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2010年1月

2010.01.31

「村川千秋の世界」

1月30日、診療終了後、急いで昼食を摂り、積雪の月山道に時々お尻を振りながら山形テルサでのコンサートを楽しみに高速安全運転。開演40分前に到着。
Photoプログラム表紙には「村川千秋の世界」の文字。昨秋の第200回定期演奏会記念とも銘打たれています。
昨日は千秋先生出身地の村山市民会館で村山定期で同じプログラム。


(1)シベリウス/フィンランディア 作品26
(日本・フィンランド修交90周年記念)
(2)シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
ヴァイオリン村川千尋
(3)ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」ハ短調作品67

Photo_2演奏中の写真は当然撮れません。心情的には記念に千秋先生の指揮姿を写真に収めておきたかったのですが心のシャッターを何度か切りました。
この写真は、先日の記事で触れた、村川透監督作品「野獣死すべし」の1シーン。日比谷公会堂でショパンのピアノ協奏曲を主人公役松田優作が小林麻美と聴くシーン。ピアノは花房晴美氏、東京交響楽団を指揮する30年前の千秋先生です。
(録画しておいた映画をテレビで静止画像にして写真にしました)

Photo_3コンサートはまさに「村川千秋の世界」でした。
フィンランディアは少しテンポ遅め?という印象でしたが、とにかく冒頭の金管のコラール、フィンランドの第2国歌を歌った後のフィナーレへ向かう部分。わくわくする音楽です。何年か前に「脳外オケ」で演奏したことがあります。個人的には映画「ダイ・ハード2」が思い出されてしまうんですが、、、(笑)。

シベリウスのヴァイオリンコンチェルトは、親娘競演が微笑ましい。見事に弾ききった千尋さん、相当緊張していたのでしょうか、カーテンコールで4回ほど出入りしましたが動きが少しカチンコチンに見えました。
今日は(も?)会場に小さなお子さんが目立ちました。おそらく「キラキラ会」関係者でしょう。最前列にはいかにもヴァイオリンを習っていそうなかわいい女の子(8,9才位?)が座っています。千尋さんの生徒さんでしょうか。このコンサートのために東京から駆けつけた「キラキラ会」OBも居たようです。

15分の休憩の後、いよいよ『運命』。
今は3/21の酒フィル春のファミリーコンサートに向けて1楽章だけですが練習しているので思い入れが強くなります。
千秋先生の棒は力強い。でもオケをぐいぐい引っ張って行くのではなく、小沢征爾氏の言葉(カラヤンだったかも?)を借りればオケをドライブするのでなくキャリーしている感じでした。ザッツは力強く、でもその後フェルマータを左手できるまでは指揮棒はあまり動きません。
オケも千秋先生との演奏会の経験者は少なくなっても『運命』は何度もやっているので心得たものという感じ。しかし山響はやはり上手くなったんだな〜(失礼な物言いお許しを)とこういう曲を聴くとより鮮明にわかりますね。弦の統一感、管の充実度。特にホルンの八木さんと岡本さん。いい音です!
最初の方のオーボエのソロ。麻咲さんの音色、素晴らしい〜!
2楽章。いかにもベートーヴェンらしい緩徐楽章の出だしはヴィオラとチェロのメロディ。美しい。
トランペットを中心とするファンファーレ的な第2主題も、気張りすぎず和音を大切に演奏されているのが伝わってきます。
3楽章。チェロとコントラバスで始まるフーガの主題はわくわくします。特に4本のコントラバスがビシッと揃ってあの速いパッセージを奏でると体の奥の方が刺激されます。下手のバルコニーに座っていたので、上手に陣取るコントラバスを正面に見る形になり、決してコントラバス奏者として体格が大きい方とは言えない柳沢さんが全身を使って弾いている姿が見えるのでその演奏がさらに印象的になります。弦のパートでの音の移動とともに千秋先生も体の向きを変えます。黙って目をつむって音楽に浸ってもいいのですが、今日は特に「視覚」にこだわりましたがバルコニーでの鑑賞は正解だったと思います。
あのちょっと不気味な移行部は抑えに抑えて、喜びの4楽章へ突入。
ここまで3楽章ずっと座って待っていたピッコロ、トロンボーン3本、コントラファゴット(3番ファゴット)の登場です。ハ短調の交響曲の最終楽章はハ長調。主題の音楽は考えてみれば、ドーミーソーの分散和音。それをこんなに劇的に展開するなんて、やはりベートーヴェンって凄いんだな〜、『運命』って名曲だな〜と今更ながら感心感激。
それまでやや抑え気味だった感じの演奏から、早めの4楽章はとてもいい感じです。

そしてフィナーレへ。
ああ、終わっちゃう、、、もう少しこの音楽が続いてほしい、、、千秋先生の指揮をもっと見ていたい、、、そんなことを思いながら見ていたら涙が出てきそうになりました。
団員も力まずにでも力を込めて演奏しています。指揮者が真剣に楽しんで演奏すれば団員もみな楽しそう(もちろん顔は真剣)。素晴らしい演奏でした。感動しました。

ブラボ〜の声があちこちからあがります。大拍手!
千秋先生はオケを立たせようとするのにコンマス犬伏さんはじめ誰も立たずに指揮者に拍手を送ります。いい光景です。胸が熱くなります。

2回目のカーテンコールで千秋先生が観客に向かって語りかけ始めました。
「『運命』は昭和47年の第1回定期で演奏しました。きっとこの中には第1回定期を聴きに来てくださった方もいらっしゃると思うんです。この30万都市の地方都市にこんな素晴らしいオケがあることを誇りに思ってこれからも山響を育ててください。」というようなことをおっしゃっていました。

アンコール曲はシベリウスの「アンダンテ・フェスティーボ」。
演奏する前に千秋先生は「ここには館野泉さんの息子さんもいらっしゃるんです。館野さんは仙台の出身ですから同じ東北の人です。」(泉さんの母上が仙台出身)といってヤンネさんを立たせたまではいいのですが、名前をど忘れしちゃったのか、「え〜と、ピーター君だっけ?(犬伏さんと蜂谷さんに向かってあわてて聞いて)え?え?あ、ヤンネ君です」。
観客もドッと爆笑。オケ団員はステージ上で笑いをこらえる人、思わずにやにやする人、ほのぼのします。

「この曲ね、今までけっこうゆっくり演奏してたんだけど、彼に聞いたらシベリウスはあんまり遅く演奏しないらしいです。だから私も反省してね、今日は今までより速いテンポで演奏します。」
確かに聞き慣れた「アンダンテ・フェスティーボ」の1.5倍くらいのスピードだったような気がしますが、美しい弦のアンサンブルにうっとりです。今の山響の実力を如実に示す弦の充実です。
大満足のコンサートでした。

Photo_3昨日の山形新聞朝刊28面に一昨日の村山定期の記事が写真入りで出ていました。(コンサートの記事の下には、一昨日ブログ記事にした目黒雅叙園の「山形ひな紀行」の記事も)

演奏会終了後、アフタートークはない代わりに、千尋さんと千秋先生が着替えずにホワイエに出て来て、「交流会」というよりも知人友人と挨拶を交わすという形になりましたがものすごい人です。団員もたくさん出て来てご挨拶ができました。
翌日に定期を控えた山形Qの中島さん、倉田さん、茂木さんも全員ホワイエに出てきました。
コンミスの犬伏さんからは「目立ってたわよ」と言われてしまいました。おかしいな、、、コンミスの背中が見える位置に座っていたのに。団員の皆さんもニコニコ笑顔です。なつかしい「キラキラ会」のメンバー、OB, OGとも少しお話ができました。
凄い人でごった返していましたが、隙を見て千尋さんとも千秋先生ともお話ができました。

「これが最後の演奏会だと思う、、、」と観客に話した千秋先生。
「お元気で、もっともっと振ってください」とお願いしたら、「いや〜、、、」と否定はしていませんでした。傍にいらした方々も「そうですよ、いつまでも指揮してください」と付け加えてくださいました。トランペットの佐藤さんとも、「存在感があるんだから、ザッツいれてあとは(ウ〜ン)って感じでね、、、まだまだ出来ますよね」と笑って話しをしました。
11月にサントリーでチェコフィルを聴いた時のブロムシュテットは82才。"Mr.S"は86才。まだ70代の千秋先生。まだまだですよ。

そうそう、個人的には『運命』1楽章の足達先生の演奏に注目していた他、フルートの竹谷さんが『運命』で4楽章のピッコロ専属になるためトラで来ていたセカンドフルートに注目しました。小林志穂さんといって、確か足達先生のお弟子さんで今は大阪シンフォニカー交響楽団の首席フルートをされている方だと思います。いつかソロをお聴きしてみたいものです。

コンサートに満足し駅前の「とだて」に寄って久しぶりの「牛タン定食」に舌鼓を打ち、安全運転で酒田に戻りました。いい演奏会でした〜。

〜〜〜〜〜
さてさて、今日はまた山形ー酒田往復。山形弦楽四重奏団第34回定期演奏会が文翔館であります。
「山形Q庄内演奏会 Vol.1 in ジョンダーノ・ホール」の2/20まであと20日になりました。ブログ記事は「こちら」です。
『ジョンダーノ・ホール」にたくさんのお客さんをお迎えできることを望んでいます(今のところ10枚ほど売れております)。チケットはお早めにご連絡、ご予約をお願いします。

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2010.01.29

酒田のお雛様

0129珍しく朝から晴れていました。
鳥海山もまぶしく輝いています。
まだまだ冬は終わりませんが、確実に春が近づいている感じがします。
もうすぐ春、ですね。

拙クリニックを開院したのが平成20年3月3日。桃の節句の日でした。
前にも書きましたが、「桃の節句」は古来「上巳の祓い」と呼ばれ、身体の穢れを祓って健康を祈願する行事を行う日であり、ちょうど月曜日でもあったので「開院日」にさせて頂きました。

