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2010.01.13

今年のサロン・コンサートの計画、など

今日は夜中からびゅうびゅうと酷い風が吹き、荒れた天候でした。雪こそ大して降りませんでしたが、不気味な強い風音はずっと聞こえていました。

いつもの「おまけ的写真」を最初に。
Photo新居に移るに際しお世話になった不動産屋さんの社長さんからいただいたお酒です。
酒田市に蔵元のある「楯の川酒造」の杜氏に直接頼んで作ったお酒だそうです。実はこの蔵元、本日のYTSゴジダスに登場。今度の土曜日のYBC「旅の見聞録」にも登場するそうです。
ラベルの文字が笑えます。

「まかせて不安 たのんで心配 サービスいまいち」

社長さん一流の冗談ということですが、不動産屋さんだからこんなラベルも笑えます。これが医療機関じゃ「冗談きついね!」などと笑い飛ばす訳にも行きませんね。

さて、ここからはまじめなお話。
山形交響楽団のヴィオラ奏者で、映画『おくりびと』ではチェロのもっくんの隣にすわったために映画でもアップになり、スチール写真でも大写しになったK田さん。そのブログである「らびおがゆく Vol.3」にも掲載されていますのでこちらでも少し詳しく告知します。

《 山形Q庄内演奏会(仮)》〜 サロン・コンサート第7回
日時:平成22年2月20日(土)16時〜(15時半開場)
会場:ジョンダーノ・ホール(くろき脳神経クリニック内・酒田市)
プログラム
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3「皇帝」
・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18-4
・幸松 肇 弦楽四重奏のための最上川舟唄
・佐藤敏直 弦楽四重奏のための「モルトアダージョ」(1970・1981改訂) 

 山形弦楽四重奏団は、現メンバーヴァイオリン中島光之さん、駒込綾(りょう)さん、ヴィオラ倉田譲さん、チェロ茂木明人さんの4人で構成し、山形市を中心に活動されています。愛称を、その昔は「山弦(やまげん)」と呼んだこともあったようですが、カルテットであることを明確にしようと言うことでしょうか、今は「山形Q」とか「山Q」と呼んでいます。
2000年に当時のメンバーで創設され、2001年4月に第1回定期演奏会を開催。今年で丸10年の活動を続けています。

 山形には山形交響楽団という1972年創立のプロオケがあること、山形大学の教育学部には元の名称が特設音楽科(通称、特音)があり故前田幸市郎教授はじめ錚々たる教授講師陣がいたこと、芸大はじめ東京在住の音楽家が教授として定期的に指導に来ていたこと、県立高校である山形北高校には音楽科があること、などなどクラシック音楽を愛好する土壌が形成されていたとは言えるが、人口わずか25万人の地方都市に定期的に活動を続ける弦楽四重奏団が存在を続けるというのは、なかなか容易なことではない。いや、むしろ奇跡的なことと言えるかもしれない。
 もしも、弦楽四重奏の活動をメインにしてそれで生活を成り立たせようとするならば、ちょっと厳しいというか、はっきり言って東京のような大都市圏であったとしても経済的には困難であろう。山Qが続いてきたのは、ひとえにメンバーのカルテットに対する情熱と愛、そしてそれを支える山形の音楽愛好家の力であると思う。
 「情熱と愛」などと奇麗な言葉で飾ってしまうと次の言葉が継ぎにくいが、あえて書くならば、それぞれのメンバーが山響団員として、またはフリーの演奏家として別の仕事を持ち、生活する術があるからほとんど収入がないというよりも「持ち出し」という状況でのカルテットの活動が成り立っているのではないかと勝手に想像している。

