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2010.06.21

土日の2つのコンサート&グルメ

6/19(土)は、15時丁度に日本脳ドック学会総会が終了。
その足で七日町のT楽器に行き、11/21(日)の酒フィル定期でサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」に使用するためお借りするオルガンを見に行きました。

その後向かったのは山形市民会館。
Photo_816:30開演で山形大学フィルハーモニーオーケストラの「サマー・コンサート」。
昨年「団長」を務めた関係者君も今年は4年生。最後の学年の演奏会なので期待半分で聴きに行きました。

秋〜冬の定期演奏会に対し「サマー・コンサート」はどちらかというと肩の凝らないプログラムが多いのですが、今回は結構本格的なプログラム。私はフルート吹きなので、どうしてもフルートに注目してしまいます。しかも辛口になっちゃいます。

1曲目のフォーレの「パヴァーヌ」(合唱なし)は、弦のピチカートの中、フルートが低音で美しく物悲しい旋律を奏でます。フルートの音色で決まる曲です。団の中でも1、2を争う様な奏者が吹くべき曲だと思います。私もまだ演奏した経験がないのでいつか演奏してみたいです。

2曲目;歌劇『カルメン』から抜粋。
超有名曲なので耳慣れた旋律が多いです。特に「間奏曲」などフルートとハープ(今回はグランドピアノで代用)のソロの様なもの。これもフルート次第。緊張するのはわかります。私もソロを取るところでは、真のヴィブラートではなく、唇の震えによる「緊張ヴィブラート」が今でもかかります。でも、多少震えてもそれを上回る様な音色で聴くものの心を捉えてほしいですね。
「アルカラの竜奇兵」、ファゴットが凄く上手だった。女性団員だったので山響の高橋あけみさんが吹いているのか?と思う程、上手かった!

3曲目:ボロディン/交響曲第2番
ボロディンらしい、アジアっぽい旋律が散りばめられた面白い曲でした。
コンミスはじめ弦がかなり頑張っていたと思います。立派な演奏でした。

ただ、、、
全体に共通して言えるのは、緊張のせいなのか、音楽が硬い。真面目にやる事はもちろん大切なのですが、硬くて面白みに欠けると聴く人にも伝わってきにくいと思います。これは演奏者だけの問題ではなく、指揮者の影響もあるでしょう。もっとダイナミックに、もっと情熱的に、、、
そう、「のだめ」のミルヒーではありませんが、「もっと、、、もだえるように!」という部分が足らない様な印象でした。
まだ10代からせいぜい22,3才の若者達の集まりなのですから、「若気の至り」的な演奏でもいいとおもうのです。ちょっとお行儀が良すぎる様な気がしました。

プログラムを見ると、団員の数は140名を超える凄い大所帯。そのため管楽器ではすべての曲に不公平なく乗り番を決める必要のある管楽器では演奏者による力量の差が明らかで、聴く側からみれば不満を感じる内容になってしまうのでしょう。

〜〜〜〜〜
6/20(日)は、広告を出して招待券を頂いていた酒田東高の吹奏楽部定期演奏会へ。
午前中は、この2、3日の疲れを癒すため家でのんびりして、しすぎてしまい昼食を予約していたラヴィに着いたのは13時頃。それからランチのコースを急いで出してもらって食べ終わってちょうど14時。開演時間でした。

Photo1曲目を聞き逃し、2曲目の間から3階席へそ〜っとはいります。舞台転換?のため場内がまっくらで足下も見えないくらいでした。

吹奏楽は、体育会系ですね。
指揮者の指示で起立するところなんか軍隊みたいです。きびきびしていて気持ちがいいとは思いますが、何となく「そこまでしなくても〜」と思っちゃいます。

演奏は相当の訓練を積んだ成果が出ていたと思いますが、ここでもフルートにはどうしても辛口になってしまいます。ピッコロを含めて5、6人いたと思いますが、ピッコロ担当の女子は上手でした。フルートは皆まだ基本的な奏法が出来ていない様な音に聞こえました。
是非、7/3のサロン・コンサート&講習会に来て頂きたいものです。

吹奏楽コンクール課題曲を配した真面目な前半と、ステージ狭しと踊りや演劇と合わせて弾けた後半。メリハリが利いていて、演奏内容もなかなか聴き応えがありました。あえていわせてもらうと、ダイナミックでいいのですが場合によっては音がうるさい。ただ元気で大きい音を出せばいいというものではないでしょう。美しい響きを追求するような練習を考えてはどうかと思いました。

=====
さて、土日のグルメ。
山形市民会館の大学オケのコンサートを聴き、終わったところで18:00。酒田に帰る前に向かったのは、、、
Photo_11山形駅前の「とだて」です。
仙台に6年住んでいたbalaine。時折無性にタン焼きが食べたくなります。
魚貝類、野菜、米、酒、豚などなど旨いものがあふれる庄内ですが、ひとつ不満があるとすれば仙台風のタン焼きの店が、私の知る限りないのです。
Photo_9「とだて」は仙台にも同名のお店がありますが、山形の「とだて」のご主人は仙台のタン焼きの元祖「太助」で修行したと聞いています。BSE問題の時には一時店を畳むかと深刻だったお店ですが、なんとか伝統を守っているようです。
Photo_10麦飯、タン焼き、そしてこのテールスープ。これが仙台のタン焼きの定番です。このセットで1200円というのは、昔(10年以上前)1000円だったことからみれば、現実的にリーズナブルだとおもいます。BSE問題の時は、肉の量が少なくなって値段が倍近くなり、お客も減るしとてもやって行けないという状態でした。宮崎の口蹄疫など、牛などには時々問題が起きますが、いつも安心して美味しいお肉を頂けるのは幸せというものです。


Photo_7日曜日の昼、酒田東高の演奏家に行く前に、山居倉庫向かい「川辺の館」の2階「ラヴィ」で昼食を頂きました。お店からの眺めです。仁井田川を挟んで山居倉庫が見えます。

Photo_2ランチは土日しかやっていないのですが、そのランチは1種類のコースのみ。
こちらは前菜のサラダ。アボガドが丸々ごろっと入っていて美味しい。

Photo_3パスタは、ほうれん草を練り込み、さらにほうれん草のペーストとカリカリベーコンを載せたもの。しっかりアーリオを利かせたオリーブオイルでソースとパスタを絡め、麺はアルダンテで私好み。

Photo_4メインは2つから選べます。
私はこちら「米の粉豚のソテー」。お肉の食感がもちもちしていて、脂身がとても美味しい。
付け合わせのジャガイモもなかなかに美味しいです。

Photo_5家内のメインはこちら。
鯛のソテー。シェリーヴィネガーのソースのほのかな酸味が利いています。野菜の素揚げが付け合わせですがなかなかに旨い。

Photo_6コースの〆はデザートとエスプレッソ(ワイフは紅茶)。
焼きプリンですが中に黄桃が入っています。とても美味しい。全体的にレベルの高いこのセットで1500円はお得感一杯。
カウンターをいれて30名程度一杯のお店ですが、テーブル席は女性だらけ。我々がもっとも高齢な客という感じで、なんとなくキャピキャピしていました。

希望ホールから徒歩3分くらいのところで、平日の夜も遅くまでやっているので、これまでも時々利用していましたがランチは初めて頂きました。いつまでも続いてほしいお店の一つです。


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