北前船による貿易によって上方文化と交流の深かったかつての山形。
最上川舟運で米や紅花などの貴重品を京都、大坂に運び、反物、装飾品そして雛人形などが上方から渡って来ました。港町で西廻り航路の拠点であった酒田は最上川舟運の玄関口でもあり、内陸(村山地方)と上方を繋ぐ役目も果たしていました。
その結果、『日本永代蔵』に「北の国一番の米の買入れ」と謳われた鐙屋や日本一の大地主と言われた本間家などの豪商が育った訳です。そして「西の堺 東の酒田」と言われるほどの栄華を誇った時期もあったようです。

その結果、酒田周辺や城下町鶴岡には江戸時代の素晴らしい雛人形が残っており、毎年2月から4月上旬(旧暦の桃の節句)まで各所で展示されています。
その酒田、鶴岡の雛人形に、最上川舟運で内陸まで運ばれたお雛様を厳選して東京で展示会を、という企画があるそうです。


珍しく家内のブログをご紹介致します。
こちら→「百段雛祭り」のお知らせ♪をご覧下さい。
目黒雅叙園のHPでも展示のお知らせをしています。こちら→「百段雛まつり/イベント」で詳しく開設されています。

ポスターに出ている素晴らしいお内裏様とお雛様は、雅叙園のHPのトップにもでています。
「酒田市加藤家」の雛人形です。昨年の3/20のブログ記事「休日の庄内雛街道」に実物を見た時の感動を綴っております。加藤家は酒田の旧家、名家で、加藤さんは山形交響楽団ファンクラブの前会長、現顧問をされています(私よりも年下ですが、顧問と言う風格のある方なのです)。

写真では分かりにくいですが、お内裏様もお雛様も座っているのに高さ40cm以上あります。
一体で大きな机の上を全部占めてしまう程の大きさなのです。加藤家には、この雛人形を保存して来ただけではなく、飾る様なお部屋があるということなのでしょうね。


今回の目黒雅叙園での山形の雛人形展示会に中心になって協力されたのが、酒田あいおい工藤美術館館長の工藤さんです。幾度かこのブログで触れてきましたが、初めて読まれる方のために再度解説致します。
工藤さんのご子息工藤俊幸さんは、指揮者で現在山形交響楽団と群馬交響楽団の指揮者をされています。酒田フィルの定期演奏会の指導指揮もH16~18年シーズンにお願いし大変お世話になりました。
そして今回の企画の立役者でもある工藤幸司さんの管理している美術館はこういうところです。→ブログ記事「あいおい工藤美術館」初訪問!をご覧ください。

東京方面にお住まいの方、何かの用事で目黒方面に行かれる方、「目黒雅叙園」は目黒駅から徒歩3分です。是非是非、この機会に、山形の、特に酒田の素晴らしい雛人形をご覧ください。

酒田では旧暦の桃の節句まで雛飾りをするので、目黒雅叙園での展示が終わってから酒田に戻ってくると思いますので、今年は3月4日以降にお目にかかれることになるのでしょう。


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2010.01.28

日本人の死亡原因、その他

自己満足の拙ブログに50万を超えるアクセスを頂き、恐縮至極です。
ということで、たまには医学に関連する話題も。

2080よく見かける「主要死因別の死亡率(およそ=死亡総数)」のグラフです。
ご存知のように、日本人の死因第1位は「悪性新生物(癌)」です。
医学的には悪性新生物とは、体のあらゆる場所に出来る悪性の腫瘍、肉腫、血液の癌などを合わせたもので脳腫瘍も含まれます。厳密には「=癌」ではないのですが、ここでは「癌」とします。

第2位は「心疾患」です。
心臓そのもの、または心臓の血管の病気である心筋症や心筋梗塞も多いですが、心不全も結構含まれます。寝たきりや全身合併症などで「これ」という死因を決めかねた場合、「心不全」を主たる死因とする事はあります。
新聞記事で著名人の訃報の欄を見ると、「死因は心不全」と書かれてあるのをよく見かけます。それで年齢が40代や50代ならば、「癌なんだろうな〜」と私は思います。
「死因は肺がん」とか「肝臓がん」とか、世間に公表したくないと言うご家族の心理が働いている可能性は否定出来ません。ですから、日本人の死因第2位の「心疾患」のうち、他に主たる死因、または心不全に至る原因となった重大な疾患が含まれている可能性はあり、本当に本当の心臓の病気での死因はもっと少ないと思います。

第3位は「脳血管疾患」、つまり脳卒中です。
公衆衛生活動、健康に関する啓蒙活動、医師の活動などで高血圧患者、特に未治療の高血圧症の人は減りました。血圧220/140なんて人はあまり見かけなくなりました。その結果、脳出血が激減しました。
クモ膜下出血は微増で、脳梗塞がどんどん増えています。
どんどん増えているのに、死因が第3位なのは、手前味噌ですが全国の脳外科医と脳卒中を診る神経内科医が頑張っているお陰や、津々浦々の救急隊と救急を扱う病院、それに脳梗塞の危険因子である高血圧、糖尿病、脂質異常症の治療にあたる開業医や市中病院医師、そして患者の意識によって、重症の脳梗塞の割合がそれほど増えていないか、重症脳梗塞になっても適切な緊急の治療によって死ぬ人が増えていない、ということが言えるでしょう。


Zu07このグラフは、「年齢階級別の主要死因の割合」を表しています。
10才ごとの(0才〜19才は20才分)各年代において、死因の違いがわかります。

目立つのは、20代、30代のピンク、つまり「自殺」です。ここのところ自殺数は減り続けてはいるのだそうですが、それでも1年間に30,000人を超えており、交通事故死の5~6倍もあります(実は、事故後24時間以内の死亡が、統計上は「交通事故死」なので24時間を超えてからの死亡は統計にはいらないのですが)。とにかく「自殺」の多さは問題ではあります。

脳卒中による死因が全死因に占める割合(緑)は、60歳を超えると少しずつ増えているのに対し、癌が占める割合(水色)はどんどん下がって来ています。「癌」は、ものによっては不治の病ではなくなって来ていますが、やはりまだまだ治療成績は良くないものがたくさんあります。
私の母がクモ膜下出血になった時の執刀医で、山形大学脳外科の先輩Y医師はまだ50代で癌に倒れ帰らぬ人となりました。私の大学の同級生で将来を嘱望されていた友人S医師も内臓の癌で50才になるかならないかの若さで無念の死を遂げてしまいました。癌は40代から60代という、「まだまだ現役」という世代の死因の4割から5割を占めているのですから、医学の進歩による癌の克服はもちろん大切だと思います。

ただ、ちょっと疑問もあります。
「癌を克服すれば人間の寿命はもっともっと延びる」というような文章を見かける事がありますが、私は「本当だろうか?」と疑ってしまいます。癌が減れば長生きの人は増えるかもしれませんが、高齢者が増えれば心疾患、脳卒中は今よりももっと増えます。これらのグラフや統計数値は「死亡数」とか「死亡率」を扱っていますが、「倒れたけれど死んでない人」、「脳卒中で寝たきりの人」、「認知症で介護状態の人」はここには現れていません。

最初のグラフでは脳卒中は日本人の死因の第3位で、減少しているように見えますが、「脳卒中で死ぬ人」が増えていないだけで、脳卒中に罹る人はどんどん増えているのです。
その大きな要因はやはり超高齢化社会です。
年をとった人が増えれば、それだけ動脈硬化疾患、特に心・脳血管疾患が増えるのは仕方ない面があります。なぜなら「動脈硬化」=「老化現象」だからです。
脳梗塞の発症因子として、「年をとる事」はとても大きな要素なのですが、これは防げません。それが2番目のグラフにも現れています。ですから、その次に危険因子となる高血圧や糖尿病や脂質異常症や喫煙や肥満を指導し、治療し、コントロールすることが大切なのです。

脳卒中に倒れたため仕事を諦めざるを得なくなったり、一線から退いたり、更に介護状態で家族にも負担をかけたり、寝たきりになってしまったり、、、。
患者本人や家族にとっては、どんな障害が残ろうが生きていれば、、、という心は確かにあると思いますが、医学統計を考える場合、この「寝たきり」とか「介護状態」という事を今後も真剣に考えて取り組む必要があります。

人間は動物の一種ですから「加齢現象」には逆らえません。
本当に若々しくあるためには、健康的な生活は勿論、健康的な精神が大切です。
生き生きとした心、前向きの考え方、柔軟な思考、明るい笑顔、こういった「精神」(=脳の活動)が大事だと思います。そして、脳卒中など脳の病気にならないように予防する事、脳卒中や心臓病は要するに頭と心臓の血管の病気ですから、結局、動脈硬化を悪化進行させないような生活習慣病の治療などの脳卒中の一次予防治療が大切なのです。


〜〜〜〜〜
さて、お向かいさん。
01270128左の写真は昨日の朝撮ったもの。
昨日はお天気も良く、雪も溶けてほとんどなくなりました。朝日を浴びて工事もどんどん進み、なんと正面玄関と思われる部分の上に鉄骨が組まれて来ました。これで院長室からずっと南方向に見通せた日本海病院も見えなくなってしまうでしょう。

そして右は本日のお昼頃。
画面左端についによく見かける大きな看板が上がりました。
噂では2月中にオープンすると聞いたのですが、ここへ来てペースが上がって来たようです。
そのお向かいさん(うちのこと)に何かメリットはあるのでしょうか。
この界隈が人通りが増えて明るく元気になってくれればいいと思います。

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2010.01.27

今週末のコンサート、など

昨日のお昼、当ブログは50万アクセスを頂きました。
今現在、500380を超えています。アクセスして頂いた方、ありがとうございます。

暦の上では「大寒」を過ぎ、少し寒さも緩んだような今日この頃。
クリニックの雪も今日の日中でほとんど溶けてしまった。
来週は早くも「節分」そして「立春」である。そういえば、いつの間にか日も長くなり夕方5時を過ぎても明るい。


さて、今週のコンサートの情報から。

1/30(土)は山形テルサで山響コンサート。
定期演奏会ではなく、『村川千秋の世界』と銘打った定期演奏会200回記念コンサート。
プログラムは、
(1)シベリウス/フィンランディア 作品26 (日本・フィンランド修交90周年記念)
(2)シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
(3)ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」ハ短調作品67