Photo(写真は最近いろいろ見て回っている家具屋さんで先日見つけ購入したフロアランプ)
 私個人、単純にクラシック音楽が好きであるし、自分でも市民オケに所属して笛など吹いていることもあって、山形や東北地方の狭い音楽関係者と顔見知りになる機会があった。その過程で、山Qさんとも親しく言葉を交わさせていただく機会があり、特に弦楽四重奏マニアということはなかったのであるが定期演奏会やその他の演奏会(藤島の明治記念館や酒田の美術館での演奏など)を聴かせていただき、メンバーの弦楽四重奏にかける思い、そして音楽をする喜びに触れることができて、これを是非一人でも多くの音楽愛好家に、、、という気持ちが勝手に高まっていった。

 庄内には、当然酒田フィルという創立40年を超える(そうか、山響より歴史があるんだ!)市民オケがあり、鶴岡にも弦楽合奏を愛する集団がある。酒田市民会館希望ホールが新しくなって6年、庄内町の響ホールなど、音楽演奏に適した素晴らしいホールに恵まれた環境ではあるが、弦楽四重奏を聴く機会は決して多くない。庄内で定期演奏会をやっている団体は当然(?)「0」。市立酒田中央高校音楽部は弦楽合奏を中心に活動しているが、ほとんど(すべて?)の学生が高校に入ってから弦楽器に触れたという段階。昨年1年間に、酒田で弦楽合奏を聴いたことがあるとすれば、酒田フィルの団員の親睦を深める恒例に「ニューイヤー」で聴いたくらい。
 そういう状況の庄内に、せめて年に1、2回、定期的に弦楽四重奏の世界を展開したいという野望(というような大きなものではないが)を山Qのメンバーにかねてより相談していたのであるが、ようやく、その夢が叶うことになった。

しかし、この演奏会を成功させるにはまだまだ乗り越えなければならない壁(主に経済的なもの)があり、山Qの方々には少し、いやかなり無理をしていただくことになる。こちらとしては、せめて座席数60、エキストラの椅子を加えて70人の「ジョンダーノ・ホール」を満席にしてお迎えしたいと思っている。
 さあ、チラシを作らなければ。
 そうそう、2/20(土)に山Q庄内演奏会の6日前に、庄内町響ホールに山響が「モーツァルト定期」のプログラムを引っさげて登場する。この2/14(日)のコンサートでチラシを配って宣伝しなければ!
 もう一つ決まっている5/1(土)のサロンコンサート第8回 in 「ジョンダーノ・ホール」、山響フルート奏者足達祥治さんとハープ奏者内田奈織出演のコンサートの告知も山Qコンサートのチラシにいれるのを忘れないようにしなければ(自分のためのメモです)。

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コメント

院長先生

コメントありがとうございます。
また、光不動産さんのお酒の写真まで・・・・。

ブログの診断はちょっと大げさに書いてしまいましたね。

大変失礼いたしました。
何だか仕事をしていない先生のように
写ってしまいましたかね。

また、遊びにきます。ではでは。

佐藤

投稿: 佐藤淳平 | 2010.01.15 07:32

これはこれは社長!
いえ、全然失礼だなんて思ってないですよ。
明日、朝の9時台でしたね「山形発 旅の見聞録」!
あの有名シェフ奥田さんや、酒田ロケーションボックスの「鈴○」の若大将なんかも出た番組。
これに出演するという事はもう山形の顔ということですね!録画しなくちゃ。

投稿: balaine | 2010.01.15 18:25

院長先生

YBC旅の見聞録は
嬉しいことに
山形だけじゃなくて

・テレビ埼玉
・千葉テレビ
・テレビ神奈川
・東日本放送(宮城県)

でも放送されるようですね。

インタビューなんかの診断を
ズバッとお願いします(笑)

投稿: 佐藤淳平 | 2010.01.16 07:48

社長!
録画しておいたのを観ました。また結構な時間映っていましたね。かなりアップで。
インタビューというよりは、リポーターの山口良一さんの問いかけに「は〜い」と相槌を打っている感じでしたが、とてもイケメンに映っていて感じよかったですよ。
横浜の実家の両親の家ではテレビ神奈川が映りますが、今日のはもう終わったんでしょうね。

投稿: balaine | 2010.01.16 17:25

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