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2009年4月

2009.04.30

4月も終わり

早くも平成21年の3分の一が終わってしまいます。
430_2本日、4/30の鳥海山。ちょっと春霞というか、ぼんやりしています。左側の峰の下の方に「種まき爺さん」、あんまり綺麗に出ていませんが、見えています。
明日から5月ですね。いよいよGWですが、今年は5/2,5/3と予定があるので、旅行などの計画は全くたてていません。
といっても、去年だって、旅行に行かず、第1回サロン・コンサートの準備と、響ホールでのプライベートな木管楽器合宿演奏に参加したりしていました。確か、1回ぐらいはゴルフに行ったはず。

一昨年のGWは、4/30付けで大学病院の准教授職を辞して、酒田に移住する準備を始めたところでした。
このGW期間中に、映画『おくりびと』の希望ホールでのロケがあったのです。5/3に大ホールで飯森さんの指揮で山響と「酒田第九を歌う会」によるベートーベンの「第九」演奏会のシーンが撮影され、5/4に3階の小ホールで、「解散、、、します!」のシーンがエキストラによって撮影されたのです。
このエキストラに酒フィル団員が16名参加したのですが、私も当時の事務局長から声をかけられました。しかしいろいろあって断りました。5/20に山形市から酒田市に引っ越しする事になっていたのですが、その前に5/6から5/16まで、なんと10泊11日の一世一代の大旅行をしました。ウィーン、ザルツブルグ、ブダペスト、プラハの旅で、プラハでは「プラハの春音楽祭」に招待されるという栄誉にも浴しました。
5/5に横浜の実家に寄って成田に前泊し5/6の朝、成田発でウィーンに飛ぶ事になっていたので、5/4に酒田まで往復し(当時はまだ山形に家がありました)、あの「解散、、、します!」のエキストラ出演に参加する事も時間的には不可能ではなかったのですが、折角の旅行の前に体調を整えるべく自重しようと判断したのです。

あれから、もう2年、、、まだ2年とも感じます。

430本日配布された明日付けのコミュニティしんぶん「5/1号」のインフォメーションに、5/2の「ジョンダーノ・ホール」での酒田市立酒田中央高校音楽部のコンサートの事が載っていました。
 拙クリニックのリハビリ室でのサロン・コンサートがこれまで4回、サロン・コンサートと銘打ってはいないけれど発表会のような演奏会がこれで2つ目になります。
 6/13,14には「第5回サロン・コンサート」も決定しています。

 5/3(日)には、拙クリニックのスタッフの結婚式があります。美人で気だての良い当院自慢のナースですが、売れてしまいます。(;;)
でも、結婚しても仕事は続けてくれるのでホッとしています。院長として招待され、祝辞をお願いされているのですが、「祝辞もいいけれど祝奏するよ!」と約束したので、家内のピアノ伴奏でフルートの演奏をする予定。曲目は内緒(うちのスタッフもこのブログを読んでいるので、当日のお楽しみということで、、、)です。

 そうすると、大型連休(人によっては16連休になるらしい)も、あと5/4,5,6の3日間を残すだけになってしまいます。さて、なにして過ごそうかな。
山形市美術館の四大浮世絵師展も行きたいし、ゴルフも1日くらいしたいし、クリニックのガーデニングもしたいし、、、あっという間に3日ぐらい過ぎてしまいそうですね。

今日は、木曜なので午後1時まででしたが、GW直前のせいか、比較的患者さんが多く、朝9時前から午後1時まで途切れる事なく新患・再来といらっしゃいました。
この4月から、市の介護保険認定審査会委員を委嘱されており、今日の夜はその会議があります。それまでは、先日のゴルフ以外の全くの運動不足を解消すべくスポーツ倶楽部へ。久しぶりにバイクを40分漕いだら、400gr体重が絞れました。

お昼にはこのような低カロリーで栄養素の豊富(?)な食事。
Photo上の写真は家内の注文。「出羽かおりの寒晒し蕎麦といつもの二八の食べ比べ」。
下のは私の注文。「出羽かおりの寒晒し蕎麦といつもの外二の食べ比べ」。
Photo_2出羽かおりは100%山形県産の蕎麦。昨年の秋に収穫した新蕎麦を保存しておいて、厳寒の清流で寒水に晒し、さらに天気の良い日に冷たい風の中で晒して乾燥するという手間のかかったもの。
通常の、「二八の蕎麦」のせいろが680円なのに対し、出羽かおりの寒晒しは800円となっていました。この両方を800円で食べ比べられるという蕎麦好きにはたまらないセットです。
3種類を食べ比べてみた(素人的)感想は、「二八」が一番喉越しが良く食べやすい。蕎麦の香りも爽やかでスルスルと食べられる。「外二」は太めでゴツゴツと歯応えがあり、その分喉越しは良くないけれど、啜って噛んで味わう野趣味あふれる蕎麦。
そして、出羽かおりの寒晒しは、蕎麦の香りは強くないけれど甘みがあり腰もしっかりしていて、喉越しは「二八」と「外二」の中間くらい。見た目も、「二八蕎麦」が微妙に緑色がかった綺麗な灰色なのに対し、「出羽かおり」は玄蕎麦らしくややピンクというか赤みがかかって見えます(写真でわかるでしょうか?)。蕎麦の香りと喉越しを楽しむなら「二八」、田舎風の野趣味を味わいたければ「外二」、蕎麦の甘みを感じたい人には「寒晒し」という感じでしょうか。

Photo_3一緒に注文した、「春の山菜の天ぷら」の写真を撮るのを忘れていたので、2週間程前に一人で行った時に頂いた、「山菜の天ぷら」と「二八のせいろ」。
たらのめ、こしあぶら、こごみ、ぜんまい、、、あと分かりません。
でも、まだ熱い揚げたての山菜の天ぷら、塩をちょっと付けて食べると陶然とします。軽い苦みと土の匂い、山の香り、そして口中に残る微妙な甘み。素晴らしい美味しさです。
山形に暮らす恩恵を受けていますね。
山菜には抗酸化作用の強いポリフェノール類が豊富に含まれており、高血圧や動脈硬化にもいいのです。出羽三山の修行僧は、肉魚をまったく食べない代わりに、豊富な山菜やきのこを食して栄養を補ったと言われており、庄内だけでなく山形県はじめ東北一円に昔から山菜を食べる風習があります。裏の山や川に行けば、その辺に生えているのですから、昔から工夫していろいろな食べ方をしてきたのでしょう。春の山菜で体が洗われたような気がしました。

さあ、明日から5月。カレンダー通りの休みなので、明日も明後日も仕事です。頑張ります!

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2009.04.29

昭和の日の過ごし方

平成生まれの成人が誕生し、もうそろそろ平成生まれの大卒社会人も登場する時代。
うちのスタッフの中には、「4月29日って、なんで『昭和の日』って言うんだろうね?」と発言する者までいます。昭和天皇の誕生を祝う日が、「みどりの日」になり「昭和の日」と改称された理由はしりませんが、そういうことでしょう。

「静かな朝 ストーブを焚く 昭和の日」

水曜日なのですが、国民の休日「昭和の日」でのんびり起床。先週とは打って変わって春らしい爽やかなお天気ですが、朝はまだ寒い。リビングでストーブを焚いてのんびりテレビを眺めながら遅い朝食。
クリニックには春物ながらまだコートを着て出かける、そんな昭和の日の朝の光景を詠んでみました。

借家には比較的広い庭があり、前に住んでいた方(今でも郵便が「警察署長官舎」と書かれて届く事があります)が植えられた木々も残っています。仕事と家の往復、しかも最近寒かったり風雨だったりで、先日の「屋形船で花見」以降はゆっくり自然を愛でる気持ちにもなっていなかったので、今朝は庭に出て「あ〜、そろそろ雑草(元は芝だったはず)刈りをしなくちゃな〜」と思いながら、ふと風で舞ってくる薄桃色の花びらに気付き、庭の片隅に小さな木が花をつけている(と言っても、半分は葉っぱが出ています)に気付きました。

「あれ?これって桜なんじゃないかな。。。」
Photo心に余裕がないと、目に入っていても気付かないものってたくさんあるのでしょう。自分の住む家の庭にある、いくら背丈も小さいとは言え桜に気がつかないとは。。。
家にいる時間が私よりは長い家内は、「前から咲いていたよ」といいます。私の目にも入っていたのでしょうが、心穏やかに「観た」のは今日が初めてのようにすら感じました。
(財)日本花の会のHPに「桜図鑑」というのがありましたが、調べてみてもよくわかりません。
八重桜っぽい花弁の多さですが、「紅豊」でしょうか?家の庭のこの桜、なんという品種なのでしょう。お分かりの方、いませんか?


今日は、5/2の酒田中央高校音楽部のコンサートで演奏させてもらう時間をもらったので、家内のチェンバロとあわせる練習、および5/3に拙クリニックのスタッフが結婚されることになり招かれた我々夫婦でお祝いに演奏(フルートとピアノ)をやる予定にしているのでその練習。
その後、ちょっと出かけてきて午後はのんびりしている予定です。
(午後につづく、、、予定)
ーーーーー

さて、今日のお昼は、久しぶりに鶴岡の『緑のイスキア』に行ってきました。
ここのシェフというのか、社長の息子さんと言ったらいいのか、「お兄さん」と呼んだらよいのかわかりませんが、イタリアはナポリの直ぐ近くにある「イスキア島」でナポリ風ピザを本格的に勉強してきた故に、「イスキア」という店名を付けています。
Photo_2そしてこの冬に再びイタリアに渡って再修行を積んで来られ、この4月に東北では初、何でも世界中でも296番目のイタリア政府認定の「真のナポリピッツァ協会」認定のお店になったのだそうです。
そのことは「ナポリピッツァ職人のBLOG」に書かれています。

Photo_3私はスープのコースで、野菜のミネストローネ。
ちょっとこんな美味しいミネストローネは今まで頂いた記憶がありません!大げさな言い方かも知れませんが、このスープを飲むためだけに行く価値のあるお店だと言えます。

Photo_4家内の注文した前菜付きのBコースの前菜。「水牛のチーズ」「タコとホタテのマリネ」「野菜のカポナータ」の盛り合わせ。特に水牛のチーズ、これは生モッツァレラともちょっと違う食感で、名前を忘れたのですがとても美味しかった。

Photo_5こちらは「黄金色のマルガリータ」。通常の赤いトマトではなく、ナポリ産の有機農法の黄色いトマトを使っているので、ソースが黄色(黄金色)なのです。酸味が軽くほのかな甘みのあるトマトの味とチーズが渾然となって、シンプルなのに複雑な味わいでした。
ピッツァの旨さにパスタの写真を撮るのを忘れましたが、スパゲッティ・アラ・プッタネスカを頂きました。「プッタネスカ」って「娼婦風」という意味なんですがそういうネーミングになった理由は諸説あるようですね。アンチョビにケッパーに、大好きな黒と緑のオリーブが入っていて美味しかった。

Photo_6ランチコースは、飲み物とドルチェが付きます。私は、エスプレッソと写真手前のティラミス。家内は自家製のはちみつ花梨茶とリコッタチーズのタルト。甘すぎずランチにピッタリ。

今日は、お昼からはとても暖かく、「緑のイスキア」店内はまるで南イタリアの天気のように明るい陽射しが輝き、周囲の畑の雰囲気も良くて、まるでイタリアで食事をしているかのよう。ちょうど「イスキア島」のガイドブックが置いてあったので、その美しい写真を眺めながら美味しく頂きました。
そんな暖かい天候に誘われてたくさんのお客さんが来ていましたが、なんとなんと隣の席に知人が、食べ終わって帰ろうとしたら、その隣にも知人がいた事が判明(二人共酒田の住人)。
そして会計しようとしたら、見知らぬ外人さんが手を振るので、カウンターの店員さんに手を振っているのかと思ったら、なんと私に手を振っているのでした。よく見たら、「見知らぬ外人さん」ではなく一度話をしたことのあるカナダ出身のCさんでした。
昨年の「サロン・コンサート」に、どなたかの知り合いだということで来て下さり、その時に初めてちょっとだけお話しした事があったのですが、私は正直忘れていました。彼が名乗って思い出させてくれたのです。ちょうどカナダのカルガリーからご両親が遊びにきていたらしく、日本人の奥さんと可愛らしい僕ちゃんと5名で食事を楽しんでいました。ご両親もとてもフレンドリーで優しそうな温かいご家族のようでした。