第200回定期でもシベリウスを振った千秋先生(「カレリア組曲」、素晴らしかった!)。
フィンランドの第2の国歌と言われている「フィンランディア」はもちろん、村川千尋さんとの共演のコンチェルトも大変楽しみ。
村川千尋さんは、平成18年11月に山形市で日本神経内視鏡学会を山形大学脳外科が主催した際の会長招宴で弦楽四重奏の演奏をお願いしたお一人。ちょうどその日、山形Qの都合がつかず千尋さんを第1ヴァイオリンに山形在住の4人の名手を揃えて演奏をお願いした。人づてに「ジョンダーノ・ホール」での演奏を望んでいると聞いているので、是非実現したいと思っている。

実は最も楽しみにしているのは「運命」。
その後の交響曲作曲家のまさに運命を変えたかもしれない、エポックメイキングな曲なのだが、あまりに有名すぎて、コンサートのプログラムにいれるには申し訳ないけれど「陳腐」と感じがち。だからこそ、本物の「運命」が聴きたい。

3/21(日)の酒フィル・ファミリーコンサートでは第1楽章だけ演奏する予定。さらに「指揮者挑戦コーナー」で演奏する予定。千秋先生が山響とどのような「運命」の演奏をされるのか大変に興味があり楽しみである。

そうそう、村川千秋さんといえば、先日、日曜日にBSで映画「野獣死すべし」をやっていたので思わず観てしまった。大藪春彦原作のハードボイルド小説を元に松田優作主演で村川透氏(千秋氏の実弟)が監督した作品。
前にも触れたけれど、私はこの映画の日比谷公会堂でのコンサートシーンにエキストラ出演している。花房晴美さんのピアノに東京交響楽団でショパンのピアノ協奏曲第1番。その指揮は村川千秋さんだったのである。まあ監督の透さんが、兄の千秋さんに花道を用意したような感じで、映画のストーリーの中で必ずしも必然性を感じないほどにコンサートシーンが長く、指揮者のアップがたくさん撮られている。その長さは、映画「おくりびと」の飯森音楽監督や山響の出演シーンの比ではないくらいちょっと長くて、事情のわかる私は微笑んでみてしまう。私は映ってはいないけれど、コンサート会場である日比谷公会堂を埋め尽くした観客の一人として、確か真ん中の前列の方で頭くらいはちらっと映像の中にはいっているはずである。1980年公開の映画だから、おそらく1979年に撮影されたはず。
31年前、まだ40代の千秋先生は若々しくはつらつとした感じだった。
映画は、松田優作の狂気に満ちた表情、その演技力の放つ凄まじいばかりの魔力的な魅力が一杯だ。


山響の翌日、1/31(日)は山形Qの第34回定期演奏会。
いつもの文翔館議場ホールで、17:45開場、18:30開演。
プログラムは、
・F.J.ハイドン/弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.50-5「夢」~プロシャ王四重奏曲
・林  光/LAMENT(悲の曲)
・H.ヴォルフ/イタリアのセレナード ト長調(1886)~生誕150年記念
・S.プロコフィエフ/弦楽四重奏曲第1番 ロ短調 Op.50

今年はショパンイヤー、シューマンイヤー。その他にもO.ニコライも同じ生誕200年記念。
さらにマーラーの生誕150年、バーバーの生誕100年らしい。しかし、プログラム3番目のH.ヴォルフの生誕150年は不勉強でしらなかった。おそらく生まれて初めて聴くと思う。この他の曲も楽しみ。
先日作ったチラシを宣伝のため少し配ってこようと思うが、まあ山形市からわざわざ酒田まで山形Qの演奏会を「追っかけ」する人はあまりいないでしょうけど。
いえ、もしかして酒田まで山Qを追いかけて、、、という奇特な人が一人ぐらい、いやもしかして2、3人、いえいえひょっとすると何人もいるかもしれないと淡い期待があるから、わざわざチラシを配布するのですけどね。


タイトルに、「、、、など」などと書いてしまったが、その他の話題はあるのだけど、結構な長さになったので明日以降に書こうと思う。
ちょっと自殺と殺人のことをテレビのニュースと新聞で読んで気になったのであった。

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2010.01.26

そろそろ50万アクセスです、、、

平成17年、西暦2005年の1月6日に始めたこのブログ。

拙クリニックを開院した、平成20年3月3日、記念の日に「20万アクセス」を頂きました。
平成20年10月8日に「30万アクセス」を頂きました。
平成21年6月2日に「40万アクセス」を頂きました。

およそ7〜8ヶ月で10万アクセスを頂いている計算になります。
そしておそらく、ついに本日平成22年1月26日(火)日中に「50万アクセス」を迎えることになりそうです。キリの良い数字ですので、本ブログにいらして頂いた方は、是非アクセスカウンターに注意して頂き、もしも!50万というキリ番を踏んだ方は、是非!!!ご連絡ください。

コメント欄に「私、踏みました!」と報告してくださってもいいですし、わたくしのメルアドがわからない方はブログ左側に「メール送信」という文字がありますのでそれをクリックして頂ければメールが送れます。

よろしくお願いいたします!

〜〜〜〜〜〜
0124「おむかいさん」の建設状況日記!です。(笑)

冷たい風が吹き(一度は、パイプで組まれた足場が傾いた日もあったような、、、)、雪が降り、雨が降り、それでも毎日建設は進み、一昨日の日曜には写真のようにおおよその鉄骨が組み上がっていました。
形から想像すると2階はないようで、天井の高い(しかも前方が高め?)の平屋建てのようです。札幌の本社があり、全国に900店舗を超えるお店を展開する大手のTドラッグ。現状だと3月初め頃にオープンなのでしょうか。
建築工事でご迷惑をおかけします、というチラシが一度入りましたが、現時点ではどういう形態の店舗なのか、いつオープンなのかもわかりません。調剤薬局が入るのかどうかも現時点では情報がありません。おそらくスーパーのような形態に一般薬品と一部調剤受付が入るのだと想像しています。

拙クリニックの裏手に、一軒「K薬局」という調剤受付薬局さんがあります。県道の並びのお隣には信用金庫、そのお隣に公文式の教室や金物屋さんのお店、その隣りには夜中まで煌々と明るい電気の付いたYデイリーストア(コンビニ)、その隣りにはクリーニング店とコインランドリー、小さな道を隔てて大きなT幼稚園があります。
県道を隔てて斜め向かいにはA老人保健施設、その向こうにはAクリニック、その南側に特老S、さらに隣りにケアハウスSと小型〜中規模店舗が固まっているのですが、ゴルフ練習場が廃業して1年と少し、お向かいは単なる駐車スペースと化していました。

お向かいさんの開業とともに、拙クリニック周辺がさらに明るく盛り上がってくれれば嬉しいです。

(現時点で、50万アクセスまで200を切りました。あと175アクセスです!)

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2010.01.24

サロン・コンサートのチラシ作り(とオマケ)の話

山形弦楽四重奏団をお迎えするサロン・コンサート第7回まで4週を切りました。
60人も入れば満席になる『ジョンダーノ・ホール』ですが、チラシを作って宣伝が必要です。特に酒田フィルの関係者以外にアピールするために、コンサート6日前の庄内町響ホールでの山響モーツァルト・コンサートが大きな対象になります。
響ホール事務室にお聞きしたところ、今回のコンサートは山響主催ではなく響ホール主催のため通常のような立派なプログラムは作らないとのこと。たとえプログラムが普通に作られたとして、500部を超えるであろうコンサート・プログラムすべてにチラシを挟むのは、かかる費用、手間から考えて少し無駄が多いように思います。どうせ60人以上は入れないのですから。

ということで、いつものようにクリニックに置く分と知人に配る分以外には、響ホールでの山響コンサートの受付近くに「イーゼル」にチラシを貼ってその下に自由に持って行ってもらうように100部ほどのカラーコピーを作ることにしました。

Qdまとまった時間が取れる日曜日の午後、クリニック院長室のパソコンに向かいチラシ作りにちょっとだけ精を出してみました。(まだ試案です)
これまでのサロン・コンサート用チラシはすべてパワーポイントを使った手作りです。それを元に山形Q的な特徴を出すように考えてみました。山形Qメンバー4人の写真は、HPから頂きました。

背景に使用したのはこちらです。
Photoヴィオラの倉田さんからメールで送っていただいた写真。今度のサロン・コンサートでも演奏していただく予定の、幸松肇さん作曲「弦楽四重奏のための最上川舟唄」の手書きのスコアの最初のページです。幸松さん自身による鉛筆での手書きの楽譜だと思います。整然と書かれた美しい楽譜。オリジナルであり貴重なものです。幸松さんのご許可を頂いて載せている訳ではありませんので少し問題があるかもしれませんが、あえて載せました。
スコア1ページ目の左下に興味深い注釈があります。
演奏方法についての作曲者による指示です。
「横板を人差指の爪で叩く」「表板を手のひらで叩く」
と書いてあります。

1年前、平成21年1月の山形Q第30回定期演奏会で「日本初演」(ということは世界初演)された「弦楽四重奏のための最上川舟唄」。そこで作曲者により指示されたこの特殊奏法を目撃しました。あのときは、「初演」ということもあり、作曲者の幸松さんもリハから文翔館入りして演奏にアドバイスをくださったと聞きました。

今回、この曲の庄内初演にこだわった訳があります。
酒田フィルで定期演奏会などの大打ち上げの際、必ず出てくる宴会芸があります。団員総出で「最上川舟唄」を合唱しながら、船に見立てた人を一人床に寝かせ、その人の片足を櫓に見立てて船頭さんが前後に大きく動かしながら舟を漕ぐのです。
Photo_5写真は当ブログで2回ほど公開しましたが、平成19年のJAO(全国アマチュアオーケストラ連盟)酒田大会の時のもの。希望ホールのホワイエで歓迎会を行った際に飛び出した「酒フィル伝統芸;最上川舟唄」のワンシーン。高らかに唄いあげながら、船頭さんが舟の櫓(人の足)を強く漕いでいます。
私も新入団員の時に「舟」役をさせられました。結構、股関節に来ます!(笑)

