12月ですね
先日、鶴岡の「アル・ケッチャーノ」に久しぶりに行きました。
「1年振りぐらいかな、、、大分ご無沙汰しちゃったな、、、」と思っていたら、kanonの記憶によれば平成20年のクリスマスだったとのこと。こちら→「やっぱり凄い!アル・ケッチャーノ」以来ですので、1年11ヶ月ぶり、およそ2年振りだったのです。
同じ庄内に住み、気に入ったお店なのですが、あまりにもメディアに出ているため未だに予約困難なお店。まあ庄内には、何も苦労して予約を入れて頑張って「アル・ケッチャーノ」に行かなくても「ル・ポットフー」をはじめ素晴らしいお店がたくさんあるのですから。
この日はディナーおまかせコース。
一皿目、いきなりパスタ。「パスタが好きなので最低パスタを2皿」と頼んでおいたのですが、「生イカとカラスミのイカスミパスタ」から始まったのはちょっと驚き。
2皿目は「鰆の酢漬けと温海カブ」。冬に鰆とは?と思いましたが、酢漬けで出て来たのも少し驚き。
どんどん行きます。
3皿目、「鱒と平目の寄せ造り(?)に鱒の卵」。鮭の卵であるイクラよりやや小振りで歯応えが強めの鱒の卵。ロシア語ではこれも「イクラ」です。
4皿目、説明されるまでなんだかわかりませんでした。低温で火を通したタマネギ。サフランを使っています。
5皿目、来ました!「ハタハタと平田赤葱」。この季節の料理です。ハタハタは漢字で「鰰」とも「鱩」とも書きます。庄内の冬は「雷」が鳴ります。雷の季節の魚です。
6皿目、待ってました!「キクワタとはえぬきのリゾット」。きくわたは「だだみ」とも呼びます。産卵を控えたこの時期に丸々と太る寒ダラの白子です。今や話題の「つや姫」はこの日のシェフによるとリゾットには向かないのだそうです。
7皿目、この白身魚は鱈だったかな?、軽く炙った魚にキャビア。水菜を分けておいてあるのはどういう意味なのか。
8皿目、丸山農場にいる山羊の乳で作ったリコッタチーズにパルマの生ハム。添えてある「薫製の塩」が素晴らしく美味でした。
9皿目、きのこのパスタ。キノコと言っても、ヒラタケだのナラタケだのアミタケだの(確か、、、)、普段お目にかからない月山のキノコが主張していて、パスタがちょっと喰われていました。
10皿目、小ガモのロースト。美味しいのですが顎が疲れました。この辺で、結構食べ疲れて来ましたよ。
まだ続きます。
11皿目、食事の最後。「羊のロースト、アスパラ添え」。テレビでも有名になっただだちゃ豆の莢を食わせている丸山サンの羊肉。まったく臭みがなくほのかな甘みが特徴。でもこちらも歯応えがあり、日の通し方が微妙なので顎がきつい。
12皿目、ようやくデザート。「富士リンゴとリンゴのジュレの入ったスープ」。写真を撮り忘れていた事に気付いた時は半分以上食べてしまっていました。
balaineはワインに弱いのです。特に白ワインは、よほど厳選されたものでないと悪酔いしてしまいます。酸っぱいのは苦手です。
そこで最初から赤ワインで通しました。渋みと苦みのバランスのとれた赤が好きです。甘いのは苦手。ですからボージョレー・ヌーボーなどもあまり興味がありません。
久しぶりのアルケ。2時間半以上に及ぶ12皿の作品を堪能しましたが、中でも5皿目のハタハタと6皿目のダダミがよかった。balaineも完全に庄内人の味覚になったということでしょうか。全然2年ぶりなんて感じがしなかったんだけどなあ。。。
さあ、12月。
クリスマスをはじめ、いろいろ美味しい12月でもあります。予定がたくさんあります。
体調に気をつけて楽しまないと。。。
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