 2011.08.28 00:53

Teddyさん、確かに短期間に集中してババ〜っと盛り上がるのがフェスティバルです。でも、細かいところ、2日では消化しきれなかった部分などは、もうちょっと全体の練習時間があればもっともっと上手く言ったと思います。

投稿: balaine | 2011.08.28 00:54

はじめましてー。
JAO・Aオケでお世話になりました!!
ペトルーシュカ、熊の踊りを吹かせていただきました戸田交響楽団のTuba吹きです♪

なんとウチのフルート奏者さんとお友達だそうで!びっくりしましたー。
それから戸田響のバストロさんもかつて
そちらのオケに所属していたそうで・・・パンフレット見てbalaineさんのお名前みて『懐かしい!!』と言っておりました。
業界、狭いですねー(*^_^*)

balaineさんのsolo、とっても素敵なでしたよ~♪
私も魔法にかけられた一人です(^^)
本当にあと1日でも半日でも長く練習時間が取れたら、
どんなに完成度上がったことか!と思いますよねー。
でも皆さん一人ひとりがお上手で集中力も
並みならぬツワモノがそろっていたのか
本番が一番素晴らしい演奏になりましたよね!!
まあ、私はヘボ熊になってしまいましたが・・・(泣)
でもとっても貴重な体験ができたと思います。
JAO初参加でしたが、本当に遠く博多まで
行ってよかったなー、と思います。
本当にありがとうございました(*^_^*)
また機会があればぜひご一緒に演奏したいです!!
戸田響のメンバーからもよろしく、との事です♪

投稿: すだっち | 2011.08.29 09:43

すだっちさん、HNからすると徳島のご出身なのでしょうか?
ええっ!通称とにゃままさん、笛吹きのMSさんと同じ戸田響の方でしたか。家内と二人で、博多駅でもでっかいチューバを背負ってチューバケースと同じぐらいの体格の可愛らしい女性が歩いているので、「あ、さっきのAオケのチューバ吹き」って言ってたんですよ。
バストロさん、あれ?どなたでしたっけ?名簿みてみます。
チューバ吹きならご存知かもしれませんが東響の渡辺功さんは家内の親類なんですよ。私も何度かお会いしたりお話したことがありますよ。
これからもよろしくお願いします。

投稿: balaine | 2011.08.29 14:29

あらら・・・博多駅構内で見られていましたか!!
こちらも旦那が見に来ていたんですよー。
鉄道好きなので九州新幹線乗りたさで(笑)
HNは旧姓が『須田』なので。
ネット上ではほとんど『すだっち』なので
新しくお友達になっていただく方は
混乱しているようですが・・・(^_^;)

バストロは横浜交響の若い男の子と
岡崎のお兄様でした。
Aオケ、楽しかったですねぇ・・。
もう一週間がたってしまいました(^_^;)

渡辺功先生とは直接は面識ありませんが
『チューバクリスマス』というイベントのときに
先生がサンタさんの格好をして指揮を振ってくださいました。
私は東邦音大にレッスン受けに行っているので
渡辺功先生は心の師ですね!
一度でいいから功先生に習ってみたいものです・・・。
去年、サントリーホールでブルックナー4番、
功先生のちょうど頭上くらいの席で聴きましたが
あまりにも素晴らしい低音だったので
痺れてしまいました・・・・((+_+))
本当に日本のチューバ吹きの中では最高峰でしょうね!!よろしくお伝えくださいm(__)m

また遊びに来ます~
猫さん、可愛いですね!!
うちは飼っていませんが、谷中という街は
野良猫さんがたくさんいるので
すだっちブログにもたくさん猫が登場します。
ぜひ遊びに来てください♪

投稿: すだっち | 2011.08.29 17:52

すだっちさん、なるほど、スダチとは関係なかったのですね。同じ楽天ブログであるkanonのブログもどうぞ宜しくお願いしますね。

投稿: balaine | 2011.08.30 01:19

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