この酒フィル独自の伝統芸が、発祥の地は倉田さんの暮らす大江町の左沢で庄内の民謡ではないのですが、山形県の民謡「最上川舟唄」であるのはその歌詞に理由があります。

「酒田(さが〜だ〜〜)さ 行(え)ぐさげ〜〜 達者(まめ〜)でろちゃ〜」

そう、歌いはじめが「酒田」という、ただそれだけです。(苦笑)

今週中にはチラシを完成させて配布を始めたいと考えています。

〜〜〜〜〜
ということで、今日の午後は、響ホールで開催された桂文珍の寄席「にっぽん!ハハハ!!」を観に行った家内とは別行動で、上記チラシ作り、先週の脳ドックのレポート作り、『ジョンダーノ・ホール』倉庫の本棚の整理(ちょっとだけ)、フルートの練習と、普段できないお仕事をした訳です。

当然日曜プチグルメも。
Photo_2まずはご近所の蕎麦屋「めだか」で昼食。
今日はなんとなく鴨汁蕎麦の気分でお店に行ったのですが、限定3食の文字に負けて天ぷら盛り合わせとそれに合わせて蕎麦を注文。何が「限定」かというと「鱈の白子」です。
昨日の昼、「寒ダラまつり」でどんがら汁を食べたばかりですが、天ぷらはまた格別。
映画「おくりびと」で山崎努氏が旨そうに頬張るフグの白子ほどではないにしても、天ぷらにされた「キクワタ」は熱々でしかもねっとり濃厚です。新鮮なのでまったく臭みもなく美味この上なし!という感じでした。
もちろんお蕎麦も旨かったのですよ。ここの主人は中町で「めだかの学校」という居酒屋さんをやっていたので、蕎麦以外の一品もイケルのです。

Photo_3夜は久しぶりにみずほのとんかつ 平田牧場「とんや」へ。
これは金華豚の特厚ロースかつ膳。そしてついて来るご飯は「つや姫」。
久しぶりのとんかつは美味しかった。ここの売りは、ご飯、みそ汁、キャベツ、漬けものがお代わり自由なのですが、話題の「つや姫」、当然お代わりいたしました。

私のブログごときで「風評被害」は起きないと思いますが、少し言葉を選んで評さなければなりません。つまり「手放し」で「これは旨い!」と褒め讃えるほどのご飯ではなかったように思います。
今、山形県が「コシヒカリ」に負けないブランド米として大々的に宣伝し売り出し始めている「つや姫」。「コシヒカリと「ササニシキ」、両ブランド米の祖先である「亀の尾」発祥地の庄内でも昨年初めて栽培され、今年はさらに栽培田圃を広げる予定です。

もちろん美味しいお米です。
しかし、「コシヒカリ」、その子孫で人気のある「アキタコマチ」にこれで勝てるのだろうか、と「つや姫」を応援する山形県民として少し不安を覚えます。
「もしかして、炊き方が悪い?」「炊きたてでないから?」と減点要素を弁解できる事象を考えたくなってしまいます。
けっして「つやつや」もしていないし、「香りが立つ」訳でもなく、噛んで素晴らしい「甘み」や「風味」が広がる感じもしません。いや、誤解のないように。美味しいお米です。旨いご飯です。お代わりしたのですからね。
もしかして少し冷ましてオニギリにするともっと旨さが分かるのかも(でも炊きたてが一番旨くなければねぇ、、、)。

こんな感じだとすると、どこかの品評会でまったく賞が取れなかったというのも理解できるような気がします。鳴り物入りで、宣伝費をかけて、県知事も表に立って、「コシヒカリ」を超えるブランド米「つや姫」として売り出したほどの実力はちょっと?のように感じました。
あくまで、個人的な感想です。

この秋、本格的にデビューする「つや姫」。
お米を愛する人、ご飯の大好きな人に受け入れられ、人気を博するようになって欲しいものです。もしかすると、もっと限定されたいい田圃で、優れた農家によって手塩にかけて育てられ、うまく収穫してうまく脱穀、乾燥すればもっと美味しく味わえるのかもしれません。
超ブランド米である「コシヒカリ」でもピンキリで、有名な魚沼産の価格とあまり有名ではない産地のそれとでは3倍近い販売価格の差があるらしいのです。私が知っている「コシヒカリ」や「アキタコマチ」が、平均以上の美味しいお米を普段から食べているために、今回「つや姫」が期待したほどではなかったような印象を持ったのかもしれません。
人の食味、食感は客観性がありません。しかし、私は人の感覚というのは非常に優れていて器械などで測定するものより、ずっと正確だと思います。食品が美味いかどうかは人間がそうだと思えば美味しいのであって、器械が測定するデータなんて参考程度にしかならないと思います。
「つや姫」が美味しい!と世間に評価され受け入れられるようになって欲しいものだと思います。

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さて、本ブログのアクセス数ですが、現時点で50万アクセスまで「800」を切りました。
明後日、1/25(火)あたりが50万ヒットの予想となりました。
どうか、本ブログをご覧になる方は右上のアクセスカウンターをチェックしてみてください。
もしも「50万アクセス」のキリ番を踏んだら、どうぞブログ主までご連絡ください。
お願いします。

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2010.01.23

庄内は寒鱈まつり!

本日1月23日(土)、酒田市の飛島航路の船発着場のある「さかた海鮮市場」の隣りに「みなと市場」がオープンしました。今日、明日は酒田市の「第23回酒田日本海寒鱈まつり」で、中町モール、中通り商店街、さかた海鮮市場、JR酒田駅前の4カ所で、寒鱈汁を食べることができます。

診療を13時過ぎに終え、そそくさと「さかた海鮮市場」に向かいました。いつもより車も並ぶくらいで混雑していましたが、スムーズに駐車場に車を入れ、まずは寒鱈汁を目指します。
PhotoPhoto_2一昨年来たときと同じ。市場の外にテントを張ってそこが会場になっています。
一杯500円です。当たり外れがないように、汁の主体と具材は別々に用意され、鱈の切り身、アラ、肝臓、きくわたは一杯分を用意して器で合体。そこに岩のりを結構タップリ。それにネギを乗せて完成!

Photo_3テントの会場は狭く、椅子は30席もあるかどうか。満席で立って食べている人が多く、私も家内を座らせその前に立って食べました。
立って食べるとアウトドア感覚。岩のりの風味が絶品。鱈の身はもちろん、肝も白子も旨い!

すぐに体があたたまって来ました。
Photo_6「さかた海鮮市場」もお客さんで混雑。
大きな寒ダラがありました。写真はオス。白子をもつオスの方が高く、これが13,000円。
これよりやや小ぶりのメスは一匹4,400円ですからオスは2〜3倍する訳です。

今日オープンの隣りの「みなと市場」を見物。
Photo_4酒田の酒や乾物などを販売する店。おにぎりが売り切れだったので、玉こんにゃくとみたらし団子をゲット。魚屋さん、野菜屋さんなどある中に「まぐろ」を店の名に冠した店発見。
まぐろ(特に赤身)好きの家内には「危険ゾーン」!(笑)
Photo_5私はこの本マグロの頭に釘付け。半分に割って焼いたら旨いだろうな、、、と妄想しながら写真に収めました。

「さかた海鮮市場」の2階の「海鮮どん屋 とびしま」はご存知の人気スポット。さらにもう一つの美味しい魅惑的な施設が横にできたことでこれから足が向く回数が増えそうです。


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2010.01.21

すってんころりん

ブログのネタがない訳ではないのだが、3日程のご無沙汰。
それほど忙しすぎる訳でもない。
いやむしろ今週は患者さんが少なくてクリニックはどちらかと言うと暇。

4週間前が天皇誕生日や、高木綾子 in 名月荘で1日クリニックを休診にしたりで、4週毎にお薬を処方して予約来院される再来患者さんがどうしても少ない。その上、今週も日曜からずっと雪、風、雨、雪というような天気で寒くて足下も悪くて、新患も少ない。
天気が悪いから受診を我慢出来る様な症状の方はいいのだが、家で我慢して寝込んでいる様な人はいないだろうか。緊急性のある方は日本海総合病院があるからいいけれど少し心配。

今日は木曜なので、半ドン。
といっても、午后は定期のMRIの点検日で午後1時から4時頃まで、H社の技師さんが山形からいらして装置のチェックと調整をしていった。もちろん有償なわけで(年間保守点検契約の中に含まれる)、無料のサービスではないのだが、この天気の中ご苦労様という感じ。

MRIも拙クリニックに導入してちょうど丸2年が経つところ。
Mri1Mri2ちょうど2年前、雪の中を千葉の工場からトラックに載せられはるばる酒田までやって来たMRI君。
ガントリーだけで14トン。総重量15トンもあるため、クレーン車でゆっくりつり上げられて移動開始。
Mri3Mri4MRI室の北側の壁沿いに作られた頑丈なレールの様な物に載せられゆっくり横移動。ここまでで移動準備開始からすでに3時間程もかかるという大変な作業。そしてMRI室内へ。

Mri5Mri6ハンバーガーのバンズのような形の「永久磁石」と地場を安定させる装置などは、酒田の1月の天候のため冷えきってしまっている。そこで、作動させる前にMRI室は暖房をガンガンかけて(確か真冬なのに22,3℃以上にしていたはず)装置を暖めなければならない。

暖かい季節なら装置が安定するまで2週間程度だが、真冬の場合3〜4週間かかると言われていた。2008年の1/25に搬入して、装置を稼働開始したのが18日後の2/12。暖房を24時間ガンガンかけっぱなしだったので時間が短縮出来たらしい。

稼働開始時の最初の画像調整作業、そして保守点検時の定期的な調整作業は大切で、安定した正確な調性が行われないと撮像する画像の信頼度が低くなる。サービスマンの説明によると、「100万分の何ppm」というレベルの調整だという。今日もその調整作業と確認が行われた訳である。

