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2009.12.30

山響第200回定期を「観る」

(本日2つ目の記事です)
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11/24の記事、「山響第200回定期初日を聴く」に書いたように、11/21(土)の夜と11/22(日)のマチネ2回公演で第200回定期演奏会が行われたのつい先日の様な気がするのにもう1ヶ月以上も経っていたのですね。

本日、山形放送テレビで『山響コンサートホール』というタイトルで、先日の第200回定期が放映されました。午前10時からという放送時間だったので、録画しておいたものを帰宅後早速観ました。
おそらく放映されたのは22日の日曜日の会だと思います。その根拠は村川千秋先生の演奏が終わってのMCの飯森さんとYBCアナウンサー青山友紀さんのインタビューの際に、飯森音楽監督が泣いていなかったからです。

番組は、1972年の山響の創設、村川千秋さんを中心に苦しみながら頑張った歴史を簡単に紹介。当日の4人の指揮者をそれぞれ紹介して、文翔館議場ホールでのリハ風景をそれぞれ紹介して実際の演奏をノーカットで放送するという、山形県内だけを対象にした山形放送ならでは贅沢な番組でした。
私は初日の11/21に山形テルサでコンサートを体験しましたので、その演奏を思い出しながらわくわくしながら観ました。古いブラウン管テレビから、新型LED-Aquosの地デジ放送になりましたので、画質も音質も格段に良くなりました。ただ、やはりオーケストラの様なダイナミックレンジの幅の広い音、さらに空気を震わせて伝わる音が、耳だけではなく身体に響くあの生の音はテレビでは限界があります。特にコントラバスやティンパニの響きというのはボディソニックに骨から響きますのでテレビでは「?」という感じなります。

黒岩名誉指揮者、工藤指揮者、村川創立名誉指揮者、村川音楽監督、それぞれの個性が良く現された素晴らしい演奏でした。テレビの利点として、ステージ側から指揮者の表情、指揮ぶりがよく分かりますし、団員のアップでの演奏シーンも迫力です。山響団員お一人お一人がよく見えてこれも楽しい。
そして日曜日も超満員だったテルサの観客の表情もよく見えます。共通して言えるのは、団員も観客もニコニコしている割合が多いということ。特に千秋先生のときなどは、シベリウスの「カレリア組曲」という明るく軽快な音楽に乗って、団員も観客も千秋先生と一緒に身体が揺れ弾んでいました。

4人それぞれの指揮者、どれがいいとか優劣をつけるものではない演奏でしたが、やはり飯森音楽監督の指揮は感動的。そのタクトの動きだけではなく、表情、体全体を使って音楽を表現し楽団員をドライブしようとするその姿を観るだけで単純に感動します。ただ脳外科医的に観ていると、「頚、大丈夫かな?」と心配になります。健康おたく(失礼)的に身体を鍛えに鍛えている飯森音楽監督ですが、あれだけ鋭く強い動きで指揮をしていると、指揮者の職業病である頸椎捻挫や頚椎症が心配されます。
故岩城宏之さんも頸椎の手術を2回程受けられたはずです。


もしもこの放送を見逃された方、再放送があるのかどうか、現時点では不明ですが、是非再放送を録画してご覧になる事をお勧めします。
また飯森音楽監督のファンならずとも是非ご覧頂きたいテレビ番組をご紹介しておきます。
「TV朝日;2009-2010年末年始特別番組のご案内」の中から、1月3日の「新春クラシックスペシャル2010 若きマエストロの情熱」という番組案内をクリックして詳細をご覧下さい。主に大阪センチュリー交響楽団の演奏会からのようです。
(山響は出ないのかな?、、、)

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コメント

良かったですね。録画して、また見て(聴いて)います。黒岩英臣さんの「タンホイザー」序曲、工藤さんの佐藤敏直作品、村川さんのシベリウス「カレリア」組曲、そして飯森さんのストラヴィンスキー「火の鳥」と、満喫しました。番組も、作為的な要素を排し、むしろストイックな制作姿勢が感じられ、好感が持てました。葬儀で本番をキャンセルしたのは残念でしたが、放送を聴くことができて、嬉しい限りです!

投稿: narkejp | 2009.12.31 19:35

narkejpさん、録画されていたのですね。山響ファンとしては永久保存版ですね。
あの場にいたものとしては、感激が蘇ります。恥ずかしながら音楽監督と同じように私もこみ上げられるものを抑えられず苦労しました。(;;)
テレビとホールではやはり感動の度合いが違います。
今年一年お世話になりました。来年もお互い健康でブログと音楽を通して交流していければと思います。よろしくお願いします。
よいお年を!

投稿: balaine | 2009.12.31 22:40

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