庄内ギターフェスティバル3日目
8/26(木)、ギターフェスティバルの3日目の目玉は、フルートとギターによるコンサートです。
こちら→「コンサート&イベント」をご覧ください。
ギターはブルガリア生まれパリ在住のアタナス・ウルクズノフ。第1回のギターフェスティバルのプレコンサートでは、彼一人の演奏は聴いたことがありましたが、今回はパリ在住のフルート奏者小倉美英さんと一緒です。
プログラムは、
B. バルトーク:6つのルーマニア民族舞曲
G.リゲティー:「ムジカ・リチェルータ」より
A.ウルクズノフ:3つの東方の物語(狐の踊り〜赤鬼の子守唄〜ドラキュラのカプリス)
K. ジャレット:メモリー・オヴ・トゥモロー
〜 休憩 〜
A.ウルクズノフ:ギター・ソロのための「通りゃんせ物語」
チック・コリア(小倉美英編):スペイン
デュオ・ウルクズノフ編:3つの演歌
伝承曲(ウルクズノフ&小倉 共編):3つのブルガリア民謡(ブルガリアの唄〜マケドニアの唄〜婚礼の踊り)
ブルガリア出身のアタナスらしく東欧系の音楽が中心をなし、小倉の和が加わった感じ。
小倉さんは、香川県出身で高松一高から学芸大を経て、パリのコンセルヴァトワールで学び、現在はパリ19区ジャック・イベール音楽院フルート科、即興演奏家教授という肩書きを持つ。
即興演奏や現代奏法を駆使し、普段は聞き慣れない、これがフルートから出る音なの?という音をたくさん聴けました。アタナスと小倉さんの間には目に見えない糸というか触覚のようなものが出ていて、お互いに5感以外のもので語り合っている様な感じでした。
素晴らしい演奏にたくさんの拍手。
アンコールは、小熊をダンスさせるジプシーの音楽。ソプラニーノ・リコーダー(ティンホイッスル?)で軽快なめまぐるしく指の回る音楽でした。
もう一曲は、フルートで「アフリカの音楽です」とのMCあり。
彼女の笛からは世界中の音楽が奏でられます。1時間半のコンサートの間にいろいろな国を旅した様な気分になりました。
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コンサート終了後、お二人によるサイン会などあり。その後、場所を移して(香林塔のドームハウス)パーティ。
まずはアタナスと小倉さんを讃えます。
左の写真は、音楽監督の福田さんとアタナスと小倉美英さん。みな、楽しく語らい酒を飲みました(私は車なのでウーロン茶など)。
右の写真は、庄内町生まれの米、コシヒカリやササニシキの祖先と言われる「亀の尾」で作ったパエリヤ。
最上川舟唄も飛び出しました。
歌うのは、コンサートの「影アナ」をつとめたR子さん。最上峡芭蕉ライン観光の本物の「船頭さん」なので、歌う舟唄は本物。さらに英語バージョン、中国語バージョン、韓国語バージョンも飛び出します。
和やかにパーティは進みますが、私は明日の仕事もありますし、酒田市内にお泊まりの受講生(聴講生)の親子を送りがてらお先に帰りました。
会場に張り出されたスケジュール表に、8/28(土)「福田進一マスタークラス」に”特別参加フルート”とbalaineの名前が張り出してありました。もう、やるしかありません。
ギターとのアンサンブルは、実は生まれて初めてです。
楽しむしかないでしょう。。。
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コメント
初の庄内国際ギターフェスティバルでした。なかなか良い企画ですね!できればもっとたくさん聴きたいと心を残しつつ帰りました。スタッフの皆さんが楽しみつつ、講師も受講者も地元の音楽ファンも、みんなが楽しんでいければ最高ですね。経済的な苦労はもちろんあるでしょうが、少しずつファン層が広がっていけばと願っています(^_^)v
投稿: narkejp | 2010.08.27 20:25
narkejpさん、折角の素敵なコンサートですが、我々の努力不足で空席が目立ちました。内陸からのお客様は平日ではさすがに少ないと思われ、大変貴重な観客だったというわけです。
ギター族は世界中に古くから普及していて、フルートとも相性の良い楽器です。その音量は小さく、響ホールにはぴたりです。将来的には人前でギターと共演する事を夢想しております。
投稿: balaine | 2010.08.28 02:17