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2010.07.06

サロン・コンサート第9回「フルートを楽しもう! in 酒田 Vol.3」報告その2

続きです。
Photoプロムナードコンサート終了後、20分程休憩。その間にムラマツフルート5本の自由な試奏会。総銀製にプラチナメッキPTPや14金、18金、さらに今回は24金も。
高校生ではなかなか手にする事の敵わない楽器ばかり。社会人だってそう簡単に吹くチャンスはありません。14金は特にSR、ハンダ付けトーンホールという技術の必要な高級機種。やはりレスポンスがいいようです。

待合室では、ムラマツフルート新宿店修理室長の伊藤史安氏による無料クリニック。目の前で楽器を診断しアドヴァイスももらえます。私もフルート2本、ピッコロ2本をチェックして頂きました。

Q講習会の前に上坂先生による吹き比べ。ゴダールの組曲より「アレグレット」。
ゴールウェイの吹き比べで有名な曲です。
ピアノ伴奏は、なんとbalaineが挑戦致しました。
人気があったのは14金SRとPTPでしたが、吹き手によって変わるものですし音色の好みはあくまで「好み」なので、どちらが良いとか、何がベストというものではありません。


Bq引き続き、フルート講習会。
「驚くくらい楽に音が出せて、おまけに音程も良くなる当て方とアンブシュア、遠鳴りのする音の作り方」などの講習です。
前もってネット上の「申し込みフォーム」から申し込んでいた方から公開レッスンです。

Q_2指導を受ける人はもちろん、それを聴講する形で見ている人も真剣です。
特に上坂先生の教えの中核を成すリッププレートの当て方、当てる場所について質問疑問が出ます。唇の薄いヨーロッパ人の吹いている姿を見ると、下唇の上にリッププレートがあたっているように見えます。でもそれは「そう見える」だけで実際は違うのです。

Q_3リッププレートのその形のまま、あくまで下あごの凹みにハマるように当てるもの。ちょうど下の歯の付け根、歯茎の下の凹んだ部分にリッププレートの丸みがぴっちりハマるようになるのです。骨格の違いでしょうか、日本人(アジア人)の場合、そうすると唇と唇の間で作るaperture(上下の唇の間の穴)とフルートの歌口、特に穴の向こう側のエッジとの間に距離が出来てしまい、まともな音が出ません。
フルートの当てた位置はずらさずに口に無用な力は入れずに、軽く口をおちょぼ口にして歌口の上につき出すようにします。そしてやや下から上に力をかけてリッププレートで下唇を軽く潰す様な感じにして、厚めの唇が多いアジア人の口を西洋人のそれに近づける感じです。

Q_4何を言っているか、わからないですよね。
現場で、生で、ライブで指導を受け、音を出してみないと分かりにくいと思います。

予約していた二人以外に、その場で指導を受けたいと3人が手を上げました。高校生が2名、社会人が1名です。普段一人で練習している時と違って、知らない(?)フルート吹きに注目されながら、普段慣れていない構えや吹き方(それは普段のやり方が間違っているのですが)をしなくてはならず緊張されているようです。
それでも上坂氏の人柄で、和気藹々と公開レッスン、講習会は進みます。

Q_5高校生はピッコロの吹き方について質問。一般社会人の方はやはり「いい音を出すために」構え、リッププレートの当て方について質問。

綺麗な音、力まず柔らかい高音、響きのある低音、柔らかい弱音、綺麗なスタッカート、タンギング、、、全ての質問は実は全部同じ事=いかに楽に良い音を出すか、に帰結します。ようするにアムブシュアの作り方、フルートと唇の関係に行き着いてしまうのです。
そのために必要な立ち方、構え方、持ち方、それら全てが大切で、どれかひとつが欠けても正しい奏法にはなりません。ただ、人によって体格、骨格、筋力、唇の厚みなどなどが違うので誰一人として同じではないのですが、「基本は同じ」です。

熱の入った講習は、まったく休憩を取らず19:50まで続きました。
20:00過ぎに予約しておいた「打ち上げ会場」に慌てて「ごめんなさい、遅れます」コールを入れ、ちゃっちゃと撤収して、駅前の居酒屋「庄内藩」へ。

片付け、その他いろいろバタバタして打ち上げにカメラを忘れた私。
当然生ビールで乾杯!
南禅寺豆腐、庄内浜の岩ガキ、庄内沖で穫れたふぐの刺しみ、などなど庄内の幸を楽しみながら疲れと酔いで一人眠くなって来ました。お開きにして自宅に戻ったのは23時をとっくに回っていました。

さて翌日(7/4(日))は、朝から個人レッスンをジョンダーノ・ホールでやるので、普通に早く起きなければなりません。個人レッスンと上坂氏、クライス山形支部長C氏を伴っての小旅行は明日以降に続きます。

〜〜〜〜〜
昨日に続き、7/3(土)のサロン・コンサート第9回でbalaineも参加したD. チマローザの続き。
コチラ↓。
271. Cimarosa Concerto G-dur;2をクリックして演奏をお聴き頂ければ嬉しいです。

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コメント

お久しぶりです。
遅ればせながら・・・何度もご案内を頂いていたのに、お返事もしないですみませんでした。
今回、ぎりぎりまで予定が分からず、行けませんでした。
悩んでいた事もあったので行きたかったのですが、残念でした。
唇に当て方は、過去2回教えて頂いたからか、読んでいてわかりました。自分なりに練習していましたが、その通り出来ているか自信ありません(笑)

次回はぜひ、参加したいと思いますので、お知らせ頂けたらと思います。

投稿: Rin | 2010.07.12 21:53

Rinさん、コメントありがとうございます。
一人の先生について徹底的にレッスンを受けるのもいいですが、いろんな人からいろんな意見を聞くことも大切だと思います。上坂氏の考え方・教え方は「当たり前」のことを言っているのですが、しかし、その「当たり前」を教えてくれない先生が多いので、私も初めて聴いた時は目から鱗でした。

「自分」に応用するためには、受け入れた理論を試行錯誤の中で「自分のもの」にするしかないでしょう。みな体格、骨格、性格が違うのですからね。「特殊」なことを言っているのではなく、基礎の基礎、基本の基本を言っていると思います。

「悩み」は「進歩」のチャンスだと思います。私も上坂氏の教えをそのまま「鵜呑み」にしているのではなく、壁にぶつかった時に基本に戻って考え直し、徐々に納得してきました。だって結果がいいんですから。

是非、次回(来年ですけど)はおいで下さい。
上坂先生は個別にレッスンも受け付けていますよ。その場合はHPからメールなどでご相談ください。

投稿: balaine | 2010.07.13 06:56

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◆フルートを楽しもう! in 酒田nbsp;Vol.3 Qamp;Aの部◆公演日:2010.7月3日(土) 17:30 開演(17:00より試奏会)◆講 師:Fl.上坂 学◆会 場:くろき脳神経クリニック・リハビリ室「ジョンダーノホール」*全て 40D + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS+ 580EXコンサートに続き休憩を挟んでQamp;Aが始まります。休憩と言ってもその時間はムラマツの主要モデルを自由に吹ける試奏会の時間です。東京のムラマツ本店でも予約... [続きを読む]

受信: 2010.07.09 03:44

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