« クリスマス・イブに名月荘で高木綾子さんのコンサートを聴く | トップページ | 平成21年仕事納め »

2009.12.28

映画「のだめ、、、」観ました

12/24、クリスマス・イブに高木綾子さんのコンサートを楽しみ、名月荘でゆっくり過ごして翌日は11時過ぎにチェエクアウト。
山形市内を目指します。目的地は、市中心部の十日町に最近出来た『紅の蔵』という観光スポット。想像では、酒田の山居倉庫の小さな蔵版かな、と思っていましたが予想通り。
こちら→「山形まるごと館 紅の蔵」をご覧下さい。

ここは元々長谷川呉服店の店舗と蔵があったところを、改修保存して蔵を綺麗にして複合観光施設にしたもののようです。ちなみに長谷川家は、現在のきらやか銀行(前殖産相互銀行)に繋がる家系のようです。
お土産処「あがらっしゃい」に農産物直売所が一緒になり、「街なか情報館」と2つの蔵が使われています。さらに「Cafe&Dinning990」という洋食のお店と「そば処紅山水」というお蕎麦屋さんがあります。
およそ30m四方程度の一区画(元々、長谷川呉服店の敷地)にこじんまりと納められています。
一番中心となる蔵で、明治20年代の建造物のようです。

Photo_2敷地の広さ、歴史的な価値などからいえば、酒田の山居倉庫や本間家旧本邸、旧鐙屋などのほうがずっと良いと思いますが、ここ「紅の蔵」は(財)山形市開発公社という組織、つまりは市のバックアップを受けて準備から立ち上げに金がかかっているようです。HPやブログを拝見してもそれがわかります。
翻って酒田の施設を観てみると、映画『おくりびと』のお陰で今年4月のオープンから10万人を越す観光客が来た旧割烹小幡の「NKエージェント」や山居倉庫などのいい物は持っているのですが、今後継続して観光客を呼べるものだろうかというとちょっと不安に思います。

Photo_3折角なので「紅山水」でお蕎麦を頂きました。朝食も9時頃でしたし、まだあんまりお腹も減っていないのですが、2人で3人前の「板蕎麦」(写真)を注文。
 お蕎麦は細めで、少し挽きぐるみの感じ、1番粉だけではない感じの雑味とざらざら感がありました。冷たくてコシがあって食べやすい。ただ、「板そば」と言いながら、板の底に「蒸篭」と同じ様な笊が敷いてあるので、残り少なくなった蕎麦が箸で取りにくくて困りました。普通の「板」にすればいいのに、なぜだろう?と思います。

時間はすでに13時を回っていました。
さあ、庄内を目指します。酒田ではなく、三川町の三川ジャスコにある「イオンシネマ」が目的地。
15:10から「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」があるのです。

平日の昼間、中高生は別として大人も数名以上いたので少し驚きました。
ネタバレになるのでストーリーや配役のことには触れません。しかし、ノッケから驚きというか少しあきれました。まずは千秋真一がウィーンの楽友協会大ホールで「ベト7」を演奏しています。素晴らしい演奏に観客は全員スタンディング・オヴェイションでブラボーです。その後、パリで新しく常任指揮者になることになった伝統ある、しかし人気の落ちたオケの演奏があまりに酷いのです。酒田フィルはおろか、普通の市民オケでもあれほど酷い演奏をすることはありません。原作が漫画とはいえ、これはちょっとクラシック音楽を、オーケストラを馬鹿にしすぎてはいないか、、、と少々苛つきました。しかし次第にストーリーに、この実話的でありながら非現実的な、寓話的なお話を楽しむ気持ちになれました。演奏シーンは、チェコのブルノで行われたらしいのですが、ストーリー上はパリ市内のオケです。
千秋の熱意と情熱、そしてオーディションで得た新しい団員が加わって、実力が急上昇したオケ。
次々に出てくるオーケストラ音楽の数々、、、ラヴェルの「ボレロ」、チャイコフスキーの「1812年」、交響曲第6番「悲愴」など名曲の素晴らしい演奏。ストーリーとともに大画面で音響の優れた映画館のシステムで楽しみました。

内容が多く、ストーリーが完結するまでは一本の映画に納めることが出来ないので「前編」となっており、来年4月には「後編」が公開されるそうです。
エンドロールで配役やスタッフが紹介される中、「指揮指導 飯森範親」という文字は見逃しませんでした。劇中に使われた音楽は、どこかのディスクから取って来たのではなく、実際に「のだめオケ」が演奏しており、指揮は飯森さん他、大野和士さんなどの名前が見えました。

この劇中音楽の中、「1812」などを凌いで感動したのはJSバッハのピアノ協奏曲。原曲はもちろんチェンバロ協奏曲第1番ニ短調。家内はこの曲が始まっただけでウルウル。
なにせ大学の卒業試験演奏が、チェンバロ協奏曲だったのですから、当時の若かった自分、努力したあの頃、いろいろなことが音楽とともに一瞬にして蘇ったのでしょう。音楽にはそういう力がありますね。

