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2011.04.04

リサイタル後の諸々

4/2の鈴木秀美リサイタルは開始を15分程遅らせたため(希望ホールに予定の開場時間5分前に、会場変更を知らずに来られた方が一名いたので)、アンコールを含めて終演が午後6時10分頃になりました。

Photo本やCDは予想よりも売れました。秀美さんのお話がおもしろくてわかりやすいので、「この人の書いた本なら読んでみたい!」と思われた方が多かったのでしょう。CDはさすがにバッハの無伴奏はたくさん売れました。
サイン会にも30名近い方が並ばれたと思います。

皆一様に感激し満足した表情。
「こういう時こそ音楽!」というのに、バッハなどは特に相応しいですね。
大災害の直後で「歌舞音曲」「詩歌管弦」は自粛傾向、中には「こんな時に?!」と眉をひそめる方もあるやに聞きますが、芸術は人間の喜びと苦しみの中から生まれて来たものなのですから、それを鑑賞し(観たり聴いたり読んだり)、それによってこころを落ち着かせ成長させるという「手続き」が、こういう難しい局面の時にこそ精神心理的にも必要なことだとbalaineは考えるのです。

さらに、歓送迎会や送別会などの「宴会」が自粛自粛で、飲食店も大変だそうですが、バカ騒ぎ、どんちゃん騒ぎでなければ、適切に行うべきだと考えます。

ということで、懇親反省会。
実行委員有志など秀美さんを入れて計15名で楽しく反省会を行いました。皆音楽を愛しバッハが好きで、語る事語る事。楽しい会はあっという間に終わりました。

Photo_2そして私が是非秀美さんをお連れしたいと考えていた「ケルン」。
普通は22時には終わるのですが、土曜の夜なのでもう少し開けていますよ、という井山さんの言葉に甘えて22時半頃、6名でカウンターへ。
まずは井山さんオリジナルの『雪国』。そして先日もブログ記事にしたマッカラン12年を冷凍庫でキンキンに冷やしてとろとろとなったものに、ヤマザキの名水で作った炭酸水を注ぐだけ。
「私はなんの手間もかからない。楽なもの。」と井山さん。
「いや、これはおいしいなぁ〜!」と秀美さん。
しかも井山さん、神戸にお知り合いがあり、神戸が大好きとの事。神戸出身の秀美さんと話が合って良かった。まるで「古楽器」の様な「オリジナル」レシピをたくさん持っている、85才のバーテンダー井山さんの、矍鑠とした立ち居振る舞いそして魅力的な会話に、「連れて来て頂いて嬉しい」とおっしゃって頂き、こちらも目論見どおり!というところでした。

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気がついたら24時少し前。いつも22時には店を閉める井山さんご夫婦には悪い事をしましたが美味しいお酒を楽しめました。若○旅館までの歩きは、とても冷たい風に酔いも覚めそうでしたが気持ちよく、ジャーマネの荒○さんをbalaineの車に乗せて、代行車で帰宅しました。

〜〜〜〜〜
翌朝4/3(日)の朝、7時まえに目が覚めたとき、しばらく「あれ?今日何曜日だっけ?月曜だっけ?これから仕事だったかな、、、」とぼんやり。少しして、「ああ、そうそう、今日は秀美さんのチェロレッスンがあるんじゃないか、、、」と記憶が戻って来た感じ。
balaineにしては結構飲んでいたようです。

Photo_3レッスンは10時少し過ぎから始まりました。
1番目は、酒フィルのチェロ軍団のお師匠さんである、秋田市のKF先生。お題は「無伴奏チェロ組曲第4番」から抜粋。
balaineはチェロは弾けませんが、楽器に関係なく、当時の音楽様式、バッハの音楽を理解し演奏する上で欠く事の出来ない大切なエッセンスがふんだんに語られました。ある意味「ネタ帳」を公開する様なものですが、秀美さんは惜しげなくご自分の知識と経験と研究から得られたものを伝えて頂きました。
芸大の非常勤講師で元ブリュッセル王立音楽院バロック・チェロ科の教授から、一対一で教わる事ができるなんて、なんと幸せな事でしょう!

Photo_42番手は、秋田市の青少年オケでチェロを弾いているという高校新1年生。
音階、曲、そしてピアノ伴奏付きのソナタ(曲名は忘れました)など、たっぷり一時間の指導です。秀美さんの教え方は実践的で、目の前でチェロで弾いて聴かせてくれるので違いがよくわかります。また生徒の演奏に合わせて、即興で伴奏を付けたりするのですが、それだけで生徒さんの音が変わってグンと良くなるのが手に取るようにわかります。

Photo_53番手は、これまた秋田の小学生。KF先生の生徒さん。
最初は恥ずかしそうに弾いていましたが、これまた秀美さんが即興で合わせてくれると、ググッと音が良くなるのです。
凄いなあ、と感心しながら聞いていたら、自然に私の顔が笑顔になっていたのでしょう。秀美さんが私の顔を見て、ニコッと笑ってくださいました。

