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2011.01.11

酒フィル「ニューイヤー・コンサート」

平成23年1月10日(月・成人の日)に、恒例の所属市民オケの団内アンサンブル演奏会が開催されました。

0110酒田フィルハーモニー管弦楽団は今年で創立45年(のはず)。写真は午後1時から始まった団員総会。手前のテーブルの上に並ぶのは、団員が各自持ち寄った「ニューイヤー・コンサート」の表彰に使われる景品の数々(笑)。
年に1回の総会では、役員会で検討された事項を団員総意のものとすべく大事な話し合いが行われます。役員の人選、会計出納状況、今年1年の行事や今後の予定、そして定期演奏会のプログラムや依頼する指揮者、ソリストなどについても意見が戦わされます(形式的な面があることは否めませんが)。

Photo元は総会にあわせて、団員の親睦を深める意味で有志による「大初見大会」の様な事をやっていたようですが、いつ頃から今の様な形式になったものか、「タビの親父」殿のような創立以来の団員の方にお聞きしなければわかりません。
写真はモーツァルトのオーボエ四重奏。
アンサンブルは、この雪の季節に参加できる団員の面子を見て、一緒に練習を組める人を考え、演奏したい曲目を考え、時間配分と各自の出番に極端な差が出来ないように考え、、、と係の団員は大変です。

全部で10の様々なアンサンブル(最小単位で3名から最大では11名まで)で、中でもモーツァルトの曲が5曲と半分を占めました。

Photo_2balaineとkanonは「大トリ」のブランデンブルク協奏曲第4番第1楽章に出演。
ソロVnを務めるコンミスの妙技と、おそらく全出演アンサンブルの中でも最も多い(?)合奏練習回数(GPを含めると4回)のおかげ、各奏者の普段の努力により、まずまずの演奏にはなったと思います。
出だしのテンポを決めてしまうセカンドフルートのbalaineの緊張のせいで、練習よりも大分速いテンポになってしまいましたが、私の聴いた3つ程の音源の中では中庸くらいの速度だったと思います。まあ、いずれにしろ大バッハの曲ですから、何度やっても「満足!」という演奏には程遠い訳ですが、身の程を考えれば「そこそこ」かな?という感想です。
団員の子弟を含む特別審査委員により「宮廷貴族で賞」を頂きました!

その後はこれまた恒例の「新年会」。
チェンバロを片付けて搬送しなければならない、団会長Y氏もCbM氏もbalaineもアルコール抜きながら1時間半程楽しみました。

アンサンブルをしっかりするには、もちろん練習時間も回数もまったく不足だと思いますが、こういう機会を増やす事は普段のオケとしてのアンサンブル能力を高める事に少しは役立つのではないかと思っています。トランペット、トロンボーン、クラリネット、チェロなどはパートだけのアンサンブルを披露しましたが、そういう同族楽器だけのアンサンブルというのも大切だと思います。

異なる楽器による小型アンサンブルという意味では、やはりバッハの曲は素晴らしいと思います。「ブランデンブルク協奏曲」と今の世に呼ばれる6つの楽曲も、『バッハ伝』を著したシュピッタの命名によるものであり、元はと言えばバッハ自身は自筆譜にフランス語で「いくつもの楽器による協奏曲集」(Concerts avec plusieurs instruments)と記していたのだそうです。18世初頭の、今から300年近く前の曲の楽譜が残され伝えられている事に本当に感謝の気持ちになります。

6曲の中で1〜4番と6番におけるチェンバロは通常の通奏低音楽器なのですが、最後の作品とされている第5番では、チェンバロを独奏楽器群に加え、音楽史上初のチェンバロ協奏曲と考えられています。記録に寄ると、バッハがベルリンまで新しいチェンバロをオーダーしに行き、出来上がったチェンバロを取りに行ったらしく、新しい素晴らしいチェンバロのお披露目の目的があったらしいのです。

そしてこの「5番」が後のピアノ協奏曲の出現の礎となったとされておりますが、その曲にフルートが含まれている事に、フルート吹きとしては感謝の念を持たざるを得ません。

3月の酒フィル・ファミリーコンサート(3/13)の翌週の3/21(月・春分の日)に、今回一緒にアンサンブルしたCbM氏率いる酒田C高校音楽部の学生さん達に、balaineとkanonが参加させてもらって、生まれて初めて「ブランデンブルク協奏曲第5番」(第1楽章だけですが)を演奏する機会が与えられました。kanonは、2ヶ月ちょっと前に納入されたばかりの新しいチェンバロ「白ちいさいさん」でこの曲に挑戦できる事を非常な喜びとして練習に勤しんでいるようです。

" Mvsica Laetita Comes Medicina Dolorum "

「 音楽は  喜びの 友  悲しみの 薬 」

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