鶴岡(旧羽黒ですが)まで来ていたので、きょうは「あそこに行ってみよう」ということに。。。
そこは、
Photo_7そう、映画「おくりびと」に登場した、鶴岡の街の銭湯「鶴の湯」。
一方通行のある地域なのでちょっと迷ってしまい、うろうろしていたら、鶴岡の住人が優しく声をかけてくれました。
「『鶴の湯』ですか?」「ここは一方通行だから、あそこを左折して、向こうに出て回ってくれば、店の前に出ますよ。ロケ地ですよ。」と丁寧に教えてくれました。
店の前で写真を撮りながら「暖簾が引っ込んでいるから、今日は休みかな?」などと言っていたら、通りかかった近所のおばちゃんが、「表さ鍵かかってんなんだら、横からはらるる」とおしぇってくれましたの。もっけです。
ちなみに「はらるる」とは「はいられる」の鶴岡語のようですの。

その後、酒田に戻り「パイパーズ5月号」を本屋で探したのですが見つからなかったので(山形市ならT楽器店などにあるので、酒田でも楽器店ならあるかもしれない、、、)、本屋の向かいにある眼鏡屋さん(N堂)で眼鏡を作りました。
実は6年前に初めて作った「境目のない遠近両用眼鏡」を2週間程前から紛失(どこで無くしたのかいろいろ探しても分からず、、、)していて、ついに諦めたのでした。視力は裸眼で運転免許が取れるのでそれほど悪くはなく、軽度の乱視と寄る年波には勝てない老眼ですが、普段の診療や楽譜を見るのにはそれほど困りません。細かい字になると目を細めて「ピンホールカメラ」の原理で焦点距離を広げて対応していました。しかし、ちょっと離れた楽譜などを読み間違える事があり(実は、先日のサロン・コンサートでも、♭記号と♮記号を間違えて音をはずしたりしました。

安くて、丈夫で、デザインも自分に合っていて、気に入っていた眼鏡だったのですが、2週経っても出て来ないところをみると、「そろそろ買い替えろ!」という神様の思し召しなのでしょう。でも今日いろいろ、乱視や老視のチェックをして、フレームを決め、注文しても1週間かかるとの事。もしかするとGWで、レンズを作る工場がお休みなのかも、、、まあ仕方ない。

さらに、この春から拙クリニックで団体を対象に始める簡易「脳ドック」(全ての検査画像の写真やCD−Rをファイルにしない)の検査結果報告書をいれるファイルを探しに、街中のM五さんへ。なかなか見つからなかったのですが、カタログに私の考えているようなファイルがあったので取り寄せになりました。そしてたまたま見かけた書類鞄が気になりいろいろチェックしているうちに欲しくなってしまい購入。

ということで、「昭和の日」は、午前遅くから夕方までいろいろとたのしく動き回った一日になってしまいました。本当は、クリニックの庭「バレーヌ・ガーデン」に、ミニトマトやキュウリ、茄子などを栽培しようか、ハーブももっと増やそうと思っていたのですが、これは5月の連休中にしましょう。

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2009.04.27

難行苦行?

昨日は地区医師会のゴルフ同好会だった。
私も結構ゴルフを頑張ってやっていた時代があった。
昭和60年頃から平成3年、米国留学の前までは、某ゴルフ場の月例大会に出て優勝してしまったり、出向先の病院でゴルフ好きのドクター(東京の私立大医学部から派遣されている形成外科医など)に早朝5時過ぎから誘われて、河川敷のパブリックゴルフ場をセルフで9ホール回ってから仕事に出たりして、月に2、3回(と言っても12月から3月まではまったくゴルフができないのだが)やっていた頃は、JGAのハンディキャップもどんどん上がって行った。

米国留学から戻り、大学での仕事が忙しくなり、いろいろな理由でゴルフへの情熱がやや冷めたこともあって、年に2、3回のラウンドになった。音楽、市民オケ活動に熱心に取り組むようになってからは、年に1回ゴルフをするかどうかにまでなってしまった。
開業医としてのストレスと運動不足を解消することも考えて、医師会の重鎮が名を連ねる「ゴルフ同好会」の末席に加えて頂く事にしたのだが、今年度の第1回が昨日、庄内町の「庄内ゴルフ倶楽部」で行われた。

拙クリニックの目の前にあった「鳥海ゴルフ練習場」がなくなってしまったこともあり、以前よりもさらに練習場に行く事もなくなり、今回の例会にあわせて先週の木曜と土曜に合計2時間程、ちょこっと練習しただけ。結果は最初から見えていたが。。。

一昨日、土曜からお天気は荒れ、冷たい雨と時折の強い風。ゴルフ向きではない酷い天気。
皆さん、きっちり防雨対策をされているが、私はジャンパーに防水スプレーをかけただけ。午前中はまったく雨が上がらず、傘を差しっぱなしのプレーとなった。
「同好会」のプライベートHCが7と言う「名人」のN先生と同じパーティになったこともあり、緊張感を保ってプレーしたのが良かったのか、前半のout9ホールを10オーバーの46で回れた。特に、まったく不安定なティショット、ちゃんと当たるかどうかわからないフェアウェイウッドやロングアイアンでぼろぼろになりそうなところを、PWやSWでのアプローチがたまたまうまく行って、ワンパットで納めたりしたため、2ホールをパーであがったりした。

昨年、1回だけプレーした時のスコアが109とぼろぼろであったため、今回「同好会」初参加のプライベートHCは「27」にしてもらっていた。「99」でちょうどネットがパー72になると言う計算で、とにかく今年は100を切る事を目標にしようという考えである。その昔、18ホールを77と78、2回も70台で回った事がありHCが「13」まで行ったものとしては情けない数字だが、これが自分の実力だと思っていた。
ところが前半で10オーバーということは、同じペースで後半も回ると20オーバーとなりトータル7アンダーのNET65になってしまう。これでは「インチキHC」と非難されるかもしれない。。。

しかし、そんな心配は杞憂に終わった。
後半、時に晴れ間も射すようにお天気も回復し、傘を差す必要もなくなった。ところがプレーは次第に回復するお天気とは真逆でどんどん酷くなってしまった。
まず出だしの10番ホールで2つ連続OBを叩き、10番から13番の連続4ホールで、OB4つ、池ポチャ1つとペナルティだけで+10という状態。なんとか1ホールだけパーを取ったものの、ドライバーで230ヤード飛ばしたかと思えば、次のホールではチョロで50ヤード転がしただけに終わったり、左に引っ掛けてOBしたかと思えば、次のホールでは右にまっすぐ飛んでOBしたり。。。
後半の9ホールで結局7つのOBを叩き、終わってみればイン9ホールで23オーバーの59!!!
トータルで105という惨憺たるスコアで、結局昨年9月の酒田カントリーでの109と大差ない結果に終わった。

折角雨も上がったのに、美しいコースや周囲の景色を眺める余裕もなく、なんだかただ「難行苦行」に挑むために朝早く出かけて行ったようなことになってしまった。それでも、あんまり悔しいと思わないのだからこれでは上達するはずがない。昔は、100を切れない、90を切れない、85を切れない、と悔しい結果をエネルギーに代えて、練習場に週に1、2回は通ったものだったが、今年4月も終わろうと言うのに、練習場に2回で合計3箱の球を打っただけではいいショットが打てるはずがない。

医師会の重鎮お歴々に顔を覚えてもらい、少し仲良くお話をして頂けるチャンスと割り切って考えるしかなさそうである。
次回の同好会例会は、すでに東京出張で欠席、次次回は「第5回サロン・コンサート」で欠席が決まっており、これでは1ラウンド100を切れるのはいつになる事やら。。。

でも、爽やかな気候の時に、緑の森、林の中を歩くゴルフは気持ちの良いものである。カートに乗らずに歩けば、1ラウンドで7000mくらいは歩く事になるはずで普段の運動不足も解消され、体重も少しは絞れるだろう。楽しみながら「難行苦行」に挑戦したいものである。

ーーーーー
今日のオマケ。

Photoすでに8日前のことになってしまった「第4回サロン・コンサート」。
高速バスで仙台へ戻る山元氏を見送り、クリニックの片付けをして、ほっとした家内と夕食は「北京飯店」へ。五目焼そば、家内は写真の青椒肉絲飯。
Photo_3ここの「北京ダック」は美味しくリーズナブルなお値段。店を切り盛りする奥さんが中国出身で日本に帰化しており、厨房にはすべて中国人の(日本語の話せない)スタッフ。
本格的な中国料理が味わえる。この日もたくさんのお客さんが来ていた。味は当然満足。

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2009.04.25

来週のジョンダーノ・ホール・コンサート予定ほか

いろいろと忙しく、ブログを2日休んでしまった。
4/22は我々夫婦の◯回目の記念日であったが、診療は通常通り18時過ぎまでで、スタッフが帰ってひっそりとするのは18時半過ぎ。こんなひにバタバタはしたくないし、明日(その日から見れば4/23)に予定があったので、ゆっくり「家食」となった。

422dinner422cake以前、知人から頂いていたシャンパンなぞ開けたりして、でも二人で1本飲める訳はなく、、、

次の日の外食があるので、やや控えめなお祝いとなった。家内の焼いたブラウニーも登場。

翌4/23は鶴岡の「トランスパラン」へ。
「欅」の個室が予約で穫れなかったので、どこか良いとこをと考えていて、今まで一度も行った事のない、評価の高いこのお店へ。
酒田のタクシー運転手は、店の場所が分からず、途中2回お店に電話をかけてようやく見つけ出す様な、住宅街の分かりにくい場所にあるお店。

お店の外観は素敵で期待が高まったのだが、入って最初に家内と顔を見合わせてしまった。
有線なのだろうか、お店の中に流れる音楽がフランス料理にはとても似つかわしくない、一聴「シルクロード?」「中南米?」というような雰囲気の音楽。しかもテーブルの真上にスピーカーがあるので、容赦なく雰囲気違いの音楽が頭上から降り注いでくる。
TpawabiTpankohしばらく我慢していたが、気分が悪くなるので、お店の方(奥さん?)にお願いして音楽を変えて頂いた。多分、気にならない人はまったく気にならないのだろう。(写真左は前菜の活アワビその他、写真右は地物のアンコウ)

Tpanago私や家内のように音楽をいろいろやっていると、どうしても音楽を「聴いて」しまう。英語で言うところの、"hear"ではなく"listen"である。特に絶対音感を持つ家内などは、変な音楽が流れると頭が痛くなるらしい。(写真は穴子とごぼう)

Tpsteak山形新幹線の車内アナウンス時に流れるメロディの最後の方が転ぶ様な、変な音階になっているのも大変気になるらしく、私は家内に指摘されて改めて心して聴いてみたら「あ〜、なるほど、この部分ね」という程度のもの。普通の人は気にも留めないのだろう。(写真は山形牛のステーキとフォアグラと何だかのクロケット)

Tpdolce折角の結婚記念日を祝う、素敵な食卓を、そんなことで台無しにされたくはないので、音楽を換えるようにお願いした訳である。
変な音楽がかかるくらいなら、何も音楽がないほうがいいくらい。(写真はコース料理の締めのドルチェ)

Tpcakeその後、かかったのはチェロの演奏による「ニュー・シネマ・パラダイス」などの優しい音楽と、なぜかシャンソン。フランス料理屋さんなので、シャンソンのほうがまだ雰囲気に合っているし場を壊さないと思われる。
(特別にケーキを焼いて頂いて感激)

