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2010.10.12

山形弦楽四重奏団第37回定期演奏会を聴く

(アップ後、書き直し、追加など少々ございます)
10/9(土)は15〜21時で市民オケの定期演奏会に向けての指揮者練習。kanonのオルガン演奏もまずまずうまく行き、夜は指揮者や客演ティンパニ奏者を交えて懇親会。

連休だったので、10/10、11と2日のお休みがあり、なんとなくホッとします。
映画を観たり、外食したり、あんなことやそんなことまで(笑)したのですが、それは後回しにしてまずは昨晩の文翔館での山Qコンサートのことを。

Qコンサートは、18:30開演ですが、18:00からプレコンサートで「アンサンブル・ピース・ノート」が初登場されるということで、早めに行きました。
山響Vn奏者の城香奈子さんが、山響を退団してbalaineの生まれ故郷である九州は福岡市に転居されたため、これまで山形Q定期でプレ・コンサートを担当して来た「アンサンブル・ピノ」は解散。新たに山響Ob奏者の佐藤麻咲さんを加えて新しいアンサンブルユニットが誕生した訳です。
 モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」から”お手をどうぞ”のテーマをベートーヴェンが編曲したものを元にした変奏曲らしいですが、オーボエの音色と、黒瀬美さんのVn、田中知子さんのVaの音色がとても優しくマッチしていて、私はとても楽しめました。もちろん山形Qの演奏がメインディッシュなのですが、前菜として頂くにはちょっと贅沢なプチ・メイン料理みたいな感じで嬉しかったですね。今後の活動が大変楽しみ(このお三人のユニットでサロン・コンサートに出演頂いてもいいなぁ、、、などと考えながら聴いておりました)。

さて、コンサートの内容については、いつもの様にnarkejpさんのブログ記事を読まれた方が分かりやすいと思います。こちら→「山がQ第37回定期演奏会でハイドン、モーツァルト、シューマンを聴く」をご覧下さい。

Q38こちらは次回、来年1月の第38回定期のチラシですが、この4人の写真はジョンダーノ・ホールで不肖balaineが撮影したものが使われています。(今見てみると、もう少し背景に気を遣うべきでした)
ちなみに、一番上の写真のプログラム表紙に写っている4人の写真の下には、”山形Q庄内演奏会Vol.2にて”という但し書きがついていますが、これもbalaineが撮った写真です。

さて、話が飛びましたがコンサートのことを。
プログラムは、
1曲目:ハイドン作曲 弦楽四重奏曲イ長調 Op.20-6〜太陽四重奏曲〜。
2曲目:モーツァルト作曲 弦楽五重奏曲第5番ニ長調 K.593
休憩をはさんで
3曲目:シューマン作曲 弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41-3

何と言ってもシューマンが楽しみでしたし、事実後半のシューマンに感銘を受けてしまって前半の2曲のことはよく覚えていないのです(スミマセン)。

ハイドンもモーツァルトも、純粋に音楽を楽しむというよりも何となく演奏者の立場で聴いてしまう自分が居ました。なんとなくナーバスになっている印象を受けてしまい、曲の楽しみよりもそっちの方が気になってしまったのは失敗でした。もっと音楽に没頭すべきだった。。。

シューマンは、、、素敵でした。
Photo私は弦楽四重奏に関しては初心者なので、シューマンといえばクライスレリアーナに代表されるピアノ曲しか頭になく(あと少しの交響曲とピアノ協奏曲)、弦楽四重奏を聴いていてもシューマンがピアノを使って作曲していた様なイメージが浮かびます。(写真は休憩中)