Mri7こうした準備と作業を経て、自慢の全身用オープン型MRIが稼働し、横では悠然とザトウ鯨が泳いでいる訳である。
操作用のコンピュータは当院のものはUNIXであるが、昨年これがWindowsに変わった。MRI装置自体、その性能はまったく変わっていないのだが、操作用パソコンがWindowsになったものを「最新型」と呼んでいる施設がある。「東北初」などという謳い文句も見られた。
悔しいから力説しておくが、某病院で「東北初」「最新型」と言っているMRIと当院のMRIは中身と能力は同じ物。0.4T(テスラ)のオープンMRIである。違うのは操作用のパソコンとそれに付随するOS及びそのOS上で動くアプリケーションのバージョンということ。

そういえば、昨年夏頃テレビ放送され、この正月に再放送されたキムタク主演の『Mr. Brain』というドラマに当院のMRIと同じ、H社のオープンMRIが登場した。色は「最新型」の淡い黄色と白の装置だが形状は全く同じ。「院長ブログ」にも書いたように0.4TのオープンMRIではちょっとfMRIは無理なんだけど。テレビドラマ、おとぎ話ですからね。
でも、当院のMRIと同じものがキムタク主演のドラマに登場して悪い気はしませんでした。

さて、無事にMRIの保守点検作業が終わり、技師さんを送り出して、急いでスポーツジムに向かいちょっとだけ筋トレして、ザブッとお風呂に入って直ぐ近くの床屋に向かう。いろいろ雑用があって床屋さんにいく様なまとまった時間が取れなかったのでかなり久しぶり。
伸び切った髪を切り髭をあたってもらってサッパリ!

とってもいい気分で床屋さんを出て、一歩踏み出した瞬間に「スッテンコロリン」。
凍った地面で仰向けに転倒してしまった。幸い右臀部を軽く打撲しただけ。高校時代にやっていた柔道のお蔭か、右手で受け身をしたので背中やまして頭部を打撲する事なく。手もそれほど痛くはなかった。冬用の底がギザギザになったブーツを履いていたのに、舗装された地面はスケート場のようにツルツルになっていた。積もった雪が雨で溶けて、気温が下がり風が吹いて磨かれた状態で、完璧に滑りやすい状態。

というのが、今日のタイトルだったわけで、皆さんも冬道での転倒には気をつけて下さい。

(アクセスカウンターは現時点で、50万まであと2,300を切りました。最近のアクセス数から計算するとあと5日程でしょうか。そろそろ注意しておかないと。。。)

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2010.01.17

日曜はDIY

今日は午前中少し陽射しが現れたのですが、すぐに曇ってしまいました。風は強くなかったのですが結構寒かったです。
道路の雪は風で磨かれてツルツルになっていました。場所によっては「危険!」。

昨日、本日と山響の定期演奏会。しかも「山響作品賞21」といって、公募したオーケストラ作品の表彰と初演があったのです。コルネリア・ヘルマンさんのピアノ独奏でブラームスのピアノ協奏曲と山響アマデウスコアの合唱とでブラームスの「運命の歌」の3曲のプログラム。

魅力的なプログラムに心惹かれながら、天気も路面も良くないのと他にすることを予定していたので諦めました。
Photo先週購入しておいた大きめのブックシェルフ。
大きな荷物が2つ届いていたのですが、ジョンダーノ・ホールのピアノの横でようやく本日梱包を開きました。リハ室の倉庫(ホールの控え室)に置くためです。
結構たくさんの材料、ネジやらボンドまで付いています。

Photo_2中2の時に、レコードボックスを作って以来(38年経った現在も使っているのです)、工作はどちらかというと得意な方のbalaineですが、最近ドライバーなどあまり使ったことがありませんでした。
リハ室の倉庫の床で組み立て開始。ここまで来るのに小一時間かかっています。結構大変です。

Photo_3背板の固定なども含めると全部でなんと68カ所もネジを止める箇所がありました。
ただひたすら、グリグリ、クイクイとネジを締めていきます。両手が疲れます。普段あまり使わない指の力が要るので終わったら両手の指がだるく、特に右手の親指の皮が少し痛い。
いや〜、なまってるな。。。

高さ180cmを超える大きなブックシェルフだったのですが、倉庫の中では小さいくらいに見えます。
まずは、先日の引っ越しの際に運び込んだ種々の楽譜や音楽関係の書籍を並べてみましょう。今日は時間がかかったのでここまで。楽譜たちはのんびり整理していこうと思います。

Photo_4昨日あるテレビ番組で福岡、久留米の屋台が出ていて、その中でホルモンが出てきました。
久留米では医大が近くにあったことから、ドイツ語が使われていて「ハツ」をヘルツ、「テチャン」など腸をダルムと呼んでいました。それを見ていたらホルモン焼きが食べたくなったのです。

清水屋デパートの裏手、ラーメンの「川柳」の近くにある「昭和ホルモン亭」。時々お邪魔しています。高畠に本社のある焼き肉屋の「りんご苑」の経営する山形県内にフランチャイズ展開しているお店です。戦後間もなくの映画のポスターや赤玉ポートワインの右から左に字が書かれた広告などが昭和の雰囲気一杯。
かつて大阪の焼き肉屋さんで食べない不要の部分として「放るもん」と称されたホルモン。美味しく頂きました。

〜〜〜〜〜
そんな日曜日でしたが、今日はあの「阪神淡路大震災」の1/17でした。
平成6年に米国留学から帰国して、屍体脳に内視鏡を挿入して手術の補助をすることをテーマに神経内視鏡学会に研究テーマの演題を応募していました。主催は阪大医学部の脳外科で、平成7年の1月末に千里の阪大医学部で学会が開催される予定でしたが、あの大地震で中止延期になったのでよく覚えています。神戸出身の大学の同級生で、卒後関西に戻り阪大の耳鼻科医局から千里の病院に勤めていた友人は、毎朝「六甲アイランド」の自宅から高速道路で通勤していたそうです。
「あと2時間ぐらい後やったら、俺しんどったわ〜」
彼と連絡が取れた時に一番最初に聞いた言葉です。あの横倒しになった高速道路が彼の通勤路だったのです。

ハイチでも大地震が起きました。関心がない訳ではありませんが具体的に何もできません。
と思っていたら、なんとiTunes Storeを通して米国赤十字社に寄付を募っていましたので、とても少額ではありますが寄付という形で参加させていただきました。楽曲をDL購入するのと同じ方法で寄付ができるのです。簡単に寄付ができます。

「1/17」の6,000名を超える犠牲者に、今回の1/12のハイチ地震のまだ数さえ確定しな大勢の犠牲者に黙祷を捧げます。
合掌。。。

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2010.01.15

春のファミリーコンサート第1報

「第1報」の前に。。。

春はまだ遠いです。
というより、冬真っ盛り。最近はお天気が悪くて鳥海山の美しい姿はほとんど拝めません。毎日、びゅうびゅうと風が鳴っています。雪もそこそこ降っています。
0114これは昨日の朝。
早めに出て来て職員と一緒にクリニックの駐車場の雪かきをします。とても寒いので結構サラサラした雪です。積もった量は大したことはありません。
積雪量が少なくて軽い雪の場合は、HONDAのユキオスよりも人力でやった方が手早く綺麗に出来ます。

Img10463897954Img10463888481写真左のその名も「スノープッシャー」とか右の「雪かき」という、雪かき専用の道具が売られています。その他にスノーダンプや凍った雪には本物のスコップを使います。

さて、一番上の写真は「雪かき前」ではありません。
ひとしきり雪かきをして、駐車スペースを確保し駐車所の線や身障者用駐車スペースの線が見えるように綺麗にした「直後」なのです。
庄内特有の横殴りの地吹雪の小型版が昨日は吹いていたので、すぐに地面に雪がかぶさって来るのです。すでに患者さんの車が停まっています。こういう状態では躍起になって「雪かき」「雪のけ」しても仕方ないので車が停められるスペースを確保するので精一杯。

お向かいの工事現場もこの天気では作業もはかどらないでしょう。でも毎日何か作業は続けられており掘り返された地面に鉄筋が組まれ、コンクリが入れられ、建物の土台はおよそ出来て来ているようです。

0115こちらは今朝の同じ場所。
昨日夜から今朝にかけて、また少し降りました。道路に積もった雪も除雪車がすぐに片付けます。
道路と駐車場の間の「歩道」に積もった雪ぐらいはあったのですが、朝から雪かきです。道路から上がって来る傾斜のあるところなど、ユキオスでガンガン除雪。職員も「雪かき」「スノープッシュ」「スノーダンプ」で雪のけをします。20分程で写真のように駐車場の地面や線が現れますが一部は凍っています。今日は昨日よりはいいのですが、風でまた雪が飛んで来ます。


〜〜〜〜〜

さて、前振りが長過ぎました。
「春のファミリーコンサート」の第1報です。

日時:平成22年3月21日(日)、13時開場、14時開演
会場:庄内町「響ホール」大ホール
〜 名曲の旅 〜
(1) モーツアルト 交響曲第25番第1楽章
(2) ベートーベン 交響曲第5番「運命」 第1楽章
(3) ドヴォルジャーク 交響曲第9番「新世界より」 第2楽章
(4) ヨハンシュトラウス 円舞曲「美しく青きドナウ」

"あなたも指揮者コーナー”:『運命』第1楽章

(5) グリーク 組曲「ペールギュント」より ”朝”
(6) ホルスト 組曲「惑星」より “木星”
(7) ムソルグスキー・トゥシュマロフ編 展覧会の絵より”プロムナード”、”キエフの大門”

欲張り過ぎの感があります。個人的には、フルートのない(1)からフルート4管(フルート2本、ピッコロ2本)の(6)まで触れ幅が広過ぎて、練習も大変です。団全体の練習に定刻前に集まったとしても、はじめに(1)の練習を徹底して20分以上もやられると、なかなか疲れます。吹かないでじっと待っているのも辛いものがあります。
そして(6)や(7)では、急にオタマジャクシが溢れかえる譜面を慌ただしく追いかけながらフルートを吹いたりピッコロに持ち替えたり落ち着きません。

14時開演なのに、13時開場なのは、先着順で13:20頃から団員の指導により楽器体験コーナー(バイオリンなど)を設けるからです。
昨年のファミリーでも人気のコーナーで、今回のコンサートの一つの目玉です。
人気ではあったのですが、前半と後半の間の休憩時間にこれをやると大変慌ただしく、20分くらいの体験コーナーはあっという間に終わってしまいます。しかも休憩時間を全体で30分は必要とする訳で、楽器体験の出来ないお客さんは「休み時間が長過ぎる!」と不満を持たれてしまいます。
そこで今年は、開演前に「楽器体験コーナー」をやってしまおう!ということになりました。
13時の開場前に「先着順」で楽器体験希望者を受け付けます。

さらにもう一つの目玉。
「あなたも千秋真一に!」の指揮者コーナー。これも昨年好評を博しました。
昨年は「ベト7」の第1楽章。ホルンの咆哮とともに切迫したスピーディなリズムを刻む部分から演奏しました。
今年は、以前と同じくベタですが『運命』
「じゃじゃじゃじゃ〜〜ん」です。(笑)
指揮者体験と言えば、やはりこれでしょう!

