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2010.09.16

ソルノク市立交響楽団遊佐講演、ほか

昨日は遅い受付の新患もいなかったので、18時早々に診療を終了し、18:10分過ぎには出発。
遊佐町の生涯学習センターホールに着いたのは、ちょうど開場時間18:30。

随行している通訳のシピさんや、オーボエ首席ながら今はマネージメント業務に忙しいイームレなど知己の顔を見つけ早速ご挨拶。
ヨー・ナポト・キヴァーノク!

Photo演奏会は予定通り19時開演。
音楽監督の井崎正浩氏による曲間のMC入りで、曲の説明等を入れながら、とても楽しいあっという間の2時間でした。

たとえば、「田園」の第1楽章には「田舎に到着したときの晴れやかな気分」という副題が付いていますが、国土に高い山がなく見渡す限りの平原、地平線までずーーっとひまわり畑というような景色のハンガリーから、13時間かけて成田到着後、今度はバスで7時間かけて遊佐までやってきて、疲れてはいるけれど、田園風景の中に美しい鳥海山が見え、山々があり、そして日本海があると言う美しい遊佐の景色に迎えられ、本当に「田舎に到着したときの晴れやかな気分」を感じた、というような解説をして演奏に入るというような心憎い演出でした。
0915昨日の昼間の鳥海山です。
ソルノクの人々を迎えるように、先週末の雨からうってかわってこの晴れ様。
綺麗な青い空に浮かび上がる鳥海山の山頂はすでに秋の始まりのようです。少し木々や地面?の色が変わって来ています。あと1ヶ月もしないうちに山頂には雪が降るのですよ。

昨年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートでしたか、ハイドンの交響曲「告別」を取りあげた時に映像では見ましたが、生の演奏会で「告別」を見たのは初めてです。
演奏中に楽譜の指示通り、団員が一人、又一人と退席して行くのです。最後はコンサートマスターとセカンドヴァイオリンのトップの二人だけになってしまうのです。団員の中には退席する演技をノリノリでやっている方(ヴィオラトップ)なども居て、見ていても楽しい演出でした。

ポルカ「雷鳴と電光」やワルツ「ドナウ川のさざなみ」そして「天国と地獄」より”カンカン”など、短く楽しい曲が多かったので、クラシックに普段慣れ親しんでいない人でも十分に楽しめた演奏会だと思います。

なによりも飛行機とバス合計20時間かけ、スイスでのトランジットでチューバとトロンボーンが行方不明になり、時差ぼけと肉体的な疲れの中、すぐリハそして本番を迎えたソルノク響の団員ですが、そういうところを微塵見せずに楽しそうに微笑みながらノリノリで演奏している姿を見ると、ちょっと胸が熱くなってしまいました。

Photo_2終演後、現町長、前町長を含め関係者、実行委員、そして井崎正浩音楽監督にソルノク響団員とその関係者を招いての懇親会。
着物を着ていったkanonは、1年前のハンガリーフェスティバル(グヤーシュが美味しかった!)の時と同様に「モテモテ」でした。この写真は、”カンカン”や「告別」の時にノリノリの演技をしていたヴィオラのトップの方と。こんな感じで「一緒に写真撮って!」というリクエストがたくさんあったのだそうです(balaineは他でお話をしていたので撮った写真はこの一枚だけ)。

Photo_4友人を大切にするソルノクの人たち。いつも何かしら小さなプレゼントを持って来てくれます。
本当の事を言えば決して好きではない強いお酒パーリンカも、毎回「パーリンカだよ!」と持って来てくれるのであり難く頂きます。この40度を超す強いお酒は、飲むと本当に食道や胃が焼ける様な感じがしますが、香りがとてもいいのです。
チョコレートやら飴ちゃんやら、ラヴェンダーの入った香り袋やらいろいろいろんな方から頂きました。こちらもkanonに頼んで、日本風のデコレーションを施した手鏡や、小さな毬(庄内伝統の御殿毬の様なもの)が付いた耳かきとか、直江兼続の「愛」の文字の油取り紙とか、、、

油取り紙はもちろん女性がお顔に使っても良いのですが、フルート吹きにとってはタンポの湿気を取るのにとても有効なものなので、「This paper, good for flute tampon」と説明しましたが伝わったかな?バルボーラはマジャール語の他はドイツ語はわかるのですが、英語はやや苦手なのです。

懇親会もあっという間に23時近くになりお開き。
別れを惜しみながらハグと握手。彼らは今日朝早く起きて、9時には遊佐を出発して新宿に向かい、来週の新宿文化センターでのオペラ「ナブッコ」公演に備えてリハに入ります。
この↑サイトを見ると、「演出:大島尚志」となっています。H20年に酒田フィルが二期会などのオペラ歌手とともにオペラ「ラ・ボエーム」公演を行った時の演出も大島尚志氏でした。

井崎さんはこの「ナブッコ公演」の音楽副顧問として大変多忙の中、9/19(日)には日帰りで酒フィルの11/21の定期演奏会のためにまた酒田に来て指導をして下さることになっています。そういう職業だとはいえ、本当に頭の下がる思いです。

〜〜〜〜〜

さて、お久しぶりです。最近の千代丸です。
Photo_5Photo_6階段の下やカーテンの裏など物陰に隠れるのが好きな千代丸。
カーテンとスピーカの間に隠れて後脚で「かいかい」。

とそこへ、、、
ん?獲物だ!
伏せ、襲撃用意。。。


Photo_7Photo_9Photo_8


アタックし、転がり、ぶつかり、興奮し、、、
目は大きく開いています。
なかなか活発な千代丸の動きを写真で現すのはむずかしいにゃあ。

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コメント

ソルノク響は今年も来日したんですね。去年は11月ころでしたか。昨年の11月は我が家にソルノクの高校生が10日ほどホームステイしていたのです。もう1年経ったかと、感慨深いものがあります。その娘はソルノク響の指揮者が日本人と知ってびっくりしていましたっけ。

ハイドンの「告別」は、その昔、黛敏郎さんが司会していた「題名のない音楽会」が、一時休止したんですけど、その最後の曲がこれでした。番組が終わってしまう無念さもあったのでしょう。非常に印象的でした。
幸い、題名のない音楽会は翌年復活し、多少のマイナーチェンジをしながらも、黛さんや羽田さんの死去のあとも続いています。再び「告別」を演奏しながら番組終了ということがないことを祈ります。

投稿: Teddy | 2010.09.17 13:01

Teddy様、ソルノク響は9/24,26に新宿文化センターでオペラ「ナブッコ」をやるんですよ。その合間を縫って、明日は酒フィル定期演奏会のための井崎さんによる第1回の指揮者練習なんです。
「題名、、、」は私も好きな番組です。佐渡さんになって幅が広がった反面、クラシックを深く掘り下げたりじっくり聴く様な感じが減少しているようにも思いますが。

投稿: balaine | 2010.09.19 00:07

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