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2010.06.23

料亭での食事

ラーメンやカレーと言ったB級グルメ好きのbalaineですが、たまに高級料亭などにも参ります。

Photo_3先週、日本脳ドック学会に際し、「会長招宴」で山形市の料亭「四山楼」にお呼ばれして来ました。これは総会を主催する学会長が学会の理事、役員や開催に貢献した人たちを招待して親睦を深めることが目的。

「四山楼」は、山形市内にある6つの伝統ある料亭の一つ。明治時代に、伊藤博文が山形を訪れた際にここで食事を楽しみ、二階から外を眺めて「四方を山に囲まれた」様から名付けたと言われています。

Photoそのお料理はもちろん素晴らしいのですが、余興として山形芸妓さん、舞子さんの踊りを楽しみました。
「やまがた舞子を育てる会」というサイトをご覧下さい。
写真は「やまがた舞子」一期生で現在芸妓として活躍している「菊弥」さんの舞。お三味を弾く小菊さんのお孫さんです。

Photo_2現在活躍している「やまがた舞子」4人の踊り。小菊さんは右の方で三味線を弾いています。
この後、花笠音頭で傘を使った踊りもあり、お客と一緒に踊るという余興もありました。
Photo_4ステージから降りて客席をグルッと一周して踊って来ます。この後、全部で6名の舞子さんは各テーブルについてお酌をしてくれます。

といっても、料亭はやはりお料理を楽しむのがメイン。
Photo_5Photo_6季節感をお椀やお皿に盛り込みます。素材も地元のものが多いですね。「からかい」なんて東京の人は知らないでしょう。庄内ものも出ました。岩ガキとウニです。「わらびの一本漬け」もこの季節でこそ味わえるものです。美味しかった!
ちょっと敷居の高い料亭ですが、こういうのもたまにはいいですね。
(「四山楼」での写真は全てコンデジLumixです。なぜか液晶が復活してぼけながらも写るようになったのです。)

先日、酒田市には少なくなった料亭のひとつ「そめ」にお邪魔して来ました。
料亭や割烹の定義、その分類については詳しくありません。そのお店が「料亭」と名乗れば「料亭」なのでしょう。「そめ」は会席料理、茶懐石を出せる数少ない銘店だと思います。
PhotoPhoto_2お店に到着すると、まず前室に案内され写真のお茶菓子とお抹茶を振る舞われました。左は季節柄紫陽花をモチーフにしたもの、右はなんだったかな?(うぐいすに関したものだった様な)。

Photo_3Photo_4左は先付け、八寸。目にも美味しい。
右はお吸い物。今の季節、鱧ではなくアイナメです。お出汁が繊細でとても美味しい。

Photo_5Photo_6左は口細鰈の焼き物。大きめで身厚な味の濃いお魚でした。
右は炊きもの。繊細な味付けで特におナスが美味しかった。


Photo_7Photo_8シーズンを迎えた庄内浜の岩ガキです。身厚でプリップリです。
右は〆の茶蕎麦。これに赤肉のメロンが出ました。
お腹いっぱいです。

お料理の味がいいのはもちろん、そめは女将さんがなかなかいい味出しています。お稽古事はほとんどの免状を持っている元芸妓さん。着物の着こなしも、カチッとしていないで、わずかに緩んだ粋を見せて下さいます。

なかなか年に1回も行かない様なお店ですが、いいものですね。
(「そめ」での写真はすべてCanon EOS Kiss X4 with EF-S 18-55mm f3.5~5.6 ISです)

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