シェフも奥さんもとても気さくな感じで、お料理は美味しく、頂いたシャンパンもメドックの赤ワインも素晴らしく、食事は大変楽しめた。
庄内の他の名レストランに共通した、地産地消で、地物の魚、野菜が使われ、一工夫も二工夫もこらされた手のかかったお料理を堪能した。


「環境音楽」といえば、ちなみに、拙クリニックは、Macをインターネットに接続しているので、iTunesの「ラジオ」を選択し、Blues, Classical, Country, Jazz, Reggae, Soulなどのジャンル別に28もあるチャンネルの中から、Classicalを選択。この"Classical"の中に、さらに60を越える放送局があり、一日中ギター音楽を流している局もあれば、ピアノだけ流している局もある中で、"All Baroque Musick"というのを選んでいる。
よって拙医院の中では、微弱な音量で常にバロック音楽が流れていて、これはあまり場違いなものではないと思っている(まあ、クリニックでレゲエ、ロックなども時と場合によっては「あり」かも知れませんけど、普通は「なし」ですよね)。

さて、そういう訳で2日が過ぎ、昨日は昨年3月開院以来、1年1ヶ月ちょっとにして最大の患者来院数(といっても、同級生の整形外科開業医に比べて5分の1以下、知人の内科開業医の半分以下の患者数ですが)で、頭も体も疲れ、夕方アポイントもあり後は何もできず。

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Photo本日は、午後1時までの診療の後、午後2時半から「ジョンダーノ・ホール」でコンサートのリハーサル。酒田市立酒田中央高校の音楽部精鋭部隊が指導者のM氏と共に来て、来週の「アンサンブル・コンサート」の練習と打ち合わせをする予定。写真はそのチラシ。
今まで、このホールで弦の演奏をしたのは、昨年11月に酒フィルのチェロ軍団の発表会とコンミスが指導するバイオリン教室のお子様達の演奏をしたくらい。
その他は、開院時に酒フィルの名ビオラ奏者H氏が楽器を持って来てホールの響きを確認した他、山響の酒田市内の小学校での音楽教室の際に、山QメンバーであるチェロのM氏とヴァイオリンのK嬢が来られて、ホールの響きを確かめるように演奏をしてくださった事があった。
その経験から考えると、「ジョンダーノ・ホール」は弦の響きに最も適したホールのように感じている。特に弦楽四重奏くらいの構成、音量がぴったりなのではないかと思う。

今回の高校生の弦楽合奏は16名という風に伺っているので、音量の面でちょっと大きいかもしれないなと心配な面もあるが、普段響きの決して良くないところで練習している彼ら(彼女達)が、残響の豊富な小さなホールでどのような音色を聴かせてくれるのか、とても楽しみである。

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2009.04.22

4月の鳥海と桜

酒田の桜は、先週の中盤から週末にかけて満開となり、4/22水曜日の今日はすでに見頃を過ぎて葉桜になってきています。先週末は、コンサートや院内サロン・コンサートなどのイベントもありブログにアップできないでいた写真を掲載しましょう。

Photoここは、映画「おくりびと」にも登場したあの桜達。鶴岡市(旧櫛引町)の馬渡の堤。
北の方には写真のように鳥海山が浮かび上がります。

Photo_2東南東方向には月山が見えます。
桜の木々の間から月山が分かるでしょうか?
「おくりびと」の桜のシーンは、おそらくこの木々を小さな橋の上から撮影したのかな〜?

Photo_3堤を下りて写真にしてみました。この辺りは陽当たりが良好なのか、葉桜になりかけています。写真を撮ったのは4/18(土)の午後のことでした。

Photo_9旧藤島の川尻にあるケーキ屋さん「いづみや」にまたチーズケーキなどを買いに行きました。その「いづみや」さんの目の前の景色。遠くに鳥海山が見えます。

Photo_4櫛引から酒田に戻って来る途中、旧平田町あたりで。こちらの写真は最上川(JRの最上大橋脇)を渡って砂越にはいる直前のところで撮影。

Photo_5こちらの写真は、砂越からから旧八幡方面に北上したところで撮影。同じように桜並木の上に鳥海が浮かぶように見えています。

Photo_6右の桜並木に近づいて、木々の間から鳥海山を望みます。昨年もほぼ同じところから写真を撮っています。こちら↓です。
「記念日(家食)と週末の外食」

Photo_7この小さな堤の桜並木は、まだ若い木が多いようですが、これから大きくなったらもっと見事になるのでしょうね。

Photo_10そこからクリニックに戻って来る途中の、県道352号線途中から見た鳥海山。
これまでも何度かここで撮影しています。雪が溶けて山肌が見え始め、有名な(?)「種まき爺さん」(二峰性の左寄り中腹に腰を曲げて畑に種を撒くお爺さんに似たような山肌が見えるのですが、角度が悪くてよくわかりませんね。その代わり右側中腹に「種撒きうさぎ?」の様に見えますか?)が現れています。

0418_2この日はお天気が良かったので、夕焼けも綺麗で、鳥海山も夕陽を浴びて美しく染まりました。

Photo_11今朝、出勤してきたスタッフの車。舞い散った桜の花びらを車全体にまとったまま走ってきたようです。
今年の桜の季節も早過ぎいくところです。
これからは「新緑」の季節です。
<

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2009.04.21

NKエージェント訪問

Nk映画『おくりびと』で、モックンが不安げに訪ねて行く「納棺」の会社、「NKエージェント」。
その社屋に使われた旧割烹小幡は、市をあげての観光客誘致を目的に綺麗に整備されて、一般公開が始まりました。

先日、日和山公園での花見のついでに観に行ってみました。
平日の午後にもかかわらず結構な人出。ボランティアの人たちが、中で説明をしてくれます。
Photo「ここは、吉行和子さん演じる「鶴の湯」の女将の納棺の儀を行うシーンを撮影した部屋です」
そうか、、、鶴岡の「鶴の湯」の女将は一人で薪を運んでいる最中に倒れたはずだったが、自宅として撮影されたのはNKエージェントの社屋として使われた旧割烹小幡の中だったんだ、、、。

狭い階段を1階に下りる様な形でNKエージェントの事務室に当たる部屋に入れます。
Photo_2そこには、さのサボテンもちゃんと花をつけておいてあり、余貴美子演じる事務員が「左から5万, 10万, 30万」と説明した棺桶もちゃんと置いてあります。
本木雅弘演じる大悟が社員募集広告を持って尋ねて、山崎努演じる佐々木社長と初めて話をしたテーブルと椅子も用意され、何も書いてない「履歴書」が一枚、「小林大悟」と書かれたNKエージェントの名刺が一枚、テーブルの上に置いてあるところなどなかなか憎い演出です。

なによりも、チェロが1台置いてありました。
Photo_3ちょっとお借りして「おくりびと」のテーマの触りだけ弾いてみました。チェロを弾けるとは言えませんが、全くの素人さんに比べれば音は出せますので、数小節だけ弾いてみました。弓にRosinがまったく付いていないのでちょっと閉口しましたが。

続いて狭い階段をあがり、3階(中2階?)へ。
そこには、既に時期を終えたはずのお雛様の7段飾りが置いてあり、その前には真新しい棺桶が一つ。これは、確か荒木米穀店で撮影された納棺シーン(おばあちゃんや孫などが「おじいさん、ありがとの」と言いながら顔中にキスマークをつけたあのシーン)の再現化。ここまでくると「何でもあり」でちょっと過剰な感じも受けます。

Photo_4そして同じ部屋の別の一角には、ふぐの白子を炭火で焼いているところが再現されていました。知り合いの酒田ロケーションボックスの方によると、「ふぐの白子(模型)は昨日届いたばかりで、今日から公開!」とのこと。タイミングよかったようです。

山崎努氏の「うまいんだな、困った事に、、、」という台詞が脳裏に浮かびます。と思ったら、カセットレコーダが置かれていて、そこからはその山崎努氏の台詞が流れていました。
Photo_5私が一番感心したのは、この3階からの眺めです。
決して大きくはない酒田市街地がひろびろと見渡せます。

メインのロケ地としての旧割烹小幡は、酒田ロケーションボックスと酒田市の協力で清掃され、整備され、チェロなどの小道具を配して訪ねてくる人を「むかえびと」しています。
Photo_6「清掃協力金」という事で入り口で100円を払いますが、写真の感謝状ももらえるので嬉しい配慮ですね。入場券は栞になります。

これから映画を観たファンで賑わう事でしょう。
これをきっかけに酒田、庄内の良さを多くの人に知ってもらいたいものです。


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2009.04.20

第4回サロン・コンサート

平成21年4月19日(日)、拙クリニックのリハビリ室兼音楽ホール「ジョンダーノ・ホール」にて、第4回目の「サロン・コンサート」を行いました。その準備、その他で2日間ブログをお休みしました。まだ疲れが残っていますが、コンサートのレポートです。
ーーー
 
予約の段階では、40名を切る観客数だったのですが、当日予約なしでいらして下さった方を含めて、最初に用意した客席では足らなくなって椅子を追加する状態でした。

コンサートは、スムーズに、と言いたいところでしたがいろいろとあってバタバタしました。
まずは、山元氏の事情によって前日4/18のリハーサルが無くなりました。結局、本番当日の午前10時過ぎに酒田に到着し、それからチェンバロ伴奏2曲+アンコール1曲、ピアノ伴奏5曲+アンコール1曲の計9曲のリハとなってしまいました。
チェンバロとの合わせは彼も経験が少なく、バロックの演奏法を追求するあまりに2曲+1曲で1時間以上が経ってしまいました。ピアニストのMS嬢も、今回の5曲は全て初めて伴奏する曲なので、不安が一杯。しかし、午後1時半開場、2時開演は決まっているので、可能な限り練習しました。
一番不安だったのは、実は私。
F. ドップラーの「アンダンテとロンド」はフルート二重奏ですが、今まで人前で吹いた事のない「お初」の曲。山元氏との二重奏も初めて。それなのに、リハすべき曲はたくさんあり、主催者としての準備(受付やもろもろ)も考えねばならず、結局散漫な練習というか2回程通して、テンポの揺れるところのピアノとの合わせを確認したのみにとどまりました。
 ぎりぎり12時半過ぎまでリハーサルを行ったので、どこかに食事に出かける時間もありません。「ル・ポトフー」に連れて行こうか、蕎麦屋に連れて行こうか、などと考えていたのに近くのコンビニの弁当とお握りで終わり。あっという間に開場の時間が迫り、ちょっと一息ついたと思ったら既にいらして頂いていた方に入って頂くことになりました。

録音、ヴィデオ、写真、その他の準備、着替えなどしていたらあっという間に開演時間。
少し遅れて開演。
まず前半はチェンバロ伴奏のフルートソロ。
Photo1曲目は、モーツァルト作曲のK.14という極めて若い番号のソナタ。
アマデウス8才の時に作品だそうです。元は、ヴァイオリンまたはフルートのオブリガート付きのピアノの曲だったのを、フルートソナタ用に後世の人が書き直した曲。
とても、快活で、変化に富んだ面白い曲です。

2曲目は、G.P. テレマンのヘ短調のフルートソナタ。
こちらは、家内も練習中から「テレマンにはまった」という感じで乗って練習していました。家内のチェンバロの師匠である新潟の八百板先生のところに習いに行く度に、グレードアップして面白い演奏になってきていました。
演奏後の山元氏の感想も「テレマンが楽しかった!」ということでした。


Photo_2後半の1曲目は、件のF. ドップラー作曲「アンダンテとロンド」。
個人練習はそれなりにやりましたが、何せピアノとフルート2本で合わせたのが本番の2時間前の計30分弱だけ。全然練習が足りず、不安一杯で演奏へ。
それが結果にもろに出てしまいました。練習でも間違えないようなところをボロボロ間違え、高音のFisの音をFに間違ってしまい、本当にたくさんたくさんミスをしました。ただ、曲に対する熱い思いだけは伝わったようで、熱烈な拍手を頂きました。
この演奏は、音ブログの方に公開してしまいました。「251. アンダンテとロンド」をクリックしてお聴き下さい。
相変わらずの「恥知らず」な「自惚れ」コンサートです。(^^;;;;

