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2009.09.25

銀週間旅日記第二日(9/21)

旅の続き、2日目の旅行記です。

軽井沢「B&Bあさま」の朝方は冷えるため、部屋には灯油のストーブが置いてあり朝から使用しました。
9時過ぎに出発するつもりで準備をし、8時にロビー棟の母屋で朝食。
Photoこれに美味しいパンが2つとコーヒー(家内は紅茶)のシンプルな朝食。手作りのジャムが美味しい。
iPhoneで現在位置を確認し、今日走るルートを探索しています。

オーナーとそのお嬢さん(桐朋音大出のチェロ奏者)やテーブルを相席した方々と楽しく談笑。
ついつい音楽の事など話し込んでしまう。しかも、今日は映画『おくりびと』地上波初登場なのでその話題も。チェロ奏者のお嬢さんの桐朋の先輩にあたる山響音楽監督飯森さんの話なども。

話し込んでしまったため出発は9:30を少し回ってしまいました。
軽井沢駅前通りの旧中山道を佐久方面に戻り、地図の様にまっすぐ静岡県に向かって南下します。
目的地である掛川に向かうには、
1)高速道路で上越道から関越道に入り都内を抜けて東名で向かう
2)上越道で上田から中央道の飯田方面に回り名古屋の手前で東名を東進する
3)富士山の東か西を南下する
などのルートがあります。

Photo_2私の住所とクリニックの所在地が「富士見町」であり、映画『おくりびと』に出て来た鳥海山が「出羽富士」と呼ばれる美しい山であることから、今回富士宮、富士を通る事に拘ってみました。
佐久から八ヶ岳を右手に見ながら「佐久甲州街道」という結構な難所(狭くてところどころくねくね)を通り、清里を抜け、須玉インターから中央自動車道にはいりました。
大月JCTから富士吉田、河口湖に向かう方法もあったのですが(そのルートなら、山中湖を過ぎるまでずっと高速で、一般道は20km足らずで御殿場インターから東名に乗れたのです。
しかし、「富士」にこだわったため、中央道の双葉JCTから「中部横断自動車道」という南アルプス市の少し南までしか出来ていない高速に回りました。そこから国道52号を使いましたが、結構混んでいて、さらに数カ所工事渋滞。富士川沿いにまっすぐ南下すれば良かったかもしれませんが、カーナビに工事箇所が何カ所か示されたため、富士川を渡って「本栖みち」という富士山麓に上る道路に入りました。本栖湖を過ぎて国道139号に入るまでは、凄いぐるぐる道路で大変でした。
国道139号は朝霧高原周辺の牧場を横目に見ながらまっすぐ富士宮へ向かいます。富士市から朝霧高原方面に上ってくる反対車線は酷い渋滞ですが、南下する方はまずまず流れていました。富士宮市内で信号渋滞はありましたが、あまり困らず。「富士宮焼きそば」を食べて行く余裕はないのでコンビニでおにぎりと「富士宮焼きそば」を購入し食べながら運転。
東名の富士インターに乗ったのは午後2時前。
軽井沢を出発して4時間半。途中2回休憩を取りましたが、実質4時間以上かかってようやく東名に到達したのです。そこからはひたすら掛川を目指して走り、掛川駅前のホテルにチェックインしたのは午後3時半過ぎ。

家内はチャッチャと着物に着替え、荷物を置いて、ブログで夫婦ともにお世話になっているkokutanfluteさん宅に向かいました。
黒檀邸は由緒あるお屋敷。敷地内の蔵にはその道の人ならば垂涎の品が並んでいます。
「嵐牛 蔵美術館/俳人/掛川市」をご覧ください。

Photo_3芭蕉のご縁で、酒田にもいらしたことがあるというkokutanさんご夫妻とそのお宅は、我々とは違う品の良さと本当の意味でのセレブ(単なる成金ではない!)な雰囲気でした。
蔵美術館の収蔵品は、私には「猫に小判」なものばかり。でも由緒ある漆器などをただ陳列されているのではなく、時にご自分で使われている事をお聞きし、数多い食器も使ってもらって喜んでいるだろうな、と思いました。

ここで急に脳外科医で俳人だった故中田瑞穂の事を思い出しました(掛川では思い出さなかった!)。中田瑞穂は新潟大学脳外科の初代教授で、私が入局した当時の山形大学脳外科教授の恩師の恩師に当たる人です。ですから瑞穂の句のことは良く聞いていましたし、直筆の絵と句を何回か見せてもらったこともあります。
「中田瑞穂」のことは←こちらを参照。

