サロン・コンサートのチラシ作り(とオマケ)の話
山形弦楽四重奏団をお迎えするサロン・コンサート第7回まで4週を切りました。
60人も入れば満席になる『ジョンダーノ・ホール』ですが、チラシを作って宣伝が必要です。特に酒田フィルの関係者以外にアピールするために、コンサート6日前の庄内町響ホールでの山響モーツァルト・コンサートが大きな対象になります。
響ホール事務室にお聞きしたところ、今回のコンサートは山響主催ではなく響ホール主催のため通常のような立派なプログラムは作らないとのこと。たとえプログラムが普通に作られたとして、500部を超えるであろうコンサート・プログラムすべてにチラシを挟むのは、かかる費用、手間から考えて少し無駄が多いように思います。どうせ60人以上は入れないのですから。
ということで、いつものようにクリニックに置く分と知人に配る分以外には、響ホールでの山響コンサートの受付近くに「イーゼル」にチラシを貼ってその下に自由に持って行ってもらうように100部ほどのカラーコピーを作ることにしました。
まとまった時間が取れる日曜日の午後、クリニック院長室のパソコンに向かいチラシ作りにちょっとだけ精を出してみました。(まだ試案です)
これまでのサロン・コンサート用チラシはすべてパワーポイントを使った手作りです。それを元に山形Q的な特徴を出すように考えてみました。山形Qメンバー4人の写真は、HPから頂きました。
背景に使用したのはこちらです。
ヴィオラの倉田さんからメールで送っていただいた写真。今度のサロン・コンサートでも演奏していただく予定の、幸松肇さん作曲「弦楽四重奏のための最上川舟唄」の手書きのスコアの最初のページです。幸松さん自身による鉛筆での手書きの楽譜だと思います。整然と書かれた美しい楽譜。オリジナルであり貴重なものです。幸松さんのご許可を頂いて載せている訳ではありませんので少し問題があるかもしれませんが、あえて載せました。
スコア1ページ目の左下に興味深い注釈があります。
演奏方法についての作曲者による指示です。
「横板を人差指の爪で叩く」「表板を手のひらで叩く」
と書いてあります。
1年前、平成21年1月の山形Q第30回定期演奏会で「日本初演」(ということは世界初演)された「弦楽四重奏のための最上川舟唄」。そこで作曲者により指示されたこの特殊奏法を目撃しました。あのときは、「初演」ということもあり、作曲者の幸松さんもリハから文翔館入りして演奏にアドバイスをくださったと聞きました。
今回、この曲の庄内初演にこだわった訳があります。
酒田フィルで定期演奏会などの大打ち上げの際、必ず出てくる宴会芸があります。団員総出で「最上川舟唄」を合唱しながら、船に見立てた人を一人床に寝かせ、その人の片足を櫓に見立てて船頭さんが前後に大きく動かしながら舟を漕ぐのです。
写真は当ブログで2回ほど公開しましたが、平成19年のJAO(全国アマチュアオーケストラ連盟)酒田大会の時のもの。希望ホールのホワイエで歓迎会を行った際に飛び出した「酒フィル伝統芸;最上川舟唄」のワンシーン。高らかに唄いあげながら、船頭さんが舟の櫓(人の足)を強く漕いでいます。
私も新入団員の時に「舟」役をさせられました。結構、股関節に来ます!(笑)
この酒フィル独自の伝統芸が、発祥の地は倉田さんの暮らす大江町の左沢で庄内の民謡ではないのですが、山形県の民謡「最上川舟唄」であるのはその歌詞に理由があります。
「酒田(さが〜だ〜〜)さ 行(え)ぐさげ〜〜 達者(まめ〜)でろちゃ〜」
そう、歌いはじめが「酒田」という、ただそれだけです。(苦笑)
今週中にはチラシを完成させて配布を始めたいと考えています。
〜〜〜〜〜
ということで、今日の午後は、響ホールで開催された桂文珍の寄席「にっぽん!ハハハ!!」を観に行った家内とは別行動で、上記チラシ作り、先週の脳ドックのレポート作り、『ジョンダーノ・ホール』倉庫の本棚の整理(ちょっとだけ)、フルートの練習と、普段できないお仕事をした訳です。
