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2009.04.29

昭和の日の過ごし方

平成生まれの成人が誕生し、もうそろそろ平成生まれの大卒社会人も登場する時代。
うちのスタッフの中には、「4月29日って、なんで『昭和の日』って言うんだろうね?」と発言する者までいます。昭和天皇の誕生を祝う日が、「みどりの日」になり「昭和の日」と改称された理由はしりませんが、そういうことでしょう。

「静かな朝 ストーブを焚く 昭和の日」

水曜日なのですが、国民の休日「昭和の日」でのんびり起床。先週とは打って変わって春らしい爽やかなお天気ですが、朝はまだ寒い。リビングでストーブを焚いてのんびりテレビを眺めながら遅い朝食。
クリニックには春物ながらまだコートを着て出かける、そんな昭和の日の朝の光景を詠んでみました。

借家には比較的広い庭があり、前に住んでいた方(今でも郵便が「警察署長官舎」と書かれて届く事があります)が植えられた木々も残っています。仕事と家の往復、しかも最近寒かったり風雨だったりで、先日の「屋形船で花見」以降はゆっくり自然を愛でる気持ちにもなっていなかったので、今朝は庭に出て「あ〜、そろそろ雑草(元は芝だったはず)刈りをしなくちゃな〜」と思いながら、ふと風で舞ってくる薄桃色の花びらに気付き、庭の片隅に小さな木が花をつけている(と言っても、半分は葉っぱが出ています)に気付きました。

「あれ?これって桜なんじゃないかな。。。」
Photo心に余裕がないと、目に入っていても気付かないものってたくさんあるのでしょう。自分の住む家の庭にある、いくら背丈も小さいとは言え桜に気がつかないとは。。。
家にいる時間が私よりは長い家内は、「前から咲いていたよ」といいます。私の目にも入っていたのでしょうが、心穏やかに「観た」のは今日が初めてのようにすら感じました。
(財)日本花の会のHPに「桜図鑑」というのがありましたが、調べてみてもよくわかりません。
八重桜っぽい花弁の多さですが、「紅豊」でしょうか?家の庭のこの桜、なんという品種なのでしょう。お分かりの方、いませんか?


今日は、5/2の酒田中央高校音楽部のコンサートで演奏させてもらう時間をもらったので、家内のチェンバロとあわせる練習、および5/3に拙クリニックのスタッフが結婚されることになり招かれた我々夫婦でお祝いに演奏(フルートとピアノ)をやる予定にしているのでその練習。
その後、ちょっと出かけてきて午後はのんびりしている予定です。
(午後につづく、、、予定)
ーーーーー

さて、今日のお昼は、久しぶりに鶴岡の『緑のイスキア』に行ってきました。
ここのシェフというのか、社長の息子さんと言ったらいいのか、「お兄さん」と呼んだらよいのかわかりませんが、イタリアはナポリの直ぐ近くにある「イスキア島」でナポリ風ピザを本格的に勉強してきた故に、「イスキア」という店名を付けています。
Photo_2そしてこの冬に再びイタリアに渡って再修行を積んで来られ、この4月に東北では初、何でも世界中でも296番目のイタリア政府認定の「真のナポリピッツァ協会」認定のお店になったのだそうです。
そのことは「ナポリピッツァ職人のBLOG」に書かれています。

Photo_3私はスープのコースで、野菜のミネストローネ。
ちょっとこんな美味しいミネストローネは今まで頂いた記憶がありません!大げさな言い方かも知れませんが、このスープを飲むためだけに行く価値のあるお店だと言えます。

Photo_4家内の注文した前菜付きのBコースの前菜。「水牛のチーズ」「タコとホタテのマリネ」「野菜のカポナータ」の盛り合わせ。特に水牛のチーズ、これは生モッツァレラともちょっと違う食感で、名前を忘れたのですがとても美味しかった。

Photo_5こちらは「黄金色のマルガリータ」。通常の赤いトマトではなく、ナポリ産の有機農法の黄色いトマトを使っているので、ソースが黄色(黄金色)なのです。酸味が軽くほのかな甘みのあるトマトの味とチーズが渾然となって、シンプルなのに複雑な味わいでした。
ピッツァの旨さにパスタの写真を撮るのを忘れましたが、スパゲッティ・アラ・プッタネスカを頂きました。「プッタネスカ」って「娼婦風」という意味なんですがそういうネーミングになった理由は諸説あるようですね。アンチョビにケッパーに、大好きな黒と緑のオリーブが入っていて美味しかった。

Photo_6ランチコースは、飲み物とドルチェが付きます。私は、エスプレッソと写真手前のティラミス。家内は自家製のはちみつ花梨茶とリコッタチーズのタルト。甘すぎずランチにピッタリ。

今日は、お昼からはとても暖かく、「緑のイスキア」店内はまるで南イタリアの天気のように明るい陽射しが輝き、周囲の畑の雰囲気も良くて、まるでイタリアで食事をしているかのよう。ちょうど「イスキア島」のガイドブックが置いてあったので、その美しい写真を眺めながら美味しく頂きました。
そんな暖かい天候に誘われてたくさんのお客さんが来ていましたが、なんとなんと隣の席に知人が、食べ終わって帰ろうとしたら、その隣にも知人がいた事が判明(二人共酒田の住人)。
そして会計しようとしたら、見知らぬ外人さんが手を振るので、カウンターの店員さんに手を振っているのかと思ったら、なんと私に手を振っているのでした。よく見たら、「見知らぬ外人さん」ではなく一度話をしたことのあるカナダ出身のCさんでした。
昨年の「サロン・コンサート」に、どなたかの知り合いだということで来て下さり、その時に初めてちょっとだけお話しした事があったのですが、私は正直忘れていました。彼が名乗って思い出させてくれたのです。ちょうどカナダのカルガリーからご両親が遊びにきていたらしく、日本人の奥さんと可愛らしい僕ちゃんと5名で食事を楽しんでいました。ご両親もとてもフレンドリーで優しそうな温かいご家族のようでした。