昨年のファミリーコンサートではたくさんの応募者の中から3名に体験して頂きましたが、一番最初の小さな女の子が、堂々とした指揮ぶりの上にステージから降りて会場の自分の席に戻る際に、大きな声で「あ〜〜、楽しかった!!!」と言ったので会場バカ受け。
仕込みでもなんでもありません。我々もステージ上で思わず爆笑でした。
さあ、今年はどんな「千秋」がやってくるのでしょう。楽しみです。

酒フィルのファミリーコンサート。
3/21まで「あと65日」です。
(ブログのカウンターは50万アクセスまであと5,000を切りました、予定ではおよそ2週間で50万ヒットしそうです)

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2010.01.13

今年のサロン・コンサートの計画、など

今日は夜中からびゅうびゅうと酷い風が吹き、荒れた天候でした。雪こそ大して降りませんでしたが、不気味な強い風音はずっと聞こえていました。

いつもの「おまけ的写真」を最初に。
Photo新居に移るに際しお世話になった不動産屋さんの社長さんからいただいたお酒です。
酒田市に蔵元のある「楯の川酒造」の杜氏に直接頼んで作ったお酒だそうです。実はこの蔵元、本日のYTSゴジダスに登場。今度の土曜日のYBC「旅の見聞録」にも登場するそうです。
ラベルの文字が笑えます。

「まかせて不安 たのんで心配 サービスいまいち」

社長さん一流の冗談ということですが、不動産屋さんだからこんなラベルも笑えます。これが医療機関じゃ「冗談きついね!」などと笑い飛ばす訳にも行きませんね。

さて、ここからはまじめなお話。
山形交響楽団のヴィオラ奏者で、映画『おくりびと』ではチェロのもっくんの隣にすわったために映画でもアップになり、スチール写真でも大写しになったK田さん。そのブログである「らびおがゆく Vol.3」にも掲載されていますのでこちらでも少し詳しく告知します。

《 山形Q庄内演奏会(仮)》〜 サロン・コンサート第7回
日時:平成22年2月20日(土)16時〜(15時半開場)
会場:ジョンダーノ・ホール(くろき脳神経クリニック内・酒田市)
プログラム
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3「皇帝」
・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18-4
・幸松 肇 弦楽四重奏のための最上川舟唄
・佐藤敏直 弦楽四重奏のための「モルトアダージョ」(1970・1981改訂) 

 山形弦楽四重奏団は、現メンバーヴァイオリン中島光之さん、駒込綾(りょう)さん、ヴィオラ倉田譲さん、チェロ茂木明人さんの4人で構成し、山形市を中心に活動されています。愛称を、その昔は「山弦(やまげん)」と呼んだこともあったようですが、カルテットであることを明確にしようと言うことでしょうか、今は「山形Q」とか「山Q」と呼んでいます。
2000年に当時のメンバーで創設され、2001年4月に第1回定期演奏会を開催。今年で丸10年の活動を続けています。

 山形には山形交響楽団という1972年創立のプロオケがあること、山形大学の教育学部には元の名称が特設音楽科(通称、特音)があり故前田幸市郎教授はじめ錚々たる教授講師陣がいたこと、芸大はじめ東京在住の音楽家が教授として定期的に指導に来ていたこと、県立高校である山形北高校には音楽科があること、などなどクラシック音楽を愛好する土壌が形成されていたとは言えるが、人口わずか25万人の地方都市に定期的に活動を続ける弦楽四重奏団が存在を続けるというのは、なかなか容易なことではない。いや、むしろ奇跡的なことと言えるかもしれない。
 もしも、弦楽四重奏の活動をメインにしてそれで生活を成り立たせようとするならば、ちょっと厳しいというか、はっきり言って東京のような大都市圏であったとしても経済的には困難であろう。山Qが続いてきたのは、ひとえにメンバーのカルテットに対する情熱と愛、そしてそれを支える山形の音楽愛好家の力であると思う。
 「情熱と愛」などと奇麗な言葉で飾ってしまうと次の言葉が継ぎにくいが、あえて書くならば、それぞれのメンバーが山響団員として、またはフリーの演奏家として別の仕事を持ち、生活する術があるからほとんど収入がないというよりも「持ち出し」という状況でのカルテットの活動が成り立っているのではないかと勝手に想像している。

Photo(写真は最近いろいろ見て回っている家具屋さんで先日見つけ購入したフロアランプ)
 私個人、単純にクラシック音楽が好きであるし、自分でも市民オケに所属して笛など吹いていることもあって、山形や東北地方の狭い音楽関係者と顔見知りになる機会があった。その過程で、山Qさんとも親しく言葉を交わさせていただく機会があり、特に弦楽四重奏マニアということはなかったのであるが定期演奏会やその他の演奏会(藤島の明治記念館や酒田の美術館での演奏など)を聴かせていただき、メンバーの弦楽四重奏にかける思い、そして音楽をする喜びに触れることができて、これを是非一人でも多くの音楽愛好家に、、、という気持ちが勝手に高まっていった。

 庄内には、当然酒田フィルという創立40年を超える(そうか、山響より歴史があるんだ!)市民オケがあり、鶴岡にも弦楽合奏を愛する集団がある。酒田市民会館希望ホールが新しくなって6年、庄内町の響ホールなど、音楽演奏に適した素晴らしいホールに恵まれた環境ではあるが、弦楽四重奏を聴く機会は決して多くない。庄内で定期演奏会をやっている団体は当然(?)「0」。市立酒田中央高校音楽部は弦楽合奏を中心に活動しているが、ほとんど(すべて?)の学生が高校に入ってから弦楽器に触れたという段階。昨年1年間に、酒田で弦楽合奏を聴いたことがあるとすれば、酒田フィルの団員の親睦を深める恒例に「ニューイヤー」で聴いたくらい。
 そういう状況の庄内に、せめて年に1、2回、定期的に弦楽四重奏の世界を展開したいという野望(というような大きなものではないが)を山Qのメンバーにかねてより相談していたのであるが、ようやく、その夢が叶うことになった。

しかし、この演奏会を成功させるにはまだまだ乗り越えなければならない壁(主に経済的なもの)があり、山Qの方々には少し、いやかなり無理をしていただくことになる。こちらとしては、せめて座席数60、エキストラの椅子を加えて70人の「ジョンダーノ・ホール」を満席にしてお迎えしたいと思っている。
 さあ、チラシを作らなければ。
 そうそう、2/20(土)に山Q庄内演奏会の6日前に、庄内町響ホールに山響が「モーツァルト定期」のプログラムを引っさげて登場する。この2/14(日)のコンサートでチラシを配って宣伝しなければ!
 もう一つ決まっている5/1(土)のサロンコンサート第8回 in 「ジョンダーノ・ホール」、山響フルート奏者足達祥治さんとハープ奏者内田奈織出演のコンサートの告知も山Qコンサートのチラシにいれるのを忘れないようにしなければ(自分のためのメモです)。

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2010.01.10

ニューイヤーコンサート

新年を祝う「ニューイヤーコンサート」と言えば、ウィーンの楽友協会大ホールで行われるウィーンフィルによるコンサートと並び称される酒田フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」。(そんなわけないか、、、)

本日、1月10日(日)、庄内町響ホール「小ホール」で、新年恒例の酒フィル年次総会と団員の親睦を深めるニューイヤーコンサートを行いました。
昨年のニューイヤーには、家内のチェンバロと共に出演し、JSバッハの「管弦楽組曲第2番」などに挑戦。出来は別として楽しみました。
Photoフルート、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ファゴット各1の六重奏。なんと「魔法使いサリー」ちゃんのフルート六重奏編曲版です。
結構難しい部分もあり大変でしたが楽しく演奏できました。

Photo_2もう一つ。ビゼー作曲の歌劇『美しきパースの娘』から「小さな木の実」。
その昔、ペギー葉山さんがNHKの「みんなの歌」で歌って有名になったそうです。フルートソロでの演奏は→こちらで聴けます。この曲の弦楽四重奏版をフルート1、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1の6人で演奏しました。こちらも楽しく演奏できました。

最小2名から最大12名の全12グループの演奏は2時間強にわたって繰り広げられました。3名の審査員によって各グループの演奏が評価され、参加者各自が思い思いに持ち寄った「景品」を、順位に応じて表彰授与。楽しい時間はあっという間に過ぎました。

酒フィルニューイヤーの目的は、普段交響曲を中心に大きなアンサンブルを形成しているオケの基本とも言える「小さな単位でのアンサンブル」を臨時に構成して、その中での音楽を楽しみながら勉強するということが目的の一つでもあります。もちろん団員の親睦を深めるのが最大の目的ではあるのですが、管楽器の場合、必ずしも弦楽器奏者の誰とでも口をきいたり交流がある訳ではなく、こういう時でもないと話をしないような人もいたりするのです。

