Google Mapの進化ー大震災
実は、3/11の大震災後、福島第一原発の問題がはっきりして来た頃、私も気になったのでGoogle Mapで場所を見ていたのです。震源地、原発の場所、仙台、福島、茨城、東京、そして山形との位置関係を把握しておきたかったからです。
この衛星写真を画面キャプチャーで記録したのは、なんと2011/3/17でした。
つまり、一番上の震災直後の衛星画像が撮影される前日にたまたま「平穏な時期」の原発の衛星写真を画面キャプチャーで治めていた訳です。
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[A]が福島第一原発のある場所。
左は、酒田まで含む南東北〜北関東・越後との関係。
中は、ほぼ青森を除く東北と関東・北信越を含む範囲。
右は、ほぼ本州全域を含む範囲です。
この上の3枚の写真の一番左側のでわかるように、酒田は宮城県の気仙沼とほぼ同じ緯度にあります。
今回の大震災で激しい津波、引き続く火災などで大きな被害を受けた気仙沼。
これまで3、4回遊びに行ったことがありました。
気仙沼と言えば、国内のフカヒレの8割以上を生産する街としても有名です。フカヒレ鮨というのがあり、それを食べに何件か有名な鮨屋を回りました。
その中の一軒「大政寿司」は、訪ねた当時気仙沼の寿司屋組合の代表をされていて、我々が訪ねるちょうど一週間前に以前から交流のある酒田に組合で遊びに行ったという話を聞きました。その時の酒田の寿司屋組合の代表が、酒フィルもよくお世話になる「すし丸」の親父さんで、酒田で良くしてもらいましたよ〜、などと話しながらカウンターでフカヒレ寿司や名物のサメの心臓の刺身を頂いたりしたことを鮮明に覚えています。
その「大政寿司」さんも写真の通りです。
「食べログ」にこういう書き込みを見つけました。あの「大名チラシ」の復活を切に望みますをご覧ください。
Google Mapでは衛星写真ではない「地図」を見ることも出来ますし、その両者を併せた様な画像も見る事が出来ます。
左は気仙沼市新浜町の「大政寿司」を[A]でマークしたものですが、それに地図(ラベル)を重ね合わせると右のようになります。
何も無くなったところにお店の名前があり、これを見るだけでもショックを受けます。
気仙沼信用金庫鹿折支店の場所には港から打ち上げられた漁船と思われるものが2艘あります。
「○○クリニック」などという、開業医と思われる施設名がラベルにはあるのに、衛星写真ではそこは更地のようになっているのを見ると胸が痛みます。
進化したGoogle Map & Earthのおかげで、テレビ報道で見るよりもむしろリアルな感じを受けました。
Google Mapの話題は、実はまだ続きます。
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