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2010.06.03

晴れやかな6月、昨日のコンサート

朝からいいお天気です。日中は汗ばむ陽気。夏を思わせる青空が広がりますが、まだ初夏ちょっと前の晴れやかな感じです。

昨晩は18時に診療終了後、アポイントもなく、すぐに片付けて遊佐町に向かいました。
リニューアルされた旧遊佐町公民館ホールに着いたのは18:40頃。
椅子と床とドアが新しくなっただけでも大分雰囲気が違います。なによりも座り心地が良い(椅子一脚10万円するという噂)。これで、庄内地方では鶴岡市文化会館よりも座り心地は上だと言っている人もいました。

19時、コンサートが始まりました。
Cd_2漆原啓子さんは濃い緑色の鮮やかなドレス。伴奏のヤコブ・ロイシュナーさんは上下黒ですがタキシードではなく少し変則のステージ衣装、あくまで控えめな目立たない格好です。
(漆原啓子さんのCDは2枚程持っているので、まだ持っていなかった若かりし?頃、ちょうど20年前の録音。ピアノ伴奏は岩崎淑さんです。中にはいっているノートによると、自分の分身の様な好きな曲ばかりを集めて録音したのだけど、ちょうどその時、本当の分身がお腹の中にいることがわかったのだそうです。20年前のヒラヒラのファッションと可愛らしい髪型がいいですね!このディスクに収められた曲の中から、美しきロズマリンと愛の挨拶が当日のアンコール曲でもありました)

プログラムの前半は、1)ベートーヴェンのソナタ第6番イ長調と2)シューベルトのピアノとヴァイオリンのためのファンタジー ハ長調。

漆原さんのヴァイオリンも、さすがに最初は探る様な印象を受けます。客席の空いているGPとお客さんのはいった本番では、この遊佐町生涯学習センターホールのような250~300席程度の容積のホールでは大きく響きが変化します。
床と椅子が変わっても、天井や横壁、ステージ回りには手が加えられていないので、基本的にはややデッドな響かないホールであることに変わりはありませんが、今日は後ろの反響板をかなり絞っていました。

ベートーヴェンの第二楽章あたりからは、漆原さんのヴァイオリンの音色のスゴさが際立ちます。深みのある豊かな低音、繊細で美しい高音、情緒たっぷりに奏でられる中音域と、すべての音域でうっとりします。そしてピアノ伴奏のロイシュナー教授(ケルン音楽大学)の素晴らしさ。そのタッチとペダリングの絶妙な加減には感嘆するしかありません。

残響の少ないホールでもことさらペダルを踏むことなく、浅めの軽めのペダリングでヴァイオリンに合わせて響きを創る、アンサンブル力の卓越していること。素晴らしいピアニストだと思いました。

後半のプログラムは、また素晴らしい!
3)ドヴォルジャーク/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
 ドヴォルジャークがアメリカに行っていた頃の作品。交響曲第9番「新世界から」を書いた頃なので、同じように先住民民謡や黒人霊歌の影響を受けた旋律が随所に出て来ます。少々「泥臭い」かなと思う様な、ジャズかポップスを彷彿とさせる様な伴奏も現れ、なかなか面白い曲でした。ロイシュナーさんと漆原啓子さんの息もピッタリで、掛け合いも面白かった。

4)ヴィエニャフスキ/伝説曲(レゲンデ)
 昨日の演奏の中では、個人的にはこれが一番好きでした。なんとも不思議な魅力を讃えた小品です。作曲者のヴィエニャフスキについて私は知りませんでしたが、伝説的なヴィルトゥオーゾで彼の名を冠した国際ヴァイオリンコンクールもあるのだそうです。娘との結婚に反対していた親御さんがこの曲に感銘を受けて結婚を許し25才で結婚したという逸話がある曲だそうです。

5)ファリャ/スペイン舞曲第1番
 超有名曲。スペインの情熱的な踊りが見える様な演奏でした。ファリャって、本名マヌエル・デ・ファリャ・イ・マテウというのですね。

6)ワックスマン/カルメン幻想曲
 最後にこれを持って来るか、そうだよな〜、という曲でした。ビゼーの「カルメン」の旋律が散りばめられた幻想曲で、フルートにも同じ様な曲がありますが、音の迫力とかダイナミクスの幅という点ではフルートはヴァイオリンに敵わないと思いました。