続いて、日本の歌を3曲、「さくらさくら」「荒城の月」「花」。
後ろで見ていると、観客の皆さん、特に中年以上の女性の反応がとても良かったように思いました。皆さん、自然に体が動き、きっと心の中でフルートと一緒に歌っているんだろうな、と思いました。
「サロン・コンサート」としては、趣味的なフルート曲だけではなく、こういう皆に親しまれた聴きやすい曲も用意すべきだなぁと感じました。

フルートの山元氏は1976年に芸大に入学したのですが、これらの曲を編曲したのは矢代秋雄という当時芸大の教授(門下生に池辺晋一郎さんなどの優れた作曲家を輩出)で、なんと1976年の4月9日にまだ46才という若さで亡くなられ、それは芸大の入学式の4日後の事だったので、結局お会いする事がなかったという話をされました。
そういう想いを込めた素晴らしい演奏で、ピアノ伴奏も難しいのですが、MS嬢は見事な伴奏を聞かせて下さいました。

最後の曲は、C.シャミナード作曲の「コンツェルティーノ」。これまたフルート吹きには有名な曲です。国立パリ高等音楽院(いわゆるコンセルヴァとワール、「のだめ」が留学した学校)のフルート科の卒業試験用に作曲され、フルート科の教授に献呈されています。1903年ということで、今から100以上前の曲。ただしくは「フルートと管弦楽のためのコンツェルティーノ」という曲名ですが、現代でピアノ伴奏版の方が有名かも知れません。

山元氏のヴィルトゥオーソな技巧が冴え渡り、超高速のパッセージをいとも簡単に端正に吹いて行く彼の演奏を聴いてきて、「やっぱり、プロってのはすげぇんだな〜」などと変な感想を持ちました。

熱烈な(?)拍手に応えて、アンコールを2曲。
Photo_41つ目はヘンデル作曲ト長調ソナタの第2楽章。
2つ目は、J. マスネ作曲「タイスの瞑想曲」。歌劇『タイス』の間奏曲で、故本田美奈子さんの歌でも有名になりました。とても感情のこもった美しい演奏でした。

終演後、「ステキな演奏を聴いて、足が痛いのも治りました!」と言って下さった患者さんをはじめお帰りになる方々がみな笑顔でとても嬉しかったです。「楽しい演奏会でした!また開いて下さい。」とお褒めの言葉も頂き感謝感激でした。
自分の演奏にはホトホト愛想が尽きるような落込みを感じたのですが、終わってみれば「ああ、良かった良かった」という感じになれて幸いでした。

家内のチェンバロを製作し、このサロン・コンサートのため、前日から酒田泊まりがけで久しぶりの楽器調整に来て下さった林さんにも感謝です。
そして何よりも流石の素晴らしい演奏を披露してくれた、小学校時代の旧友山元氏に感謝!です。

ーーーーー

次の「サロン・コンサート」は、6/13(土)の予定です。
昨年も来て下さった、国立市在住のフルーティスト上坂学氏による、「フルートを楽しもう!in 酒田 Vol.2」を予定しています。
フルートのミニ・コンサートとフルート講習会、無料調整会、試奏会、そして希望者への個人レッスンを6/13(土)、14(日)と計画しています。
プログラムなど詳細が決まりましたら、告知致します。

「サロン・コンサート」の前に、5/2(土)には、地元の酒田市立酒田中央高校音楽部による「発表会」的コンサートがあります。入場無料です。
詳細は、またあらためて告知致します。

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2009.04.17

酒田の花見〜日和山公園〜

屋形船で花見と洒落こんだ後、回復したお天気に誘われるように、船から眺めた「日和山公園」に行ってみました。
Photoここは、酒田市内では一番の花見の場所として知られており、平日夜や休日ともなるとたくさんの人で賑わいます。
平日の午後3時頃ではこんな感じ。
広々とした芝生と広がる桜並木のコントラスト、そしてここの名物の一つ「木造六角灯台」。
昨日の記事にも書いたように明治28年から酒田の宮野浦に設置されていましたが、戦後現在の灯台に更新を譲り、この公園に移築されて保存されています。現役ではないけれど、現存する日本最古の木造灯台と言われています。

Photo_2近づいてみてみましょう。
そう大きくはありません。可愛らしい感じすら受けます。
これが明治28年から昭和33年まで現役だった木造灯台も今はここ日和山公園の一角で余生を過ごしています。
この灯台からの光が、酒田沖を航行する船の安全を守っていたのかと思うと感慨深いものがあります。

Photo_3陽当たりのいい部分、冷たい風の辺りやすいところなど、同じ公園内でも開花の状態は8分から散り始めと左があるようです。
近づいて撮ってみました。

Photo_5日和山公園には「文学の散歩道」があり、有名な歌人、俳人などの石碑がたくさん建てられています。

写真は、山形(上山)出身の歌人斎藤茂吉の碑。
「おほきなる 流れとなれば
     ためらはず
   酒田のうみに そそがむとする」
昭和22年に茂吉が酒田で詠んだ歌です。

この他に、松尾芭蕉の超有名な句
「暑き日を 海にいれたり 最上川」

「温海山や 吹浦(ふくうら)かけて ゆふ涼み」
の2つの石碑もあります。
元禄2年(西暦1689年)に酒田滞在中(伊東不玉という医師宅に泊まったらしい)に詠んだとされています。

この他に、与謝蕪村、吉田松陰、正岡子規、若山牧水、竹久夢二など、酒田に縁があって立ち寄った人たちの歌や文章が石碑になって置いてあります。

かつての酒田の繁栄の基礎を気付いた、川村瑞賢の銅像や、北回り航路の千石船の何分の1かのレプリカが池の中に飾ってあったり、見所の豊富な公園です。酒田港の一部や日本海、最上川を眺めることのできる見晴らしと、かすかに香る桜の花、そして花見客を当て込んだ屋台の数々。
ようやく酒田にも春が来たと、少々冷たい風に吹かれながら感じていました。

日和山公園のすぐ近くに、映画『おくりびと』のロケ地の一つ、「NKエージェント」社屋に使われた旧割烹小幡がありますが、先週から中を一般開放(100円の清掃協力金)しています。見物してきた話はまたあらためて書きましょう。

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2009.04.16

酒田の花見〜屋形船〜

春の遅い東北、山形の中では、日本海に面しているため最も早く桜が開花する酒田市。
先日の東京行きの間に開花したようです。
この2日間はとても気温が低く、今日などは日中最高気温が9.5℃ということでいわゆる「花冷え」でした。

以前から乗ってみたいと思っていた、山居倉庫前の新井田川に停泊している「屋形船『みづき』」に、クリニックの職員と一緒に乗ってお花見をしてきました。

Kif_0030_3山居倉庫の前にかかる「山居橋」の直ぐ下から出航します。今日は「貸し切り」です。団体で予約を入れればいろんな形の貸し切りが出来るそうです。(写真はネットから)

Photo山居倉庫を右手に見ながら、新井田川を上流に向かって静かに進みます。
左に酒田商業高校、右手に酒田東高校が見えて、しばらく進むと右手にほぼ満開の桜の並木が見えてきます。水面に映って綺麗です。

Photo_2この桜並木は、東栄町あたりから昇って北新橋の当たりまできます。途中で羽越線の下をくぐります。
土手を散歩する人たちなどが物珍しそうに屋形船を見ているので手を振ると、笑顔で振り返してくれます。

Photo_3ランチタイム・クルーズ、ティータイム・クルーズ、ディナータイム・クルーズなどがあり、その他に「酒田大花火大会」に合わせたクルーズもあるようです。冬にはコタツに入って雪見酒と洒落込む人たちもいるそう。
今回は、酒田フィル御用達の寿司屋「すし丸」の海鮮「宝石チラシ」を特別に頼みました。
櫻を愛でながら「宝石チラシ」を頂き風情を楽しみます。

Photo_4今日は、昼過ぎまで曇りでしたが、乗船中に日が射してきて少し暖かくなりました。でも鳥海山は上の方に厚い雲をかぶっていて、その美しい姿と桜を水面に写して見るというのは叶いませんでした。
新橋辺りでUターンして今度は下流に向かうのですが、途中の橋に銅像を見つけました。
「山のメロディ・海のメロディ」という記事を書いた事があります。「あっ!」と思った時には、フルートを吹く少年の「山のメロディ」の下を通り過ぎる時でしたので、写真は竪琴を奏でる少女の「海のメロディ」です。

Photo_5舟は、出航した山居倉庫前を左手に見ながら更に下流、そしてほぼ海への出口に近づきます。
写真は、安くて旨いことで有名な「酒田海鮮市場」、その2階の「海鮮どんや『とびしま』」。この真ん前から、飛島へ向かう船が発着します。ここには、昨年のサロンコンサートに出演頂いた荒川洋さんも、上坂学さんもお連れしました。皆さん喜んで下さいました。

Photo_6さらに下流に進むと、右手に「日和山」とそこにモニュメント的に移築保存されている「日和山灯台」が見えてきます。
これは「木造六角灯台」ですが、現存する木造灯台では日本最古(明治28年完成)のものだそうです。
日和山公園の桜も咲いているのが見えます。(後で日和山公園に行きました。この話は明日にでも)

Photo_7約一時間の楽しいランチタイム・クルーズでした。途中でお天気になって明るくなり、陽射しが眩しい位になり、桜の花びらも光っていました。
「宝石チラシ」も美味しく、桜も美しく、川から眺める普段見慣れた街並が新鮮で、とても楽しいあっという間の一時間でした。
案内してくれた船頭さん(ガイド)は写真の女性で、途中で3曲程歌も聞かせてくれました。「おしん」の話、映画「おくりびと」の話なども出て楽しいガイドでした。
(写真、家内の許可は得ていないのですが、、、まあ、いいでしょう。。。)v(^^)

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2009.04.15

ストレス回避

日々の生活や仕事の中で、どんな人でもある程度はストレスを感じて、それを我慢しながら生活している事でしょう。診療所開業医としては、「お客様は神様です」ではないけれど、医師として患者と対等な立場で親身になって、真剣に診察、検査、治療にあたる上において、結構いろいろなストレスを感じています。
ストレスを感じるのは、ある意味で、当たり前のことでしょう。患者さんはそれぞれの立場で、「自分中心」で来院します。特に昨今のように「患者さんの権利意識」が高まってくると困らせられる事も少なくなく、そういう患者さんに対応するとかなり疲弊します。

頭痛はもちろん、しびれやめまいを訴えて来られる患者さんの中にも、神経学的に診察してもMRIを撮っても明らかな異常は認めず、要するに疲れ、ストレス、心配、不安が主という方も多くいらっしゃいます。いろいろな職種、社会的立場、家庭環境の方がいますので一概には言えませんが、多くの方はストレスを感じている事をきちんと自覚していない、または感じていないふり(無視することでかわしている?)をしている場合もありますが、ストレスを発散したりする術をきちんと持ち合わせていない場合があるようです。

緊張型頭痛の患者さんには、適度な運動(体操、ストレッチ、軽運動)を勧め、何か趣味を持っているならそれに没頭するなど「ストレス源」を忘れたり回避する事をするなどをお話しています。偏頭痛の患者さんは、性格的なもの、もともとの気質、素因というものが大きいようですが、ストレスを溜め込まない事も大切である事を説明します。

「ストレス回避」の方法、自分は、、、というと、やはり音楽です。
ほとんど毎日、診療終了後、インターネットをしながら少し休んで、その後1時間から興が乗れば2時間近くフルートの練習をしてから自宅に帰ります。そうしている時には、疲れも感じませんし、夜9時を回っても空腹も感じません。人間という生き物は不思議なものです。