映画の最初の方は「ちょっと、、、」と思ったものの、最終的にはとても楽しめました。
すでに「後編」が待ち遠しいですね。

|

« クリスマス・イブに名月荘で高木綾子さんのコンサートを聴く | トップページ | 平成21年仕事納め »

コメント

名月荘での高木さんの演奏の記事も、興味深く拝見しました。
映画「のだめカンタービレ」も、面白かったですね。トラックバックいたします。

投稿: narkejp | 2009.12.28 19:37

narkejpさん、こちらもTBさせて頂きました。
あまりに騒がれすぎると、ちょっとあまのじゃくで観る気が失せるのですが、やはり旬なうちに観ておこうと思い直した次第。
漫画の連載は終了してしまいました。しかもかなりあっけない終わり方です。作者の病気が原因と言われていますが本当のところは知りません。
そういう意味で、来年公開の「後編」以降は続きがない訳で、ちょっと寂しい気分です。

投稿: balaine | 2009.12.29 08:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74618/47129992

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「のだめ、、、」観ました:

» のだめカンタービレvol.42 映画<のだめカンタービレ最終楽章・前編> [美味−BIMI−]
のだめ見てきました〜〜〜! レイトショーで映画終わったら12時(疲)!@@! でも面白かった〜。行って良かったです。 期待を裏切らなかったです。 あちこちに散りばめられた細かいギャグに、映画館中で笑いが起きてました! この漫画で、クラシックファンは確実に増えたでしょうね〜〜〜。 今回楽団として出演しているのは、半数がブルノ・フィルハーモニー管弦楽団。 映画館の大音響で聞くクラシックは、感動ものですよ〜^^v。 最後はちょっと悲しくなっちゃいましたけど、ね・・・。 頑張れ!のだめ!っ... [続きを読む]

受信: 2009.12.28 15:26

» 映画「のだめカンタービレ最終楽章・前編」を観る [電網郊外散歩道]
歳末の日曜日、久方ぶりの好天に誘われて、妻と映画を観に出かけました。山形市嶋地区のムーヴィーオン山形です。例によって八文字屋書店で開演時間を待ちます。11時30分の回ですが、客席は満席とはならず、中央部が埋まる程度でした。観客は比較的若い世代が多く、当方のような「夫婦50割引」該当の世代は少数派かと思ったら、他にも何組か見かけました(^o^)/ 昨年の正月に、テレビでヨーロッパ・スペシャル番組を続けて観て(*1,2)、すっかりファンになった「のだめカンタービレ」の、その後を描く映画バージョン「最終楽... [続きを読む]

受信: 2009.12.28 19:35

» 最後は映画だ!ぎゃぼー!!のだめカンタービレ 最終楽章 ロケ地マップ [今、流行っているニュースまとめ]
映画批評「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」 20091222 映画「踊る大捜査線」が邦画史上に残る大ヒットを記録したので誤解している人が多いが、フジテレビはテレビドラマの映画化というものに、それほど熱心ではない。ちなみにその反対はTBSやテレビ朝日。彼らに比べればフジは、オリジナル脚本に力を入れるなど、きわめて ... (続きを読む) 海外からも多数の注目!『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』40億突破に向けて最高の幕開け... [続きを読む]

受信: 2009.12.28 20:10

» のだめカンタービレ最終楽章 前編 [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
のだめカンタービレ最終楽章 前編’09:日本 ◆監督: 武内英樹「ホームレス中学生」(TV) 「のだめカンタービレ」(TV) ◆出演:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、山口紗弥加、山田優、谷原章介、なだぎ武、福士誠治、吉瀬美智子、伊....... [続きを読む]

受信: 2009.12.29 21:58

» のだめカンタービレ 最終楽章 前編 [Akira's VOICE]
暴走のちステップアップ。   [続きを読む]

受信: 2010.01.06 10:43

» 『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』に学ぶ世界戦略 [映画のブログ]
 『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』は、ヨーロッパを舞台にした映画だ。  外国に飛ばされてしまう映画や、見知らぬ外国で事件に巻き... [続きを読む]

受信: 2010.01.09 00:35

» 映画:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 [よしなしごと]
 2006年の10月テレビドラマでやっていたのだめカンタービレ。実は見たのは2008年。2年間もハードディスクレコーダーのハードディスクに記録されていたのを見ました。おもしろいじゃんと思った時には2008年1月の「のだめinヨーロッパ」終わっており観ていないんですが、今回のだめカンタービレ 最終楽章前編を見てきました。... [続きを読む]

受信: 2010.01.22 02:17

« クリスマス・イブに名月荘で高木綾子さんのコンサートを聴く | トップページ | 平成21年仕事納め »