今日はニャンの日、昨日は岩崎トリオ。
今日は2月22日。
猫好きの間では「猫の日」なのだそうです。
しかも平成22年2月22日なので、「にゃんにゃん年 にゃん月 にゃんにゃん日」ですね〜。
土曜日のサロン・コンサートに協賛頂いた「楯の川酒造」の社長ご夫妻から、「楯野川」の純米大吟醸を頂きました。
「一雫入魂」の文字が酒造りにかける情熱を表現しています。
弦楽器なら「一弓入魂」、フルートなら「一吹(息)入魂」でしょうか?(笑)
この写真、うちの「白さん」が後ろで緑色の目を光らせています。ついに家内の家猫化作戦も成功し、最近ではリビングにも結構長い時間いるようになりました。
元々は野良だったので、結構きつい顔をしていました。親子なのか、オスの白い猫と一緒だった「白小さいさん」。大きい方はなかなかなつかず、家猫化どころか捕獲もできませんでした。
「白小さいさん」はなんとか篭に入れて、新しい家に運び、そこでぬくぬくの住処を与えたところ、ついにはリビングで抱っこされるまでになりました。3年弱前に見かけるようになった頃の、痩せてキツい顔から最近では柔和な顔になって来たようですが、野良猫にとって幸せなのかどうか。
ということで、私のブログには珍しく「にゃんにゃんのひ」にちなんだ写真を並べてみました。
さて、、、
昨日は、希望ホールで岩崎淑・洸、漆原啓子のトリオのコンサートでした。
お三方共に世界的な音楽家。
会場は希望ホール大ホール。響きは十分でしょうが、やはり小さなアンサンブルなので私には珍しく前から2列目とかぶりつきに近い席に座りました。
確かな技術に裏付けされた自在な音楽。そしてヴァイオリン、チェロ共にストラディバリウス。
その響きの豊かさはさすがです。このレベルの方なら数万円の安バイオリンでも素晴らしい演奏をなさるでしょうが、さすがに一台数億円の楽器。さらに演奏は三人それぞれの個性が光ります。
演奏を聴くだけで一人一人の性格や喋り方まで分かりそうな気がします。心が演奏に直結している感じがしました。
前半は小品を少しずつ.
ハイドン/ピアノ三重奏ト長調
ヴィターリ/シャコンヌ
サラサーテ/アンダルシアのロマンス
エルガー/愛のあいさつ
ハイドン/ディヴェルティメント
この中では、2番目の漆原啓子さんのシャコンヌが素晴らしかった。ベースは真っ黒なロングドレスで、左の方から左前半身の足下までが真っ赤の装飾付きの情熱的なドレスです。
もしかすると、平成16年に漆原さんが酒フィル定期にご出演頂いた際、ラロの「スペイン交響曲」のヴァイオリン独奏の際にお召しになっていたドレスと同じかも知れません。いやあの時は、真っ赤なドレスだったかも。女性音楽家は同じドレスはなかなか着れないので大変ですね。
(写真は、その時の演奏会後の打ち上げで漆原さんとフルート軍団の集合写真)
4曲目、岩崎姉弟による「愛のあいさつ」。これは山形に本社のある「シベール」のTVCFで、岩崎洸さんのチェロでの演奏が有名。岩崎さんもMCでそのことにちょっと触れておられました。
後半は、チャイコフスキー/ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出に」。
2楽章形式ですが、長大な大作です。変奏曲がどんどん続き、息も切らせぬテンポで進むのですが、「いつ終わるんだろう、、、」と言う感じで、結局50分近い演奏時間だったと思います。
3人ともよく最後まで情熱的に弾き切っているな〜と変な感心をします。
盛んな拍手にアンコール2曲。
ピアソラの曲はやっぱりバンドネオンだな〜と思いながら3人の情熱的な演奏を堪能しました。
コンサート後は、サイン会。
ついつい夫婦してCD3セット(1セットは2枚組なので計4枚)に本1冊。大人買いしてしまいました。
iTunesにいれてiPhoneにも保存して聴きましたが、本当に素晴らしい演奏です。
漆原さんとは5年と少し前の定期演奏会のお話。
そして岩崎洸さんとは、今年の11月の酒フィル定期のお話もできました。11/21(日)の酒フィル定期は、岩崎洸さんをお迎えして「ドヴォコン」をやります!
岩崎淑・洸姉弟は岡山の倉敷のご出身。時期はかぶってはいないようですが、私も倉敷に2年間暮らした経験があります。そんな些細な事でもつい親近感を持ってしまいます。
本のタイトル「音楽さえあれば」。
そうですね。音楽さえあれば、他には何もいらない、などと言えれば幸せでしょうね。
〜〜〜〜〜
今朝は珍しく雲も少なく晴れ渡っていました。
少し霞んだ空気の中、クォ〜クォ〜、コ〜コ〜と大きな鳴き声をあげながら北帰航でしょうか、白鳥さん達が朝日を浴びながら大きな羽を羽ばたかせて鳥海山の方向に向かって飛んで行きます。
もうすぐ春なんですね、、、
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