今年最初の連休ですが、土曜日のある私には今日と明日のお休み。その貴重なお休みを丸一日使って、朝からリハーサル、午後に総会とコンサートでしたが、それなりに有意義な一日だったと思います。

今日のおまけ。
Photo_3庄内町余目にある「焼きそばテンテン」。
午前中のリハを終え、団員と5人で行ったところ、小さな店は客で一杯で、少し立って待つ状態。
ここは味はともかく、その盛りが凄い。上にかかった海苔も凄い量。焼きそばが見えません。
今日はピリ辛もつ焼きそばの普通もり。大盛りはこの2倍以上ありましたね。女性陣は「小盛り」でも少し残すくらいでした。

Photo_4こちらは、土曜の昨日、診療を終えて、少し小雪舞う中を食べにいった、最近お気に入りの駅東の「麺屋新三」のこってり塩ラーメン。
「こってり」ですし、「塩」なのでしょっぱいのですが、使っている材料がいいのでしょう。飲んでいて幸せを感じるような味なので、最後の最後まで一滴残さずに飲みきってしまうようなスープです。麺はやや太めの縮れ麺ですがもう少し硬めでもいいかな。あ〜、また食べたくなりました。

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2010.01.08

早くも松の内も明けました

1月8日(金)です。
昨日は「七草がゆ」を頂きました。
病み上がり(という程の酷い症状ではありませんでしたが)を押して、半ドンの診療の後、昼食後、スポーツジムに行きました。といってもこれまた3週間振り。まったく自慢も出来ません。

クリスマスとお正月を挟み、美味しいものをたくさん頂いて、雪かき以外は運動もせず、、、では体重が減るはずがありません。でも「病み上がり」なので無理せず、筋トレを4種類しただけ。要するにお風呂に入りに行った様な物。

夜は、「十全堂社」の新年会が料亭「香梅咲(かめざき)」で開催され、「社員」として出席して来ました。
「社団法人 十全堂」は、古く天保4年(西暦1833年)に、酒田の医会所として創設され医学研究を行ってきた歴史ある団体です。明治40年代から助産婦・看護婦を養成、昭和27年からは准看護婦養成所として、永年にわたり看護教育に貢献してきました(看護学校は、十全堂社から酒田市に移管する事が決まっております)

「相会シテ医風ヲ高尚ニシ、学術ヲ講究、衛生ヲ拡シ傍ラ患者ヲ治療スル 月一回定会ヲ開キ学術上ノ演説討論質議等ヲ為ス。社員共同シテ貧民施療ヲ挙行スベシ 社員共同シテ種痘法ヲ施行スベシ 社員共同シテ手術ヲ施行スベシ」

 なんでも天保の大飢饉の折りに、飢えに苦しむ人、病に倒れた人を十全堂に集う医師達が助け、酒田地区でも一人の餓死者も出さなかったという言い伝えがあるそうです。現在は、酒田市、遊佐町、庄内町の1市2町で構成する「酒田地区医師会」とほぼ同一のものですが、社団法人としてきちんと存在を続けております。

そんなこんなで、昨日はブログを書かなかったのですが、昨日は久しぶりによいお天気でした。0107少し雲がかかっていますが、昨日の朝の鳥海山。雪が朝日を浴びて光り、渓谷が陰影をくっきり浮かび上がらせています。
昨日のお天気のお陰で、一日中日陰の場所でない限り、街中の雪はほぼ溶けて消えました。クリニックの花壇の花達も、久しぶりに雪の下から凍えた体を覗かせています。シンボルツリーに点灯していたイルミネーションも、昨日で終わりにしました。11月の末から1ヶ月と10日程点けていましたが、また今年のクリスマスシーズンまでお預けです。


オマケの写真。最近の食生活(?)。
Photo1/2に秋田に向かう途中、酒田と遊佐の境あたりの7号線沿いにある「麺屋ほり」というラーメン屋さんに寄りました。前から行ってみたかったお店です。隣には有名なHというラーメン屋さんがありますが、以前ここで大変嫌な思いをしたので二度と行きたくありません。
「麺屋ほり」にはメニューが、ラーメン、チャーシューメン、ワンタンメンの3つしかありません。これはシンプルなラーメン。味は、いたってシンプルな酒田のラーメンという感じ。インパクトには欠けますが、飽きの来ない美味しさです。こういうシンプルなラーメンを作り続けるのは難しいのではないかと思います。

Photo_2こちらは、今年「初」のパスタ。
秋田市内では有名な長浜コーヒーの御野場店だったかな、家内の元同級生、同僚達とのおしゃべりの席にお邪魔。居ても居なくてもいい存在ではあったが、一応お昼を兼ねて「スカンピ」というお店のお勧めを食す。コーヒーはフレーバーコーヒーなども出したりコーヒーアートをするような、秋田では「ナウい(死後!)」お店のよう。店員さんの対応はとても気持ちがよい。
パスタの味は、、、、、スカンピって手長エビの事か〜。リングイネにトマト&クリーム系のソースで、味付けは悪くないけど麺が柔らか過ぎて評価のしようがない感じ。
パスタは、ソースの具材とか味付けも大事だけど、結局は麺の茹で方とソースとの絡め方だと思う。
庄内には美味しいパスタが食べられるお店が多くて良かった!

Photo_3昨日行った、酒田市内の「麺工房さらしな」。
ラーメンの美味しい店が軒を並べる酒田において、麺のレベルの高さでは一、二を争うお店だと思う。ここに対抗出来るのは、錦町の「味龍」と調子が良いときの東中の口の「三日月軒」と酒田駅東に新しく出来た「麺屋新三」と、、、(一、二どころかたくさんあるなぁ、、、笑)。
平日の午後1時半過ぎに行ったのに、お客さんが一杯で、最初2、3分立って待つはめに。

ラーメンを啜ると、小麦の香りがするのが「さらしな」の麺の特徴の様な気がする。太さが選べるのだが、太麺でも細麺でも、縮れ麺でもストレート麺でも小麦の粉っぽさを微妙に残した、寒水臭くないモチモチした麺。
今回は写真の「味噌ラーメン」を初めて食べた。「おや?」と思うくらいに味噌が薄味で、どちらかというと「味噌ラーメン」にありがちなパンチの少ない、「野菜とコーンの具沢山ラーメン」とも呼ぶべき感じ。
サッポロラーメンの「味噌」をイメージして食べるとがっかりするかもしれない。こういう味を追求しているのだろう。私的には、ふつうの「ラーメン」かお店自慢の素材を盛り合わせた「いいとこ取りラーメン」がお勧め。家内が食べた「塩たまワンタンメン」も美味しかった。

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2010.01.06

6年目!

このブログを始めたのは、2005年1月6日。
こんな感じ(第1回目の記事「はじめました!」)で始めました。

それ以前には私的なHPとしては、「☆ I love flutes & piccolos ☆」というサイトを立ち上げていました。

それまでは、山形大学医学部脳神経外科のHPを1995年(平成6年)に国内で第1号の脳外科医局のHPとして作り、しばらくは管理していました。最初は英語のみで作成したため、海外からのアクセスも結構ありました。
ある時(H10年頃だったか?)、一度も会った事のなかった、ドイツから来た若手の脳外科医と話しをしていたら、日本の脳外科や世界の脳外科のサイトにリンクしてある便利なリンクサイトとして使っていて、その管理者である私のことはよく知っていると言われたことがありました。インターネット時代を実感したものでした。
大学のサイトは、当時私が作っていた私的な感じのものではなく、公的な内容で見た目にもきちんと作られています。時代の流れを感じます。

今や私的な、遊びの個人サイトとして、自分の生活の中にも大きなウェイトを占める本ブログですが、どういう訳か結構なアクセスを頂いているようです。
くだらない日常の話、酒田周辺のグルメの話、音楽の話などに加え、昔から時々、最近はほんのたまに力をいれて書いている医学ネタがGoogleなどの検索の結果ヒットしているようですね。
本ブログサービスのアクセス解析において「生ログ」というのを見てみますと、「検索ワード」という項目があります。このブログにどのような検索で到達したかがわかるのです。
たとえば、「脳室腹腔シャント術」とか「片頭痛 仕事」とか「脳動脈瘤 前交通動脈」などという言葉が出てきます。

ご本人やご家族が脳の関係の病気になって、医師に説明を受けたり病名を告げられて、それをインターネットで調べる際に私の私的ブログに到達されている人も少なからずいるようです。
中には「河北町 レバニラ炒め定食」などという検索ワードもありました。私のブログで用が足りたでしょうか?心配です。。。

さて、昨日の体調不良も家内のサポートとおよそ11時間の睡眠によってかなり改善しました。今日は平熱です。やはりインフルではなかったようです。
気分をさらに「あげあげ」にするために、診察室のデスクをすこし変えてみました。
Photo左が画像診断用PACSに使っているAppleの30"大型シネマディスプレイ、右は電子カルテのモニター。その前にそれぞれのパソコンのキーボードがおかれています。
以前との違いがおわかりになるでしょうか(って、以前をご存知ありませんよね)。

左右ともに「ワイヤレスマウス」を導入したのです。
マウスはデスクの上で結構瀕回に使います。特に、Macの方はPACSで撮像したMRIを説明する際に、コントラストを変えたり拡大を変えたり、複数の画像を同時に見せたり、MRAでは3次元画像処理を施した脳の血管を回転させたり、ポインタで示したりなどなど、ヘヴィデューティで使っています。

これまでは、USBマウスでしたから繋がっているコードの長さに規定された動き、コードが絡まないように動かしたり、ほんのちょっとした事ですがストレスを感じることがありました。
これからは、この写真のように、ポツンと離れたワイヤレスマウスで、ストレスフリーです。しかも、このApple社製のワイヤレスマウス、その名を「Magic Mouse」と呼ぶだけあって素晴らしい使い心地なのです。
ボタンがないのに、「左ボタン」「右ボタン」に対応しますし、マウスの表面を一本指でス〜ッとなでるだけで、「上下スクロール」「左右スクロール」もしますし、キーボードのコントロールキーを押しながら表面をなでると、画面を自由に拡大縮小もできます。
MacBookProのマルチタッチトラックパッドと同じように、なんと二本指でスワイプもできます。前後のページをめくったり、たくさんの写真を次々と見たり、戻ったりなどに便利です。

すぐれた機能について興味のある方は、「アップル - 世界初、マルチタッチ対応のMagic Mouse登場。」をご覧ください。

これまで使っていたUSBマウスでもスクロールボールを動かす事で、画面をスクロールしたりなどいろいろ出来ましたが、このスクロールボールが物理的な動きでコントロールされているために、かなり使い込んで来てゴミや手垢などが噛んだりすると動きがスムーズでなくなったり、まったく動かなくなることもあったのですが、Magic Mouseは物理的な回転や接触で動かすのではないので、とても気持ちよく使えます。

これで気分も更にアゲアゲとなり、体調も益々回復する事でしょう。
ブログも6年目に突入しこれからもまったく私的な目線で物事を日記的に書き綴って参ります。たま〜〜に、医学ネタ、脳外ネタなども書くと思います。

それでは「★balaine★ひげ鯨の日々」をこれからもよろしくお願い致します!
(50万アクセスまで、あと8900を切りました)

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2010.01.05

鬼の霍乱?!

