新年度になって〜つづき〜
そういえば昨日書くのを忘れていたのですが、「N響アワー」が変わりましたね。
駄洒落で有名な(?)作曲家の池辺晋一郎氏から、作曲家西村朗氏に変わりました。西村氏は日本が世界に誇る作曲家のお一人ですが、実はこの4月から山形交響楽団の「コンポーザー・イン・レジデンス(CIR)」に就任されました。
これまでは、千住明氏が山響「CIR 」として委嘱作品を作曲されていますが、今年から西村氏になってまた新たな風が吹き込まれるでしょう。西村氏はいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督もされており、山響音楽監督の飯森さんがそこの常任指揮者でもある関係から、おそらく飯森さんに請われて山響の「CIR」に就任されたのだと思います。
先日、4/5(日)が西村氏がN響アワーの司会を務める第1回でした。
「チャイコフスキーから始めよう」という副題で、チャイコの交響曲5番の演奏が紹介され、チャイコフスキーのメロディ・メイカーとしての面が強調されていました。
オケでチャイコフスキー作曲の交響曲や協奏曲やバレエ音楽を演奏する機会に恵まれていますが、本当に美しい、切ない、激しい、いろんな感情の交錯するメロディが豊富です。聴いて感動する曲ばかりですが、演奏していても感動します。
チャイコフスキーと対比して、ブラームスの「構成力」の話もされていました。ブラームスの音楽にも美しいメロディはたくさんありますが、確かに「構成力」というか、よく考え抜かれて工夫を凝らした部分がたくさん見られます。チャイコフスキーがブラームスの交響曲を評して「美しくない!」と切り捨てたのは有名な話ですが、ブラームスにはブラームスの美しさがあると思います。
オケの一員としては、ブラームスの交響曲は2番と4番を演奏し、今年はバイオリン協奏曲(ソリストに久保陽子氏を迎えます)を演奏する予定。楽しみです。
さて今週末は久しぶりの東京です。
5月の学会でのチャリティコンサートのために、脳外オケが東京に集まって(新大久保近くの東京交響楽団の練習所)練習があるのです。モーツァルトとベートーベンです。
開業して1年ちょっと、とにかく毎日地道に仕事をするしかないので、この1年以上、全国学会にはほとんど参加できませんでした(学会は平日が多いのです、大学の医師は公的に休みを取って参加しますが、開業医は休めば収入が「0」になるのですから容易ではありません)。東京に行くのはいつ以来なのだろう、、、と考えても思い出せません。もしかするとおよそ1年11ヶ月振りかも。
家内は、今年限りで現在の建物が無くなってしまう歌舞伎座に歌舞伎を観に行くようですが、私は一緒に行く余裕はありません。その代わり、日曜には横浜や世田谷の家族一同で銀座に繰り出そうと計画中。
一度だけ行ったことのある、あの「資生堂パーラー」銀座本店に行ってみようというものです。
いまや美味しいものはどこにもあります。庄内は、イタリアン、フレンチ、寿司、カレー、その他美味しいものがたくさんある土地ですが、「洋食」となると「ここ!」という店はないかも。
写真は先日行った鶴岡の「ファイヤーボール」のパスタ。左は「スズキと生トマト」、右は「鶏肉のトマトクリームソース」。うまうまでした〜。
土曜日は練習に参加する前に、久しぶりのオーバーホールに出してある18Kフルートを上野に受け取りに行きます。東京は桜はまだ残っているでしょうか。。。
そして、「資生堂パーラー」、、、楽しみ。。。
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コメント
昨日急に日帰り出張となり綾瀬市に行って来ましたが、桜が満開でした。少し風があり、桜が揺れてピンク色の踊りが綺麗でした。桜吹雪前に見ることができてラッキーでした♪
尚、桜は訪問した敷地内に植えてある大木数本で、迫力がありました。酒田でもあとわずかの我慢ですね。その前にひとつ年齢が増えますが楽しみです。^^
投稿: KEN | 2009.04.07 22:02
KENさん、日帰り出張多いですね。大変ですね。
そうでしたか。桜の季節にお生まれでしたか。おめでとうございます!
大学病院勤務時代は月に1回、多い時は毎週のように学会参加のため出張していました。南は宮崎から北は旭川まで、国際学会は数年に1回ですが、ドイツ、オランダ、アメリカなど行きました。
開業してからは、ほんと、出張=休診=収入「0」なのでほとんど出かけません。久しぶりの東京でちょっとわくわくしています。
投稿: balaine | 2009.04.08 12:04