« 12月ですね | トップページ | FM山形が聴ける方は、、、 »

2010.12.02

フラウト・トラヴェルソ

本ブログにコメントをくださるTeddyさんとお仲間のご期待にお応えして。。。(苦笑)

Photoはい。フラウト・トラヴェルソです。
「蛍光灯」ともいうのだそうです。
Thomas Stanesby Juniorという18世紀(1692-1754)にイギリスで活躍した楽器製作者の著明なモデルを、12/11のサロン・コンサート第11回に登場してくださる前田りり子さんの師匠である有田正広氏が監修して作った物です。これはABS樹脂で出来ていますが、一般的には木(ツゲ、黒檀など)で出来ているため、フルートは「木管楽器」に分類されているのです。

スティンズビー・ジュニア・モデルのオリジナルは象牙製なので写真の様に象牙っぽい色のABS樹脂で出来ています。
象牙などの高価な材料で作られる事もあって、当時の王侯貴族の間ではトラヴェルソを演奏する事が「たしなみ」とされ、きわめて愛された楽器だったようです。特にフリードリヒ2世は有名で、自らフルート曲の作曲もしたそうですが、有名な話として、大バッハの息子であるCPEバッハを宮廷音楽家(チェンバロ奏者)として抱えていて、後に彼が父を紹介する形でJSバッハはフリードリヒ2世に会っています。この際に、音楽好きの大王が大バッハにテーマを与え、これを基に作曲されたのが「音楽の捧げもの」といわれています。

モダーンフルートと違って、管に丸い穴が6つ空いていて、右の小指で押さえるキー(押さえると穴が空く)が一つ。そのため運指がちょっと複雑です。しかしbalaineは中学生の時に、ブラスバンドの顧問からなぜかスイス製のバロック式のリコーダー(木製の高級品?!)を買わされてそれを吹いていたので、多少取っ付きやすい感じがします。
小学校で使うプラスチックリコーダーとは運指が違うのです。

JSバッハのフルートソナタの出だしをちょっとだけ吹いてみました。
ピッコロを吹いているので音を出すのはほとんど苦労はありません。しかし、運指はなかなか大変です。ロ短調ソナタやホ短調ソナタの出だしはまだいいのですが、ホ長調になるともう行けません。レ♯(Dis)とソ♯(Gis)、ラ♯(Ais)が出て来ると、その度に頭がこんがらがります。しかもこれらの音は非常に不安定で暗いのです。

しかし、モダーンフルートでバッハのソナタを演奏する上で、このトラヴェルソの性格、特徴を体得しておく事は必要ではないかと感じます。作曲したときはトラヴェルソの為に書いているのですから、出やすい音、出にくい音、明るい音、暗い音といったそれぞれの特徴をわかった上で大バッハは楽譜にしたはずです。
これは研究の余地大有りです(今更?)。


さてさて、、、
Photo_2昨日もアップした拙クリニックのシンボルツリーのイルミネーションですが、21時を過ぎて、看板の電灯も消え、周囲もくらくなってから撮影すると、少しはいい感じでしょうか。
でもシャッタースピードが遅くなる分、手ぶれが気になります。三脚必要かな、、、

|

« 12月ですね | トップページ | FM山形が聴ける方は、、、 »

コメント

 おお!、蛍光灯をお持ちでしたか。
私は安い方の黒管を買いましたが、不満が多くて改造しまくり
です。音の抜けと音程が悪いので、まずは歌口を大きくして
左の親指の穴を開けて(爆)、音程が低いトーンホールを
拡大して、キーも削って……。

 完全に邪道だと思いますが、親指の穴があると運指が飛躍的に
楽になり、音の抜けも抜群に良くなります。
どうしてオリジナル楽器には開いていないのかが不思議な
くらいです。リコーダーには開いていますからね。

 でも、いずれ蛍光灯を買った場合は改造しないつもりです。(^^;

 ところで、11日の件ですが、チケット購入は当日でも
よろしいのでしょうか?。

投稿: ファーマー佐藤 | 2010.12.02 21:42

ファーマー佐藤様、いろいろ楽しんでおられますね。
「蛍光灯」の持ち主は家内のkanonなんですよ。
チケットは当日でも大丈夫です。午後3時半前にも入れますのでよろしくお願いします。

投稿: balaine | 2010.12.02 23:30

 了解致しました。お世話になります。

投稿: ファーマー佐藤 | 2010.12.03 08:07

いよいよ踏み出しましたね〜。たのしみですね〜。

レッスンのときに、くらい音、こもった音、これらも含めた調性感が非常に大事だいわれています。
平均律とはちがう世界ですね。

アイリッシュのティンウィッスルの運指がトラベルソに近いですね。ウィッスルは親指の孔がないのです。

投稿: Teddy | 2010.12.03 12:46

Teddy様、あまりに「古楽」「古楽」という風潮には生来の天の邪鬼な心が反感を持つのですが、オリジナル楽器を研究、追求することは本当に大切だと思います。
私は(おそらく?)トラヴェルソにはまることはない、と思っていますが(だってオケで、ブラ4の「大ソロ」やフォーレのレクイエムのフルートソロや、まだまだいろいろ吹きたい曲がた〜〜くさんあるんです)、バッハやテーレマンを演奏する上で、トラヴェルソの音色を学び直す必要があると思っています。
アンサンブルだって、ピアノと合わせるのとチェンバロと合わせるのでは、まったく「別の曲」と言っていいくらい変わります。

そっか〜、ティンホィッスルはトラヴェルソに近いんですね。いいこと聞きました。ティンホィッスル、研究してみます。。。

投稿: balaine | 2010.12.03 16:13

PTA関係のアルコール消毒会から今帰宅^^


話は変わりますが、職場のSさんへ山響のチケットを紹介しましたら、母親がbalaine先生から調達するので~といわれました(笑)

話を進めますと色々なつながりがあり、ビックリしております~(*^_^*)

ちなみにSさんは、ギター、ヴァイオリン、胡弓がプロ並みのお方です~♪

投稿: けん | 2010.12.04 01:25

けんさん、昨晩は私も「医師会関係」のアルコール消毒会でした。(^^;;;
中町に飲みに出ようかなと思ったら、酒フィルのY先生に拉致されてなぜか日の出町の飲み屋に連れて行かれました。。。
Sさん、母親、、、だれだべ。。。

投稿: balaine | 2010.12.04 08:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74618/50190587

この記事へのトラックバック一覧です: フラウト・トラヴェルソ:

« 12月ですね | トップページ | FM山形が聴ける方は、、、 »