第1回オペラ練習
拙クリニックを開院したのは平成20年(2008年)の3月3日。
そのわずか2週間後の3/16(日)に希望ホールで、全幕原語上演(日本語字幕装置付)でオペラ『ラ・ボエーム』をやりました。その時のブログ記事「大成功でした!」をご覧ください。
あの時は、開院準備に忙殺されながらも、オペラの練習、頑張りました。
総監督には三枝成彰氏をお迎えし、プロの指揮者(マエストロ中橋健太郎佐衛門)、プロの演出家(大島尚史氏)、プロのソリスト(二期会や藤原歌劇団ほか、錚々たる歌手たち)たちとフルオペラを希望ホールのオケピットに入って演奏できるなんて、アマチュア音楽家にとってはそうそう体験できることではありません。幸せな経験でした。
balaineの所属する酒田フィルは、比較的歴史が古く活動実績が評価されているが故か、首都圏など大都市の市民オケとは違って田舎の弱小市民オケが故に覚え目出たいのか、平成19年度(2007年度)に続いて今年度のTCC(JAOのサイトはこちら→TCC)のA方式「市民参加型コンサート」に全国のアマチュアオーケストラ団体の中から「唯一」選んで頂く栄誉に再び浴することになりました。
TCCはトヨタのメセナ活動の一環で、おかげで本物のオペラを一人3,500円くらいで観劇できるのです。オペラのチケットなんて一般的に1万円ぐらいするのが当たり前、ミラノスカラ座などの来日公演では、チケットが3万円とか5万円とかいうことも珍しいことではない、それだけお金のかかる興行なのです。オケがいくら酒田フィルだからといっても、ソリスト、指揮者、演出、舞台装置、衣装などのスタッフはみなプロなのですから。
今度はおなじプッチーニの『蝶々夫人』(マダム・バタフライ)です。
すでに蝶々夫人役ほか、一部の配役は決まっているそうです。オケとしての第1回の練習を、下棒の「タビの親父」さんの棒で本日初めて練習しました。
ただ通すだけでも2時間20分かかる作品です。
午前中第1幕を1回なんとか通して、昼食休憩後、午後は2幕の1部と2部、なんとか全幕1回は通せました。すこし時間が残ったので、1幕の冒頭を少し返し練習。本チャンのテンポ近くでやるとまた崩れそうになります。
これから来年尾3月まで10ヶ月弱あるのですが、11月には第39回の定期演奏会があり、しかも大作ばかりプログラムに選んでおり、まずは夏が終わる頃までに数回通し練習をして、8月末に一度マエストロ中橋に来酒頂き、一度見て頂く予定になっています。
日曜の日中をほぼ使って、初めての「蝶々夫人」。結構疲れました。
でも来年の本番が今から楽しみでなりません。
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