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2010.10.18

「清水和音ピアノ・リサイタル」を聴く

昨日10/17(日)は、本当に盛りだくさんの日でした。
庭で白鳥を観たことは昨日の記事にしました。前日夜にテレビで旨そうな鮨の映像を観てしまい、夫婦揃って「お鮨モード」になっていたので、昼食は「こい勢」へ。

午後は表題のピアノ・リサイタル。
終了するやサイン会を横目にダッシュで遊佐へ。昨日10/17が最終日であった遊佐町生涯学習センター(旧公民館)の「佐藤政養展」、その後庄内町響ホールに向かい、文楽の夜の部という始末。ここまで盛りだくさんにするか?!という話。それぞれ別々の記事にする予定です。

さて、コンサートは、
Photo写真の様に、「花王ファミリーコンサート」と銘打った企業メセナの一つ。
これまで、Pf中村紘子やVc藤原真理などいつも有名どころを、たったの1000円で聴けるコンサート。しかも入場料は酒田市内の中学校吹奏楽部に寄付されてきているそう。

清水和音さんの生の演奏に触れるのは初めて。
全席自由ながら、幸い真ん中列のやや右寄りでピアノからは正面に近い位置に座れました。

今年がショパン生誕200年ということで、好むと好まざるとにかかわらず「オール・ショパンプログラム」。しかも昨日10/17はちょうどショパンの「命日」。昔、パデレフスキ版のワルツ集をショパンの命日に買ってそのように楽譜に書いた覚えがあります。
そういえばショパン国際ピアノコンクールは、5年ごとにショパンの命日10/17前後の日程で行われており、今年はコンクールイヤー。今まさにコンクールの最中ですね。

ちなみに、今年は花王の石鹸が世に出て120年、花王酒田工場が出来て70年という節目の年とのこと。コンサート開演前に花王のお偉い方がステージに出てご挨拶されていました。

岩崎里衣さんがMCしてまず前半がスタート。


Photo_2前半は、「舟歌」、4つの「マズルカ」、ピアノソナタ第2番「葬送」。

休憩を挟んで、後半はまず岩崎さんが清水さんにいろいろと質問する形で再開。
清水和音さんは、ちょっと斜に構えているというのか、正直というのか、おもしろい応答でした。
プログラムに関しては「ショパンを弾け、と言われたからです」と答え、ベートーヴェン・ピアノソナタ全集を録音しているのに、「ショパンなら売れるけど、ベートーヴェンなんかさっぱり売れないんです」などと裏話も。
ショパンの前期と後期の曲の違い、そして後期の方が好きであること、音が多く複雑で演奏しやすいという様なことをおっしゃっていました。

後半のプログラムは、「幻想」ポロネーズ、バラード第4番、2つの「ノクターン」、スケルツォ第4番という曲順。「好きだ」といわれた後期のものが多い構成。

清水さんの音は、一言で言うと「あたたかい」感じでした。尖った感じや鋭いウルサさのまったく感じられない、決して柔らかいばかりではなく激しさや力強さもたっぷりありながら、キツくない音色で聴いていて安心出来る音楽でした。

「この人のベートーヴェンだったら聴いてみたいな」
バックハウス大好きなbalaineとしては好みのピアニストと言えます。あくまで好みの問題ですからね。

その上半身の幅、腕の太さ、指の動き等、kanonもハンガリーのファルカシュ・ガーボールを思い出していたようです。

一言でまとめると、この2年程で酒田周辺で聴いたピアノ・リサイタルの中では聴いて良かったと満足出来るコンサートでした。「花王」さんには企業メセナとしてこの活動を続けて行って頂きたいと思います。

明日は、『龍馬伝』でも大活躍、遊佐が生んだ江戸末期〜明治初期の人、佐藤政養(与ノ助)の事を取りあげます。

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