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2009.11.30

「佐藤久一氏が愛した音楽と料理の夕べ」

先週、11/24〜27の4日間に渡り、食通の間には全国的にも有名な酒田駅前の東急イン内にあるレストラン『ル・ポットフー』でタイトルの様な企画が催された。
「第2回」ということである。「伝説の男の料理が蘇る4日間!!」を参照下さい。

フランス風郷土料理を謳う『ル・ポットフー』のHPは、こちらをご覧下さい。

忙しい合間をぬって、佐藤久一ファン、ル・ポットフーファン、関矢順ファンとしては行かねばならないだろう。11/25(水)、診療終了が18:30近くになったがそれから速攻で東急インに向かった。

〜〜〜〜〜
Photo当日のメニュー。
飲み物も料理に合わせて、「秘蔵初孫」、上山のタケダワイナリーの2009年収穫「特別限定醸造ワイン」の白、天童ワインのロゼ、タケダワイナリーの「アッサンブラージュ2007」が用意され、料理を出すタイミングで用意されたグラスにいつもステキなソムリエがついでくれました。

この中では私的には最初の日本酒が美味しかった!
「初孫」は酒田の東北銘醸のお酒。元は「金久(きんきゅう)」という銘柄のお酒を出していましたが、初代に初孫が生まれた時に「初孫」というブランド名に変えたのです。その「初孫」は実は佐藤久一氏だった訳です。

ここから先の写真は「目の毒」かも知れませんので、各位のご判断でご覧下さい。

Photo_2左は前菜;「生いくらのブリニー添え」。生のいくらを軽くお酒と醤油(?)に漬けたものだと思います。ブリニーとは蕎麦粉で作ったクレープのようなものですが、この日のはやや厚めでした。
日本酒が良く合います。
Photo_32品目。「鮑のサラダ」。そのまんまです。
私は鮑は生より、蒸すか焼いた方が好き。柔らかくて香りも豊かになります。蒸し鮑をスライスにしてサラダドレッシングで食べます。これも日本酒が合いますが、タケダワイナリーの白が更に香りを引き立てる感じです。

Photo_43品目。
出ました!「カスベの焦がしバターソース」。
私が故佐藤久一氏を記憶している縁(よすが)となる一品です。
昭和61から62年頃、生まれて初めて訪れた『ル・ポットフー』で頂きました。
「こちらはカスベの焦がしバター掛けです。カスベとは庄内沖で獲れるエイの一種です」との説明に「エイですか〜?!」と応えた様に記憶しています。懐かしい思い出です。
軟骨の様な細かい骨があるのですが、全部食べられます。

Photo_5現料理長の小野寺正悦氏が愛用の小型フライパンでバターを焦がしてソースを作っています。店全体に焦げたバターのいい香りと「ジュジュ〜」というフライパンの中で焦げるバターの音が聞こえます。鼻と耳と目で食欲をさらにそそる演出ですね。
小野寺シェフは、「日本食生活文化銀賞」を山形県内で初めて、最年少で受賞されています。「金賞」は経営者に贈られる者で、厨房で働くシェフの最高賞はこの「銀賞」なのだそうで、テレビ出演で有名な道場六三郎氏や坂井宏行氏なども受賞しています。

Photo_64品目。「鮮魚のブイヤベース」。
このタイミングでブイヤベース?と少し疑問に思ったのですが、庄内のその日の旬の海鮮を取り入れた「海」を意識した献立なのだと思いました。
やはり!「きくわた」(=鱈の白子)が入っていました。もう「タラ汁」の季節が近いのですね。

Photo_75品目。「山形牛フィレ肉のロティ」。
お肉は絶妙な火加減で、少し冷ましてから供されているようで、イギリスでいうローストビーフかな?と思って食べましたが、その通りだったようです。「ロティ」とはフランス料理の焼き方の名称のようです。写真の赤い部分も火は完璧に通っていて切っても赤い血は出て来ないのです。しかも柔らかい。
さすがです。。。

Photo_8デザート。「庄内米のプディング、庄内柿のシャーベット、いちじくのコンポート」です。プディングは柿しぐれスライスの上に乗っています。
庄内DECクラブでも、庄内柿を使ったデザートの研究が進んでいるようで、先日の「欅」では樹上達熟の庄内柿で柿しぐれなどが使われていました。

Photo_918:30からのお食事間中、レストラン中央のピアノで生のピアノ演奏をされているのは、佐藤久一氏が『ル・ポットフー』をやっていた当時も演奏をしていたJS先生(笑)です。昨日、『癒しのコンサート』で一緒に出演した関矢先生のことです。
皆が心地よく食事を楽めるように、重くない映画音楽、シャンソンなどを殆ど休みなく2時間以上弾いていらっしゃいました。さすがにここでは「歌」は封印なのでしょうか。

20:30を過ぎてそろそろ食事を終えてお帰りになるお客様もチラホラ。デザートとコーヒーが終わってようやくピアノ演奏も終わりでした。最後の曲は、酒田出身の岸陽子の名曲「夜明けのうた」。
そういえば昨日の『癒しのコンサート』でも最後は「夜明けのうた」でした。会場のみんなで大合唱しました。曲のタイトルとしては「希望」の方がいいのですが、曲の内容や曲想は「希望」の方が暗い歌です。

「夜明けのうた」(作詞 岩谷時子、作曲 いずみたく)
  夜明けのうたよ わたしの心の
  きのうの悲しみ 流しておくれ
  夜明けのうたよ わたしの心に
  若い力を 満たしておくれ

  夜明けのうたよ わたしの心の
  あふれる想いを 判っておくれ
  夜明けのうたよ わたしの心に
  大きな望みを 抱かしておくれ

  夜明けのうたよ わたしの心の
  小さな倖(シアワ)せ 守っておくれ
  夜明けのうたよ わたしの心に
  思い出せる ふるさとの空

連日の睡眠不足の私は、日本酒とワインの白とロゼと赤を呑んで眠くならないはずがない、という状態でおりましたので、我々夫婦が最後に帰る客となってしまいました。3階のエレベーターの前で、レストランの人々総出+関矢先生の7、8人でお見送りを受けて幸せな気分で帰路に着きました。

それにしても、故佐藤久一という人は本当に凄い人だったとまたまた思い知らされました。
楽しく幸せな夕べでした。

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コメント

ううーん。
なんともうらやましい。
至福の時ですねぇ。

投稿: TEDDY | 2009.12.02 12:21

Teddyさん、こんばんは!
昨年の「酒田場所」では、ランチにてんしさまと山形「支部長」を『ル・ポットフー』にお連れしました。
ちょうど、最後の写真のピアノの向こう側のテーブルで皆で楽しくランチしました。
「酒田場所」にいらっしゃれば是非お連れ致しますよ!

投稿: balaine | 2009.12.02 21:27

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