そして、美味しいものを食べる事、これも私のストレス回避の方策の一つです。
楽しい事、おいしい食事により、喜びを感じる、幸福感を得ることは脳内の快感ホルモン分泌を促し、傷ついた精神を修復し回復させてくれるのだと思います。人間も動物の一種である以上、傷ついた心も体も決して薬で良くなるだけではなく、自らの力で治す、自己治癒力というものがあるはずです。それを有効に働かせるのは、「喜び」であり「幸せ」であると思っています。
そういう意味でも美味しいものを食べることは大切な事だと思うのです。

というわけで、、、(結局、「言い訳」かい?!)(^^;;;

Photo最近、酒田駅前東急インの1階に出来たイタリアンの店『アンジェロ』(だったと思う)で家内が注文した「桜マス」。
酒田は今まさに桜の開花時期。これからが本格的な花見です。
Photo_2同じ店で私が注文した、「あさりのパスタ」。とても凝ったお皿なのだが、食べにくい事この上なし。フォークもスプーンのお皿に置こうとする、その形状に沿ってするすると動いて行く。アサリから出た旨味たっぷりの茹で汁とオリーブオイルのミセル状になったスープも飲みにくい。味は合格点。
平日の午後でも、一杯だったのは酒田市内には珍しく、気軽にパスタ、ピザが食べられるからか。
「ル・ポトフー」との関係は知らないけれど、その1階にオープンしたのはよほどの自信の現われか。今後のメニュー、接客、客足を暖かく、批判的に見守りたい。

Photo_3先日、友人とランチに行った、「ル・ポトフー」のお魚料理。
こちらは揺るぎのない、安心感のある味。雛祭りに合わせたメニューもありましたがそれは頂きませんでした。

Photo_4過日、秋田の義母が届けてくれた、知る人ぞ知る、秋田市内のスィートポテト。
こういう、地元民のみ知る、旨いものは、日本中、いたるところにありますね。v(^^)

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2009.04.14

東京行き(おまけ)

土曜の夜と日曜の午前中のオケの練習、集中して頑張りました。
4/12(日)の12時に練習終了後は公的予定はなし。

そこで横浜、世田谷、千葉に住む親兄弟などを集めて久しぶりに会食を計画。2年3ヶ月前に「久しぶりの一家集合」という記事に書いて以来。あの時は横浜中華街で会食。
今回は、夜羽田から庄内に帰る事、大久保での練習直後に駆けつけやすく、皆で一緒になど滅多に行かないところという条件で、銀座は資生堂パーラーの本店レストランにしました。

Photo日曜の銀座は歩行者天国なので、のんびり歩きたいところですが、まずは昼食。
練習終了後片付けをしてあいさつもそこそこに大久保を出て新橋駅へ。そこから「資生堂パーラー」までは徒歩5分少々。

玄関を入るとすぐにエレベーターがあり、そこで予約の名前を言わなかったのでまずは3階のレストランに案内されました。受付で名前を言うと、「5階にご案内致します」と恭しくエレベーターに載せられ、5階で降りると「◯◯様、ご案内でございます」と席へ。すでに私以外全員集合しておりました。

Photo_2(個人を特定しにくい様に写真は小さくしました)
10名で予約。「日曜のお昼時、ご予約を頂戴しておりまして、お食事に2時間以上かかる事をあらかじめご了承下さい」と言われていましたので、午後12時半の予約。私が到着したのは12:50頃。


Photo_3すでに注文しておいた「シーザーサラダ」がテーブル脇にワゴンを寄せて、そこで作られます。
最初に、ニンニク、アンチョビ、レモン、などなど10種類程のサラダドレッシングの材料を見せられ、
「苦手なものはございませんか?」とお伺いをたてられます。幸い誰も苦手がなく全ての材料を、写真のような大きな木製の鉢で混ぜ合わせ、オリーブオイルにビネガーを高いところから落としながらドレッシングを手早く作ります。

Photo_4サラダ菜、レタスなどはワゴンの上でザクザクとちぎり割るようにされて、サラダの完成。6人前のサラダですが、10人に均等に分けてこの量ですから丁度良かった!

Photo_5ビールを飲む者、スープを頼む者、メインに舌平目のムニエルなんか頼む者、ハンバーグ、魚介のソテー、オムライスを頼んだ者あり。写真はムニエル。

Photo_6私は「これ!」と決めておいた「ハヤシライス」。
ずっと前にも一度一人で食べたことがありましたが、いかにも銀座の洋食、しかも洗練された感じが気に入りました。それなりのお値段がしてしまいますが。
お肉もたっぷり入っていて結構食べ応えもあります。

Photo_710人中4人は「ハヤシ」、1人が「カレーライス」を注文。この「薬味」が付いてきます。
らっきょう、福神漬け、大根の酢漬け(?たくわんとは違う、アチャールって言うの?)、缶詰のみかんが銀製のタワーに盛りつけて運ばれてきます。初めて見た時、心の中で密かに「(わ〜っ)」と感動しました。他のテーブルで食事をされているお客さんも皆どことなくお上品で「銀座」の雰囲気を漂わせているので、あまり田舎者丸出しに出来なかったのです。
このタワーが今回は3つ運ばれてきました。

「缶詰のみかん」はその昔高級品だった名残なのでしょう。銀座の資生堂パーラーでハヤシを頼んでこそ、付け合わせに「缶詰のみかん」が付いてきたのでしょうね。この入れ物に入ってきてこそ「ありがたや〜」という感じです。
Photo_8女性陣は食後にマンゴーとヨーグルトのクレムドブリュレやプリンを注文。私はエスプレッソ。
お皿、カップ、そしてテーブルクロスにも「資生堂」のあのマークが入っています。
10人でののんびりした食事(お支払いもそれ相当で、、、)だったので、午後3時を過ぎてお店を出ました。

その後、「銀ブラ」。
私は「山野楽器」で、まずは5階の管楽器コーナーに行き、何か変わったものないか笛を眺め、楽譜売り場でスコアなど買い求め、そこで家族と別れて後は家内と2人でちょっとだけブラブラ。
羽田は20:15発、庄内21:15着の最終便だったので、ゆっくり羽田に行き、のんびり帰りました。

久しぶりの東京。
人混み、混雑の嫌いな私ですが、今回はだいぶリフレッシュできました。通勤の混雑した電車などには乗りたくないけれど、JRや地下鉄を乗り継いで移動する中での人間ウォッチングや、普段の運動不足を解消する乗り換え(地下鉄の乗り換えだけで足がくたくたになります)や、銀ブラ。東京の人は歩きます。田舎の人間は、公共交通機関がないのですぐに車で移動しますから、眼と鼻の先でも車で出かけたりします。庄内空港の駐車場は何日停めても無料ですし、空港から自宅まで20分ちょっと。
お金と時間さえあれば(誰でもそうですよね)、庄内に住んでたまに都会に遊びに行くのがよろしいようです。

歩き疲れ、普段使わない足の筋肉(太ももの付け根近くの脇の筋肉とかフクラハギとか)が張っています。普段からもっと歩かないと、、、運動不足を思い知った東京行きでした。

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2009.04.13

東京行き(オケ練習)

本当に久しぶりに「東京」に行ってきました。
実家の横浜(と言っても、戸塚なので都会ではありません)にすら2007年5月のヨーロッパ旅行前に1日寄ったっきりで、しばらく帰っていない。開業してから「東京」に行くのは初めて。

今回の目的は2つ。
メインは、脳外オケ「Musica Neurochirurgiana」の練習。
オマケは、銀座に一家集合。

まずはメインの話から。
昨年12/10のブログ記事「脳外オケ」にも書いた、「日本脳神経外科学会」の学会メンバーとその家族などで構成するオーケストラ。
Photo今年5/11から横浜のパシフィコ横浜を会場に開催される「第3回国際脳腫瘍学会」を記念したチャリティ・コンサート(収益金は(財)がんの子供を守る会などに寄附されます)を脳外オケでやる事になりその練習のために全国から脳外科医が集まりました。

今回の目玉は、ベートーベン作曲ピアノ協奏曲第5番『皇帝』です。
ピアノを弾いて下さるのは、芸大卒後ドイツに学び、既に「Preludes」というアルバムタイトルでCDデビューもされている(CDの情報はこちら)、若くて、美しくて、才能のある素晴らしいピアニスト須藤千晴さん。今回は彼女のブログを紹介しておきましょう。
「chiharu日記」です。
「天は二物を与えたもう」の典型のような方ですね。美しくて才能がある。

P実際に、練習とは言えそのピアノを生で聴かせて頂き感激しました。一緒に演奏したオケ仲間と「いいもの聴かせてもらいましたね!」と思わず親爺的感想が口をつきました。
肖像権を侵害すると行けないので写真では須藤さんのお顔はよく分かりません。どうぞブログをご覧下さい。化粧品のモデルかと思うような美しい方です。しかし、『皇帝』は、繊細なpppから大音量のfffまでダイナミクスの幅の広く、超絶技巧も擁するヴィルトォオーソな楽曲。綺麗なだけでは太刀打ちできません。須藤さんはその細い体からは想像の難しいくらいの強烈なタッチでシュタインウェイを鳴らしていました。

Photo_2今回の練習会場は、東京交響楽団の事務所があり、ミューザ川崎を本拠地としてからも東響が練習会場として使ってもいる大久保駅直ぐ近くの「クラシック・スペース100」。以前も何回かここで練習した事があります。
指導指揮は、脳外オケ常任の早川正昭先生。何度かこのブログで触れたように、N響ハープ奏者早川りさ子さんのお父上。東大オケの指揮をなさっていた関係で、脳外オケの指導もして下さっています。

まあ、はっきり言って、いろんなレベルの寄せ集め(一応弾けるという程度の人から、プロになってもよかったのでは?という人まで)なので、指導も大変です。まずは、我慢し耐えることが第一のような印象があります。

Photo_3今回、4/11(土)の夕方5時半から夜の9時までと、4/12(日)の朝9時から12時までの計6時間半、休憩をいれて実質6時間弱の練習時間しかない中で、早川先生のお陰で効率的に練習が進みました。
Photo_4まずは、5/11の開会式に続く「チャリティ・コンサート」のオープニングを飾るモーツァルトの「魔笛」序曲。私はこの曲でトップを吹かせて頂きます。途中、フルートのソロ(クラやファゴットとのユニゾン)など目立つ部分もあり、決してミスは許されない緊張する曲です。
メインの『皇帝』は2番を吹かせてもらいますので、やや余裕でこのブログに載せたような写真を撮っていました。
最後の2枚は、5/14から大阪で開催される「脳神経外科コングレス」の懇親会で演奏される曲の中から、レハール作曲の喜歌劇『メリー・ウィドウ』から抜粋の曲の練習風景です。歌を歌うのは、元宝塚で現在はミュージカル女優として活躍中の秋園美緒さん。美しくて、爽やかで、気さくな人(大阪の人って感じや)でした。1日目の練習終了後の懇親会で近くの席で一緒に飲む機会に恵まれましたが、話し声もまるで歌っているように美しい方でした。
私は残念ながら、同じ週に横浜と大阪と2カ所も出張する訳に行かず(先日も書いたように、出張=休診=無収入)、コングレスの方には出演しませんので、第3者的に観ておりました。

初日の練習では「どうなることか、、、」と心配した『皇帝』ですが、懇親会の酒が良かったのか、おそらく美しい須藤千晴さんの登場に、団員のモチベーションが20倍くらい上がったためでしょうが、2日目のピアノとの初合わせ練習では、なかなかの状態でした。もちろん細かい所はたくさん問題がありますが、お金をとってお客さんに聴いて頂くレベルには達しそうな予感。
後は、当日、5/11(月)の午後(コンサートは夜)の3時間半くらいしか練習時間はないのです。個人個人が徹底的にサラって来るしかありませんが、ほとんどが現役の脳外科医。大学教授、病院長、病院脳外科の部長クラスも少なくなく、私のような診療所開業医はほとんどいません。
むしろ「魔笛」序曲の方が心配。
モーツァルトはアラが出やすいですから、しっかり練習を積んでおかなければなりません。

