「だだちゃ、だだちゃ」
だだちゃ豆だば、茹でで塩さまぶしてビールのおつまみに食べる、夏の最高の食品の一つだの。
本来は鶴岡市の白山地区を主産地とする特別な枝豆で、今や全国的な知名度になり、贈答品にも選ばれる程である。
白山以外の他の土地ではなかなか栽培が難しいと言われていた「だだちゃ」だが、遊佐町の鳥海山麓で栽培に成功して現在は栽培地が広がっている。しかし、本場のだだちゃ豆とその類似品ではやはり味も風味も違うと言う事で、ブランドイメージを守るために白山地区以外の枝豆は「だだちゃ豆」と呼ばないように地元のJA鶴岡は商標使用権を持っているらしい。
「特別」な高級枝豆であるが、酒田に暮らしているため時々頂き物をする。今年も2回ほど頂いたが、実は本物の白山だだちゃ豆はお盆すぎから出て来る物で、今出回っているのは「早生」品種である。
そんな「有り難い」だだちゃ豆をアイスクリームに入れてしまうなどと言う、罰当たりな(?)ことをしちゃったのが、写真の『山形スクリーム』。
アイスの入れ物の蓋に書かれているのはすべて「冗談」。
原材料の所を読むと「原材料名:思いつき・やる気・忍耐・団結・血・汗・涙」となっており、生産地は「山形県御釈ヶ部村」と書かれている。
先日楽しんだ映画『山形スクリーム』と提携して期間限定で売り出したアイスクリームを家内が買って来てくれたのだが、味は申し分なし。
だだちゃ豆のかけらがフンダンに入っていて、だだちゃ豆の風味は十分に活かされていると思う。
側面には本物の原材料名や生産者が記されているが、それよりも竹中直人監督兼俳優の落ち武者の亡霊の絵のインパクトのある事。
映画の中で、平家の落ち武者を庄内の農民が追いつめるシーンで、なぜか「だだちゃ、だだちゃ、だだちゃ、、、」と言葉を知らない原住民のように描かれていたが、我が家ではちょっとしたプチブーム。夜中にトイレに起きると「だだちゃ、だだちゃ、、、」などと言ってふざけている。
他にも「御意、御意、御意、、、」というパターンもあるのだが、意味は映画を観てのお楽しみと言う事で。
アイスクリームにも映画にも特に加担はしていないのだが、山形を、庄内を広めてくれる「仲間」として応援したい気持ちでブログ記事にしてみました。
さて、雨で2日順延になった影響か、残念ながら酒田南高校もあっさり負けてしまいました。いくら山形県全体のレベルが低いとは言え(甲子園で過去最高はベスト4でしたか)、県内の予選全試合で「失点0」のエースを擁して少しは期待していたのですが、7点も取られては仕方ありませんね。
明日から3日間、お盆休みによる休診です。私は、まだ両親も元気ですし、親戚の墓はほとんど宮崎にあるのでお盆の帰省などはしません。秋田出身の家内の両親が酒田に縁があり、お墓も酒田にあるのでお参りはするでしょうが、特にお盆だからと言って休診にする必要はないのです。
しかし、スタッフが皆お盆休みを取るので結局休診にせざるを得ないと言う事になります。
今夜は、この3日間+日曜の4日間にやる事、やるべき事、やりたい事をリストアップして明日からに備えましょう。読みかけの本なども読破したいのですが、読書はリストの8番目になってしまいました。庄内の近隣にも出かけては見たいのですけどね。。。
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コメント
お暑うございますぅ~。
(東京は夜も油蝉が鳴く・・・)
昨日、デパートの食品売り場で、「あんちゃ豆」なる枝豆を発見しました。
(庄内産なのに、なんで、あんちゃ・なんだ???)と疑問に思いましたが、産地が微妙に違うか、収穫時期の違いだったのですね。
閉店間際の見切り品を物色するのが楽しみになってきました。見たことないお野菜やお魚がいて面白いです。特に鮮魚コーナーの「一山千円、一山千円だよぉ。」「山!、千円!」と呼ばわる小父さんの声や節がとても良いので、つい、ふらふら~と吸い寄せられてしまいます。指揮者の方でも築地市場が大好きな方がいましたよね。
投稿: ふなゆすり | 2009.08.13 13:00
ふなゆすりさん、
「おさむうございます」という程ではないにしろ、酒田では日中の気温も30℃を越えません。今日も雨が降っていて、湿度は高いのですが、風通しの良い自宅ではエアコンを付けていません。
今日は雨が酷いので、明日、家内の両親(秋田在住)の実家(酒田なんです)のお墓参りでもしようと思って転居法を見たら、明日の日中の最高気温が「24℃」となっていました。当今日の夜よりも涼しいのではないか、と。
池袋のメトロポリタンホテルでしたか、全てのレストランで山形の食材フェアなるものをやっているらしいです。豊島区と遊佐町は友好姉妹都市なんです。酒フィルの仲間も池袋にアンテナショップがあってそこに交代で行かなくてはならないんだ、と言っておりました。
「あんちゃ豆」というのは、映画「おくりびと」で広末涼子演じる美香が実家に帰るといって電車に乗る駅の映った、余目(現庄内町)の産のようです。
JA鶴岡が「だだちゃ豆」の商標登録を持ったので、隣の余目では同じ品種でも「だだちゃ」と名乗れず、「だだちゃ(=おとうちゃん)」の代わりに「あんちゃ(=お兄ちゃん)」というネーミングにしたのでしょう。
遊佐の仲間は「茶豆」として栽培販売していますが、同じ茶豆系でも「だだちゃ」とは違う物のようです。
投稿: balaine | 2009.08.13 15:38