当然日曜プチグルメも。
まずはご近所の蕎麦屋「めだか」で昼食。
今日はなんとなく鴨汁蕎麦の気分でお店に行ったのですが、限定3食の文字に負けて天ぷら盛り合わせとそれに合わせて蕎麦を注文。何が「限定」かというと「鱈の白子」です。
昨日の昼、「寒ダラまつり」でどんがら汁を食べたばかりですが、天ぷらはまた格別。
映画「おくりびと」で山崎努氏が旨そうに頬張るフグの白子ほどではないにしても、天ぷらにされた「キクワタ」は熱々でしかもねっとり濃厚です。新鮮なのでまったく臭みもなく美味この上なし!という感じでした。
もちろんお蕎麦も旨かったのですよ。ここの主人は中町で「めだかの学校」という居酒屋さんをやっていたので、蕎麦以外の一品もイケルのです。
夜は久しぶりにみずほのとんかつ 平田牧場「とんや」へ。
これは金華豚の特厚ロースかつ膳。そしてついて来るご飯は「つや姫」。
久しぶりのとんかつは美味しかった。ここの売りは、ご飯、みそ汁、キャベツ、漬けものがお代わり自由なのですが、話題の「つや姫」、当然お代わりいたしました。
私のブログごときで「風評被害」は起きないと思いますが、少し言葉を選んで評さなければなりません。つまり「手放し」で「これは旨い!」と褒め讃えるほどのご飯ではなかったように思います。
今、山形県が「コシヒカリ」に負けないブランド米として大々的に宣伝し売り出し始めている「つや姫」。「コシヒカリと「ササニシキ」、両ブランド米の祖先である「亀の尾」発祥地の庄内でも昨年初めて栽培され、今年はさらに栽培田圃を広げる予定です。
もちろん美味しいお米です。
しかし、「コシヒカリ」、その子孫で人気のある「アキタコマチ」にこれで勝てるのだろうか、と「つや姫」を応援する山形県民として少し不安を覚えます。
「もしかして、炊き方が悪い?」「炊きたてでないから?」と減点要素を弁解できる事象を考えたくなってしまいます。
けっして「つやつや」もしていないし、「香りが立つ」訳でもなく、噛んで素晴らしい「甘み」や「風味」が広がる感じもしません。いや、誤解のないように。美味しいお米です。旨いご飯です。お代わりしたのですからね。
もしかして少し冷ましてオニギリにするともっと旨さが分かるのかも(でも炊きたてが一番旨くなければねぇ、、、)。
こんな感じだとすると、どこかの品評会でまったく賞が取れなかったというのも理解できるような気がします。鳴り物入りで、宣伝費をかけて、県知事も表に立って、「コシヒカリ」を超えるブランド米「つや姫」として売り出したほどの実力はちょっと?のように感じました。
あくまで、個人的な感想です。
この秋、本格的にデビューする「つや姫」。
お米を愛する人、ご飯の大好きな人に受け入れられ、人気を博するようになって欲しいものです。もしかすると、もっと限定されたいい田圃で、優れた農家によって手塩にかけて育てられ、うまく収穫してうまく脱穀、乾燥すればもっと美味しく味わえるのかもしれません。
超ブランド米である「コシヒカリ」でもピンキリで、有名な魚沼産の価格とあまり有名ではない産地のそれとでは3倍近い販売価格の差があるらしいのです。私が知っている「コシヒカリ」や「アキタコマチ」が、平均以上の美味しいお米を普段から食べているために、今回「つや姫」が期待したほどではなかったような印象を持ったのかもしれません。
人の食味、食感は客観性がありません。しかし、私は人の感覚というのは非常に優れていて器械などで測定するものより、ずっと正確だと思います。食品が美味いかどうかは人間がそうだと思えば美味しいのであって、器械が測定するデータなんて参考程度にしかならないと思います。
「つや姫」が美味しい!と世間に評価され受け入れられるようになって欲しいものだと思います。
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