明日は鶴岡定期
今日は、午後に酒田公益センター(公益大学内)に講演を聞きに行く予定だったので、富士見町の「ニューシタ」でランチ。
今は店を畳んでしまった「北京飯店」の元オーナーST女史とばったり。いつも明るく元気なST女史。中国出身の方だがインド料理も好きな様子。大きな声で楽しくお話し。昼過ぎまでの診療の疲れも彼女のパワーで吹き飛ばされる。
14:00からの「山形県病院協議会リハビリテーション部会」の会合、症例検討には間に合わず、15:25からの特別講演に間に合うように準備して出かける。今日の講演の講師は、鈴木匡子教授(山形大学医学部・高次脳機能科)による「高次脳機能」について、特に失行の見方、そのメカニズムや症例に基づく考察の話。
鈴木匡子先生は山形大学の同級生、同じ昭和59年卒の仲間。講演の座長を務めた鶴岡協立リハビリテーション病院院長の茂木先生も同級生。同級生が活躍している姿に接し単純に嬉しい。
鈴木先生のお話は神経内科医や脳外科医にとってもなかなかに高度なお話だった。集まっていた多くは理学療法士のようであったが、どこまで理解できていただろうか?と思うが、難しい話しを理解しやすいように、実例を示しながら丁寧にお話しされていた。
中で私が最も興味を持ったものは、運動麻痺はないけれど運動の準備やプログラミングに関する機能が障害されていてその働きかける「経路」の違いによる症状の現れ方が違う失行についての話し。たとえば隣りに座っている患者に対し、1)「立ち上がって、、、」と命令しても(言語理解の障害もなく運動麻痺もないのに)どのようにすれば良いかわからず立ち上がれないのだが、2)「○○さんをここに連れて来て」と命じると何事もなかったようにすっと立ち上がるという状態。
「立ち上がる」という動作を概念として考えてそれを実行に移そうとするとどうやったらいいのかがわからなくなり混乱して立てなくなるのだが、「○○さんを連れてくる」という動作を観念として考える場合に○○さんのところまで行ってここに連れてくるという作業として考えるため、実際は「立ち上がる」という作業が前提にあるのだがそれを考えずに行動に移るため混乱もせずにスムーズに立ち上がって歩いて行くというもの。実に興味深い。前頭弁蓋部の障害によって起こるという説明であった。
さて、
こちらは昨日夕方の「お向かいさん」。昨日の記事の写真は朝の状況であったが、アスファルトが敷かれている。
まだ全部に行き渡っておらずローラーをかけて平らにしているところ。
冷たい雨の降っていた今朝の状況。
全体にきれいに舗装され駐車場スペースが確保されている。
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昼頃にはまだ作業が始まっていなかったと思ったが、公益センターでの講演を聞いて戻ってくると駐車場の線引きがほぼ終わっている状態だった。ざっと見て30台ほどのスペースがありそう。
右手前の「元ハギレの店」の店舗跡の向こう側には、ドライブスルー薬局になりそうな窓口らしき形も見える。
まだお店のスタッフなども決まっていないのかどうかわからないが、この段階になってもこのTドラッグさんにとって「お向かいさん」である拙クリニックには、「工事でご迷惑をおかけします」というチラシが1回入っただけで何の連絡も挨拶もない。
私は、H19年の7月だったか、拙クリニックの建設場所が決まった時点で斜め向かいの「明日葉」さんの事務長には連絡を入れ、10月末の建設着工すぐに再度ご連絡を入れてアポイントをとって理事長に挨拶に行った。お向かいさんのこの状況についてはちょっと心配している。
19時からは、広野公民館で酒フィルの練習。
今日は、管楽器のトラも合計6人参加し、打楽器も4人のうち3人参加して、ホルスト「惑星」から『木星』とムソルグスキー(トゥシュマロフ編)「展覧会の絵」から『プロムナード』と『キエフの大門』を練習。
あと8日で本番なのに大丈夫か?というところもまだまだあるが、ようやく全体像が見え、人が揃ってやっといろんなパートの全体像が見えて来た感じ。本当は本番1ヶ月前くらいに今の状態になって、その後細部を調整する必要があるのだが、なにせ頼りの酒吹打楽器軍団が先日2/28の「ブラスの響き」が終わるまでまったく練習に参加できなかったのだからやむを得ないという感じ。
明日の練習でさらに残りの曲の全体像を掴み、3/21の本番にはもっと質の高い演奏ができるようにしたいものだ。
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