1日目は、午後9時までみっちり練習した後、9時半過ぎから11時半頃まで、音楽談義に花を咲かせながら飲みました。私は脳外オケの活動に参加させて頂くのは、一昨年東京の総会で早川りさ子さんのハープで「白鳥湖」をやったとき以来、1年半振り。「どう?開業、うまく行ってる?」などと心配して下さる先輩医師と楽しくお酒を酌み交わしました。
そして2日目は、写真のように、須藤さんのピアノが聴けただけでも「儲けもん!」という感じで練習を終え、今回の東京行き「おまけ」に向かいました。
(明日につづく)

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2009.04.10

春、そしてMasters

急に暖かくなり、日中は20℃に迫っています。外を歩く人が半袖で歩いていました。

410春霞に浮かび上がる本日の鳥海山です。すでに積雪が減って山肌が見えてきた部分もありますね。
春です!
(昨日ようやく夏タイヤにしました)

そしてアメリカのジョージア州オーガスタでは、ゴルフの祭典「マスターズ」が始まりました。昨年の同じ時期にもマスターズの事を書きました。今年は、石川遼君が出場することもあり注目度がアップしていますね。
いい事です。
ゴルフもバブル期のブームが衰退し、ゴルフ場も倒産したり、老舗のゴルフ場でも客集めに四苦八苦しているこのご時世。彼の登場に期待する大人がたくさんいるのも仕方ないでしょう。

Photo米国留学中の1993年、オーガスタに住む大学時代の同級生(現在は東海大学の准教授のS君)を頼ってマスターズを観に行った事があります。誰かが言っていましたが、オーガスタ・ナショナルは、テレビで観るのと現場に行ったのでは全然違うのです。
その美しさは変わりませんが、コースの起伏、高低差がテレビでは望遠レンズなどの影響であまり分からなくなっています。たとえば1番ホールなどは、ティグランドから第1打が飛んで行くフェアウェーの間に、もの凄く深い凹みがあってそこをギャラリーは余裕に歩いて行けます。誰かが打っていてもまずぶつかる心配のない位の高低差がティグランドの目の前に広がっていますが、テレビではそんなところは映りません。
固くて早いグリーンが強調されますが、フェアウェーの美しさ、その芝の柔らかさ、まるでふかふかの絨毯の上を歩いているようです。ちょっとラフに入ると、その芝の深さ、固さ、フェアウェーとラフの差が本当に激しく厳しい。きちんとフェアウェーにボールを置いていくプレーヤーには女神が微笑み、ちょっとでもラフに外していると恐ろしい牙を剥く悪魔に変わるようなホールです。それだけに風がある時にどのようなプレーをするかが鍵を握ります。経験がものを言って来るのです。

石川選手には期待していますが、たとえ予選落ちになったとしても、来年、再来年に繋がるプレーをして欲しい。そして世界から注目され合いされる選手になって欲しいと思います。

ーーーーー
さて、昨日紹介したコミュニティしんぶん4/10号のインフォメーションに続き、先週4/3号の記事を紹介しましょう。
Photo_2こんなに大きく取り上げて頂いて感謝です。友人の山元氏にこの新聞を取っといてあげたいと思います。
彼がフルートを吹いているのを、倉敷市の水島地区の第五福田小学校で見たのが私とフルートの初めての出会い。そして彼のまねをして小学5年時にフルートを独学で始めたのでした。
芸大を卒業し、ジュリアードやエコール・ノルマルでも学び、工藤重典さん、故アラン・マリオン氏、ペーター=ルーカス・グラーフ氏、ジュリアス・ベイカー氏、レイモン・ギヨー氏、ミシェル・デボスト氏など、名だたるトッププレイヤーに師事し、毎年韓国にコンクール審査員や夏季フルートクラスで教えに行っている名手と同級生というのは光栄な事です。
そして初めて二重奏をする今回。
今、少々あせりながら毎日練習しています。

さて、明日は、久しぶりに東京行きです。
これも楽しみ!

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2009.04.09

第4回サロン・コンサートの告知(2回目)

4月19日(日)、「ジョンダーノ・ホール」にて通算第4回目、今年初めての院内サロン・コンサートを開催致します。
先週の「コミュニティしんぶん」(4/3号)に記事として取り上げて頂きました。今週(4/10号)のインフォメーションにも掲載されました。
Photoなんと、4/18の「仙台フィル酒田公演」と6/9の「新日本フィル酒田公演」の2つのトップオケの演奏会の情報の間に挟まれて、うちの「サロン・コンサート」の情報が載っています。
ありがとうございます!

先日のブログ記事でチラシの写真を載せて、演奏曲の一つ、F. ドップラー作曲の「アンダンテとロンド」の事を書きました。今日はその他の演奏曲目についても紹介します。
YouTubeという映像配信サイトに自ら映像をアップして世界中に公開できる時代になっているので、ちょっと探してみました。映像を張り付ける事は避けてURLだけ紹介してきましたが、今回はやってみましょう。YouTubeで探せなかった演奏は、別のサイトで音だけのリンクですが、「プチ・リサイタル」です!
(いろんな国のいろんなレベルの方の演奏です。素人さんが中心のようです)

プログラム順に
1)モーツァルト作曲「ソナタ ハ長調 K.14」
フルート奏者大塚由貴さんの演奏は、「ここをクリック」

2)テレマン作曲「フルートソナタ へ短調」(ちらしでは「ト短調」と間違えています)

3)ドップラー作曲「アンダンテとロンド」

いくつかの映像がありましたが、なんとランパルとベイカーという巨匠の二重奏の映像を発見。後半のみの演奏ですがお楽しみください!Wunderbar! Wundervoll!

4)日本の歌
滝廉太郎作曲「花」

滝廉太郎作曲「荒城の月」

日本古謡「さくらさくら」

(フルートソロの演奏を見つける事が出来ませんでした。代わりに邦楽ユニットの演奏です。ところが途中で終わっているので、別の演奏をどうぞ!)

(ピアノと小アンサンブルの管弦楽のようです)

5)シャミナード作曲「コンツェルティーノ」

7才の女児だそうです!
肺活力、体力などから演奏に限界はありますが、なんとも素晴らしいテクニックです。少し才能を分けてもらいたい。
それにしても、フルートが大きく見えます。

6)ピアソラ作曲「ブエノスアイレスの冬」

ぐっと一転、大人の雰囲気の演奏会です。いい感じです。

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4/19は、これらの演奏をすべて山元氏とピアノのMS嬢、チェンバロのKK嬢、そして1曲だけ私も加わって当然「生」でお届けします。お楽しみに!

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2009.04.07

新年度になって〜つづき〜

そういえば昨日書くのを忘れていたのですが、「N響アワー」が変わりましたね。
駄洒落で有名な(?)作曲家の池辺晋一郎氏から、作曲家西村朗氏に変わりました。西村氏は日本が世界に誇る作曲家のお一人ですが、実はこの4月から山形交響楽団の「コンポーザー・イン・レジデンス(CIR)」に就任されました。

これまでは、千住明氏が山響「CIR 」として委嘱作品を作曲されていますが、今年から西村氏になってまた新たな風が吹き込まれるでしょう。西村氏はいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督もされており、山響音楽監督の飯森さんがそこの常任指揮者でもある関係から、おそらく飯森さんに請われて山響の「CIR」に就任されたのだと思います。

先日、4/5(日)が西村氏がN響アワーの司会を務める第1回でした。
「チャイコフスキーから始めよう」という副題で、チャイコの交響曲5番の演奏が紹介され、チャイコフスキーのメロディ・メイカーとしての面が強調されていました。
オケでチャイコフスキー作曲の交響曲や協奏曲やバレエ音楽を演奏する機会に恵まれていますが、本当に美しい、切ない、激しい、いろんな感情の交錯するメロディが豊富です。聴いて感動する曲ばかりですが、演奏していても感動します。
チャイコフスキーと対比して、ブラームスの「構成力」の話もされていました。ブラームスの音楽にも美しいメロディはたくさんありますが、確かに「構成力」というか、よく考え抜かれて工夫を凝らした部分がたくさん見られます。チャイコフスキーがブラームスの交響曲を評して「美しくない!」と切り捨てたのは有名な話ですが、ブラームスにはブラームスの美しさがあると思います。
オケの一員としては、ブラームスの交響曲は2番と4番を演奏し、今年はバイオリン協奏曲(ソリストに久保陽子氏を迎えます)を演奏する予定。楽しみです。

さて今週末は久しぶりの東京です。
5月の学会でのチャリティコンサートのために、脳外オケが東京に集まって(新大久保近くの東京交響楽団の練習所)練習があるのです。モーツァルトとベートーベンです。
開業して1年ちょっと、とにかく毎日地道に仕事をするしかないので、この1年以上、全国学会にはほとんど参加できませんでした(学会は平日が多いのです、大学の医師は公的に休みを取って参加しますが、開業医は休めば収入が「0」になるのですから容易ではありません)。東京に行くのはいつ以来なのだろう、、、と考えても思い出せません。もしかするとおよそ1年11ヶ月振りかも。
家内は、今年限りで現在の建物が無くなってしまう歌舞伎座に歌舞伎を観に行くようですが、私は一緒に行く余裕はありません。その代わり、日曜には横浜や世田谷の家族一同で銀座に繰り出そうと計画中。
一度だけ行ったことのある、あの「資生堂パーラー」銀座本店に行ってみようというものです。
PhotoPhoto_3いまや美味しいものはどこにもあります。庄内は、イタリアン、フレンチ、寿司、カレー、その他美味しいものがたくさんある土地ですが、「洋食」となると「ここ!」という店はないかも。
写真は先日行った鶴岡の「ファイヤーボール」のパスタ。左は「スズキと生トマト」、右は「鶏肉のトマトクリームソース」。うまうまでした〜。

土曜日は練習に参加する前に、久しぶりのオーバーホールに出してある18Kフルートを上野に受け取りに行きます。東京は桜はまだ残っているでしょうか。。。
そして、「資生堂パーラー」、、、楽しみ。。。

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2009.04.06

新年度になって

新年度になっても、クリニックの仕事に変わりはありません。今朝も普通に仕事が始まっています。
季節は急に春爛漫と言う感じで暖かくなり、近所の梅の花、桃の花とも満開です。桜はまだですね。おそらく今週末あたり開花のニュースが飛び込んでくるでしょう。来週にはお花見も計画中。

昨日、某国のミサイルが秋田の上空を通過しようが、予定通り大学での会議あり。出席してきました。
学会の準備などに関しては、まだ2年半先の事なのでこれから皆で知恵を絞り対策を立て準備をしようということです。
久しぶりの大学医局で後輩医師としばらく近況報告やいろんな雑談を楽しみました。彼ら、大学病院勤務医は本当に頑張っています。おそらく一般の社会通念からは理解できない位頑張っています。
昨日は日曜なのですが、会議もあるため、皆朝から夕方まで働いていました。若手医師も病棟や学会準備などで働いていました。おもえば2年くらい前までは私もこういう生活をしていたのです。
平日は毎朝7時過ぎに家を出て、7時半から朝の検討会。
検討会終了後、手術日はすぐに手術場へ、外来日は9時過ぎから外来へ。
手術は長ければ、朝手術場に入って出て来るのが夜中の23時とか24時なることもあります。私がやっていた、内視鏡下の下垂体腫瘍手術は短ければ1時間台、長くても4時間以内に終わるので、早い時はお昼前、かかっても午後2時には手術場から出てお昼ゴハンを食堂で食べる事が出来ました。
若手医師は、長時間の困難な手術に第1、第2助手などで入った場合は、下手すると夜中までまったく食事も水も取らない場合もあります。手術する医師が疲れて集中力が無くなっては患者さんに迷惑をかけると行けないので、途中で他のチームの脳外科医が交代して、食事をとったり少し休憩したりすることもありますが、基本的には「主治医」は自分の患者さんの手術には一日中、そして終了後も病棟での指示出しや術後管理に奔走し、帰宅は午前様と言う事もあります。特に、困難な症例が紹介されて集中する大学病院ではそういう事は珍しいことではなく、教授でさえ帰宅が午前様になる事もしばしばです。

