すってんころりん
ブログのネタがない訳ではないのだが、3日程のご無沙汰。
それほど忙しすぎる訳でもない。
いやむしろ今週は患者さんが少なくてクリニックはどちらかと言うと暇。
4週間前が天皇誕生日や、高木綾子 in 名月荘で1日クリニックを休診にしたりで、4週毎にお薬を処方して予約来院される再来患者さんがどうしても少ない。その上、今週も日曜からずっと雪、風、雨、雪というような天気で寒くて足下も悪くて、新患も少ない。
天気が悪いから受診を我慢出来る様な症状の方はいいのだが、家で我慢して寝込んでいる様な人はいないだろうか。緊急性のある方は日本海総合病院があるからいいけれど少し心配。
今日は木曜なので、半ドン。
といっても、午后は定期のMRIの点検日で午後1時から4時頃まで、H社の技師さんが山形からいらして装置のチェックと調整をしていった。もちろん有償なわけで(年間保守点検契約の中に含まれる)、無料のサービスではないのだが、この天気の中ご苦労様という感じ。
MRIも拙クリニックに導入してちょうど丸2年が経つところ。
ちょうど2年前、雪の中を千葉の工場からトラックに載せられはるばる酒田までやって来たMRI君。
ガントリーだけで14トン。総重量15トンもあるため、クレーン車でゆっくりつり上げられて移動開始。
MRI室の北側の壁沿いに作られた頑丈なレールの様な物に載せられゆっくり横移動。ここまでで移動準備開始からすでに3時間程もかかるという大変な作業。そしてMRI室内へ。
ハンバーガーのバンズのような形の「永久磁石」と地場を安定させる装置などは、酒田の1月の天候のため冷えきってしまっている。そこで、作動させる前にMRI室は暖房をガンガンかけて(確か真冬なのに22,3℃以上にしていたはず)装置を暖めなければならない。
暖かい季節なら装置が安定するまで2週間程度だが、真冬の場合3〜4週間かかると言われていた。2008年の1/25に搬入して、装置を稼働開始したのが18日後の2/12。暖房を24時間ガンガンかけっぱなしだったので時間が短縮出来たらしい。
稼働開始時の最初の画像調整作業、そして保守点検時の定期的な調整作業は大切で、安定した正確な調性が行われないと撮像する画像の信頼度が低くなる。サービスマンの説明によると、「100万分の何ppm」というレベルの調整だという。今日もその調整作業と確認が行われた訳である。
こうした準備と作業を経て、自慢の全身用オープン型MRIが稼働し、横では悠然とザトウ鯨が泳いでいる訳である。
操作用のコンピュータは当院のものはUNIXであるが、昨年これがWindowsに変わった。MRI装置自体、その性能はまったく変わっていないのだが、操作用パソコンがWindowsになったものを「最新型」と呼んでいる施設がある。「東北初」などという謳い文句も見られた。
悔しいから力説しておくが、某病院で「東北初」「最新型」と言っているMRIと当院のMRIは中身と能力は同じ物。0.4T(テスラ)のオープンMRIである。違うのは操作用のパソコンとそれに付随するOS及びそのOS上で動くアプリケーションのバージョンということ。
そういえば、昨年夏頃テレビ放送され、この正月に再放送されたキムタク主演の『Mr. Brain』というドラマに当院のMRIと同じ、H社のオープンMRIが登場した。色は「最新型」の淡い黄色と白の装置だが形状は全く同じ。「院長ブログ」にも書いたように0.4TのオープンMRIではちょっとfMRIは無理なんだけど。テレビドラマ、おとぎ話ですからね。
でも、当院のMRIと同じものがキムタク主演のドラマに登場して悪い気はしませんでした。
さて、無事にMRIの保守点検作業が終わり、技師さんを送り出して、急いでスポーツジムに向かいちょっとだけ筋トレして、ザブッとお風呂に入って直ぐ近くの床屋に向かう。いろいろ雑用があって床屋さんにいく様なまとまった時間が取れなかったのでかなり久しぶり。
伸び切った髪を切り髭をあたってもらってサッパリ!
とってもいい気分で床屋さんを出て、一歩踏み出した瞬間に「スッテンコロリン」。
凍った地面で仰向けに転倒してしまった。幸い右臀部を軽く打撲しただけ。高校時代にやっていた柔道のお蔭か、右手で受け身をしたので背中やまして頭部を打撲する事なく。手もそれほど痛くはなかった。冬用の底がギザギザになったブーツを履いていたのに、舗装された地面はスケート場のようにツルツルになっていた。積もった雪が雨で溶けて、気温が下がり風が吹いて磨かれた状態で、完璧に滑りやすい状態。
というのが、今日のタイトルだったわけで、皆さんも冬道での転倒には気をつけて下さい。
(アクセスカウンターは現時点で、50万まであと2,300を切りました。最近のアクセス数から計算するとあと5日程でしょうか。そろそろ注意しておかないと。。。)
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