あと5日、、、
3月もあと3日で終わると言う今頃にまだ雪が降ったりする酒田です。
昨年の猛暑からずーーっと変です。
そしてこの度の大震災、そして一度顔を少し見せかけてまたいなくなっちゃった「春」。
お〜い!春よ!どこにいったんだ〜い!
「鈴木秀美リサイタル」まであと5日と迫って来ましたが、まだ酒田周辺、山形県内のガソリン事情は回復していないようです。雪のちらつく中、3/28なのにニット帽を被り、マスクで顔を隠し、マフラーを巻いて、革の手袋をして徒歩通勤です。
そんな中、まだ未確認情報ではありますが、「希望ホール」が4月1日から利用を再開すると言う連絡が!
そうなるんじゃないかな〜、とはちらっと思っていました。燃料事情もそうですが、太平洋側の被災者の方々が庄内地方にもたくさん来られた時のために、市の施設で大きなもの(希望ホール、市文化センターなど)を使用停止にしているとの話を聞きました。
太平洋側の危機的状況はまだまだ予断を許さない原発事故も加わって安堵する時期ではないのですが、徐々にライフラインが回復し困難はあるものの生活が出来る様になって来た地区も少なくないと聞きます。酒田市が「場合によっては、、、」と予想した様な数の被災者の酒田市への流入はなく、2桁台にとどまっているようで、希望ホールも使えるということになったようです。
(写真は、土日に秋の定期に向けてのフルート練習を再開した際、被災者の方やお亡くなりになられた方々に思いを寄せつつ、祈りの気持ちで吹いてみた、プーランクのフルートソナタ2楽章「Cantilena」)
まあ、今現在でも、希望ホールや市の文化スポーツ振興課からは「使える様になります」との連絡は頂いておりませんので、あくまで未確認情報です。
5月上旬の横浜での日本脳神経外科コングレスは、なんとか開催されるようです。岩手医大の脳外科の先生方がこの学会のためにどれだけの時間を使って準備をして来られたか、2001(H13)年に山形で同じ学会を主催した事務局を務めた一人として、その苦労が分かるだけに学会が中止にならなくて良かったと思います。
しかし、昨日のブログ記事に掲載した「脳外科オケ」の演奏はなくなるそうです。
学術プログラム以外の余計なものは一切やらないそうですので、会員懇親会(要するに飲み会)もなくなるのでしょう。
「ドヴォ8」のトップを吹くぞ!などと思っていたので、ちょっとこれも残念です。
〜〜〜〜〜〜
残念な気持ちを少しでも吹き飛ばすために、最近作ったパスタを紹介します(大したものではありませんが)。
ちょうど震災前に注文して届いていた「ディチェコ」のNo.11(1.6mm)がたくさんあるので、(ガソリンが勿体ないのであまり外出、遠出しないため)外食の機会も少ない最近では土日の昼食などはbalaineがパスタを作っています。
写真は、冷蔵庫にあった冷凍エビとチリメンジャコを潰したにんにくで香り付けしたオリーブオイルでササッと熱した所に茹でたてのパスタを和え、お皿に盛った所で粉チーズではなく、これまた以前にネットで買っておいた地中海産の「カラスミ(ぼらの卵の薫製)」の粉末をざざ〜っとたっぷりかけるだけ。
「エビとチリメンジャコのからすみスパゲッティ」
超簡単で超旨旨!
続いては、これも冷蔵庫の在り合せの材料で作った「チャーシューとホウレンソウのキムチスパ」。
読んで字の如し。
昨年のお歳暮代わりに横浜の親が送ってくれた「鎌倉ハム」のチャーシューがちょびっと残っていて(大丈夫?)、それを使い切りたいのと、ホウレンソウの葉っぱよりも茎の部分が多く残っていたので、タマネギを加えてオリーブオイルで炒めて、茹でたてのパスタを和え、お皿に盛って真ん中にキムチをドヴァ!っと。
あとはかき混ぜてガバガバッと食べるだけです。
最後はこれも冷蔵庫の残り物で、定番の「納豆キムチスパ」。
当地でも納豆は貴重品になっていますが、デパートの食品売り場などスーパー以外に結構あるのですよ、これが。
にんにくのスライスをオリーブオイルで焦がさない様にじっくり炒めて、麺がゆで上がる直前にエノキを加えてササッと火を通した所に、多めの茹で汁を入れてフライパンを勢いよく振って、油と水がミセル状に混ざる様にし、そこへゆで上がった固めのパスタを加えてサット火を通し、お皿に盛ったらドヴァっとキムチ、そしてちょこっと貴重な納豆をのせて、これを充分にかき混ぜます。
ポイントは、ミセル状になった油と茹で汁がしっかり麺に絡まる様にして温度を下げない様にする事。そこにキムチの酸味と辛さ、納豆の粘りと甘みが加わって、超簡単なのに絶品です!
今度はいつパスタ作ろうかな。。。(3食パスタでも飽きないbalaineなのでした〜)
しかしこの食事の一部でも原発事故の現場で働いている方々に食べさせてあげたい、、、
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コメント
ハリケーン・カトリーナの被害を受けたニューオリンズの
為のチャリティーソングを歌った中島美嘉さんの歌詞に
『音楽を愛すもの 今ここに立ち上がれ』♪♪♪とありますが
まさにbalaine先生はじめ先日の山響さんもですが、
音楽でパワー発信、多くの方々が癒され原動力を貰えることかと。
ガソリンの供給不足、高騰、未だかつてない社会状況にも
驚いてます。
それにしてもパスタ、美味しそうです。お向かいの
kanonさまが羨ましい~!
パスタ1キロの買い置きがあるので、試してみたいと思います。
温かい食事と水分、ほんと毎日頂けることに感謝してます。
薬を飲むのだけの水、それでも体が冷えて温まるまで
辛いと思ってましたが、被災された方々、その中で働いている方々を
思ったら。。。
投稿: ボリジ | 2011.03.29 13:27
ボリジさん、音楽は哀しみの薬、です。悲しい時は泣く事が大切です。音楽に感動して涙を流せたらどんなに素晴らしい事でしょうね。
パスタ、わたしは5kgも買い置きしていた(それ以外にもペンネなどのショートパスタもあり)ので、およそ50食分ですから、まだまだ残り物でのメニューを考えていますよ。
薬だって、手元にあって飲める人は幸せですよ。
薬も皆流されてしまって、てんかんの患者さんなんか半日飲まないと発作を起こす人もいるのですから、今回は日本てんかん学会やてんかんの外科学会の有志のドクターが静岡や東京などからも東北に駈け参じて被災地に薬を配布して回ったようです。
本当に頭が下がります。
投稿: balaine | 2011.03.29 15:40