鶴岡(旧羽黒ですが)まで来ていたので、きょうは「あそこに行ってみよう」ということに。。。
そこは、
Photo_7そう、映画「おくりびと」に登場した、鶴岡の街の銭湯「鶴の湯」。
一方通行のある地域なのでちょっと迷ってしまい、うろうろしていたら、鶴岡の住人が優しく声をかけてくれました。
「『鶴の湯』ですか?」「ここは一方通行だから、あそこを左折して、向こうに出て回ってくれば、店の前に出ますよ。ロケ地ですよ。」と丁寧に教えてくれました。
店の前で写真を撮りながら「暖簾が引っ込んでいるから、今日は休みかな?」などと言っていたら、通りかかった近所のおばちゃんが、「表さ鍵かかってんなんだら、横からはらるる」とおしぇってくれましたの。もっけです。
ちなみに「はらるる」とは「はいられる」の鶴岡語のようですの。

その後、酒田に戻り「パイパーズ5月号」を本屋で探したのですが見つからなかったので(山形市ならT楽器店などにあるので、酒田でも楽器店ならあるかもしれない、、、)、本屋の向かいにある眼鏡屋さん(N堂)で眼鏡を作りました。
実は6年前に初めて作った「境目のない遠近両用眼鏡」を2週間程前から紛失(どこで無くしたのかいろいろ探しても分からず、、、)していて、ついに諦めたのでした。視力は裸眼で運転免許が取れるのでそれほど悪くはなく、軽度の乱視と寄る年波には勝てない老眼ですが、普段の診療や楽譜を見るのにはそれほど困りません。細かい字になると目を細めて「ピンホールカメラ」の原理で焦点距離を広げて対応していました。しかし、ちょっと離れた楽譜などを読み間違える事があり(実は、先日のサロン・コンサートでも、♭記号と♮記号を間違えて音をはずしたりしました。

安くて、丈夫で、デザインも自分に合っていて、気に入っていた眼鏡だったのですが、2週経っても出て来ないところをみると、「そろそろ買い替えろ!」という神様の思し召しなのでしょう。でも今日いろいろ、乱視や老視のチェックをして、フレームを決め、注文しても1週間かかるとの事。もしかするとGWで、レンズを作る工場がお休みなのかも、、、まあ仕方ない。

さらに、この春から拙クリニックで団体を対象に始める簡易「脳ドック」(全ての検査画像の写真やCD−Rをファイルにしない)の検査結果報告書をいれるファイルを探しに、街中のM五さんへ。なかなか見つからなかったのですが、カタログに私の考えているようなファイルがあったので取り寄せになりました。そしてたまたま見かけた書類鞄が気になりいろいろチェックしているうちに欲しくなってしまい購入。

ということで、「昭和の日」は、午前遅くから夕方までいろいろとたのしく動き回った一日になってしまいました。本当は、クリニックの庭「バレーヌ・ガーデン」に、ミニトマトやキュウリ、茄子などを栽培しようか、ハーブももっと増やそうと思っていたのですが、これは5月の連休中にしましょう。

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コメント

不景気で皆様より一足お先に大型連休に入っている私は、今朝「玉簾の瀧」に行って春の息吹を感じて来ました。現在、夜はライトアップされているとのこと。夜も素敵かも・・・・。

その後、NKエージェントを訪問したりしてお金の出費を最小限に休日を楽しんでおります(笑)

次は「鶴の湯」に行こうかな。

色々と情報をありがとうございます♪

投稿: KEN | 2009.04.30 14:16

KENさん、そうですか。
夜のライトアップされた滝。幻想的でステキですね。時間があれば行ってみます。

「鶴の湯」は場所がちょっと分かりにくいのですが、有名な「八方寿司」の直ぐ近くでした。
そういえば、湯田川の孟宋竹の季節ですね。

投稿: balaine | 2009.04.30 20:18

孟宗竹いいですね。大好きです。ふぐの白子も食べてみたいです。^^

ライトアップされた瀧はまだ見たことがないので、私も行ってみたいと思っているのですが・・・・。5月6日まで毎晩行うようです。

投稿: KEN | 2009.04.30 21:26

KENさん、宣伝チラシが入っていた湯田川温泉の某有名旅館に孟宋の膳の日帰りコースを聞いてみたら、すでに予約一杯で断られてしまいました。(;;)
ふぐの白子、10年以上食べていないような気がします。
セミ鯨の尾の身の刺身なんか25年、食べていません。
美しい景色で我慢しませう。

投稿: balaine | 2009.05.01 18:32

そうなんですか・・・・・。

確か某有名旅館の日帰りプレゼントがありましたね。応募してみようかしら。でもペア1組だけの当選だった。  すごい人気なのですね。

はい。美しい景色で満腹です。私のメタボ対策にも効果がありますし。(笑)

また、色々な情報を楽しみにしております。ありがとうございました。

投稿: KEN | 2009.05.01 19:01

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