そういう毎日を過ごしながら、土曜も日曜も出てきて仕事をします。
大学病院の医師は、通常の医師としての診療の他に、学者としての研究(基礎的な実験から臨床的なものまで、外科医は手術器械の開発や改良、治療成績の向上なども研究対象)、教官としての学生への講義や指導、さらに先輩医師は後輩医師の指導があり、後輩医師は懸命に学びながら一日でも早く先輩医師に追いつき追い越せと努力をしています。
一般病院の医師が努力をしていない訳ではもちろんありませんが、仕事全体量に占める学者としての研究や後輩への指導の割合は低く(殆どない人も多い)、学生への講義などはまずありません。そのかわり、限られた人数で通常外来、手術の他に、宿直、当直、救急対応、緊急検査、緊急手術などを一手に引き受けて頑張っています。
それに比べれば診療所医師の仕事は正直言って楽です。これは否定しようがありません。
ただし、国も自治体もサポートしてくれませんから、診療所を作るのに自分の責任で多額の借金を背負い、物品を購入し人を雇い、毎日地道に仕事をしながら何年もかけて借金を返して行くのです。私の場合も、MRIのリースこそ5年ですが、借金の中でももっとも時間をかけて返すのは20年です。普通だったら、定年退職して退職金をもらい、年金をもらって悠々自適に暮らす歳になっても、まだ借金返済に追われて行くのです。ですから自分が倒れたらオシマイです。緊急検査や緊急手術や宿直などがない代わり、己の体を資本として身を削りながら働いて行くというのが実感です。

ですから健康には気を使います。
しかし、一番大事なのは精神的な健康です。
それには、私の場合、音楽が重要な位置を占めます。さらに、時々美味しいものを食べて心も体も満足させるというのは大事な事です。

Photo昨日は久しぶりの山形市でしたので、会議が終わってから花楯(馬見が崎川にかかる二口橋の近く)にある「竜馬」に行きました。ここは、昔は山形大学の小白川キャンパス近くにあり山大生御用達のような「行きつけ」のお店でした。今でこそ、時代の変遷で値上がりしましたが、美味しくてボリュームもある「レバニラ炒め定食(ご飯、香の物、中華スープ付き)」で800円です。
Photo_2こちらは、家内も山大生だった頃から好きだった「三色味噌炒め定食」。豚肉、ピーマン、茄子、そして厚揚げがピリ辛の味噌ダレでジャッジャーと勢い良く炒められた絶品メニューです。
Photo_3こちらは、決してパラパラではなく、でもべたべたもしていない、絶妙なしっとり感のある大好きなチャーハンです。自家製のチャーシューがゴロゴロ入っています。
ここのマスターは記憶力が良くて、昔通った山大生をしっかり覚えています。酒田に暮らすようになって1年に1、2回しか行っていないのに、すぐ「○○君(私の名字)は開業して1年くらい経ったのかぃ?」と声をかけてくれます。
今年、医学部卒後丸25年になったので同級生で集まろうと計画中。しばらく山形に来ていない者も来る事でしょう。皆、「竜馬」は懐かしがるはずだから、「竜馬ツアー」でもやろうかな。同総会をやることを話したら、「貸し切りにしてやるよ!」と元気な声。皆で検討させて頂きます!

久しぶりの「竜馬」でお腹いっぱいになって、心も満たされて酒田への帰路につきました。美味しいものを食べると明日への活力が湧いてきます。また今日から気持ちも新たに頑張ろうと思います。

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2009.04.05

4月最初の週末

酒田はようやく「春一番」のような風が吹き、陽光が眩しい日曜です。
昨日は市民オケ酒田フィルの秋の定期(10/25)に向けての3回目の練習でした。
ブラームスのバイオリン協奏曲とドボルザークの交響曲第7番です。
細かい所はまだ考える時期ではないのですが、3回目になるとある程度1回は全曲を通しているので、部分的にアーティキュレーションなど気になるところは団内指揮者TS氏から指示が出ます。

昨年の同時期はH20年3月16日のオペラ『ラ・ボエーム』全幕原語演奏(字幕付き)に精力を注ぎ(「大成功でした!」をご覧下さい)、土日2日間練習も多かったため、さすがに公演直後は多くの団員が疲れていたようです。
H19年の春のファミリーコンサートが終わってから、オペラまで、50数回に渡る練習を積み重ねました。その間、街かどコンサートや定期演奏会、市民音楽祭などもありながらの練習でした。
おそらく「オペラ疲れ」だったとおもいますが、昨年の今頃は秋の定期(11/16、石井理恵さんとチャイコのPコン、シベ2をやった)に向けての練習を開始したばかりでしたが団員の集まりが悪く、バイオリンは第1、第2合わせて5人とか、オーボエ、ファゴットが0でフルートとクラが各1人という集まりで練習した日もあったように記憶しています。だいたい4月というのは、転勤や職場内の移動、新学期などで皆忙しく慌ただしくなりがちですし、農業を営む団員は野菜の種まきや稲作の準備が開始になる多忙な時期。お天気の良い日には日の出(今の季節は5時過ぎ)早々に仕事を始めることもあるので、一日働いた時などはオケの練習どころではないようです。
昨日は、練習開始の午後7時に木管前列はフルートの小生だけという淋しいものでした。しかし、なぜか木管後列はクラ4人、ファゴット3人と最近入団した新人団員も加わり大変賑やか。ホルンも3人揃っています。トランペットが欠席はドボ7としては悲しいものでしたが、一方の弦はなかなか盛況。バイオリンに2名、ビオラに2名の新入団員が加わって(コントラバスは欠席ながら)弦だけで20名を超える出席率。
弦パートは基本的にtuttiなので、人が多いと音の厚みとか豊かさが違います。同じ旋律でも表情が変わります。管パートは基本的にsoloなので、人が多ければいいと言うものではなく、個人練習が大事になります。
オーケストラ=管弦楽団といっても、このように弦楽器と管楽器ではその役割やオケの中での立場というのが違うので、普段の練習に対する考え方も少し温度差があるように思います。弦の場合は、練習の最初の段階からプルトの位置はほぼ決定的で、コンマスや首席奏者にあたる各部のトップの人たちが相談し合って、弓付け(ボーイング=弓を上から下に動かすのか、下から上に動かすのかを決める)をします。この弓の動かし方でアーティキュレーションも変わりますし、弾きやすさも変わります。もちろん各パートが揃った動きをしているという視覚的なことも大切です。
それに対し、管パートは2管編制の場合、たとえばフルートには第1奏者と第2奏者があって、楽譜が違います。それぞれがソロ的な役割であり、3度、5度の和音を形成したり、ユニゾンと言って1オクターブ高さの違う同じ音を同時に吹くなどという部分もあったりします。まったく第1フルートだけのソロの部分もあったり、1と2で微妙にずれて入ってそれで面白い効果を出したりする部分もあります。ですから、4月のような練習の諸段階においては、パートによっては1番と2番をまだ決めずにどちらも吹けるように準備練習したりもします。2管編制の場合、2人いつも揃わなければ本当の練習にならない訳ですが、様々職種の人が集まる市民オケの場合、上記のような様々な理由で人が揃わないことが結構あります(都会の市民オケではないかもしれません、熾烈なトップ奏者争いがあって、基本的に練習に出ない人は出演できない、トップ奏者は練習を欠席しない、本番近くでもちゃんと吹けなければ降ろされて出演できないこともある、というような厳しい世界があるそうです、、、噂ですが)。
のんびり?していて、いい意味で家庭的な酒田フィルの場合、熾烈なトップ争いなどはほとんど聞きませんね。昨年トップを吹いたから今年はセカンドで、、、昨年メインの交響曲に乗らなかったから今年はメインに出演、、、というような感じで決めたりしています。それほど実力差がない(飛び抜けて実力のある人がいない?)ということも一因でしょう。ただ、コンマスや他のパートからは、「いつになったらトップが決まるのですか?」と軽く非難されることも事実です。
実際、オケとしてまとまって練習し、本番を目指して行く上において、たとえば大事な旋律のあるオーボエのトップを誰が吹くのか、フルートのトップは誰がやるのか、夏になっても決まっていないこともあり、普段の練習に対する熱意がやや低下しているような部分は否めないようです。

フルートパートとしてのいい訳は、本番にいい演奏をするのが目的で練習しているのであって、練習のための練習ではないのだから、本番2ヶ月前にトップが決まってもまったく問題ないと思います。前期のように、直前にトップを降ろされて人が変わることだってある世界なのですから。
まあ、今はブラームスとドボルサークの世界を楽しみながら、自分の演奏技術の向上のために練習をしているという感じでしょうか。

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今日は、久しぶりに山形市へ行く予定。
大学で会議があり出席するように求められているのです。
2011年、再来年のことですが、うちの教授が会長になって日本脳神経外科学会総会を横浜で開催します。私と同じく、本籍地神奈川県の(湘南高校出身)の教授が横浜で学会をするのは当然の事です。脳外科と言う狭い分野の世界でも、「総会」ともなれば4~5,000人、場合によってはそれ以上の出席者のある大きな学会で3日間開催します。
2001年に山形市で脳外科のコングレスを開催した時は、3日間で2000人を超える参加者でしたが、山形市内に宿泊できるホテルや旅館のキャパシティが1000人強しかなく、蔵王温泉、かみのやま温泉、天童温泉など学会会場まで30分ほどかかる距離に宿泊を余儀なくされた参加者も多かった上、まったく宿が取れなかったので仙台のホテルに泊まり、バスや電車で1時間かけて山形市の学会場までやってきたという気の毒な参加者もいらしたのです。その2〜3倍の参加者がある総会では、東北一の大都市で教授の出身大学東北大のお膝元仙台でさえも、宿泊のキャパシティはぎりぎりで余裕がありません。どうせ地元から離れた場所で主催せざるを得ないならば、宿泊キャパに余裕があり、会場も、会場周辺のアミューズも豊富な横浜のみなとみらい地区ということになった訳です。
これだけ大きな学会を主催するためには、医局員全員一致団結して知恵と力を結集しないと立ち向かえないと言う訳で、開催の2年半も前なのですが小生まで狩り出されることになったのでしょう。
月山越えは今日の天気なら大丈夫でしょうが、夜間に戻って来ることを考えて、まだ冬タイヤのままにしていました。この「仕事」が終わったら夏タイヤに戻そうと思っています。

会議が終わったら、今日は久しぶりに「竜馬」かな〜。。。(笑)

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2009.04.02

花見の計画と麺グルメ

今年の春になったら、初挑戦しようと思っていた、酒田湊の屋形船。
Kif_0030Dscf0982山居倉庫の前から出発して新井田川を周り、ちょっとだけ日本海に出て最上川に入って戻ってくる航路。
ところが、その屋形船の会社が無くなってしまいました。いつかこのブログにも書いた、戸沢村に本店のある「佐藤長三郎そば」の店主が経営者だったのですが、蕎麦も田楽も団子も美味しかったのになぜか流行らなくて閑散としていました。おそらく、余りに観光地の真ん前、山居倉庫と本間家旧本邸の間というのがかえって悪かったのでは?観光客は次の目的地に歩いて目の前を通るだけ、誰も食事をしようとしない、地元民はわざわざそんなところで食べなくても他に蕎麦屋があるので、あまり知られていない、、、そんな理由だったのではないでしょうか。
本当に、お蕎麦は内陸風のごつごつした太くて固い板蕎麦で旨かったんです。

お店を畳んでしまったのと、冬の間は屋形船も出せないので、結局「休業」みたいな形になっていたようです。でも山居倉庫の前の新井田川には屋形船が繋いで停めてあるのでちょっと人に頼んで探してもらいました。
すると、やはり戸沢の方に戻っておられたようです。人数をまとめて予約すると花見を兼ねて屋形船に乗る事ができるようです。あの「ゴツゴツ」した内陸風蕎麦も戻って来ないかな?