 客席は満席とは言えず(水曜の夜ですからね)、少し残念でしたが、盛んな拍手に漆原啓子さんもロイシュナーさんも笑顔を応えます。最後にマイクを持ってMC。
 
「演奏の途中でMCを、、、と言われたのだけど、演奏と喋るのが両立出来ないので最後に喋る事にしました」ということでした。遊佐の温かい観客の拍手に感謝、そしてロイシュナーさんとの出会いの事を話されました。ドイツのライプツィッヒでフェスティヴァルがあり、音大教授や第一線級の演奏家が日中は受講生に講義をし夜は毎日の様に講師による演奏会があったのだそうです。そこでロイシュナーさんとトリオをやることになっていて、彼のソロ演奏を聴きに行った所素晴らしかったので嬉しくて楽屋に通訳を連れて挨拶に行ったら、返事が日本語だったという話。
目が点になってあっけにとられていた啓子さんに、さらに追い打ちのように日本語が。「え?どうして?」と聞いた所、「彼女が日本人です、、、」と恥ずかしそうに答えたらしい。

ロイシュナーさん、体は大きくピアノのタッチはクリアなのですが、頬を赤く染めはにかんだ笑顔で胸に手を当てて挨拶されます。とても素敵な方だと思いました。

アンコールは最初に書いた様に、まずはクライスラー/美しきロスマリン。フルート用に編曲されて高木綾子さんも録音しています。盛んな拍手に応えて、もう一曲はエルガー/愛のあいさつ。私がフルートで、家内がピアノで演奏したのとはかなり違いました。美しさ、可愛らしさ、そして華麗さという点で、です。

漆原啓子さんのお母様も東京からいらしていて、酒フィルの団員が土門拳記念館やいろいろな観光名所にお連れしたそうです。啓子さんとロイシュナーさんも遊佐の日月光川のあのモックンがチェロを弾いた河原など限られた時間で見学して来たそうです。東京などの大都会しか日本を知らない、ロイシュナーさんが酒田や遊佐をどんな風に見て下さったのかわかりませんが、終演後のサイン会の時に「素晴らしいアンサンブルだった」と感想をお伝えしたらまたはにかんだ笑顔で喜んで下さいました。

〜〜〜〜〜〜
さて、ブログ知り合いのnarkejpさんと同様に、最近デジカメがおかしくなりました。
カメラの機能はちゃんとしている様なのですが、液晶のバックライトが消えて見えないのです。よくよく目を凝らすと写っているのですが、ファインダーがないので写真を撮るときは「勘」で構えるしかありません。さらにパソコンに繋いでもすぎに取り込んでくれないのです。
まだ2年位しか使っていないコンデジなのですが、さてこの際デジイチに手を出してみようか、悩む所です。学会発表準備のため、HVのヴィデオカメラも購入しようと思っているので。。。

516というわでけで、今まで使っていたコンデジ(パナソニックのLUMIX10Mピクセル)で、5/16に撮影していた鳥海山と田植えを終えたばかりの田んぼ。白鷺やからすではない黒い鳥がたくさんいました。

523_2ほぼ同じサイズに編集した、こちらは携帯のカメラで解像度を最高よりは少し落としたほぼ1Mピクセルの写真。
5/23のほぼ同じ場所。ちょっと曇っていたこともあり、解像度が10%という問題もあってやはり写りは落ちますね。でも1週間で稲が生育している様子がわかると思います。

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コメント

おやおや、そちらもですか(^o^)/
先日、代替製品が届き、受け取ってきました。操作が共通なので、すぐ使えました。
小ホールでVnとPfの二重奏、いいですね〜。曲目も魅力的です。まるで五月中旬のような気候で、良い演奏会だったことでしょう。

投稿: narkejp | 2010.06.03 20:37

narkejpさん、こちらのマーフィの法則はなんなのでしょうね。保証期間を過ぎているので修理に出すと2万円くらいするらしく、同モデル後継機種が22,000円くらいで売られているので、修理に出すのも悔しく。。。
いろいろいじっていたら、液晶は真っ暗で見えないのですがパソコンに繋ぐとちゃんと撮った写真が現れることがわかりました。
ということで、修理に出さずに「勘」を鍛えるために使い続けようと思います。
と同時に、以前から迷っていたものを買ってしまいました!明日のブログでデビューすると思います。(大笑)

投稿: balaine | 2010.06.03 21:19

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