酒田湊甚句流し
毎年5月の「酒田まつり」は「本祭り」の日の午後を休診にして見る側として参加してきましたが、実は湊酒田甚句流しは今回初めて観ました。
清水屋デパート前の通りと大通り、そしてその真ん中を結ぶ中町通りと、ちょうどアルファベットのHの形に踊りの軍団は回っていました。Hの横棒に当たる中町通りの丁度真ん中あたりでは写真右のように、いつもの「風の会」による太鼓の演舞が迫力一杯に行われていました。
酒田市議会の面々や拙クリニックの大家さんに当たるKサービスさんの軍団など知人を応援し、道では数名の顔見知りにお会いしてご挨拶。全部で41団体参加したという踊りの最後尾は、以前私も働いた日本海総合病院の大集団でした。
(写真は浴衣姿のワイフと帰宅後ワイフにまとわりつく千代丸です)
暑い暑い夏の夜をみな汗一杯かきながら踊っていました。
『日和山 沖に飛島 朝日に白帆/月もうかるる最上川/船はどんどんえらい景気/今町 船場町 高野(こや)の浜/毎晩お客はどんどんしゃんしゃん/しゃん酒田はよい港/繁昌じゃおまへんか
海原や 仰ぐ鳥海 あの峰高し/間(あい)を流るる最上川/船はどんどんえらい繁昌/さすが酒田は大港(おおみなと)/千石万石横付けだんよ/ホンマに酒田はよい港/繁昌じゃおまへんか
庄内の酒田名物何よと問えば/お米にお酒に おばこ節/あらまぁ ほんと すてき/港音頭で大(おお)陽気/毎晩お客はどんどんしゃんしゃん/しゃん酒田はよい港/繁昌じゃおまへんか』
この甚句、「ほんに酒田はよい湊 繁盛じゃ おまへんか」という関西弁のはいった歌詞に江戸時代の上方の影響を感じさせます。「どんどんしゃんしゃん」という掛け声がこの平成不況の世、人口減少(流出)と中心部の空洞化、加えて高齢化による購買層の減少と活気の失われた中心部商店街など、少しでも元気を取り戻そうとの願いもこもっているように感じました。
写真は、祭り後半の「S-JINKU」が始まったところを清水屋デパートのエレベーターホールから見たところ。
「酒田湊S-jinku」は、どちらかというと緩〜い踊りの「甚句流し」では飽き足らない人たちが、流行ののよさこいソーランの感じで激しい踊りをビシッと加えようと始まったもののようです。若者、そして子供達が中心になって、清水屋デパート前通りだけで繰り広げられました。
浴衣を着たワイフとのんびり祭りを見て歩き、なぜかこの日は「まぐろ」の気分だった私(昼間にどこかの情報番組で鮨の事、まぐろの買い付けのことをやっていたのをチラッと観たせい)は「だるま鮨」でマグロを頂きました。
明日は、「酒田花火ショー2010」。なんだか「日本一大きな『芸術博覧会』」という見出しをつけた大花火大会です。
昨年は、屋形船から楽しみました。「講演会と花火」の記事をご覧ください。
今年は、、、観に行けないのです。(悲)
明日の夜は、市民オケの練習で、今回はチェロ軍団の師匠である秋田の藤原ケイ子先生にいらして頂き、「代弾き」でドヴォコンの練習をするからです。
balaineはフルートトップを吹かせてもらいますが、この曲のフルートは、独奏楽器のチェロと掛け合う様なソロの部分満載でフルート吹きには「美味しい」曲です。その分、目立つ訳ですからいっそう頑張らない訳にはいきません。
明日の練習が楽しみです!
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