麺類、大好きです。
今日は半ドンなので、お昼はどうするか、ラーメンか、カレーか、いろいろ迷いましたがお昼過ぎの気温が17℃まであがったので、冷たいお蕎麦という気分に変わりました。急に暖かくなったので近所の桜(ソメイヨシノではなさそう)は蕾がほころび始め、一部3分咲き位です。
Photoで、今日のお蕎麦は近所の「めだか」。
私は、鳥汁蕎麦(温かい汁に鶏肉と太ネギが入った)の板蕎麦。先日(WBCの二次リーグ決勝日韓戦をやってた日)は、蕎麦は普通の「もり」にしましたが、今回は「板」にしてみました。旨い!
Photo_2家内は「めだか」では初挑戦の「とろろ蕎麦」。とろろにそば汁を回してそこに「もりそば」を放り込んで啜ります。
 普通の「もり」は二八の蕎麦で、「板」は外二でやや太めです。ゴツゴツした野趣あふれる蕎麦を味わいたい時は外二の「板」ですが、喉越しの点では二八の方が食べやすいかな。とろろや、鳥汁などにつけて啜る場合は細めの二八の「もり」の方が合うかも知れません。外二の「板」はシンプルにそば汁でずっずーっと啜る方がいいかも。

うどんも大好きです。
最近知ったお店で、駅東に「美鴨」といううどん屋/蕎麦屋があります。私が最近まで知らなかっただけなんですが、どうもうどんにはウルサいので(讃岐育ちですから)行ってみる勇気がなかったのです。
Photo_3ここは「うどんすき」もやっているようです。メニューには「蕎麦」も「麦きり」もありますが、まだ饂飩しか食べたことありません。
写真は、天丼とのセットで冷たいおろしうどんです。
とても優しい味のおいしい饂飩でした。「釜玉」したいな〜〜〜。。。

ラーメンも大好きです!
先日、松山文化伝承館にお雛様を観に行った時に寄った、旧松山の松山軒のラーメンは今思い出してもおいしかったですね。
実は、その少し前に旧平田町にある有名な「尾浦」に行ったのです。
Photo_4「尾浦」に行ったのは2回目でしたが、私はまた敗北感を味わいました。私が頼んだものが悪かったのか、私とここのラーメンの相性が悪いのか、食べていると気持ち悪くなって来るんです。
写真は、「醤油」の「あっさり」の「肉みそ」。
ここは、まず「あっさり」か「こってり」を選択し、次に「醤油」「味噌」「塩」を選び、「その他に、「肉みそ」「チャーシュー」「辛味噌」「コーン」「担々麺」などを選択でき、さらに「中盛り(1.5倍)」「大盛り(2倍)」などいろいろ好みで選べます。
しかし、その量は半端ではなく普通盛りでも十分です。「こってり」の「味噌」の「大盛り」の「チャーシュー」なんて食べられるのは、16~25才のでっかい男性だけではないかと思うくらいの勢いの量なのです。
今回頼んだのは、普通盛りなのですが、量が多い上に肉味噌とバラチャーシューが半端でない位入っているので食べているうちに、肉肉肉という感じで気持ち悪くなってきました。よほど体調の良い時に行かないとダメなのか、、、行列のできるような人気店なのですが私の体質には合わないのかも知れません。

もう体が飛魚出汁を使ったあっさり醤油味の酒田ラーメンに馴染んでしまったのかも知れません。
人気がある程には感動しなかったり、体に合わないということはあるものでしょう。
R話題の「花畑牧場」の生キャラメルを頂きました。感謝!
たしかに美味しいと思います。ただ、並んで、一人5個まで限定で、しかも中身の量にしては結構なお値段でそれだけの価値のあるものか、、、と考えます。
先日、「諸国旨いもの市」をやっていた清水屋で少し前に「北海道展」をやっていたのですが、広告に「生キャラメル」と出ていたのでてっきり「花畑牧場」が出品しているのかと思いきや、便乗(?)のような他の商品でした。牛乳からじっくり時間をかけて作った「生キャラメル」であることには違いは無いのですが、お客さんの中には「なんだ、違うのか?!」とあからさまな不満を漏らした人もいたとか。
写真の2箱で1,700円とか。一箱に紙に包まれた可愛らしいキャラメルが12個入っています。
誤解のないように書いておきますが、美味しいですよ。でも、この値段出すんだったら、私ならハーゲンダッツのバニラかグリーンティかマカデミアナッツのアイスクリーム食べた方が満足するな〜と思います。
話題の商品、ということです。
上記のラーメンも行列できていたのは、「話題」ということかな、、、他のメニューに挑戦すれば私の好みが見つかるのかも。。。

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2009.04.01

薬物乱用頭痛のこと

4月になりました。今年も4分の一、終わったんですね。早いものです。

さて、久しぶりの「医療ネタ」です。
拙クリニックの院長ブログ先日書いた記事とかぶるのですが、なぜか最近タイトルの通り「薬物乱用頭痛」の患者さんを多く診るのでこちらにも「啓蒙」を兼ねて書いてみたいと思います。

頭痛に詳しい方は当然ご存知の疾患ですが、実は医者でもこの病名を知らない人はたくさんいます。よって患者さんが知らないのは当然です。
国際頭痛分類に従うと、「薬物乱用頭痛」で多いのは「鎮痛剤乱用頭痛」ですが、片頭痛の治療薬でありNSAIDSなどの鎮痛剤ではないトリプタン製剤やエルゴタミン製剤の乱用による頭痛もはいります。英語では総称してMOH=Medication Overuse HeadacheとかMedication (Drug) induced headacheと表されます。

その定義というか特徴として、
1)頭痛は1ヵ月に 15 日以上存在する。(よって、2日に1回「以上」のペースで鎮痛剤などを服用している)
2)その状態が、3ヶ月以上持続している

特に、一般的なNSAIDSと総称される鎮痛剤(いわゆる痛み止めで、医師が処方する薬か市販の薬かは問わない)を1ヶ月に15日以上服用する。
片頭痛治療薬といわれるトリプタン製剤やエルゴタミン製剤を月に10日以上服用する。この中には、市販薬に多いタイプの鎮痛剤とカフェイン(片頭痛に効果があるとされる)の「合剤」を連用しているものも含まれます。
その他に、単一の頭痛薬内服に限らず、複数の組み合わせ、特にエルゴタミン、トリプタン、鎮痛薬、オピオイド(麻薬性鎮痛薬)などを2種類、3種類と組み合わせて、合計で月に15日以上の頻度で服用しているものも含まれます。

なぜこのような状態が起こるのかというと、要するに痛み止めの使い過ぎによって、脳内の痛み調整系が異常を来たし痛みに対する閾値が低下してしまうのです。つまりちょっとのことで凄く痛くなり、痛みに対して敏感、または過剰に反応する状態に陥っているものです。
本来は、普通の片頭痛患者さんであったはずなのですが、痛みに対して鎮痛剤を使用しているうちに、その使用頻度が多くなってしまい、「ちょっと痛いとすぐ薬を飲む」「薬を飲まないといつも痛い」「頭痛に対する恐怖、不安のために痛み止めを毎日のように服用する」という状態になって、痛み止めの効きが悪くなり、効果の持続時間が短くなります。すると更に痛み止めを飲む量、回数が増えるという悪循環に陥るものです。

治療には、まず「原因薬物」を特定し、それを中止する事が大切です。
つまり「頭痛薬が引き起こした頭痛」なのですから、その頭痛薬を止める事が大切なのです。しかし、頭痛があるのに頭痛薬を止めたら頭痛が治りません。ただ単純に「痛み止めを飲むのをやめなさい」と言うだけでは患者さんはその指示を守れないと思います。

頭痛の治療経験の豊富な医師(必ずしも脳外科医でなくても良い、頭痛診療に時間と情熱をかけている医師を探す事です)を受診して、薬物乱用頭痛なのかどうかの判断を仰ぎ、原因薬物を特定する事から治療は始まります。そして、急に痛み止めを止めるといっても無理な場合もあるので、患者さんによっては服薬量を減らす事から始める必要があるでしょう(中止する事が原則です)。
鎮痛剤を止めたり、減らすと頭痛が治らない訳ですから、これは他の薬物で「コントロール」する必要があります。片頭痛発作の特効薬と考えられるトリプタン製剤を試していない人はこれを中心に服用しながら、鎮痛剤を減らし、場合によっては精神安定剤、抗うつ薬、抗てんかん薬などを併用して治療します。これらの薬が、痛み刺激に対する閾値の低下した(つまり痛みに異常に過敏になった)脳の過剰興奮性を抑えて、正常に戻す働きが期待されます。

こういった治療を最低でも1ヶ月は続ける必要があります。すぐに「効果がない」とか「かわりない」といって治療を諦めたり、医師を変えたりするのは得策ではありません。また鎮痛剤を断薬すると3日以内に「離脱性頭痛」が出現し1週間近く酷い頭痛が続いたりします。ここでめげないで痛み止めを飲まない、という状態を継続するとMOHは治ってきます。
重症の場合は、入院の上、治療を要することもあるくらいです。

こんな医療ネタを久しぶりにブログに書いているのは、今週、月火水の3日間だけで、明らかに「薬物乱用頭痛」MOHと考えられる患者さんが毎日一人以上受診されているからです。しかも、他医からの紹介ではなく、他のお医者さんで頭痛の治療を永らく受けて来て、最近頭痛が治らないという事で拙クリニックに来られています。
連日のように「薬物乱用頭痛」の患者さんがいらっしゃると、説明だけでもかなりの時間がかかります。まず、どういう状態なのか、なぜそうなったのか、どうすれば治るのか、そのために患者さんはどうすればいいのか、その根拠を説明します。頭痛のガイドブックを渡します。そして、次に頭痛が起きた時に、どんな頭痛がどこに起きたのか、どの薬(通常はトリプタン製剤を第一選択にします)を服用したらその頭痛がどうなったのか、治まったのか、変わらないのか、弱まったが持続するのか、吐き気はどうなのか、寝込むのか、、、などなど細かく知る必要があります。

先日いらした「薬物乱用性頭痛」の患者さんは医師から「片頭痛」という診断を受けていて、偏頭痛発作特効薬のトリプタン製剤と一般的なNSAIDSである鎮痛剤の処方を受けていました。しかも、NSAIDSはほぼ毎日3錠服用し、トリプタン製剤も週に5錠くらいは使っているということ。更に、この状態が1年以上、2年近く継続しているという事でした。
驚くとともに少し呆れました。
患者さんは、医師が処方するのでそのまま漫然と鎮痛剤とトリプタン製剤を大量長期にわたって使用し続けているのですが、それで治ると説明を受けているのです。しかし、痛み止めは殆ど効かなくなっており、朝起きたときから頭痛があり、ズキンズキンという拍動性の痛みもあれば、ギュ〜と締め付けられる様な痛みもあれば、重苦しい感じもあれば、だらだらと痛い感じもあるという状態で、全く「教科書的」に典型的なMOHの状態でした。
幸い、片頭痛、頭痛持ちの患者さんは一般的には理論派で、きちんと説明すれば理解の早い方が多いので、早速「薬物乱用」を止める事、そのために片頭痛予防薬と考えられる薬や鎮痛剤以外で頭痛を和らげると考えられるお薬も処方し治療を開始しました。頑張って治して行って頂きたいと思っています。

おそらく私の「院長ブログ」よりは、こちらのプライベート・ブログのほうが閲覧してくださる方が多い様なので、こちらにこのMOHの事を書いて頭痛患者さんや頭痛を診ている医師の注意を喚起し啓蒙するという意味も持っております。
 

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