1楽章の何とも言えない「間」。休符の間が十分に音楽になっていて、シューマンらしい雰囲気に満ちあふれていました。
2楽章は、変奏曲風な部分が気に入りました。
3楽章、これが一番良かったかな。ヴィオラがとても重要な役目を果たし、2nd VnのVcも目立つ様な旋律は無いのに、決して控えめではなく主張します。苦悩というよりは忍耐を表現している様にも聴こえました。
終楽章は力強さはあっても決してベートーヴェンの様にはなりません。やはり「ロマン」の香り漂うシューマンの音楽です。全体に、「旋律と伴奏」というような単純な様式ではなく、単に4つの楽器で旋律を引き継ぐのでもなく、4つの楽器がそれぞれ自己主張をしながらおしゃべりをしているようです。シューマンのオーケストレーションには他者から批判されるような部分が確かにありますが、シンプルな4つの弦楽器を扱ったがゆえにシューマンの天才が現れたと言っていいのかもしれません。

これは、、、数多の優れた弦楽四重奏曲の中で、けっして重要な位置を占めているとは言えないシューマンの作品ですが、見直さなければなりません。ある意味でモーツァルトやベートーヴェンなどよりも高く評価されてもおかしくない作品ではないでしょうか。

アンコールの、メンデルスゾーンの第2番の3楽章も民族的・土着的な雰囲気の中、とってもステキなエンディングに心躍るものがありました。しかし、やはりシューマンに心奪われてしまって(もちろんいくつかの傷は気になりましたが)、聴きに来て良かったな〜、でもハイドン先生、ごめんなさい、記憶に無いです、、、という感じになってしまいました。シューマンは「庄内定期」でもう一度聴きたい曲の候補になりました。
ただ、山形Q各位には大変失礼な物言いながら、シューマンに練習時間の多くを割いたがためか、ハイドンとモーツァルトの完成度が今ひとつなものに感じてしまいました。もちろんはるばる「庄内演奏会」に来て頂いているように、山形Qの活動は個人的にも応援しており、これからももっともっと頑張って欲しい!という気持ちで書いている事はご理解ください。

なお、この感想はbalaineの超個人的印象であり、客観的なものからかなりかけ離れている恐れがあります。冷静な感想はやはりnarkejpさんの記事を参照されることをお勧めします。

さて、10/10の映画や食の話、10/11の車(kanonのための試乗会)や食の話は、また追ってまとめる事に致します。

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コメント

ご紹介ありがとうございます(^o^)/
第37回定期に参加されていたのですね。
シューマン、良かったですね~。あの絶妙の「間」が、何とも言えずシューマンらしさを表していました。
ハイドンは、バロックの研究をしていた時代の作品なので、後期作品のような内的充実感はまだないと思います。緊張感のある音楽の後に聴くと、素朴な味というのか、ほっとするんですけどね~。

投稿: narkejp | 2010.10.13 20:08

narkejpさん、演奏に対しちょっと批判的なことも書いてしまったので、TBを遠慮しております。
ハイドンもモーツァルトも良かったのですが、シューマンの後では印象が薄れてしまいました。
しかも、演奏会に到着するまでに、酒田を午前11時前に出て、7時間ほどの間に、あんなことやそんなこと、え?!そんなことまで(苦笑)して、到着したので私の集中力が低下していたようです。
素晴らしい音楽を聴く時は、聴く側もコンディションを調整して出かける必要があることを実感致しました。

それにしてもnarkejpさんの演奏会評は的確でしかも平易な文章で分かりやすく、皆さんにお勧めしたいのです。
ありがとうございました!

投稿: balaine | 2010.10.13 20:21

こんばんは。
庄内公演の時の写真ありがとうございました。使いまわします!!!!!

投稿: らびお | 2010.10.13 23:44

narkejpさま、確認が遅くなりましたがTBを承りました。ありがとうございます。当方の記事もTBさせて頂きました。


らびおさま、素人写真で申し訳ないところがありますが、どんどん使い回してください。

投稿: balaine | 2010.10.14 01:05

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体育の日の夜、山形市の文翔館議場ホールで、山形弦楽四重奏団(*)の第37回定期演奏会を聴きました。幸いにお天気でしたので、日中は自宅の裏の果樹園に今年最後の肥料散布で汗をかき、シャワーを浴びてゆっくりしていたら、ゆっくりしすぎて居眠りをしてしまい、会場にぎ...... [続きを読む]

受信: 2010.10.13 19:47

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