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2009.03.13

まだ『おくりびと』、そして「むかえびと」

日本初の米国アカデミー賞外国語映画賞の余波はとどまるところを知らず、というよりこれから本格化しそうです。映画『おくりびと』のロケ地を観たいと言うツアーも組まれており、4月以降観光客は更に増えそうです。
4月上旬までは「庄内ひな街道」でも賑わっていますが、おそらく4/12頃から4/18頃に桜も咲き、ロケ地ツアーは更に賑わいそうです。

酒田では「むかえびと」としての講習会も開かれたとの事。
酒田に観光で来られる方を心からもてなそう、庄内、酒田の良さをもっと知って頂きたい、「おくりびと」で注目されるだけではなく、ロケ地ツアーにとどまらず観光客をもてなそうという街を挙げての取り組みが始まったようです。中心街のデパートでも店員さんは「むかえびと」というバッジを胸につけているのだそうです。

Photo山形新聞では今週の朝刊に毎日「おくりびとの舞台」という県内ロケ地の紹介特集を組んでいます。
大悟と美香の暮らす山形の家(母が遺した酒田の店という設定)は実は上山にあるのですが、それ以外の多くのロケ地が私の住む地域の周辺、すぐその辺にあります。

Nkこれはお正月に撮った「NKエージェント」の外観。旧割烹「小幡」の建物です。
先日、NPO法人酒田ロケーションボックスの呼びかけで、ここの清掃が行われたそうです。そのNPO法人の副理事長も務める若大将が鮨を握る銘店「鈴政」。昨日は、家族が遊びにきたので久しぶりにカウンターで「ひでさん」の握る美味しい鮨を頂きました。

Photo_2Photo_3全部を載せるのは抵抗もあるので一部だけ。
まずは「カマトロの炙り」。さっと炙って脂を閉じ込めています。とても香りがいい。
右は「ノドグロの炙り」。絶品です。そのまま生でもいいのですが、炙って脂を押さえたところが奥ゆかしい感じです。
Photo_4Photo_5左は「本マグロのトロ」。口の中で溶けて行くのが感じられます。お勧めのお酒「鈴政」と良く合います。
右は「地物のアン肝」。アンコウって庄内沖でも獲れるのだそうです。この時期になると、肝以外は捨てられる事が多いのだそうです。勿体ない!庄内では「アンコウ」よりも「寒ダラ」の方が喜ばれるとのこと。

粋でキップのいい「ひでさん」の握るお鮨に文字通り「舌鼓」を打って『鈴政』を後にして向かった先は、そこからほんの目と鼻の先にある(角を曲がって直ぐのとこ)「旧港座」。
Photo_6映画の中では納棺の「ハウツービデオ」製作現場として、モックンが紙おむつ姿で白粉を塗られて笑いを誘ったあのシーンが撮影されました。昔は小型の映画館。今は使われなくなってしばらくなりますが、再建を考えているとの事。このあたりは、相馬楼と「鈴政」の中間の裏手で、大悟が石畳の街並を歩くシーンも撮影されました。
写真を通っていたら通りかかった酒屋さんが「皆で写真、撮ってあげましょうか?」と気軽に声をかけてくれました。「むかえびと」の意識がひろまりつつあるようです。「ジモピー」なので丁重にお断り致しましたが。

「NKエージェント」「旧港座」「石畳の街並」は皆、徒歩圏内。
車で行く程の距離でもないところに、演奏会と解散シーンを撮影した酒田市民会館「希望ホール」。そのすぐ近くにご遺体を引き取りに向かう車の中から映った「山居倉庫」があります。
市民会館から歩いて2〜3分のところには街角でばったり会った旧友(銭湯「鶴の湯」のおばさんの長男で公務員という設定)に「もっど、まどもな仕事さつげ!」と叱責された中町商店街もあります。
その「鶴の湯」と大悟がバスに乗って「なんか臭い?!」と女子高生にからかわれた(?)のは鶴岡市内です。

鳥海山をバックに堤防でチェロを弾いたのは遊佐町の月光川。石文の話をしたのもこの河川敷。
この先どうするか迷っている大悟に対し、「運命だな」といい加減(?)な説得をする社長が車で通りかかるのも月光川の旧朝日橋。遡上する鮭を眺めたのもこの橋でしょうか(新朝日橋?)。
最初の納棺儀式(ニューハーフ?)をやったのは三川町の「アトク先生の館」(先日、訪問撮影済み)。
ちょっと納棺に遅れただけで揶揄叱責され、最後は「あいづ、今までで一番きれいでした〜」と奥さんを亡くした旦那さんに感謝されたのは鶴岡(旧東田川郡朝日村)の大網でのロケ。

などなどたくさんのロケが庄内一円で行われたのです。
地元の人間は、単に受賞を喜ぶばかりではなく、そこに「暮らす」者として訪れるお客さんの「むかえびと」という意識が求められるようです。

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コメント

おくりびと から むかえびと

いいですね!地元住民として「こころ」のあるむかえびとになりたいと思います。

ん~美味しそうなお寿司・・・・回転するものしか食べていない私にとっては、我慢のならないお写真でした(笑)

今日は、ある懇親会で「おくりびと」というお酒を御馳走になりました。んめけ~^^

おくりびとの地元は食材の宝庫でもありますね。んだの~。

投稿: KEN | 2009.03.13 23:26

KENさん、もっけです!
「鈴政」のカウンターに座ったのは、昨年の誕生日以来8ヶ月振りのことでした。ひでさんに「おめでとうございました!」と言ったら、向こうもニコニコ「おくりびとのことですか?ありがとうございます!」って言ってました。(^^)
こっちは「回転」するお寿司もうめっけの〜。
お酒の「おくりびと」だば、初孫の純米吟醸酒だもの、うんめぇにきまってんでねぇが、の〜。
庄内に暮らして、幸せでがんすのぉ。

投稿: balaine | 2009.03.14 09:00

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