「学問の 静かに雪の 降るは好き」
「刻々と 手術はすすむ 深雪かな」

この2つの句はとても鮮烈に記憶に残っています。雪深い新潟の地で、黎明期の脳外科の学問と手術に打ち込んだ当時の中田瑞穂の姿が光を浴びて浮かび上がってくるようです。

Photo_4(笛大集合です)
当然櫻井幸一郎作の黒檀フルートを吹かせて頂きました。
ご主人様の趣味である和笛も触らせて頂きましたが、屋台(=山車)の上で祭り囃子を吹いていらしたご主人の妙技は真似の出来るものではありませんでした。

Photo_8楽しい語らいと笛の時間はあっという間に過ぎて、2時間程でお暇する事に。
夜はkokutanさんお勧めのうなぎ屋さんを予約してもらっていたので一旦ホテルに戻って車を置き、徒歩すぐの鰻「甚八」に向かいました。


Photo_5玄関に掲げてある「お子様連れはにがてです」という看板。噂では店の人は愛想がなくぶっきらぼうらしい。
おそるおそる入って名を名乗ると、「予約席」となっているテーブルに案内されました。奥の座敷では小学生以下と思われる子供3人を連れた家族が6人で静かに食事中。子供がまったく声も出さずに静かに食べています。
「子供がうるさいと追い出されるから、無言で食べてるのかな〜」
「あんなに静かに食べてるなんて、お店に来る前に親からよっぽど強く諭されてるんだろうな、、、」
という印象。ちょっと怖いけど面白そう。。。

そしてついに注文していた品が登場。
Photo_6炭で焼いた香りが違う。
タレは香ばしく、あまり甘くない。かといって辛くもない。絶妙なタレ。
絶品の鰻でした!さすが静岡、さすが掛川、さすが「甚八」と言ってしまいましょう。
Photo_7酒田にだって江戸末期からずっと続いている老舗の鰻屋さんがあります。旨いです。でもタレは「甚八」の勝ちだと思います。

美味しい鰻に酒が入っていい気分。
朝から合計6時間以上(距離にするとたったの320km強)、車を運転して昨日と合わせて2日で14時間近い運転時間。疲れもピークでしたので、ホテルでマッサージを頼み、地上波初登場の「おくりびと」を狭い部屋で(朝食付き二人で7,000円!)観ながら眠りについたのでした。

2日目の旅行記を終わります。
明日は、いよいよ、浜松の楽器博物館です!!!


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コメント

『お~い 出ちゃったよ~!』の主人の声に、驚いて直行いたしました(笑)。

軽井沢から掛川のドライブ、本当にご苦労様でございました。

甚八さんの二段重、ボリュームたっぷりでしたね。まずはお口に合って良かったと!!

直近のホテル予約、さすがですね。

 

投稿: kokutan | 2009.09.25 20:33

kokutanさん、ご許可も得ずに写真を出して申し訳ありません。せめてもの気持ちでかなり小さくしました。
でもkokutanさんのブログにも「無許可」で我々夫婦の写真が出ましたのでオアイコですね。(笑)
家内のブログの方がどんどん先に進んでおります。私は1日に1日分書いて参りますので続きをお楽しみに。

投稿: balaine | 2009.09.26 01:22

自分ではよい意味でも悪い意味でもセレブとの意識はまったく無いのですが、そのように見えましか! まったく縁のない人間です。我が家はよそに比べて、多少敷地が広いのですが、帰郷して廃墟には見られたくなかったので、意識して整理整頓はしました。その結果が、ご覧頂いたすべてですね!親父、おじいさんは、この地に生まれ、何もせず死んでいきました。今振り返ってみると私が生まれた時のままはほとんどなく、すべてひっくり返しました。それが出来た良い時代だったのでしょう。痴呆にならないよう、これからの人生趣味を充実させ、明るい生活を心がけたいと思います。家内とのお付き合い、これからもよろしくお願いいたします。

投稿: 掛川・もうすぐ痴呆老人 | 2009.09.26 09:18

掛川・・・人様、コメントありがとうございます。
大変お世話になりました。笛の演奏の妙技、今も目と耳に焼き付いております。
日本人はやはり笛の好きな民族なんだと思います。
そして、蔵美術館やお庭、畑などを拝見し、I家の趣味がよくわかりました。やはりわたしにとっては「セレブ」だと思います。

投稿: balaine | 2009.09.27 09:03

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