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2011.03.13

幻のファミリーコンサート、ほか

ご承知の様に3月11日(金)午後2時46分から発生した一連の三陸宮城福島県沖の地震(東北関東大震災とも東日本巨大地震とも)によって、東北地方の太平洋側を中心に広範囲な被害が起きています。
我々の住む山形県庄内地方は日本海側に面しているため、余震を含めて最大で震度5弱の揺れと停電だけで直接被害は非常に少ない。昨日夜までに山形県全域で電気供給は復旧したそうです。

Photoしかし、コンサート会場となる響ホールは大ホールステージの反響板の損傷などがあり、専門家が点検に来るまで最短4日間は使用不能ということになり、そもそもこんな未曾有の災害時に「歌舞音曲」もないということで、本日3/13(日)14時開演予定であった、酒田フィルハーモニー管弦楽団「第34回ファミリーコンサート」は中止となりました。昨日報告した通りです。

昨日、団員からの連絡によりYBCラジオでコンサート中止の情報が流れたそうです。また本日の山形新聞17面の「圏内生活関連情報」の『催しの中止・延期』の欄にもコンサートの中止が掲載されていました。

Photo_2それでもコンサートの中止を知らずに会場に来られる方がいらっしゃるだろうと、本日響ホールに行ってきました。balaineを含めて6名の団員が集まり、途中で2名の団員が様子を見に来ました。
結局、ラジオや新聞の情報がよく伝わっていたのか、「まさか、こんな時にコンサートはやらないだろう」と思われたのか、知らずにホールにいらっしゃったのは6名だけ。あとホールに問い合わせの電話が1件ということで、前売りで500枚程売れていたのですがまったく混乱もなく、いらした方からは「あら〜、残念だわ」「今度いつやるの?」と仰って頂いてありがたかったです。
ホールにいらした方々には、無駄?になってしまった700部のプログラムを一部ずつ記念にお持ち頂きました。

秋の定期(11/20の第39回定期演奏会)と来春のオペラ(H24/3/18の歌劇『蝶々夫人』酒フィル第35回ファミリーコンサートとして)の案内も載っているので、是非いらしてください、という言葉を添えてお渡ししました。

〜〜〜〜〜

酒田を含む庄内地域はしばらくの間、マグニチュード7.0を超える様な大きな地震が起きていません。
有史以来の記録を見ると、山形県庄内地方そのものまたはすぐ近辺に震源のあった地震は、
1)850年 出羽地震 - M 7.0、死者多数。
2)1804年7月10日 象潟地震 - M 7.1、死者500~550人。象潟で2mの地盤隆起と3~4mの津波。
3)1833年12月7日 出羽・越後・佐渡地震 - M 7.4、死者40~130人。東北・北陸の日本海沿岸に津波。 1964年新潟地震の津波よりも規模が大きい。
4)1894年10月22日 庄内地震 - M 7.0、死者726人。
の4つくらいの様です。
120年くらい庄内には大きな地震は起きていないようです。

庄内から遠くない秋田や新潟に震源を持つ日本海側の地震はたくさんありますが、明治時代以降の150年程に限ってみますと、
1)1896年8月31日 陸羽地震 - M 7.2、死者209人
2)1914年3月15日 秋田仙北地震 - M 7.1、死者94人。
3)1939年5月1日 男鹿地震 - M 6.8、秋田市で震度5、死者27人。
4)1961年2月2日 長岡地震 - M 5.2、死者5人。
5)1964年6月16日 新潟地震 - M 7.5、死者26人。
6)1983年5月26日 日本海中部地震 - M 7.7、秋田県で最大震度 5、死者104人。
7)2004年10月23日 新潟県中越地震(新潟県中越大震災) - 本震は M 6.8、新潟県中越地方で最大震度 7。計測震度計で震度7が観測された最初の地震。死者68人
8)2007年7月16日 新潟県中越沖地震 - M 6.8、柏崎市を中心に家屋倒壊や土砂崩れなどの被害。死者15人

5)の新潟地震以後の4つは記憶に新しいものです。
しかし、今回の東日本大震災は世界最大級のマグニチュード9.0と比較にならない程の巨大な地震でした(まだ続いている状態ですが)。

東北地方では圧倒的に宮城県沖などの太平洋側の地震発生が多いのですが、庄内でもしばらく起きていないから今後起きないという保証は全くない訳です。

庄内町の響ホールに行って帰る間、酒田周辺のガソリンスタンドは行列をして給油する車が多く見られ、ホームセンターなどに寄ると電池、懐中電灯、ガスコンロ、コンロ用タンク、灯油などが売り切れか販売制限になっていました。

