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2009.12.03

事業仕分けでオーケストラが危ない!

例の「事業仕分け」はいろいろな方面に波紋を呼んでいます。
オリンピック強化選手、派遣などの事業支援の削減に対してはスポーツ選手達が会見を開き「大反対」を唱えました。
教育研究分野への支援削減、カットに対しては、ノーベル賞受賞者など国を代表する研究者が会見を開き「大反対」を唱えました。

当然の事だと思います。
「事業仕分け」は内閣府に属する行政刷新会議ワーキンググループの仕事。議長は内閣総理大臣であり、すなわち民主党政権が中心になって作り実施しているものです。今のままでは先の総選挙の民主党マニフェストを反古にするような状況と言わざるを得ません。
医療に関しては、これまで(前政権)の医療費削減を見直して、国民の安心、生活に密接な医療を大切にする上で、マニフェストでは「診療報酬の増額」を掲げていたはずです。これを見直しし、同じパイの中で取り合う(診療所に薄く、病院に厚く?)ような事をすれば、「公約違反」です!

そして、最近になって全国のプロオーケストラや指揮者の間でも大きな波紋を呼び話題になっている事に、芸術文化領域の支援削減、カットがあります。
限られた財政の中での予算の取り合いなので、「財務省」が最高位に立ち、厚労省や文科省はその「下」に位置するかの如き構図が見えます。

文科省のHPで、今回の「事業仕分け」について広く国民の声を聞きたいということで、特別なサイトが設けられています。こちら→「行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せ下さい」という頁です。是非ご覧下さい!

全国的にも何人かの指揮者やオケマンが自身のブログでこのことについて触れています。山響FC会員としては、山響関係のブログを紹介します。
是非、「山響音楽監督飯森さんのブログ」や山響ヴィオラ奏者倉田さんのブログ記事「山形響の火を消さないために、、、」をお読み下さい。

また、プロオケとしてはいち早く、関西フィルがそのHPに本件についての意見と、上に紹介した文科省への国民の声についてのお願いを掲載しています。「こちら」をご覧下さい。

というか、勝手ながら本文をこの記事にコピペ引用させて頂きます。
〜〜〜〜〜
<「事業仕分け」の対象として文化芸術支援が!>
現在、政府の行政刷新会議は「事業仕分け」を行っており、文部科学省関係の事業もその対象となっております。中でも文化・芸術に関する予算が削減、見直しの判定を受けており、私共 オーケストラに関係する次の2事業もその対象に含まれております。

(1)芸術創造・地域文化振興事業
 関西フィルで言えば、定期演奏会等の主催演奏会の
 1/3をご支援いただいています。

(2)子どものための優れた舞台芸術体験事業
  (旧名称:本物の舞台芸術体験事業)
 僻地を含む学校体育館で子どもたちに生の舞台に接していただき、
 豊かな情操を養うことを目的とする事業です。

<文化芸術関連予算→「圧倒的縮減」コメント>
これらの事業の予算要求に対して、「事業仕分け」によって「圧倒的に予算を縮減したい」とのコメントが行政刷新会議より出されております。この状況では、私共が目指し推進させてきた音楽文化振興に大きな打撃が与えられると共に、オーケストラを含む文化芸術団体の存続が危ぶまれ、公益性を重視した活動を広範囲な地域で安定的に行なうことが困難となります。

<文部科学省へご意見を届けて下さい!>
文部科学省では、「この事業仕分けの対象になった事業について広く国民の皆様からのご意見を募集いたします」とホームページで国民からの意見を募集されています(文部科学省ホームページをご参照下さい。 http://www.mext.go.jp/)ので、下記の方法にて文部科学省にご意見をお寄せいただけませんでしょうか。周りのご家族、ご友人の皆様にも呼びかけて頂き、何卒よろしくお願い申し上げます。

メールアドレス:nak-got@mext.go.jp
件名(タイトル):「3-4 (独)日本芸術文化振興会関係」とお書き下さい。
本文:皆様のご意見をお書き下さい。
募集締切:12月15日まで
〜〜〜〜〜

私も早速、文科省にメールを送りました。
3-4 (独)日本芸術文化振興会関係
事業番号「4」事業名「文化関係1−独立行政法人日本芸術文化振興会」
事業番号「5」事業名「文化関係2—芸術家の国際交流(学校への芸術家派遣)」
の3通を中川正春文部科学副大臣と後藤斎文部科学大臣政務官宛に送らせて頂きました。

少しでもクラシック、音楽、芸術文化関係に関わる者なら、この状況を指をくわえて見ているのは「罪」だと思います。文科省に「反対」のメールを送りましょう!

政府の「高度な政治判断」によって、事業仕分けの作業(削減、カット)自体を見直して、音楽芸術文化活動への国の支援が継続される事を祈っています。
どこか楽観的に「大丈夫でしょう?!」とは思っているのですが、失業率の増加、デフレ、円高など国内産業への逆風が続き、安穏とはしていられない状態です。多くの市民が食べるに困る状況なのに、スポーツ、研究、芸術などに金は回せないと言い兼ねないのです。

^^^^^
1202ブログ記事内容とはまったく関係ないのですが、クリニック向かいの昨日今日の現場状況。
拙クリニックの建設開始時と同様に、たくさんの摩擦杭が大きなトラックに積まれて運び込まれ、地面に並べられ、クレーンでつり上げられ、地中深く埋め込まれて行っています。出来上がる建物はどんな大きさ、形なのかわからないのですが、平屋ではないのかもしれません。

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コメント

トラックバックをありがとうございます。当方も、この件を記事にしました。地方オーケストラにとっては死活問題。なんとか、継続して支援してもらいたいものです。

投稿: narkejp | 2009.12.05 21:17

nrakejpさん、皆さん、文科省にメールを送って下さったようですね。私も3通送りました。
しかし悪いのは文科省ではないのです。事業仕分けのWG(つまり内閣)と財務省なのです。金を握っている財務省に、文科省が「国民の声」をどのように届けられるかなのだと思います。
音楽芸術文化を衰退させるならば、長期的に見て国を衰退させると思います。なんとか「高度な政治判断」をと、祈る気持ちですね。

投稿: balaine | 2009.12.05 22:33

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» 事業仕分けでオーケストラの危機 [天井桟敷のつぶやき]
 自分は12月1日に、指揮者の藤岡幸夫さんのオフィシャルファンサイトを拝見していて、この問題を知りました。このたびの民主党政権の『事業仕分け』で日本のオーケストラが危機にさらされようとしているようなのです。 関西フィルのホームページにも、事務局長さんの名で緊急アピールがありました。新聞は読んでいるつもりだったのですが、このニュースは見落としていました。のんきにCDの感想などを更新している場合ではありません。 早速、ネット上の情報を集めて見ました。 【事業仕分け】「重要な教育なのに」 交響楽団の教育現... [続きを読む]

受信: 2009.12.03 22:00

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