体調不良です。
昨日、早朝から雪かき(庄内では雪除けといいます)ガンバッタせいで筋肉痛なのだと思っていました。肩こり、背中のこり、腰痛、、、と思っていたのですがどうも全身の関節痛のよう。
診療に支障が出るくらいちょっと辛い。何とか午前中頑張って13時前に診療を終え熱を測ってみると、37.4℃。

ありゃ、立派に微熱あり、感染症のようです。
すぐにお昼も食べずにまず休みました。50分程寝て、午後の診療開始。
インフルエンザを疑わせる症状はないので(高熱、咳)、抗生物質と感冒薬を服用して休める時間は極力横になりながら午後の診療。
ところがこういう日に限って、脳ドック1件以外に新患が午後だけで5名(ちなみに午前中は2名しか来なかったのですが、、、)。なんとか午後6時半まで働きました。
唇が乾いています。

いわゆる「鬼の霍乱」という奴でしょう。
早く帰って寝ます。
今日で、このブログを初めて丸まる満5年。
明日から6年目に入ります。

今現在のアクセス総数は、490572件。
あと9500弱で、50万件のアクセス数になります。前にも書いた通り、ブログを始めた2005年1月当時は、ココログではカウンターサービスをやっていなかったので、最初の5〜6ヶ月分のアクセスがカウントされていません。当時は1日のアクセスは30件とかいうレベルだったでしょうが、それでも半年あれば5000件くらいのアクセスはあったかもしれません。
アクセスカウント総数を論じるには無視出来ない数字です。

でもココログが正式にカウンターサービスを始めたときからのアクセス総数としての50万件をお祝いしたいと思います。
残り9500ということは、最近の平均1日アクセス数370で割ると、およそ25日で到達します。つまり1月30日あたりが「50万アクセス」の予定日です。

50万を踏んだ方、是非是非ご連絡ください!

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2010.01.04

仕事始めです!

お正月は、幸い元日夜の夜間診療所担当が2名体制から1名体制に戻り(新型インフルもおちついてきたようですね)、私のノルマが外されたのでのんびりしました。
2日、3日は、家内の実家のある秋田に行き、3日がお誕生日である義父のお祝い。さらに家内の友人にも一緒に会いいろいろそれなりに忙し。
未熟児で出産した家内の友人に会いに秋田日赤へ。ここへは初めて行きましたが、つい受付近くに張り出されている医師のリストをジ〜ッと見てきました。特に秋田日赤の脳外科には、以前の部長先生はうちの先代の教授の同僚がいらしたのですが、さすがにそのお名前はなく。ただ一番下にちょっと知った名前を発見して驚きました。

酒田ー秋田間は国道7号線を通るのですが、仁賀保から秋田までは高速道路があり(無料供与区間も結構ある)、以前よりはスムーズで2時間かからなくなりました。
しかし、遊佐から象潟あたりの海沿いの道路は、運転しながら頭の中で石川さゆりの『津軽海峡冬景色』や森晶子の『哀しみ本線日本海』が鳴り響く様な天候。海も荒れていて、ダークグリーンとグレーが混ざった海が白逆波を立て、高波は堤防を越えてザッッパ〜〜ン!という状態。
さらに突風が車を揺らしハンドルを握る手に力が入ります。

このお正月の間に読もうかなと思って買った本には手を付けられず、片付けようと思っていた新居の自分の部屋には手が付かず、整理しようと思っていた院長室もまったく片付けず。一体何をしていたんだろうと思います。まあ、とにかく、天気が悪くて、寒くて外に出る気も何もしなかったという事で。。。(^^;;;

1/2には「ジョンダーノ・ホール」でフルートの吹き初めとピアノの弾き初め。一人で遊びました。
昨日は義父のお誕生日を祝い、家内のピアノ伴奏で最近練習していたエルガーの「愛の挨拶」とメンデルスゾーン(シュテックメスト編)の「歌の翼に幻想曲」を演奏。喜んで頂けたようです。

そして今日、平成22年、西暦2010年の仕事始め。
今年一年、こつこつと積み重ね地道に継続するのみ。
音楽の方でも急に巧くなる事は望めないので、地道に練習するしかないでしょうね。
頑張ろう!

〜〜〜〜〜
とりあえず、音楽関係で近々の予定・計画を。

2/14(日):庄内町響ホールで山響の「モーツァルト定期」庄内版。
2/20(土):「ジョンダーノ・ホール」で、山形弦楽四重奏団(山形Q)の庄内定期vol.1。山形Qは、藤島の明治記念館ホールや酒田の市立美術館でのコンサートはされていますが、昨年はまったく登場なしでしたので、今年是非に!と思いメンバーとご相談させて頂き、いよいよ実現が叶います!
3/21(日):酒田フィルハーモニー管弦楽団第33回ファミリーコンサート。
コンサートの中身についてはまた告知致します。

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2010.01.01

新年あけましておめでとうございます!

皆様、新年、明けましてお目出度う御座います。

クリニックには、3つの新聞を取っているので、今朝新聞受けを見てみると入りきれない新聞を無理矢理突っ込んだ感じになっていました。元日の新聞はただでさえ特集版もあり広告も多く、それが3つなので「この紙の量!」という感じでした。
Photo_2山形新聞の特集版は、写真のように見開き2頁を使って空撮の鳥海山の姿を載せていました。
大好きな鳥海山の姿を元日から見れて幸せです。

しかもこの写真、よく見て頂くと山の向こう側には庄内平野、そこを貫く最上川、最上川が注ぐ日本海、そしてその河口の年である酒田が写っているではありませんか!
私の住んでいる辺りは、ちょうど頂上の陰になっていますが、新年早々美しい写真を観れてよかったです。

さて、平成22年はなかなかの天候で明けました。夜中中、ごぉごぉ、びゅうびゅうとまるで宮沢賢治が描く世界のような新年の始まりでした。
このような天候の中でも「初詣」には出かけました。


クリニックの地鎮祭や上棟式でもお世話になった御成町の八雲神社。
酒田の鎮守である日吉町の日枝神社。(神社の鳥居にかかった額の文字は西郷隆盛が書いたと言われています。さらにその鳥居のほぼ向かいには8ヶ月で10万人を越す観光客で有名になった『NKエージェント』があります)
2010そして、日本に4つあるうち、唯一本州にある南洲神社。(荘内南洲会についてはコチラ→「荘内南洲会ホームページ」をご覧ください。)

八雲神社に参った時は、強い風にあおられて雪が横殴りに降っては小止みになったりで、日枝神社に詣でた時は雷が鳴って霙霰まじりに雪が降ったかと思えば弱く陽が射して来たり、そして南洲神社では踏みしめる雪の音がまるでスキー場のようにキュッキュッと鳴りました。

昨年の記事、「新年明けましてお目出度う御座います!」や一昨年の記事、「新年明けましておめでとうございます!」にも書いたように3年続けての三社参り。

HDが一度イカレ、最近はバッテリーが不安(コンセントを抜くと、100%に充電されていたはずの内蔵充電バッテリーが10分くらい経ったところで急に残量不足になってしまう状態)なMacBookから壊れてデータがなくなる前に移行しようと、新しくMacBook Proを購入。
昔は、USキーボードを普通に使っていたので、新しいMacBook ProにはUSキーボードを採用したのですがこれがちょっと失敗。

Photo写真のごとく、MacBookの日本語キーボードとは配置がかなり違うため、英語と日本語の変換やReturnキーを押すのでさえ苦労。体(指)に覚え込ませたキーの位置というのはなかなか簡単には抜けないもの。押し間違えては叩き直し、日本語変換に失敗してはやり直し、カッコのキーを間違えては打ち直し、、、という状態に陥っております。

USキーボード、、、失敗だった〜。。。

さて、、、
今年は寅年。虎はネコ科。
Photoということで、以前の家の周りにいた野良猫白サンを家内が頑張って「家猫化計画」中。
うちの福招き猫さんでち(すみません、パクリです)。
(しかも家内に許可なく写真公開、、、苦笑)

本年もなにとぞ宜しくお願いいたします。m(_)m

〜〜〜〜〜
新年早々オマケ写真。
Photo_3Photo_4昨晩の年越しは、ご近所の蕎麦屋「めだか」の二八にしました。
ほんの二人分でも茹でるには大量のお湯が必要で、さらに手の肌を刺す様な冷たい水で洗い締めます。手間はかかりましたがウマウマでした。

Photo_5今年始めの食事は、お節(これは手作りではありません)とお雑煮、はたはた寿司に餡餅。
お雑煮は私の好きな「あごだし」(飛魚の干物を炙ってとった出汁で、酒田の味付けであり、私の生まれ故郷の博多の味付けでもあるのです)の美味しいお雑煮でお餅を頂きました。
奥様に感謝!です。

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