青森岩手宮城福島の惨状は、たしかに「対岸の火事」とのんびり見ている様な状況ではなく、「明日は我が身」との危機感を募らせるものではありますが、ちょっと過剰反応過ぎるのでは?とやや疑問に思いました。物流が途絶えているとか、ガソリンや灯油が枯渇する怖れがあるとか、また大きな地震が発生する可能性があるとか、そういう情報?噂?による反応と思いますが、冷静な反応が必要だと思います。

かと思えば一方で、DVD/ヴィデオのレンタル屋さんにたくさんの車が見られました。金曜以降、停電から復旧した今、テレビはどの局でも地震の情報、ニュースを流していますから、小さい子供のいる家庭では「ニュース以外にやってないの?マンガは?ドラマは?映画は?」という状況なのかもしれません。

ほとんど被害のなかった我々に出来る事はないのでしょうか?
まずは「節電」。それからガスや電池、ガソリンなどの使用のセーブではないでしょうか。
Photo_4今回、長時間停電して、情報を得るツールである携帯電話の充電がいろいろなところで問題になりました。電話は通じなくてもワンセグでテレビの情報を得る事が出来ましたし、iPhoneなどでインターネットに接続して情報を得たり、Facebookやツイッターやブログで安否情報をアップする事ができるだけに、その電池切れは死活問題でした。

写真は、今回balaineが停電時に使用した物品です。
奥から、コールマンの単一乾電池使用の蛍光灯ランタン。
下に銀色のノートブック。常に充電しているので、パソコンとして使わずにUSBポートからの電力供給源としては1日以上持ちました。
ノートブックの上の左側、白いフレームは太陽光充電もできる携帯電池充電器。パソコンのUSBポートからも充電できます。電話用の端子は、FOMA & softbank, au, iPhone, Wilcomの5社4種に対応しています(真ん中にbalaineのiPhoneとFOMA)。
ノートブック上の右側、黒く長方形のものは車のシガーソケットから電源を取る器械で2個の通常のコンセントがあり、携帯用の電源を挿入したまま写真を撮っています。

Photo_6この他に、左の写真のホワイトガソリンを使うキャンプ用のランタンや、バーナー、ツーバーナー、バーナーの上に乗せると遠赤外線を発するヒーターなど、キャンプ用道具も役に立ちました。
念のためにと、ホワイトガソリンをホームセンターに買いに行ったところ、昨日の時点で売り切れたとの事。物流が途絶え、宅急便、宅配便が東北地方への配送をストップしている現在、次に手に入るのはいつなのか予測がつきません。

自分で自分の身を守るのはもちろん大切です。
その上で、我々に隣県の悲惨な状況に手を差し伸べる事、直接的にも間接的にも助ける術は何かないものでしょうか。

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コメント

こんばんは。
コンサートの中止、残念でしたね。

庄内沖にある北アメリカプレートとユーラシアプレートの境では、120年も地震が発生していないようですね。ということは、空白地帯ですから、M7クラスの地震がいつ起きてもおかしくありません。

リスト1)〜8)の中で、4)以降はすべて覚えています。長岡地震は信濃川西岸で起こった直下型地震で、極限られた地域にしか被害をもたらしませんでした。数キロしか離れていない対岸の我が家には、まったく被害がありませんでした。もしかしたら、ガスや石油の掘削と関係していたのかもしれません。

それ以降の大地震は生々しく記憶しています。信濃川は上記2つのプレートの境界面に沿って流れていると、私は考えています。先日の地震もこのラインに沿って発生したものです。もしそうならば、5)の新潟地震の震源は粟島近くですから、新潟から長岡までが空白地帯となっていることが分かります。ですから、庄内と同じくM7クラスの地震がいつ起きてもおかしくありません。

庄内も新潟も要注意です。

投稿: MrBach1954 | 2011.03.13 22:34

MrBach1954さん、災害は忘れた頃にやって来る、、、のでしょうか。
昨日の庄内の様子は、冷静に静観する人がいる一方、過剰反応か電池、ガスコンロ、ガソリン、保存食、パンなどを買い漁る人もいるようです。
物流が遮断されて届かない、という危機意識があるようです。ライフラインが整っていればそうそう問題は無いはずなのですが。
明日から通常の診療。もしもこちらも計画停電になったりすると、MRIや電子カルテを点けたり消したりは難しいのでその間は「休診」ということにせざるを得ないでしょう。
なんとか電力の無駄な消費を抑えたいものです。
繁華街の夜のネオン、生活に必須ではない歓楽街の電力消費、特にパチンコ屋などの電気使用を抑えるべきと思いますが、業種による停電などは差別に繋がるので一律に停電するのでしょうね。歓楽街、特にパチンコ屋などは自主的に休業してくれればいいのですが。

投稿: balaine | 2011.03.14 02:02

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