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2010.04.04

日曜デート

今日は、4月4日(日)。
旧暦では桃の節句は今年は昨日の4月3日だったようです。「庄内雛街道」と銘打って、観光客を当て込んだ展覧もほとんどの施設が今日まで。「山王倶楽部」の傘福など「日本三大つるし飾り展」は昨日までだったようです。

Photo_3今日は朝からとても良いお天気。まだ悲しみは癒えないものの、ぽかぽか陽気にも誘われて気分転換に大好きな着物を着てお出かけの家内とおデートと洒落込みました。
こちらは日枝神社(日和山公園前の下日枝神社)の梅まつり。地元紙山形新聞の記事で初めて知りました。昼食後(昼食の「ぷちぽわ」のレポートは下の方に)、まずは「梅まつり」へ。

Photo_6木や枝によっては満開の梅もありますが、春の遅い東北地方、山形県内でも桜の開花は最も早い土地である酒田でも、まだ梅すら固い蕾が多かったようです。
あと数日すれば、紅梅、白梅、皆咲き誇ることでしょう。(かなりピンぼけ〜)

Photo_4Photo_5酒田の住人になってから、毎年初詣に来ている日枝神社。酒田の鎮守様です。
鳥居に掛かった「日枝神社」と書かれた大きな額がありますが、これは南洲翁すなわち西郷隆盛の書であると以前にも書きました。
宮大工の技巧を発揮した龍などの彫り物も素晴らしい立派な神社様です。
その参道脇のちょっとした丘が梅林だということは今日初めて知りました。

本間美術館。
Photo_16おそらく22年振りに訪れました。学芸員(?)の方の説明で初めて見聞きする様なことも多く、最初は入館料が900円と酒田の雛飾り展示の中では破格に高いので、「?」と思いましたが、いろいろ見聞きして納得。
写真は、お庭から見た本館「清遠閣」。昭和天皇が皇太子時代に酒田に来られた時に、お泊りの施設としても使われたそうです。当時昭和天皇の寝室用にベッドが入れられた2階の部屋も今は普通の床の間付きの展示室。
和風シャンデリアと言われた天井からぶら下がる照明器具や、当時の手作りの微妙に波打った一枚ガラスや種々の造りに心の中で感嘆してまいりました。
Photo_17写真は、本館の2階から庭園「鶴舞園」を撮影(外を撮るのはOKと許可を頂きました)。
ここは映画「釣りバカ日誌 庄内編」で、庄内藩の藩主の前で江戸時代の浜チャンが庄内竿に苦戦したシーンのロケで使われたお庭です。

そうそう、あの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」で二つ星に選定された庭でもありますね。
同一つ星の新館には時代順にお雛様がたくさん展示されていました。
ここも雛飾りの展示は今日まで。

Photo_14最後は、山居倉庫の「夢の倶楽」で今日まで開催されている「湊さかた 加藤家のお雛様展」。
すべて写真撮影禁なので、パンフレットなどを写真に撮りました。

Photo_15写真は何度か紹介した、東京は目黒の目黒雅叙園で3月3日まで開催されていた「百段雛飾り 山形ひな紀行」のチラシと「夢の倶楽」のチラシ。目黒雅叙園の展示の中でもメインであった加藤家の巨大で美しいお雛様。目が玉(ガラス)で座った高さが43cmという立派なもの。五人囃子も雅楽隊の衣装など本当に素晴らしい。
目を見張る、とはこういう物を見た時に使う言葉だと実感。

家内は、お雛様の横に展示されていた「加藤家の内掛け」に吸い寄せられていました。金糸銀糸を使って鶴亀松竹梅と目出度い物がふんだんに刺繍された素晴らしい着物です。
「加藤さんのところに嫁げばこれを着れるのかな、、、」などと宣わっておりましたです。(苦笑)

Photo_9そして写真は、山居倉庫裏手の欅並木の前。
吉永小百合さんを使ったJR東日本の宣伝でも有名になりました。「小百合ごっこ」と称して何枚か写真を撮りましたが、顔の写っていないものを公開しました。(笑)


Photo_10最後に日曜ランチグルメデートはミニレストラン「ぷちぽわ」さん。
梅まつり、本間美術館、山居倉庫に出かける前に、午前中クリニックで脳ドックの仕事やフルートの練習をした後に出かけました。
これはランチBコースの前菜。焼いたフランスパンの上に、マグロのタルタルが乗った前菜代わり。

Photo_12Bコースのスープはかぼちゃ。以前も書きましたが、生クリームや砂糖などが控えめで、まるでカボチャのムースを少し緩くした程度のものを「食べている」ような食感。かぼちゃのやや青臭さもほんのり口の中に残りますが苦みはない。美味しいです!

Photo_13前回はお魚を頂いたので今回は「豚肉のベーコン巻きグリル」。ソースがやや塩気が強く濃いのは、味の濃いものを好む庄内人に合わせたのでしょう。食欲をそそる塩気です。ご飯が進みます。
付け合わせのお野菜もみんな美味しい。皿を舐めるように食べてしまいました。

こんなことをしても「ちいさいさん」のいなくなった我が家の寂しさ、家内の悲しみが埋まる訳ではありませんが、いい気分転換にはなったでしょう。結局、悲しみを癒してくれるのは時間、、、そして音楽。
"medicina dolorum"ですから。


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