レッスン終了後、生徒さんの親御さんも含め9名で「ル・ポットフー」へ。
大震災後、予約のキャンセルが100件以上あったそうで、われわれの「反省会」はお店にも喜ばれたようです。美味しいランチに話の華が咲き、チェロの事、バッハの事、秀美さんのオランダやベルギー時代の事、さらに言語の事、庄内弁、秋田弁など話題が広がりいつまでも話が終わらないかのようでした。

Photo_6Photo_7ランチ後は山居倉庫に向かいました。
酒田を代表する観光スポットであることはもちろんですが、当日4/3まで庄内ひな街道の展示が行われていたのです。
今回のリサイタル開催にも様々お手伝い頂いたKさんの(イニシャルにする必要ないですね)家にある巨大なお雛様(昨年一昨年と目黒雅叙園に展示されたもの)『加藤家のお雛様』を秀美さんや秋田の女性方に観て頂く為にお連れしましたが、驚くとともに喜んで頂いたようです。
そして左の写真、JR東日本の宣伝で吉永小百合が歩いた山居倉庫裏の欅並木で記念写真。

日本酒がお好きで、お蕎麦が好物で、お魚が大好き、当然お寿司も好きな秀美さん。
知人から「鈴政」の事を聞いていたらしく、18時の「いなほ」には未だ時間があるので、軽くつまんで帰って頂こうと思ったら運悪く「鈴政」はお休みでした。
では、、、と電話したら「こい勢」は開いていたので、30分弱でささささっとお酒とお寿司をつまんで頂き帰りの電車にお送りしました。

別れ際、「さて、次回はいつに致しましょうか?」と秀美さん。
今回のリサイタルは御本人も満足され、酒田の街や人や食べ物も気に入って頂けた様子。

嬉しいですね。
ある程度見込みはあったのですが、balaineが好きなものはことごとく秀美さん好みで、全部気に入って頂けました。

一番嬉しかったのは「ジョンダーノ・ホール」を気に入って頂けた事。
「次は、2、4、6ですね。6番は5弦のチェロピッコロを使うから、飛行機や電車でなく、自分で車を運転して来ようかと思います。」
駅の改札前で、秀美さんとbalaineがスケジュール帳を広げて、「土日がいいとすると、ここはだめ。ここは大丈夫。あ、ここもだめなんだな、、、」とやる様子は我ながら面白い光景だと思います。

鈴木秀美さんは、その音楽だけでなく人間も愉快で深みを感じました。同じ年なのですが、当然ですけど、balaineの器の小ささを思い知らされます。

次は「バッハの2、4、6番」、その次は「秀美さんに若松夏美、成田寛のトリオかな〜、、、」、その次は「オーケストラ・リベラ・クラシカかな(これは響ホール大ホールでしょうけど)、、、」と夢は広がるのでした〜。

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コメント

充実した2日間でしたね。

昔、ニコレでしたか、バッハのフルート音楽を理解するにはチェロの無伴奏組曲を勉強すると良いと言っていたのを思い出します。

最高の教師のレッスンを間近に聞けて最高でしたね。レッスンの直接の受講者は舞い上がっているかもしれませんが、聴講者は冷静に聞くことができるというメリットはありますね。

次回の相談もできたようですね。ジョンダーノホールが酒田の音楽の最重要スポットになりそうな感があります。

投稿: Teddy | 2011.04.05 12:36

Teddyさん、ありがとうございます。
秀美さんはチェロを弾きながら、結構激しく呼吸をされます。ホールの一番後ろに座っていても、「ス〜」「フゥ〜」とハッキリ聴こえる位でした。これはギターの福田進一さんもそうでした。
弦楽器は、管楽器の様にブレスをしなくても音は出る訳ですが、やはり「歌う」以上は呼吸をするんだな〜と当たり前のことなのでしょうが強く感銘を受けました。

次回は冬になりそうですが、まだ未定です。夏でもいいんですけどね。私も市民オケの活動がありますので。
6/18,19は「てんしさま」の番ですよ。Teddyさん、岩ガキの季節が始まりますよ!

投稿: balaine | 2011.04.05 13:28

てんしさま+岩ガキ、そそりますねぇ。

ただ、その前の週に大阪に行くので、2週連続はきついかなぁ。

投稿: Teddy | 2011.04.06 13:02

Teddyさま、まあ、我々アマチュアは何よりも仕事優先ですからねぇ。
もしも、お時間が取れるようでしたら、是非ご検討ください。酒田に来た事を絶対に後悔はさせませんよ(なぜ今まで来なかったのだろう、、、という後悔はされるかも、、、笑)。

投稿: balaine | 2011.04.06 15:08

秋田の加◯◯です♪
(本コメントは、ご本人の希望により内容を消去させて頂きます。コメントがあったことを残すために削除しませんでした)

投稿: HK | 2011.04.09 10:47

加◯◯様、コメント欄にメール、ありがとうございました!(笑)
直接お返事申し上げますね。
秀美さんもすでに次回に乗り気になっておられますので、「2、4、6番」のコンサートが決まりましたらまたご連絡申し上げます。

投稿: balaine | 2011.04.09 13:19

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